JIS X 0523:2007 バーコードのディジタル方式画像化及び印刷性能試験

JIS X 0523:2007 規格概要

この規格 X0523は、バーコードのディジタル方式画像化システムの特性及び分類について規定し,制御が求められる各システムの特性を明らかにして,それらの最小要件を規定。ここでは,これらの特性がこの規格に適合しているのかを評価するための試験方法についても規定。

JISX0523 規格全文情報

規格番号
JIS X0523 
規格名称
バーコードのディジタル方式画像化及び印刷性能試験
規格名称英語訳
Information technology -- Automatic identification and data capture techniques -- Bar code digital imaging and printing performance testing
制定年月日
2007年2月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 15419:2001(IDT)
国際規格分類

ICS

35.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報セキュリティ・LAN・バーコード・RFID 2019
改訂:履歴
2007-02-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS X 0523:2007 PDF [26]
                                                                 X 0523: 2007(ISO/IEC 15419 : 2001)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動認識システム協会(JAISA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/IEC 15419:2001,Information
technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar code digital imaging and printing
performance testingを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS X 0523には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)試験配置
附属書B(規定)設置及び操作に関する一般要件
附属書C(参考)保守及び消耗品
附属書D(参考)ソフトウエアの分類
附属書E(参考)画像化装置の分類
附属書F(参考)プログラム例
附属書G(参考)バーコード生成ソフトウエアの機能

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 0523 pdf 1] ―――――

X 0523: 2007(ISO/IEC 15419 : 2001)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. バーコード作成ソフトウエア・・・・[3]
  •  4.1 一般要件・・・・[3]
  •  4.2 ソフトウエア及び画像化装置の分類・・・・[3]
  •  4.3 試験要件・・・・[8]
  •  4.4 適合性・・・・[8]
  •  4.5 試験報告・・・・[8]
  •  4.6 証明・・・・[9]
  •  4.7 ソフトウエア仕様書・・・・[9]
  •  5. バーコード印刷システム(バーコードプリンタ)・・・・[9]
  •  5.1 データ入力要求事項・・・・[9]
  •  5.2 試験要件・・・・[9]
  •  5.3 証明書及びラベル表示・・・・[12]
  •  5.4 装置仕様・・・・[12]
  •  附属書A(規定)試験配置・・・・[13]
  •  附属書B(規定)設置及び操作に関する一般要件・・・・[14]
  •  附属書C(参考)保守及び消耗品・・・・[15]
  •  附属書D(参考)ソフトウエアの分類・・・・[17]
  •  附属書E(参考)画像化装置の分類・・・・[18]
  •  附属書F(参考)プログラム例・・・・[20]
  •  附属書G(参考)バーコード生成ソフトウエアの機能・・・・[24]

――――― [JIS X 0523 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 0523 : 2006
(ISO/IEC 15419 : 2001)

バーコードのディジタル方式画像化及び印刷性能試験

Information technology-Automatic identification and data capture techniques-Bar code digital imaging and printing performance testing

序文

 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO/IEC 15419,Information technology−Automatic
identification and data capture techniques−Bar code digital imaging and printing performance testingを翻訳し,技
術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格では,バーコードのディジタル方式画像化システムの特性及び分類について規定
し,制御が求められる各システムの特性を明らかにして,それらの最小要件を規定する。ここでは,これ
らの特性がこの規格に適合しているのかを評価するための試験方法についても規定する。この規格は,バ
ーコードシンボルの品質を評価する方法について規定したJIS X 0520などの規格と併せて用いる。この規
格は,ISO/IEC 15421の適用範囲にあるバーコードマスタに適用しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/IEC 15419,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar
code digital imaging and printing performance testing (IDT)
参考 この規格は,基本的に基材が紙のものに印刷する場合を対象とするが,紙質については印刷さ
れたバーコードシンボルを評価することによって間接的に規定する。リライト紙及びカードの
材質であるプラスチックなどに印刷する場合もこの規格を適用することが望ましい。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。ただし,この規格に基づいた取決めを
する関係者は,引用規格の最新版の適用について検討することが望ましい。現在有効な国際規格は,ISO
及びIECが管理している。
JIS X 0504 バーコードシンボル−コード128−基本仕様
備考 ISO/IEC 15417 Information technology−Automatic identification and data capture techniques−
Bar code symbology specification−Code 128が,この規格と一致している。
JIS X 0507 バーコードシンボル−EAN/UPC−基本仕様
備考 ISO/IEC 15420 Information technology−Automatic identification and data capture techniques−
Bar code symbology specification−EAN/UPCが,この規格と一致している。

――――― [JIS X 0523 pdf 3] ―――――

2
X 0523: 2007(ISO/IEC 15419 : 2001)
JIS X 0520 バーコードシンボル印刷品質の評価仕様−1次元シンボル
備考 ISO/IEC 15416 Information technology−Automatic identification and data capture techniques−
Bar code print quality test specification−Linear symbolsが,この規格と一致している。
JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部 : ロットごとの検査に対するAQL指標型抜
取検査方式
備考 ISO/DIS 2859-1.2, Sampling procedures for inspection by attributes−Part 1: Sampling schemes
indexed by acceptable quality lebel (AQL) or lot-by-lot inspectionが,この規格と一致している。
ISO/IEC 15426-1 Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar code
verifier conformance specification−Part 1: Linear symbols
ISO 2859-1 Sampling procedures for inspection by attributes−Part 1: Sampling schemes indexed by
acceptable quality level (AQL) or lot-by-lot inspection
CEN EN 1556 Bar coding−Terminology

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,CEN EN 1556によるほか,次による。
3.1 設定可能画像解像度(addressable imaging resolution) 1本の直線に沿った単位長さ当たりの最大画
素数(例えば,ドット/mm)を表し,バーコード作成者がこれを指定できる。作成者が指定できない画
像化装置及びソフトウエアを用いて高められた解像度は,この解像度から除外する。
3.2 調整済みBWC(adjusted BWC) 設定可能画像解像度に合わせて調整した後のBWC。
3.3 バー幅補正[bar width compensation(BWC)] 印刷又は画像化によって発生すると予想される太り
又は細りを補正するために,機械読取り可能なシンボル,バーコードマスタ又はディジタルバーコードフ
ァイル上にあるバーの幅を縮小又は拡大する度合い。
3.4 バー幅拡大[bar width increase(BWI)] 印刷又は画像化によって発生すると予想される細りを補正
するために,機械読取り可能なシンボル,バーコードマスタ又はディジタルバーコードファイル上にある
バーの幅を拡大する度合い。
3.5 バー幅縮小[bar width reduction(BWR)] 印刷又は画像化によって発生すると予想される太りを補
正するために,機械読取り可能なシンボル,バーコードマスタ又はディジタルバーコードファイル上にあ
るバーの幅を縮小する度合い。
3.6 ビットマップ(bit map) 画像化装置から出力され,画像を,構成単位である画素レベルで電子的
に表現したもの。
3.7 消耗品(consumables) 印刷媒体,すなわち定期的に利用者が補充しなければならないリボン,ラ
ベル,印刷基材,トナー,インキなどの材料。
3.8 バーコードプリンタ(dedicated bar code printer) データをバーコードシンボルに変換できる機能を
備えている印刷装置。
3.9 ディジタルバーコードファイル(digital bar code file) ディジタル形式で作成及び保存されている
バーコードファイル。
3.10 ディジタルバーコード画像化システム(digital bar code imaging system) バーコード画像を生成する
ために必要なソフトウエアとハードエア部分とからなるシステム。
3.11 ゆがみ(distortion) 一枚の版下における高さと幅の比を修正して,柔軟性のある凸版印刷版を輪
転印刷機の印刷シリンダに巻き付けたとき,画像に生じる寸法変化(不均衡)。
3.12 不均衡(disproportioning) 3.11に示す。

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X 0523: 2007(ISO/IEC 15419 : 2001)
3.13 はん用プリンタ(general purpose printer) 連続したデータを,有効なバーコードシンボルに変換で
きない印刷装置(例えば,事務用プリンタ。)。
3.14 イメージセッタ(imagesetter) 写真用フィルム,紙又は印刷版に,設定可能解像度でコンピュータ
画像を出力する際に用いる装置。
3.15 画像化ツール(imaging tool) 画像を直接的又は間接的に印刷基材へ転送する装置。
3.16 丸め誤差(rounding errors) 画像化装置において,バー又はスペースモジュールへのドット割付け
が一貫していない状態。すなわち,利用者指定寸法に基づいた各モジュールが,一貫性のある数のドット
から構成されていない状態。
参考 用語に関しては,JIS X 0500(データキャリア用語)も参照。

4. バーコード作成ソフトウエア

 この箇条で規定する試験手順の目的は,印刷装置と連動して用いるソ
フトウエアが,上質シンボルを生成できる条件を規定することを目的とする。報告された条件下で実施す
る試験は,一般に,照査した設定で行われる。実運用で作成されているシンボルを検証するには,JIS X 0520
に規定している方法を用いることが望ましい。さらに,目視確認を行って,シンボル体系仕様書及びその
他の適用可能な仕様書に従って,シンボルが正しく形成されているかを確認した方がよい。装置の保守及
び補給品に関する手引については,附属書Cに記載する。

4.1 一般要件

4.1.1  データ入力 どのシンボルについても,目視可能テキスト及びシンボルキャラクタは,可能な限り,
1回のキー入力によって生成されることが望ましい。ソフトウエアは,適切な形成アルゴリズムを使って,
該当するアプリケーション仕様書を満たすようにした方がよい。
入力工程では,目標とするモジュール幅(X)又は倍率,太細比(N)及びバー高さといった関連性のあ
るシンボルパラメタも,シンボル体系仕様書で利用者設定可能となっている場合には,入力できるように
なっている方がよい。そのような入力の場合は,4.2の各箇条で規定するように,目標エレメント寸法の調
整を始めとする,画像化又は印刷システムの機能から制約を受ける。
参考 Xはモジュール寸法,Nは太細比を表す。
符号化データのチェックキャラクタは,ソフトウエアで算出するか,ソフトウエアで検証するかのいず
れかとする。例えば,ソフトウエアがEAN-13シンボル向けに12けただけ入力するよう指示した場合,ソ
フトウエアは,自動的にチェックキャラクタを計算する。また,ソフトウエアが13けたを入力するよう指
示して,チェックキャラクタの入力が正しくない場合は,誤りを表示することもある。後者の方法では,
有効なデータが入力されたことが保証される。
ラベルの配置を設計するときに,操作者が妥当性を確認できるように表示装置による制限があるが,入
力データを表示できるようになっていた方がよい。さらに,ソフトウエアは,符号化しているシンボルキ
ャラクタを表示してもよい。
4.1.2 クワイエットゾーン ソフトウエアは,クワイエットゾーンとして必要とされるシンボルの周辺領
域を,画像又はテキスト形式で指示した方がよい。
備考 シンボルを印刷又は配置する際に,最小クワイエットゾーンが保たれるようにするため,例え
ば,基材への印刷に太りなどが生じる可能性がある場合は,クワイエットゾーンの境界と接す
るディジタル画像にある位置合せマーク(トンボ)の位置,及び印刷対象となる領域又は基材
のエッジに対するシンボルの相対位置を調整しなければならないこともある。

――――― [JIS X 0523 pdf 5] ―――――

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JIS X 0523:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 15419:2001(IDT)

JIS X 0523:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0523:2007の関連規格と引用規格一覧