36
X 0607-1996
14.10.3.7 エスケープシーケンス (RBP17) ISO 2022及びJIS X 0221に従って一つ以上のエスケープシー
ケンス,制御シーケンス又はエスケープ・制御両シーケンスを規定する。これらのシーケンスは,ISO 2022
又はJIS X 0211に従って8ビット環境でファイルの内容を解釈するのに使用する符号化文字集合を指定し,
暗黙的に呼び出す。
14.10.4 代替許可条件 この拡張属性は,ISO 9660のファイルアクセス許可条件をサポートするのに使用
可能な欄を図4/28(原文参照)に示すフォーマットで指定する。
14.10.4.1 属性種別 (RBP0) 3を指定する。
14.10.4.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.4.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.4.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.4.5 所有者識別情報 (RBP12) この拡張属性のグループ識別情報欄によって識別するグループに所
属するファイル所有者の識別情報を16ビット数で指定する。
14.10.4.6 グループ識別情報 (RBP14) ファイル所有者が所属するグループの識別情報を16ビット数で
指定する。
14.10.4.7 許可条件 (RBP16) 利用者クラス別にファイルの読出し,書込み,実行及び削除のアクセス許
可を図4/29(原文参照)に示すフォーマットで指定する。
14.10.5 ファイル日時拡張属性 現ファイルに対する日時を図4/30(原文参照)に示すフォーマットで指定
する。
14.10.5.1 属性種別 (RBP0) 5を指定する。
14.10.5.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.5.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.5.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.5.5 データ長 (=DL) (RBP12) ファイル日時存在欄で規定する日時を記録するために使うバイト
数を指定する。
14.10.5.6 ファイル日時存在 (RBP16) ファイル日時欄にどの日時を記録するかを図4/31(原文参照)に
示すフォーマットで指定する。
14.10.5.7 ファイル日時 (RBP20)ファイル日時存在欄で示す日時を,そのビット位置の昇順にtimestamp
(1/7.3参照)として連続的に記録する。
14.10.6 情報日時拡張属性 現ファイル情報に対する日時を図4/32(原文参照)に示すフォーマットで指定
する。
14.10.6.1 属性種別 (RBP0) 6を指定する。
14.10.6.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.6.3 予備 (RBP5) 将来の標準化用のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.6.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.6.5 データ長 (=DL) (RBP12) 情報日時存在欄で規定する日時を記録するために使うバイト数を
指定する。
14.10.6.6 情報日時存在 (RBP16) 情報日時欄にどの日時を記録するかを図4/33(原文参照)に示すフォ
ーマットで指定する。
14.10.6.7 情報日時 (RBP20) 情報日時存在欄で示す日時を,そのビット位置の昇順にtimestamp(1/7.3
参照)として連続的に記録する。
――――― [JIS X 0607 pdf 36] ―――――
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X 0607-1996
14.10.7 装置仕様 媒体の作成者と受領者との間の同意した装置を図4/34(原文参照)に示すフォーマット
で指定する。
14.10.7.1 属性種別 (RBP0) 12を指定する。
14.10.7.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.7.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.7.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.7.5 処理システム用の長さ (=IUL) (RBP12) 処理システム用欄の長さをバイト数で指定する。
14.10.7.6 主装置識別情報 (RBP16) 媒体の作成者と受領者との間の同意で決定する。
14.10.7.7 副装置識別情報 (RBP20) 媒体の作成者と受領者との間の同意で決定する。
14.10.7.8 処理システム用 (RBP24) IULが0より大きい場合,最初の32バイトにregid形式で処理シス
テムの識別情報を指定する。処理システムは,残りの領域の内容を認識でき,その内容に従って実行でき
る。残りの領域の内容は第4部では規定しない。
14.10.8 処理システム用拡張属性 図4/35(原文参照)に示すフォーマットで記録する。
14.10.8.1 属性種別 (RBP0) 2048を指定する。
14.10.8.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.8.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.8.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.8.5 処理システム用の長さ (=IUL) (RBP12) 処理システム用欄の長さを指定する。
14.10.8.6 処理システム識別子 (RBP16) 処理システム用欄の内容を認識し,その内容に従って実行可能
な処理システムの識別情報を指定する。
14.10.8.7 処理システム用 (RBP48) 処理システム用に確保し,第4部ではこの欄の内容を規定しない。
14.10.9 応用プログラム用拡張属性 図4/36(原文参照)に示す形式で記録する。
14.10.9.1 属性種別 (RBP0) 65536を指定する。
14.10.9.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
14.10.9.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.10.9.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
14.10.9.5 応用プログラム用の長さ (=AUL) (RBP12) 応用プログラム用欄の長さを指定する。
14.10.9.6 応用プログラム識別子 (RBP16) 応用プログラム用欄の内容を識別する応用プログラム識別子
を指定する。
14.10.9.7 応用プログラム用 (RBP48) 応用プログラム用に確保し,第4部ではこの欄の内容を規定しな
い。
14.11 未割付け空間エントリ 図4/37(原文参照)に示すフォーマットでICB内に記録する直接エントリ
とする。
14.11.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4/7.2参照)のタグ識別子欄の内容を263とする。
14.11.2 ICBタグ (BP16) この記述子に対するicbtag(4/14.6参照)のファイル種別欄の内容を1とする。
14.11.3 割付け記述子の長さ (=LAD) (BP36) 割付け記述子欄の長さをバイト数で指定する。
14.11.4 割付け記述子 (BP40) 割付け記述子の種別は,ICBタグ欄のフラグ欄(4/14.6.8参照)に従う。
14.12 空間ビットマップ記述子 区画中のすべての論理ブロックに対するビットを指定し,図4/38(原文
参照)に示すフォーマットで記録する。
14.12.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4/7.2参照)のタグ識別子欄の内容を264とする。
――――― [JIS X 0607 pdf 37] ―――――
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X 0607-1996
14.12.2 ビット数 (=NBT) (BP16) ビットマップ欄の有効なビットの個数を指定する。
14.12.3 バイト数 (=NB) (BP20) ビットマップ欄のバイトの個数を指定する。
14.12.4 ビットマップ (BP24)区画中の各々の論理ブロックに対するビットを指定する。
14.13 区画保全エントリ 図4/39(原文参照)に示すフォーマットでICBに記録する直接エントリとする。
14.13.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4/7.2参照)のタグ識別子欄の内容を265とする。
14.13.2 ICBタグ (BP16) この記述子に対するicbtag(4/14.6参照)のファイル種別欄の内容を2とする。
14.13.3 記録日時 (BP36) この保全エントリを記録した時間を指定する。
14.13.4 保全種別 (BP48) 保全エントリの種別を図4/40(原文参照)に示す。
14.13.5 予備 (BP49) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.13.6 処理システム識別子 (BP224) 処理システム用欄の内容を認識し,その内容に従って実行可能な
処理システムの識別情報を指定する。
14.13.7 処理システム用 (BP256) 第4部では,この欄の内容を規定しない。
14.14 割付け記述子
14.14.1 短割付け記述子 shortadで表し,図4/41(原文参照)に示すフォーマットで記録する。
14.14.1.1 エクステント長 (RBP0) 下位の30ビットは,エクステントの長さをバイト数で指定する。上
位の2ビットは,エクステントの種別を表し,その内容を図4/42(原文参照)に示す。
14.14.1.2 エクステント位置 (RBP4) この短割付け記述子を記録する区画中のエクステントの論理ブロ
ック番号を指定する。
14.14.2 長割付け記述子 longadで表し,図4/43(原文参照)に示すフォーマットで記録する。
14.14.2.1 エクステント長 (RBP0)4/14.14.1.1に従って記録する。
14.14.2.2 エクステント位置 (RBP6) エクステントの論理ブロック番号を指定する。
14.14.2.3 処理システム用 (RBP10) 処理システム用に確保する。この規格では,この欄の内容を規定し
ない。
14.14.3 拡張割付け記述子 extadで表し,図4/44(原文参照)に示すフォーマットで記録する。
14.14.3.1 エクステント長 (RBP0)4/14.14.1.1に従って記録する。
14.14.3.2 記録長 (RBP4) 下位の30ビットは,エクステントに記録するバイト数を指定する。上位の2
ビットは,将来の標準化用に確保し,0を指定する。
14.14.3.3 情報長 (RBP8) エクステント位置欄で指定するエクステントの先頭バイトから記録する情報
の長さをバイト数で指定する。
14.14.3.4 エクステント位置 (RBP12) エクステントの論理ブロック番号を指定する。
14.14.3.5 処理システム用 (RBP18) 処理システム用に確保する。この規格では,この欄の内容を規定し
ない。
14.15 論理ボリュームヘッダ記述子 ファイル及びディレクトリの数値識別子を指定し,図4/45(原文参
照)に示すフォーマットで記録する。
14.15.1 一意ID (RBP0) 関連する論理ボリューム中に記録するすべてのファイルエントリ中の一意ID欄
の値より大きい値を指定する。
14.15.2 予備 (RBP8) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
14.16 パス名
14.16.1 パス要素 図4/46(原文参照)に示すフォーマットで記録する。
14.16.1.1 要素種別 (RBP0) 図4/47(原文参照)に示す要素種別を指定する。
――――― [JIS X 0607 pdf 38] ―――――
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X 0607-1996
14.16.1.2 要素識別子の長さ (=LCI) (RBP1) 要素種別欄が1又は5である場合,要素識別子欄の長さを
バイト数で指定する。
14.16.1.3 要素ファイル版数 (RBP2) 要素のファイル版数を指定する。
14.16.1.4 要素識別子 (RBP4) 要素を識別する。
15. 媒体交換の水準 第4部は,媒体交換の三つの水準を規定する。
15.1 水準1 水準1には,次の制約が伴う。
(1) ファイル識別子欄の長さは12を超えてはならない。
(2) ディレクトリに対するファイル識別子(4/14.4参照)は,図4/48(原文参照)のスキーマに従う。フ
ァイル識別文字列は,空白,コンマ,ピリオド及び逆ソリダスを除くd文字列とする。ただし,空白,
コンマ,ピリオド及び逆ソリダスが符号拡張文字(1/7.2.9.1参照)の一部ならば,これらをファイル
識別文字列に含んでよい。
備考 逆ソリダスは,JIS X 0201では円記号に対応する。
(3) ディレクトリでないファイルに対するファイル識別子(4/14.4参照)は,図4/49(原文参照)のスキ
ーマに従う。
(4) 同じファイル識別子を持つディレクトリ内の記述子は一つとする。
(5) ファイルエントリのファイルリンク数欄の値は8を超えてはならない。
(6) シンボリックリンクを表すファイルエントリは記録しない。
(7) 帰着パス名(4/8.7.1参照)の最大長は64を超えてはならない。
15.2 水準2 水準2には,次の制約が伴う。
(1) ファイル識別子の長さ及び要素識別子欄の長さは14を超えてはならない。
(2) 帰着パス名(4/8.7.1参照)の最大長は1023を超えてはならない。
(3) ファイルエントリのファイルリンク数欄の値は8を超えてはならない。
15.3 水準3 水準3には,制約がない。
第3章 ファイル構造のためのシステムに対する要件
16. システム記述に対する要件 第4部は,ある情報を利用者と処理システムとの間で受け渡すことを規
定する。
17. 作成システムに対する要件
17.1 一般 処理システムは,4/15.で規定した媒体交換水準の一つに従って,ボリューム集合中の4/14.で
規定したすべての記述子及びファイル集合を記録できなければならない。
処理システムは,文字集合(1/7.2.11参照)のリストを記録できなければならない。そのリストでは,文
字集合種別CS2に対するビットをONEに設定しなければならない。
regid(1/7.4参照)の適用範囲の情報を更新した結果,今までどおりにregid中の識別情報によって同意
していたregidの適用範囲で記録した情報を,処理システムが保証できなくなった場合は,処理システム
は,regid中のフラグ欄の不正ビットをセットし,regidの識別子欄を変更してはならない。
17.2 利用者による不可欠アクセス
17.2.1 ファイル 処理システムは,記録するファイル集合の構成情報を利用者から得なければならない。
――――― [JIS X 0607 pdf 39] ―――――
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X 0607-1996
17.2.2 ファイル集合 処理システムは,利用者が論理ボリューム上で使用するファイル集合を指定するこ
と及び次に論理ボリュームを記録するボリューム群を識別することを許さなければならない。
利用者が使用するファイル集合を指定せずに論理ボリュームを指定する場合,処理システムは,ファイ
ル集合番号0をもつファイル集合記述子によって記述するファイル集合を使用しなければならない。
17.2.3 記述子 処理システムは,次に示す記述子の各欄に記録する情報を利用者が供給することを許さな
ければならない。利用者がいずれかの欄の情報を供給しない場合には,処理システムがそれを供給しなけ
ればならない。
(1) ファイル集合記述子
(a) 交換最大水準
(b) 文字最大集合リスト
(c) ファイル集合番号
(d) 論理ボリューム識別子用文字集合
(e) 論理ボリューム識別子
(f) ファイル集合識別子
(g) 著作権ファイル識別子
(2) ファイル識別記述子
(a) ファイル版数
(b) ファイル特性
(c) ファイル識別子
処理システムは,利用者から要求されない限り,次に示す記述子の各欄に記録した情報を変更してはな
らない。
(a) ファイル集合記述子の交換最大水準欄
(b) ファイル集合記述子の文字最大集合リスト欄
(c) egid(1/7.4参照)欄のビット0及びビット1
(d) ファイルエントリのフラグ欄の連続ビット
(e) ファイルエントリのフラグ欄の再配置不可ビット
(f) ディレクトリ記述子のファイル特性欄の存在ビット
17.3 利用者による任意アクセス 次に示す記述子の各欄に記録する情報を利用者が供給することを処理
システムが許す場合,利用者が供給したそれらの情報を処理システムが記録しなければならない。利用者
による欄の情報の供給がない場合には,処理システムがその情報を供給しなければならない。
(1) ファイル集合記述子
(a) 文字集合リスト
(b) ファイル集合用文字集合
(c) 抄録ファイル識別子
(d) 範囲識別子
(2) ファイルエントリ
(a) 利用者ID
(b) グループID
(c) 許可条件
(d) レコードフォーマット
――――― [JIS X 0607 pdf 40] ―――――
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JIS X 0607:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 13346-1:1995(MOD)
- ISO/IEC 13346-2:1995(MOD)
- ISO/IEC 13346-3:1995(MOD)
- ISO/IEC 13346-4:1995(MOD)
- ISO/IEC 13346-5:1995(MOD)
JIS X 0607:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化