JIS X 0609:1998 情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム構造及びファイル構造 | ページ 12

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表4.31 エクステントの解釈
値 解釈
0 エクステントは,割付け済みで記録済みであることを示す。
1 エクステントは,割付け済みであるが未記録であることを示す。
2 エクステントは,未割付けで未記録であることを示す。
3 エクステントは,続きの割付け記述子(4.7参照)のエクステントであることを示す。
4.9.14.1.2 エクステント位置 (RBP4)この短割付け記述子を記録する区画中のエクステントの論理ブロ
ック番号を指定する。エクステント長が0の場合,エクステントを指定しないことを示し,この欄には0
を指定する。
4.9.14.2 長割付け記述子 longadで表し,表4.32に示すフォーマットで記録する。
表4.32 長割付け記述子のフォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 4 エクステント長 Uint32(1.6.1.5参照)
4 6 エクステント位置 lbaddr(4.2.1参照)
10 6 処理システム用 バイト
4.9.14.2.1 エクステント長 (RBP0) 4.9.14.1.1に従って記録する。
4.9.14.2.2 エクステント位置 (RBP4) エクステントの論理ブロック番号を指定する。エクステント長が
0の場合,エクステントを指定しないことを示し,この欄には0を指定する。
4.9.14.2.3 処理システム用 (RBP10) 処理システム用に確保する。
この規格及び処理システムの両方に処理システム用欄の使用を許可するために,6バイトの処理システ
ム用欄の中に次の構造を記録する。
表4.33 処理システム用欄の構造
RBP 長さ 名前 内容
0 2 フラグ Uint16(1.6.1.3参照)
2 4 処理システム用 バイト
表4.34 フラグ
ビット 解釈
0 書換形媒体についての前処理の効率化のために,消去されたエクステントであること
を示すONEを設定する。これは,割り付けたが未記録であるエクステントだけに使用
する。
115 将来の標準化のための予備とし,ZEROを設定する。
4.9.14.3 拡張割付け記述子 この規格では,拡張割付け記述子を使用しない。
4.9.15 論理ボリュームヘッダ記述子 ファイル及びディレクトリの数値識別子を指定し,表4.35に示す
フォーマットで記録する。
表4.35 論理ボリュームヘッダ記述子のフォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 8 一意ID Uint64(1.6.1参照)
8 24 予備 #00バイト
4.9.15.1 一意ID (RBP0) 関連する論理ボリューム中に記録するすべてのファイルエントリ中の一意ID
欄の値より大きい値を指定する。
この欄は,次の段階で使用する一意IDの値を含む。
備考 Int32の最大値 (231−1) より小さい値でなければならない。

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4.9.15.2 予備 (RBP8) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
4.9.16 パス名 パス名の最大長は,1023バイトとする。
4.9.16.1 パス要素 表4.36に示すフォーマットで記録する。
表4.36 パス要素のフォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 1 要素種別 Uint8(1.6.1.1参照)
1 1 要素識別子の長さ (=LCI) int8(1.6.1.1参照)
2 2 要素ファイル版数 Uint16(1.6.1.3参照)=1
4 LCI 要素識別子 d文字(1.6.2参照)
4.9.16.1.1 要素種別 (RBP0) 表4.37に示す要素種別を指定する。
表4.37 要素種別
種別 解釈
0 将来の標準化のための予備とする。
1 LCIが0でない場合,要素は,媒体の作成者と受領者との合意に基づくディレクト
リ階層のルートを指定することを示す。
LCIが0の場合,要素は,ISO/IEC 9945-1で規定するファイルシステムのルートを
指定することを示す。
2 要素は,パス名の先頭要素に先行するものがメンバであるディレクトリ階層のルー
トディレクトリであることを示す。
3 要素は,先行要素の親ディレクトリであることを示す。
4 要素は,先行要素と同一のディレクトリであることを示す。
5 要素は,先行要素が識別するディレクトリ中の記述子で指定するファイル,ディレ
クトリ又は別名であることを示す。それらのディレクトリ記述子のファイル識別子
欄は,要素識別子欄の内容と同一である。
6255 将来の標準化のための予備とする。
4.9.16.1.2 要素識別子の長さ (=LCI) (RBP1) 要素種別欄が1又は5である場合,要素識別子欄の長さ
をバイト数で指定する。要素種別欄が5の場合,LCIは0より大きくなければならない。要素種別欄が1
でも5でもない場合,この欄には0を設定する。
4.9.16.1.3 要素ファイル版数 (RBP2) 次のとおり,要素のファイル版数を指定する。
この欄が0の場合,要素識別子欄で識別する実体の各インスタンスの最大のファイル版数を識別するこ
とを示す。
この欄が132767の場合,この欄は要素識別子欄で識別する実体のファイル版数を指定する。32768
65535は,将来の標準化のための予備とする。
要素識別子欄で識別する実体がディレクトリである場合,この欄には0を設定する。
この規格では,この欄には値0を設定する。
4.9.16.1.4 要素識別子 (RBP4) 要素を識別する。
4.10 媒体交換の水準 第4章は,媒体交換の水準3を規定する。水準3には,制約がない。
4.11 システム記述に対する要件 第4章は,ある情報を利用者と処理システムとの間で受け渡すことを
規定する。
4.12 作成システムに対する要件
4.12.1 一般 処理システムは,4.10で規定した媒体交換水準の一つに従って,ボリューム集合中の4.9で
規定したすべての記述子及びファイル集合を記録できなければならない。
処理システムは,文字集合(1.6.2.3参照)のリストを記録できなければならない。そのリストでは,文

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字集合種別CS2に対するビットをONEに設定しなければならない。
regid(1.6.4参照)の適用範囲の情報を更新した結果,今までどおりにregid中の識別情報によって同意
していたrcgidの適用範囲で記録した情報を,処理システムが保証できなくなった場合は,処理システム
は,regid中のフラグ欄の不正ビットをセットし,regidの識別子欄を変更してはならない。
範囲をファイル集合記述子で識別し,そのファイル集合を更新した結果,今までどおりに範囲識別子に
よって同意していたファイル集合を,処理システムが保証できなくなった場合は,処理システムは,不正
ビット(1.6.4.1参照)をONEに設定し,範囲識別子欄にすべて#00バイトを設定してよい。
4.12.2 利用者による不可欠アクセス
4.12.2.1 ファイル 処理システムは,記録するファイル集合の構成情報を利用者から得なければならない。
4.12.2.2 ファイル集合 処理システムは,利用者が論理ボリューム上で使用するファイル集合を指定する
ことを許さなければならない。
利用者が使用するファイル集合を指定せずに論理ボリュームを指定する場合,処理システムは,ファイ
ル集合番号0をもつファイル集合記述子によって記述するファイル集合を使用しなければならない。
4.12.2.3 記述子 処理システムは,次に示す記述子の各欄に記録する情報を利用者が供給することを許さな
ければならない。利用者がいずれかの欄の情報を供給しない場合には,処理システムがそれを供給しなけ
ればならない。
a) ファイル集合記述子
1) 交換最大水準
2) 文字最大集合リスト
3) ファイル集合番号
4) 論理ボリューム識別子用文字集合
5) 論理ボリューム識別子
6) ファイル集合識別子
7) 著作権ファイル識別子
b) ファイル識別記述子
1) ファイル版数
2) ファイル特性
3) ファイル識別子
処理システムは,利用者から要求されない限り,次に示す記述子の各欄に記録した情報を変更してはな
らない。
a) ファイル集合記述子の交換最大水準欄
b) ファイル集合記述子の文字最大集合リスト欄
c) egid(1.6.4参照)欄のビット0及びビット1
d) ファイルエントリのフラグ欄の連続ビット
e) ファイルエントリのフラグ欄の再配置不可ビット
f) ディレクトリ記述子のファイル特性欄の存在ビット
4.12.3 利用者による任意アクセス 次に示す記述子の各欄に記録する情報を利用者が供給することを処
理システムが許す場合,利用者が供給したそれらの情報を処理システムが記録しなければならない。利用
者による欄の情報の供給がない場合には,処理システムがその情報を供給しなければならない。
a) ファイル集合記述子

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1) 文字集合リスト
2) ファイル集合用文字集合
3) 抄録ファイル識別子
4) 範囲識別子
b) ファイルエントリ
1) 利用者ID
2) グループID
3) 許可条件
4) 情報長
5) アクセス日時
6) 変更日時
7) 属性変更日時
8) チェックポイント
c) 拡張属性
1) 属性種別
2) 属性副種別
3) 属性データ
4.12.3.1 レコード 処理システムは,ファイル構成情報をレコード列として解釈する指定を,利用者に許
可してはならない。
4.12.3.2 ファイル種別 ファイルをISO/IEC 9945-1で規定するブロック専用装置,ISO/IEC 9945-1で規
定する文字専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定するFIFOファイル又はISO/IEC 9945-1によって識別する
CISSOCKファイル種別に従って解釈する指定を,処理システムが利用者に許可する場合,利用者が供給
するファイル属性を処理システムが記録しなければならない。利用者がファイル属性を供給しない場合は,
それらの属性を処理システムが記録してはならない。
4.12.3.3 許可条件 処理システムは,4.9.9.5と4.9.10.4とのどちらか一方又は両方に従ったファイル及び
ディレクトリに対するアクセスを提供しなければならない。しかし,処理システムの保護方式がこれらの
方式と互換性がないとき,処理システムは,そのようなアクセスを提供しなくともよい。
4.12.4 制限
4.12.4.1 複数ボリュームのボリューム集合 ボリューム順序番号mのボリューム集合中に情報を記録し
た後は,処理システムに対し,ボリューム順序番号nを割り当てたボリューム集合中のボリュームに情報
を記録する要求を行ってはならない (1≦n ボリューム順序番号nを割り当てたボリューム集合中のボリュームに情報を記録できる十分な空間があ
る場合,処理システムに対し,ボリューム順序番号m+1を割り当てたボリューム集合中のボリュームに情
報を記録する要求を行ってはならない (1≦m≦n)。
4.12.4.2 ファイル日時 ファイル日時拡張属性をファイルに対して記録しない場合,処理システムは,フ
ァイル日時拡張属性のファイル日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
4.12.4.3 情報日時 情報日時拡張属性をファイルに対して記録しない場合,処理システムは,情報日時拡
張属性の情報日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
4.13 受領システムに対する要件

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4.13.1 一般 処理システムは,4.10で規定した媒体交換水準の一つに従って記録するボリューム集合から,
ファイル及び4.9で規定した記述子を読み出せなければならない。
利用者が使用するファイル集合を指定せずに論理ボリュームを指定する場合,処理システムは,ファイ
ル集合番号0をもつファイル集合記述子が記述するファイル集合を使用しなければならない。
4.13.2 ファイル 処理システムは,記録したファイル構成情報を利用者が利用可能にしなければならない。
4.13.2.1 ファイル種別 ファイルをISO/IEC 9945-1で規定するブロック専用装置,ISO/IEC 9945-1で規
定する文字専用装置,ISO/IEC 9945-1で規定するFIFOファイル又はISO/IEC 9945-1によって識別する
CISSOCKファイル種別に従って解釈する指定を,処理システムが利用者に許可する場合,処理システム
はファイルの属性を利用者が利用可能としなければならない。
4.13.2.2 許可条件 処理システムは,4.9.9.5に従ったファイル及びディレクトリに対するアクセスを提供
しなければならない。しかし,処理システムの保護方式がこれらの方式と互換性がないとき,処理システ
ムは,そのようなアクセスを提供しなくともよい。
4.13.3 利用者による不可欠アクセス 処理システムは,利用者が要求したファイルの位置を求めたり,そ
れらのファイルが記録されたボリュームの位置を求めることを可能にする十分な情報を利用者が供給する
ことを許さなければならない。
4.13.3.1 記述子 処理システムは,次に示す記述子の各欄に記録された情報へのアクセスを利用者に許さ
なければならない。
a) ファイル集合記述子
1) 交換最大水準
2) 文字最大集合リスト
3) ファイル集合ID
4) 著作権ファイル識別子
5) 範囲識別子
b) ファイル識別子記述子
1) ファイル版数
2) ファイル特性
3) ファイル識別子
4.13.4 制限
4.13.4.1 ファイル日時 ファイル日時拡張属性がファイルに対して記録されない場合,処理システムはフ
ァイル日時拡張属性のファイル日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。
4.13.4.2 情報日時 情報日時拡張属性がファイルに対して記録されない場合,処理システムは情報日時拡
張属性の情報日時存在欄に0の値を記録したものとして動作しなければならない。

――――― [JIS X 0609 pdf 60] ―――――

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JIS X 0609:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0609:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称