JIS X 0607:1996 非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイルの構造 | ページ 9

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X 0607-1996
(e) レコード表示属性
(f) レコード長
(g) 情報長
(h) アクセス日時
(i) 変更日時
(j) 属性変更日時
(k) チェックポイント
(3) 拡張属性
(a) 属性種別
(b) 属性副種別
(c) 属性データ
17.3.1 レコード 4/14.9.7に従ってファイル構成情報を解釈する指定を,処理システムが利用者に許可す
る場合,処理システムはファイルの各レコードのレコード長及びファイルのデータ空間を構成するバイト
数を利用者から得なければならない。
17.3.2 ファイル種別 ファイルをISO/IEC 9945-1で規定するブロック専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定
する文字専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定するFIFOファイル又はISO/IEC 9945-1によって識別する
C-ISSOCKファイル種別に従って解釈する指定を,処理システムが利用者に許可する場合,利用者が供給
するファイル属性を処理システムが記録しなければならない。利用者がファイル属性を供給しない場合は,
それらの属性を処理システムが記録してはならない。
17.3.3 許可条件 処理システムは,4/14.9.5と4/14.10.4とのどちらか一方又は両方に従ったファイル及び
ディレクトリに対するアクセスを提供しなければならない。しかし,処理システムの保護方式がこれらの
方式と互換性がないとき,処理システムは,そのようなアクセスを提供しなくともよい。
17.4 制限
17.4.1 複数ボリュームのボリューム集合 ボリューム順序番号mのボリューム集合中のボリュームに情
報を記録した後は,処理システムに対し,ボリューム順序番号nを割り当てたボリューム集合中のボリュ
ームに情報を記録する要求を行ってはならない (1≦n<m)。
ボリューム順序番号nを割り当てたボリューム集合中のボリュームに情報を記録できる十分な空間があ
る場合,処理システムに対し,ボリューム順序番号m+1を割り当てたボリューム集合中のボリュームに
情報を記録する要求を行ってはならない (1≦n≦m)。
17.4.2 レコード長 処理システムは,記録するファイルのレコード長を制限してもよい。処理システムは,
1レコードにつき制限値mを超えるバイトを記録する必要はない。制限値mは,2048以上とする。
17.4.3 ファイル日時 ファイル日時拡張属性をファイルに対して記録しない場合,処理システムは,ファ
イル日時拡張属性のファイル日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
17.4.4 情報日時 情報日時拡張属性をファイルに対して記録しない場合,処理システムは,情報日時拡張
属性の情報日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
17.4.5 代替許可条件 処理システムは,拡張属性の代替許可条件(4/14.10.4参照)の許可条件欄のビット
0ビット3を無視してもよい。ファイルの所有者が要求する場合,拡張属性の代替許可条件(4/14.10.4
参照)の許可条件欄のビット4ビット7を無視してもよい。
18. 受領システムに対する要件

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X 0607-1996
18.1 一般 処理システムは,4/15.で規定した媒体交換水準の一つに従って記録するボリューム集合から,
ファイル及び4/14.で規定した記述子を読み出せなければならない。
利用者が使用するファイル集合を指定せずに論理ボリュームを指定する場合,処理システムは,ファイ
ル集合番号0をもつファイル集合記述子が記述するファイル集合を使用しなければならない。
18.2 ファイル 処理システムは,記録したファイル構成情報を利用者が利用可能にしなければならない。
処理システムが,ファイル構成情報を4/14.9.7に従ってファイル構成情報と解釈する指定を,処理システ
ムが利用者に許可する場合,処理システムは,ファイルの各レコードのレコード長及びファイルの表示属
性を利用者が利用可能としなければならない。
18.2.1 ファイル種別 ファイルをISO/IEC 9945-1で規定するブロック専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定
する文字専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定するFIFOファイル又はISO/IEC 9945-1によって識別する
CISSOCKファイル種別に従って解釈する指定を,処理システムが利用者に許可する場合,処理システム
はファイルの属性を利用者が利用可能としなければならない。
18.2.2 許可条件 処理システムは,4/14.9.5と4/14.10.4とのどちらか一方又は両方に従ったファイル及び
ディレクトリに対するアクセスを提供しなければならない。しかし,処理システムの保護方式がこれらの
方式と互換性がないとき,処理システムは,そのようなアクセスを提供しなくともよい。
18.3 利用者による不可欠アクセス 処理システムは,利用者が要求したファイルの位置を求めたり,そ
れらのファイルが記録されたボリュームの位置を求めることを可能にする十分な情報を利用者が供給する
ことを許さなければならない。
18.3.1 記述子 処理システムは,次に示す記述子の各欄に記録された情報へのアクセスを利用者に許さな
ければならない。
(1) ファイル集合記述子
(a) 交換最大水準
(b) 文字最大集合リスト
(c) ファイル集合ID
(d) 著作権ファイル識別子
(e) 範囲識別子
(2) ファイル識別子記述子
(a) ファイル版数
(b) ファイル特性
(c) ファイル識別子
18.4 制限
18.4.1 レコード長 処理システムは,利用するレコード長を制限してもよい。処理システムは,1レコー
ドにつき制限値mを超えるバイトの利用要求を実行する必要はない。制限値mは,2048以上とする。
18.4.2 ファイル日時 ファイル日時拡張属性がファイルに対して記録されない場合,処理システムはファ
イル日時拡張属性のファイル日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
18.4.3 情報日時 情報日時拡張属性がファイルに対して記録されない場合,処理システムは情報日時拡張
属性の情報日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
18.4.4 代替許可条件 処理システムは,拡張属性の代替許可条件(4/14.10.4)の許可条件欄のビット0ビ
ット3を無視してもよい。ファイルの所有者が要求する場合,拡張属性の代替許可条件(4/14.10.4)の許可条
件欄のビット4ビット7を無視してもよい。

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X 0607-1996
附属書1(規定) ICB方策
1.1 一般 附属書1は,ICB階層(4/8.10.1参照)を構成する4方策を規定する。
1.2 方策1 ICB階層の各ICBがk個のエントリのエクステントである方策を規定する。ここでkは,ICB
タグ欄の最大エントリ番号欄の値とする。
1.3 方策2 方策1で構成するICB階層に基づくICB階層のリストを構成する方策を規定する。
1.4 方策3 ICB階層の各ICBがk個のエントリのエクステントである方策を規定する。ここでkは,ICB
タグ欄の最大エントリ番号欄の値とし,ICB階層にはh水準があるとする。hの値は,ICB階層の各ICB
に関するICBタグ欄[icbtag(4/14.6)参照]の方策パラメタ欄において,Uint16(1/7.1.3参照)として記録
する。ICB階層の水準hでの各ICBは,k個の直接エントリから構成する。1≦n<hにおいて,水準nでの
各ICBは,k個の間接エントリから構成し,その各々は,Inと呼ぶICB階層の水準n+1でのICBの番地
を規定する。
1.5 方策4 方策4のICB階層は,一つの直接エントリをもつ単一ICBから構成されなければならない。

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X 0607-1996
第5部 レコード構造
第1章 一般
1. 適用範囲 この規格は,第1部の適用範囲(1/1.参照)に加えて,第5部として,次を規定すること
によって,レコード構造に関するフォーマット及び関連システム要件を規定する。
(1) ファイルを構成している情報をレコードの集まりとして解釈する必要があるときに使用するレコード
構造
(2) ファイルのレコードの属性
(3) 異なるシステム間で情報交換を可能にするため,情報処理システムが提供する処理に対する要件
第5部は,この要件を規定するため,第5部に適合する媒体を作成又は受領しようとするシステム
が提供する機能を規定する。
2. 部の参照 第1部の部の参照(1/2.参照)を第5部に適用する。
3. 他の部との関係 他の規格又は他の部に対する第5部の関係を,3.が規定する。
3.1 入力 第5部は,他の規格又は他の部による次の規定を必要とする。
(1) ファイルのデータ空間(5/6.1参照)
(2) ファイルのレコードを5/9.2.4,5/9.2.5,5/9.2.6,5/9.2.7及び5/9.2.8に従って解釈する場合,又は5/9.3
に従って表示する場合には,改行,垂直タブ,書式送り,及び復帰文字を含む文字を,ファイルのデ
ータ空間でどのように符合化するかを指定しなければならない。
3.2 出力 第5部は,他の規格又は他の部が使ってもよい次の内容を規定する。
(1) レコード種別の識別及び指定(5/9.2参照)
(2) レコード表示属性の識別及び指定(5/9.3参照)
4. 引用規格 次の規格に含まれる規定内容は,この規格の文中での引用によってこの規格の規定となる。
表示された版は,この規格の出版の際に有効であったものである。規格はすべて改訂の対象であり,この
規格に基づく合意の関係者は,次に示す規格の最新版の適用可能性を調べるのがよい。現在有効な国際規
格の登録維持は,ISO及びIECの構成員が行っている。
ISO/IEC 1539 : 1991 Information technology−Programming Languages−FORTRAN
備考 JIS X 3001(電子計算機プログラム言語 FORTRAN)-1982が,この国際規格の前の版であ
るISO 1539 : 1980に対応している。
5. 適合性
5.1 媒体の適合性 第1部の媒体の適合性(1/3.1参照)を第5部に適用する。
5.2 情報処理システムの適合性 第1部の情報処理システムの適合性(1/3.2参照)を第5部に適用する。
6. 定義 第1部の定義(1/5.参照)に追加して,次の定義を第5部に適用する。

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X 0607-1996
6.1 ファイルのデータ空間 (data space of file)ファイル用に規定したバイト集合がファイルのデータ
空間である。バイト集合のバイトには昇順の連続番号を割り当てる。番号付けはファイルの先頭バイトを
0とする。
7. 表記法 第1部の表記法(1/6.参照)を第5部に適用する。
8. 基本種別 第1部の基本種別(1/7.参照)に追加して,次の基本種別を第5部に適用する。
8.1 16ビット符号なし数値 (MSB) 16進表現で#wxyzと表すUint16MSBの数値は,2バイト欄に#wx
#yzと記録する。
参考 例えば10進数4660は,16進表現で#1234と表し,#12 #34と記録する。
第2章 レコード構造のための媒体に対する要件
9. レコード構造 ファイル中の情報は,第5部の規定に従ってレコード(1/5.8参照)の集まりとして構
成してもよい。レコード長は,レコードのバイト数とする。レコードは,ファイルのデータ空間のコンテ
ナに記録し,そのコンテナをMDUと呼ぶ。
9.1 ファイルとの関係 各MDUは,ファイルのデータ空間(5/6.1参照)の連続するバイトの集まりか
ら成る。最初のMDUは,ファイルのデータ空間の最初のバイトから始まり,そのMDUに続くMDUは,
前にあるMDUの最後のバイトの直後のバイトから始まる。
ファイルのデータ空間にバイトが存在しない場合,MDUはファイルに記録しなかったとする。
9.2 レコード種別 第5部の規定に従って記録するファイル中のレコードは,次に示す種別のいずれか
とする。一つのファイル中のレコードはすべて同一種別とする。
(1) 埋込み固定長 (padded fixed-length) (5/9.2.1参照)
(2) 固定長 (fixed-length) (5/9.2.2参照)
(3) 8ビット可変長 (variable-length-8) (5/9.2.3.1参照)
(4) 16ビット可変長 (variable-length-16) (5/9.2.3.2参照)
(5) 16ビットMSB可変長 (variable-length-16-MSB) (5/9.2.3.3参照)
(6) 32ビット可変長 (variable-length-32) (5/9.2.3.4参照)
(7) 印刷文字区切り (stream-print) (5/9.2.4参照)
(8) F区切り (stream-LF) (5/9.2.5参照)
(9) R区切り (stream-CR) (5/9.2.6参照)
(10) RLF区切り (stream-CRLF) (5/9.2.7参照)
(11) FCR区切り (stream-LFCR) (5/9.2.8参照)
9.2.1 埋込み固定長レコード 同じ長さのレコードから成るファイルに使用するレコードで,最小割当て
の長さを1とする。MDUは,図5/1に示すスキーマに従って記録する。

――――― [JIS X 0607 pdf 45] ―――――

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JIS X 0607:1996の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 13346-1:1995(MOD)
  • ISO/IEC 13346-2:1995(MOD)
  • ISO/IEC 13346-3:1995(MOD)
  • ISO/IEC 13346-4:1995(MOD)
  • ISO/IEC 13346-5:1995(MOD)

JIS X 0607:1996の国際規格 ICS 分類一覧