JIS X 0507:2004 バーコードシンボル-EAN/UPC-基本仕様 | ページ 3

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X 0507 : 2004 (ISO/IEC 15420 : 2000)
4.4.4.2 UPC-Eシンボルの復号 表5に従って,UPC-Eシンボルに符号化されたキャラクタから12けた
のデータ列を導き出すことができる。
表 5 UPC-Eシンボルの復号
符号化されたUPC-Eの数値 復号された数値
P1 P2 P3 P4 P5 P6 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 D10 D11 D12
(0) 1 X2 X3 X4 X5 0 (C) (0) X1 X2 0 0 0 0 0 X3 X4 X5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 1 (C) (0) X1 X2 1 0 0 0 0 X3 X4 X5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 2 (C) (0) X1 X2 2 0 0 0 0 X3 X4 X5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 3 (C) (0) X1 X2 X3 0 0 0 0 0 X4 X5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 4 (C) (0) X1 X2 X3 X4 0 0 0 0 0 X5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 5 (C) (0) X1 X2 X3 X4 X5 0 0 0 0 5 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 6 (C) (0) X1 X2 X3 X4 X5 0 0 0 0 6 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 7 (C) (0) X1 X2 X3 X4 X5 0 0 0 0 7 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 8 (C) (0) X1 X2 X3 X4 X5 0 0 0 0 8 (C)
(0) 1 X2 X3 X4 X5 9 (C) (0) X1 X2 X3 X4 X5 0 0 0 0 9 (C)
備考1. UPC-EシンボルのP1,P2P5に位置するシンボルキャラクタをX1 , X2X5でそれぞれ表す。
2. 再度挿入されたゼロに下線を引いた。
3. 符号化されていないUPC-Eシンボルの先頭けたを“(0)”で表す。
4. UPC-Eに暗示的に導き出されたチェックデジットを“(C)”で表す。
4.4.5 追加シンボル 追加シンボルは,定期刊行物又は文庫本に添付するEAN/UPCシンボル用に設計さ
れたものである。ただし,追加シンボルを使うと読取りの正確性が低下するため,このシンボルの使用は,
データの形式及び内容を規定するアプリケーション仕様で,十分な安全性が確保されるアプリケーション
に限定する。
参考 ここでの読取りの正確性の低下とは,追加部分のデータを読まずに主シンボルのデータだけを
読み取ってしまうことを意味する。
4.4.5.1 2けたの追加シンボル 2けたの追加シンボルは,特定のアプリケーションで,EAN-13又は
UPC-A若しくはUPC-Eシンボルと組み合わせて使うことができる。追加シンボルは,主シンボル右端の
クワイエットゾーンの後に配置し,次の構成としなければならない。
− 追加ガードパターン
− 数字セットA又は数字セットBの1けた目の追加ナンバー
− 追加分離パターン
− 数字セットA又は数字セットBの2けた目の追加数字
− 右端のクワイエットゾーン
追加の部分は右側にガードパターンをもたず,明示的なチェックデジットもない。データは,2けたの
数字に使われている数字セット(A又はB)の組合せを使ってチェックされる。数字セットは,表6の追加
数字の値によって選択する。

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表 6 2けたの追加数字の数字セット
追加数字値 左けた 右けた
4の倍数(00,04,08,···,96) A A
4の倍数+1(01,05,···,97) A B
4の倍数+2(02,06,···,98) B A
4の倍数+3(03,07,···,99) B B
図5は,2けたの追加シンボルをもつUPC-Aシンボルの例である。
24 >
0 12345 67890 5
図 5 2けたの追加シンボル付きUPC-Aシンボル
4.4.5.2 5けたの追加シンボル 5けたの追加シンボルは,特定のアプリケーションで,EAN-13又は
UPC-A若しくはUPC-Eシンボルと組み合わせて使うことができる。追加シンボルは主シンボル右端のク
ワイエットゾーンの後に配置し,次の構成としなければならない。
− 追加ガードパターン
− 数字セットA又は数字セットBの1けた目の追加ナンバー
− 追加分離パターン
− 数字セットA又は数字セットBの2けた目の追加ナンバー
− 追加分離パターン
− 数字セットA又は数字セットBの3けた目の追加ナンバー
− 追加分離パターン
− 数字セットA又は数字セットBの4けた目の追加ナンバー
− 追加分離パターン
− 数字セットA又は数字セットBの5けた目の追加数字
− 右側のクワイエットゾーン
追加の部分は右側にガードパターンをもたず,明示的なチェックデジットもない。データは,5けたの
数字に使われている数字セット(A又はB)の組合せを使ってチェックする。その値“V”は次の手順に従っ
て決定する。
1) 1けた目,3けた目及び5けた目の数字の和をとる。
2) 手順1の結果に3を乗じる。
3) 残りの数字(2けた目と4けた目)の和をとる。
4) 手順3の結果に9を乗じる。

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5) 手順2及び手順4の結果の和をとる。
6) 値“V”は,手順5で求めた結果の一の位(最小けた)の数字となる。
例 追加数字86104のV値の算出手順
手順1: 8 + 1 + 4 = 13
手順2: 13 × 3 = 39
手順3: 6 + 0 = 6
手順4: 6 × 9 = 54
手順5: 39 + 54 = 93
手順6: V = 3
数字セットは,表 7を使って求める。
表 7 5けたの追加シンボルの数字セット
Vの値 A.1.1.1.1 シンボルキャラクタに用いる数字セット
1 2 3 4 5
0 B B A A A
1 B A B A A
2 B A A B A
3 B A A A B
4 A B B A A
5 A A B B A
6 A A A B B
7 A B A B A
8 A B A A B
9 A A B A B
この例では,V=3なので,値86104を符号化するのに使われる数字セットはB A A A Bとなる。
図 6は5けたの追加シンボルをもつEAN-13シンボルの例である。
86104
5 012345 678900
図 6 5けたの追加シンボル付きEAN-13シンボル

4.5 寸法及び許容範囲

 EAN/UPCシンボルの寸法は,公称サイズシンボルの規定寸法を参照してもよい。
附属書Eに,この公称サイズシンボルの寸法図を示す。公称サイズシンボルには,次の寸法を用いる。
4.5.1 細要素幅(X) 細要素の公称幅は,0.330mmとする。
4.5.2 バー高さ 公称バー高さは,次による。
a) AN-13,UPC-A,UPC-Eシンボル:22.85mm
b) AN-8シンボル:18.23mm
c) 追加シンボル:21.9mm
EAN-13,EAN-8,UPC-A,UPC-Eの各シンボルでは,左,中央,右のガードパターンを形成するバーは,

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下側に5X(1.65mm)長く突き出ていなければならない。この規定は,UPC-Aシンボルの最初と最後のシン
ボルキャラクタバーにも適用しなければならない。
参考 “バー高さ”は,附属書Eを参照のこと。
4.5.3 クワイエットゾーン シンボル体系の主シンボルの種類が必要とする最小のクワイエットゾーン
幅は7Xであるが,目視可能文字のサイズ及び位置の関係から,規定される最小クワイエットゾーン幅は
シンボルの種類によって異なる。
クワイエットゾーンの最小幅
a) AN-13シンボル:左11X,右7X
b) PC-Aシンボル:9X
c) PC-Eシンボル:左9X,右7X
d) AN-8シンボル:7X
e) 追加シンボル(すべて):右5X
生産プロセスでクワイエットゾーンを保持するための有効な手段として,クワイエットゾーンの端に接
する目視可能文字領域に,不等号“<”及び/又は“>”の記号を入れる方法がある。この方法を用いる場
合には,附属書Eの図に従って記号を配置するものとする。
4.5.4 追加シンボルの配置 追加シンボルは,主シンボル右端のクワイエットゾーンに侵入してはならず,
12X以下に配置しなければならない。
追加シンボルバーの下端は,主シンボルのガードバーの下端と同一線上に配置しなければならない。
4.5.5 要素幅 各バー及びスペースの幅は,X寸法にそのバー又はスペースのモジュール幅(1,2,3又は
4)を乗じた幅になるが,数値1,2,7及び8については例外とする。この4個の数値については,読取り
の信頼性を高めるために,バー又はスペースを1/13モジュール拡大又は縮小させる。その際,エッジから
同類のエッジまでの寸法及び全体のシンボルキャラクタ幅が変わらないよう注意しなければならない(附
属書Gの G.3にその一例を示す。)。
表 8は,数値の1,2,7及び8について,バー及びスペースの縮小/拡大をミリ単位で表したものであ
る。
参考 “エッジから同類のエッジまでの寸法”とは,附属書F図F.1におけるeの寸法を指す。

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X 0507 : 2004 (ISO/IEC 15420 : 2000)
表 8 シンボルキャラクタ1,2,7,8の縮小/拡大
キャラクタ値 数字セットA 数字セットB及びC
バー スペース バー スペース
1 -0.025 +0.025 +0.025 -0.025
2 -0.025 +0.025 +0.025 -0.025
7 +0.025 -0.025 -0.025 +0.025
8 +0.025 -0.025 -0.025 +0.025
備考 縮小/拡大率に0.030mmの値を使用している既存のシンボル生
成用の装置及びアートワークについては,その値を継続して使う
こともできる。
参考 ここでの“アートワーク”とは,例えば,印刷製版などのことで
ある。
4.5.6 シンボル幅 シンボル幅[単位 : モジュール(最小クワイエットゾーンも含む)]は,表9に示す。
表 9 シンボル幅 単位 モジュール
シンボルの種類 幅
EAN-13 113
UPC-A 113
EAN-8 81
UPC-E 67
2けた追加シンボル 25
5けた追加シンボル 52
EAN-13又はUPC-A+2けた追加シンボル 138
UPC-E+2けた追加シンボル 92
EAN-13又はUPC-A+5けた追加シンボル 165
UPC-E+5けた追加シンボル 119
4.5.7 倍率 シンボルには,すべての寸法について0.82.0の範囲で一定の倍率を適用し,公称サイズを
拡大又は縮小することができる。
追加シンボルの倍率は,その主シンボルの倍率と同一とする。
4.5.8 寸法の許容範囲 4.7のテスト仕様を,附属書F F.1に記載する従来の要素許容値に代わって適用す
る。

4.6 参照復号アルゴリズム

 バーコード読取りシステムは,実際のアルゴリズムで許容される範囲を超
えて不完全なバーコードも読み取るように設計される。この箇条では,4.7に定めるシンボルの検証で,復
号及び復号容易度を判定するために使用する参照復号アルゴリズムについて説明する。
各シンボルキャラクタについて,計測したキャラクタの全幅をSとする。このSを使って参照しきい値
(RT)を求める。各エッジから同類のエッジまでの測定値(e)を参照しきい値(RT)と比較し,値Eを算出する。
キャラクタ値は値Eを基に決める。
値e1は,バーの先頭エッジからそれに隣接するバーの先頭エッジまでの寸法とする。値e2は,バーの
末尾エッジからそれに隣接するバーの最終エッジまでの寸法とする。数字セットA及び数字セットBでは
2本のバーの右端を,数字セットCでは2本のバーの左端をそれぞれ先頭エッジとする。この関係を図 7
に示す。

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JIS X 0507:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 15420:2000(IDT)

JIS X 0507:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0507:2004の関連規格と引用規格一覧

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