JIS X 0609:1998 情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム構造及びファイル構造 | ページ 10

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表4.13 ファイルの特性
ビット 解釈
02 3ビットの符号なし二進数として解釈する。値0は,短割付け記述子(4.9.14.1参照)を使用する
ことを示す。値1は,長割付け記述子(4.9.14.2参照)を使用することを示す。値2は,拡張割付
け記述子(4.9.14.3参照)を使用することを示す。値3は,割付け記述子欄の先頭から割付け記述
子欄の長さ分がファイルのエクステントとみなすことを示す。値47は,将来の標準化のための
予備とする。
3 ファイルがディレクトリでない場合,このビットは将来の標準化のための予備とし,ZEROを設定
する。ファイルがディレクトリの場合,ONEはディレクトリを4.3.6.1に従ってソートすることを
示し,ZEROは4.3.6.1に従ってソートする必要のないことを示す。
4 ZEROの場合,ファイルのデータを指定する割付け記述子の変更に制限がないことを示す。
ONEの場合,ファイルのエクステントの番地又はエクステントの長さの縮小などの割付け記述子
の変更をしてはならないことを示す。
5 ファイルが作成又は書込みがされたときにONEとし,処理システムの方式に従ってZEROとする。
6 ISO/IEC 9945-1で規定するSISUIDビットとして解釈する。
7 ISO/IEC 9945-1で規定するSISGIDビットとして解釈する。
8 ISO/IEC 9945-1で規定するCISVTXビットとして解釈する。
9 ONEの場合,ファイルのエクステントは,先行エクステントの最終論理ブロックの直後の論理ブ
ロックから開始する必要があることを示す。ZEROの場合,そのような必要はない。
10 このビットは,処理システム用の予備とする。
11 ZEROの場合,ファイルのデータ空間のバイトは利用者が供給したことを示す。ONEの場合,利
用者が供給したバイトを,この規格が規定しない方式に従って変換して記録したことを示す。
12 ファイルがディレクトリでない場合,このビットは将来の標準化のための予備とし,ZEROを設定
する。
ファイルがディレクトリの場合,ZEROはディレクトリ内のファイル識別記述子のファイル識別子
欄の内容が同一であるものは存在しないことを示し,ONEはファイル識別子欄の内容が同一であ
るファイル識別記述子が2個以上存在してもよいことを示す。
1315 将来の標準化のための予備とし,すべてのビットにZEROを設定する。
ビット3,11及び12は,ZEROを設定する。ビット4及び9は,ZEROを設定することが望ましい。
ビット6,7,8及び10については,附属書7を参照のこと。
4.9.7 間接エントリ 表4.14に示すフォーマットで記録する。
表4.14 間接エントリのフォーマット
BP 長さ 名前 内容
0 16 記述子タグ tag(4.2.2参照)(タグ=259)
16 20 ICBタグ icbtag(4.9.6参照)(種別=3)
36 16 間接ICB longad(4.9.14.2参照)
4.9.7.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4.2.2参照)のタグ識別子欄の内容を259とする。
4.9.7.2 ICBタグ (BP16) この記述子に対するicbtag(4.9.6参照)のファイル種別欄の内容を3とする。
4.9.7.3 間接ICB (BP36) ほかのICBの番地を指定する。
4.9.8 終端エントリ 表4.15に示すフォーマットで記録する。
表4.15 終端エントリのフォーマット
BP 長さ 名前 内容
0 16 記述子タグ tag(4.2.2参照)(タグ=260)
16 20 ICBタグ icbta(4.9.6参照)(種別=
11)
4.9.8.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4.2.2参照)のタグ識別子欄の内容を260とする。
4.9.8.2 ICBタグ (BP16) この記述子に対するicbtag(4.9.6参照)のファイル種別欄の内容を11とする。
4.9.9 ファイルエントリ 表4.16に示すフォーマットでICBに記録する直接エントリとする。

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表4.16 ファイルエントリのフォーマット
BP 長さ 名前 内容
0 16 記述子タグ tag(4.2.2参照)(タグ=261)
16 20 ICBタグ icbtag(4.9.6参照)
36 4 利用者ID Uint32(1.6.1.5参照)
40 4 グループID Uint32(1.6.1.5参照)
44 4 許可条件 Uint32(1.6.1.5参照)
48 2 ファイルリンク数 Uint16(1.6.1.3参照)
50 1 レコードフォーマット Uint8(1.6.1.1参照)=0
51 1 レコード表示属性 Uint8(1.6.1.1参照)=0
52 4 レコード長 Uint32(1.6.1.3参照)=0
56 8 情報長 Uint64(1.6.1.7参照)
64 8 記録済み論理ブロック数Uint64(1.6.1.7参照)
72 12 アクセス日時 timestamp(1.6.3参照)
84 12 変更日時 timestamp(1.6.3参照)
96 12 属性日時 timestamp(1.6.3参照)
108 4 チェックポイント Uint32(1.6.1.5参照)
112 16 拡張属性ICB longad(4.9.14.2参照)
128 32 処理システム識別子 regid(1.6.4参照)
160 8 一意ID Uint64(1.6.1.7参照)
168 4 拡張属性の長さ Uint32(1.6.1.5参照)
172 4 割付け記述子の長さ Uint32(1.6.1.5参照)
176 LEA 拡張属性 バイト
LEA+176 LDA 割付け記述子 バイト
ファイルエントリの最大長は,1論理ブロック長とする。
4.9.9.1 記述子タグ (BP0) この記述子に対するtag(4.2.2参照)のタグ識別子欄の内容を261とする。
4.9.9.2 ICBタグ (BP16) この記述子に対するicbtag(4.9.6参照)のファイル種別欄の内容は,4.9.6.6
の規定に従って記録する。
4.9.9.3 利用者ID (BP36) ファイル所有者の利用者IDを指定する。
利用者IDの概念をもたないオペレーティングシステムでは,処理システムは,この欄を無視する。利
用者IDの概念をもつオペレーティングシステムでは, (232−1) の値は無効な利用者IDと解釈し,その他
の値の場合,この欄は有効な利用者IDを含むと解釈する。
利用者が規定しない限り,利用者IDの概念をもたないオペレーティングシステムでは,処理システム
は,無効な利用者IDと解釈するための値 (232−1) をこの欄に設定する。
4.9.9.4 グループID (BP40) ファイル所有者のグループIDを指定する。
グループIDの概念をもたないオペレーティングシステムでは,処理システムは,この欄を無視する。
グループIDの概念をもつオペレーティングシステムでは, (232−1) の値は無効なグループIDと解釈し,
ほかの値の場合,この欄は有効なグループIDを含むと解釈する。
利用者が規定しない限り,グループIDの概念をもたないオペレーティングシステムでは,処理システ
ムは,無効なグループIDと解釈するための値 (232−1) をこの欄に設定する。
4.9.9.5 許可条件 (BP44) 下に示す欄のビット31の設定に従って利用者のクラス別に許可するファイ
ルのアクセス(表4.17参照)を指定する。
a) 利用者の利用者IDが,利用者ID欄と同じである場合,ビット1014を適用する。
b) )以外で,利用者のグループIDが,グループID欄と同じ場合,ビット59を適用する。
c) ほかは,ビット04を適用する。

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表4.17 許可条件
ビット 解釈
0 ZEROの場合,利用者はファイルを実行してはならないことを示す。
ONEの場合,利用者はファイルを実行してよいことを示す。
1 ZEROの場合,利用者はファイルに書込みしてはならないことを示す。
ONEの場合,利用者はファイルに書込みしてよいことを示す。
2 ZEROの場合,利用者はファイルを読み出してはならないことを示す。
ONEの場合,利用者はファイルを読み出してよいことを示す。
3 ZEROの場合,利用者はファイルの属性を変更してはならないことを示す。
ONEの場合,利用者はファイルの属性を変更してよいことを示す。
4 ZEROの場合,利用者はファイルを削除してはならないことを示す。
ONEの場合,利用者はファイルを削除してよいことを示す。
5 ビット0と同じ。
6 ビット1と同じ。
7 ビット2と同じ。
8 ビット3と同じ。
9 ビット4と同じ。
10 ビット0と同じ。
11 ビット1と同じ。
12 ビット2と同じ。
13 ビット3と同じ。
14 ビット4と同じ。
1531 予備とし,すべてのビットをZEROに設定する。
許可条件については,附属書8を参照のこと。
4.9.9.6 ファイルリンク数 (BP48) このICBを識別するファイル識別記述子の個数を指定する。
4.9.9.7 レコードフォーマット (BP50) 0を設定する。
4.9.9.8 レコード表示属性 (BP51) 0を設定する。
4.9.9.9 レコード長 (BP52) 0を設定する。
4.9.9.10 情報長 (BP56) ファイルに対する割付け記述子の情報長の和に等しい(4.3.8.2及び4.7参照)。
4.9.9.11 記録済み論理ブロック数 (BP64) ファイルに対して割付け記述子で指定した記録済み論理ブ
ロックの個数(4.7.1参照)。
4.9.9.12 アクセス日時 (BP72) このファイルエントリを記録する前に,ファイル作成又はファイルに読
出しアクセスを行った最新日時を指定する。
4.9.9.13 変更日時 (BP84) ファイルに対する書込みアクセス又はファイル作成の最新日時を指定する。
4.9.9.14 属性日時 (BP96) ファイルの属性を変更又はファイル作成の最新日時を指定する。
4.9.9.15 チェックポイント (BP108) ファイルの最初のインスタンスについて1を指定し,利用者が指
示する際に1だけ増加する。
4.9.9.16 拡張属性ICB (BP112) ファイルに対する拡張属性ファイルを記述するICBを指定する。
4.9.9.17 処理システム識別子 (BP128) ファイルエントリに対する割付け記述子の処理システム用欄が
ある場合,その内容を認識し,その内容に従って実行可能な処理システムの識別情報を指定する。この欄
がすべて#00バイトの場合,このような処理システムを識別しないことを示す。このregidの適用範囲は,
この記述子で記述するファイルの内容及び属性を規定する記述子の内容を含む。
実体識別子の節 (1.6.4) を参照のこと。
4.9.9.18 一意ID (BP160) ファイルに対する数値識別子を指定する。

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ファイル集合のルートディレクトリに関しては,0を指定する。
この欄の値は,論理ボリューム中のすべてのファイル及びディレクトリに対して一意に保つ必要がある。
この一意性は,拡張属性空間で定義されたファイルエントリ記述子に対しても同様である。拡張属性空間
のファイルエントリは,その拡張属性が付いているファイルと同じ一意IDをもつ。
一意IDについては,附属書9を参照のこと。
4.9.9.19 拡張属性の長さ (=LEA) (BP168) 拡張属性欄の長さをバイト数で指定する。
4.9.9.20 割付け記述子の長さ (=LAD) (BP172) 割付け記述子欄の長さをバイト数で指定する。
4.9.9.21 拡張属性 (BP176) 拡張属性空間(4.4参照)を指定する。この記録済み拡張属性は,最大LEA
バイトを占め,使用しないバイトを#00に設定する。
ある拡張属性は.効率向上のためにファイルエントリのこの欄に記録する。ほかの拡張属性は,拡張属性
ICB欄で指定するICBに記録する。拡張属性の節 (4.9.10) では,この欄に記録する拡張属性について規定
する。
4.9.9.22 割付け記述子 (BP [LEA+176]) 4.7.1の規定に従って記録した割付け記述子列とする。未記録,
かつ未割付け(4.9.14.1.1参照)である割付け記述子は,エクステント位置欄に0を指定する。
4.9.10 拡張属性 拡張属性に関するファイルを4.9.10では現ファイルとする。
長さの変更が可能な幾つかの拡張属性を扱うために,次に示す規則を拡張属性空間に適用する。
a) 一つの論理ブロック以上の属性長をもつすべての拡張属性は,論理ブロック境界で開始し,論理ブロ
ック境界で終了するブロック列とする。
b) より短い拡張属性は,4バイト単位の属性長とする。
c) 拡張属性空間は,次に示す構成のうちの一つの連続論理空間を表す。
1) IS X 0607の拡張属性
2) ブロック境界でない処理システム用拡張属性
3) ブロック境界の処理システム用拡張属性
4) 応用プログラム用拡張属性
4.9.10.1 拡張属性ヘッダ記述子 拡張属性ヘッダ記述子は,表4.18で示すフォーマットで記録する。
表4.18 拡張属性ヘッダ記述子のフォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 16 記述子タグ tag (4.2.2) (タグ=262)
16 4 処理システム属性位置 Uint32(1.6.1.5参照)
20 4 応用プログラム属性位置 Uint32(1.6.1.5参照)
4.9.10.1.1 記述子タグ (RBP0) この記述子に対するtag(4.2.2参照)のタグ識別子欄の内容を262とす
る。
4.9.10.1.2 処理システム属性位置 (RBP16) 処理システム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性を記
録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。
4.9.10.1.3 応用プログラム属性位置 (RBP20) 応用プログラム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性
を記録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。
備考 前述の処理システム属性位置欄及び応用プログラム属性位置欄に関連する属性が存在しない場
合,この欄の値は,拡張属性空間の最後を示す。
4.9.10.2 共通フォーマット 拡張属性は,表4.19で示すフォーマットで記録する。

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表4.19 拡張属性の共通フォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 4 属性種別 Uint32(1.6.1.5参照)
4 1 属性副種別 Uint8(1.6.1.1参照)
5 3 予備 #00バイト
8 4 属性長 (=AL) int32(1.6.1.5参照)
12 AL−12 属性データ バイト
4.9.10.2.1 属性種別 (RBP0) 拡張属性の種別を指定する。
4.9.10.2.2 属性副種別 (RBP4) 拡張属性の副種別を指定する。
4.9.10.2.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
4.9.10.2.4 属性長 (=AL) (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
4.9.10.2.5 属性データ (RBP12) この欄の解釈は,属性種別欄の値に従う。
4.9.10.3 文字集合情報 文字集合情報拡張属性は,表4.20に示すフォーマットで記録する。現ファイルの
内容を解釈するのに使う符号化文字集合を指定する。
表4.20 文字集合情報拡張属性のフォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 4 属性種別 Uint32(1.6.1.5参照)=1
4 1 属性副種別 Uint8(1.6.1.1参照)=1
5 3 予備 #00バイト
8 4 属性長 Uint32(1.6.1.5参照)
12 4 エスケープシーケンス長 (=ESL) int32(1.6.1.5参照)
16 1 文字集合種別 Uint8(1.6.1.1参照)
17 ESL エスケープシーケンス バイト
4.9.10.3.1 属性種別 (RBP0) 1を指定する。
4.9.10.3.2 属性副種別 (RBP4) 1を指定する。
4.9.10.3.3 予備 (RBP5) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
4.9.10.3.4 属性長 (RBP8) 拡張属性の全体の長さを指定する。
4.9.10.3.5 エスケープシーケンス長 (=ESL) (RBP12) エスケープシーケンス欄の長さをバイト数で指
定する。
4.9.10.3.6 文字集合種別 (RBP16) 1.6.2.1.1で規定した文字集合種別を指定する。ただし,文字集合情報
欄(1.6.2.1.2参照)の代わりにエスケープシーケンス欄を使用する。
4.9.10.3.7 エスケープシーケンス (RBP17) ISO 2022及びJIS X 0221に従って一つ以上のエスケープシ
ーケンス,制御シーケンス又はエスケープ・制御両シーケンスを規定する。これらのシーケンスは,ISO 2022
又はJIS X 0211に従って8ビット環境でファイルの内容を解釈するのに使用する符号化文字集合を指定し,
暗黙的に呼び出す。これらのシーケンスは,その欄の先頭から連続的に記録し,未使用バイトは#00に設
定する。
4.9.10.4 代替許可条件 この拡張属性は,JIS X 0606のファイルアクセス許可条件を指定するものである
が,この規格ではこの拡張属性を記録しないこととする。
4.9.10.5 ファイル日時拡張属性 現ファイルに対する日時を表4.21に示すフォーマットで指定する。

――――― [JIS X 0609 pdf 50] ―――――

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JIS X 0609:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0609:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称