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a) ファイル識別子の照合 ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字及び小文字を区別しない
比較を実行する。
b) ファイル識別子の有効性確認 ファイル識別子が有効なOS/2ファイル識別子である場合,次の段階
は適用しない。
c) 無効文字 OS/2のファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示不可能な文字を含むファイル
識別子は,これらを “” (#005F) に翻訳する。複数の連続する無効文字又は表示不可能な文字は,1
文字の “” (#005F) に翻訳する。
d) 末尾の終止符及びスペース すべての末尾の “.” (#002E) 及び “ ” (#0020) は,削除する。
e) ファイル識別子CRC 前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われるので,同一デ
ィレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大きく
減らすために,ファイル名を元のファイル識別子のCRCを含むように変更する。
ファイル拡張がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する
先頭の[254−{新ファイル拡張の長さ+( “.” 用の)1}−(#CRC用の)4]個までの文字から成り,
これに分離子 “#” (#0023) が続き,元のCS0ファイル識別子の16ビットCRCの最下位12ビットを
CS0の16進表示した3数字を続けて,さらに “.” (#002E) 及びこの処理のこの段階でのファイル拡張
を続けて構成する。
ファイル拡張がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する
先頭の[254−(#CRC用の)4]個の文字から成る。これに分離子 “#” (#0023) を続け,元のCS0ファ
イル識別子の16ビットCRCの最下位12ビットをCS0の16進表示した3数字を続けて構成する。
3. Macintosh Macintoshオペレーティングシステム環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制限
を強いる。そこで,前述のオペレーティングシステム環境でファイル識別子を扱うために,次に示す方法
を使用する。
a) ファイル識別子の照合 ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字及び小文字を区別しない
比較を実行する。
b) ファイル識別子の有効性確認 ファイル識別子が有効なMacintoshファイル識別子である場合,次の
段階を適用しない。
c) 無効文字 Macintoshファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示不可能な文字を含むファイ
ル識別子は,これらを “” (#005F) に翻訳する。複数の連続する無効文字又は表示不可能文字は,1
文字の “” (#005F) に翻訳する。
d) 長ファイル識別子 この処理のこの段階で,ファイル識別子を構成する文字数が31個(Macintoshオ
ペレーティングシステムでの名前の最大長)より大きい場合,この処理のこの段階で,新しいファイ
ル識別子はファイル識別子の先頭27文字で構成する。
e) ファイル識別子CRC 前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われているので,同
一ディレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大
きく減らすために,ファイル名を元のファイル識別子のCRCを含むように変更する。
ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成す
る先頭の[31−[新ファイル拡張子の長さ+(“.” 用の)1}−(#CRC用の)4]個の文字から成り,
これに分離子 “#” (#0023) が続き,元のCS0ファイル識別子の16ビットCRCの最下位12ビットを
CS0の16進表示した3数字を続けて,さらに “.” (#002E) 及びこの処理のこの段階でのファイル拡張
――――― [JIS X 0609 pdf 66] ―――――
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子を続けて構成する。
ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成す
る先頭の[31−(#CRC用の)4]個の文字から成る。これに分離子 “#” (#0023) を続け,元のCS0フ
ァイル識別子の16ビットCRCの最下位12ビットをCS0の16進表示した3数字を続けて構成する。
4. UNIX UNIXオペレーティングシステム環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制限を強いる。
そこで,前述のオペレーティングシステム環境でファイル識別子を扱うために,次に示す方法を使用する。
a) ファイル識別子の照合 ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字及び小文字を区別する比
較を実行する。
b) ファイル識別子の有効性確認 ファイル識別子が有効なUNIXファイル識別子である場合,次の段階
を適用しない。
c) 無効文字 UNIXファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示可能でない文字を含むファイ
ル識別子は,これらを “” (#005F) に翻訳する。複数の連続する無効文字又は表示不可能な文字は,1
文字の “” (#005F) に翻訳する。
d) 長ファイル識別子 この処理のこの段階で,ファイル識別子を構成する文字数がMAXNameLength(特
定のUNIXオペレーティングシステムでの名前の最大長)より大きい場合,この処理のこの段階で,
新しいファイル識別子はファイル識別子の先頭 (MAXNameLength-4) 文字で構成する。
e) ファイル識別子CRC 前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われているので,同
一ディレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大
きく減らすために,ファイル名を元のファイル識別子のCRCを含むように変更する。
ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成す
る先頭の[MAXNameLength−{新ファイル拡張子の長さ+(“.” 用の)1}−(#CRC用の)4]個の文
字から成り,これに分離子 “#” (#0023) が続き,元のCS0ファイル識別子の16ビットCRCの最下位
12ビットをCS0の16進表示した3数字を続けて,さらに “.” (#002E) 及びこの処理のこの段階でのフ
ァイル拡張子を続けて構成する。
ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成す
る先頭の[MAXNameLength−(#CRC用の)4]個の文字から成る。これに分離子 “#” (#0023) を続
け,元のCS0ファイル識別子の16ビットCRCの最下位12ビットをCS0の16進表示した3数字を続
けて構成する。
――――― [JIS X 0609 pdf 67] ―――――
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附属書5(規定) ICB方策
1. 一般 この附属書は,ICB階層(4.3.10.1参照)を構成する5方策を規定する。
2. 方策1 ICB階層の各ICBがk個のエントリのエクステントである方策を規定する。ここでkは,ICB
タグ欄の最大エントリ番号欄の値とする。
3. 方策2 方策1で構成するICB階層に基づくICB階層のリストを構成する方策を規定する。
4. 方策3 ICB階層の各ICBがk個のエントリのエクステントである方策を規定する。ここでkは,ICB
タグ欄の最大エントリ番号欄の値とし,ICB階層にはh水準があるとする。hの値は,ICB階層の各ICB
に関するICBタグ欄[icbtag(4.9.6参照)]の方策パラメタ欄において,Uint16(1.6.1.3参照)として記録
する。ICB階層の水準hでの各ICBは,k個の直接エントリから構成する。1≦n<hにおいて,水準nでの
各ICBは,k個の間接エントリから構成し,その各々は,Inと呼ぶICB階層の水準n+1でのICBの番地を
規定する。
5. 方策4 方策4のICB階層は,一つの直接エントリをもつ単一ICBから構成されなければならない。
6. 方策4096 方策4096のICB階層は,一つの直接エントリ及び一つの間接エントリの二つから構成さ
れなければならない。
附属書5図1 方策4096のエントリ構成
――――― [JIS X 0609 pdf 68] ―――――
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附属書6(参考) ファイル種別の解釈
UNIXでないオペレーティングシステム環境では,次に示す値のいずれかをこの欄の中にもつファイル
に関するopen/close/read/write要求は,アクセス拒否エラーの状態とする。
ファイル種別値−0 (Unknown),6(ブロック装置),7(文字装置),9 (FIFO) 及び10
(CISSOCK)
種別12(シンボリックリンク)のファイルに対するopen/close/read/write要求は,このシンボリックリン
クが指し示しているファイル又はディレクトリにアクセスするものとする。
――――― [JIS X 0609 pdf 69] ―――――
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附属書7(規定) ICBタグのビット6,7,8,10の解釈
各種のオペレーティングシステムにおけるビット6,7,8,10の使用法を,次に示す。
1. MS-OS, OS/2
1.1 ビット6及び7 (Setuid&Setgid)
a) 意味 無視する。
b) 設定値 これらのビットを利用可能とする環境の下でのセキュリティ情報のメンテナンスのために,
次に示す状態のいずれかの一つが真の場合,ビット6及び7をZEROに設定する。
1) 一つのファイルを作成する。
2) ファイルに関連付けた属性/許可条件を修正する。
3) ファイルを書き込む(ファイルに関係するデータの内容を更新して)。
1.2 ビット8 (Sticky)
a) 意味 無視する。
b) 設定値 ZEROを設定する。
1.3 ビット10 (System)
a) 意味 MS-OS及びOS/2システムビットに配置する。
b) 設定値 MS-OS及びOS/2システムビットを配置する。
2. Macintosh
2.1 ビット6及び7 (Setuid&Setgid)
a) 意味 無視する。
b) 設定値 これらのビットを利用可能とする環境の下でのセキュリティ情報のメンテナンスのために,
次に示す状態のいずれかの一つが真の場合,ビット6及び7にZEROを設定する。
1) 一つのファイルを作成する。
2) ファイルと関連付けた属性/許可条件を修正する。
3) ファイルを書き込む(ファイルに関係するデータの内容を更新して)。
2.2 ビット8 (Sticky)
a) 意味 無視する。
b) 設定値 ZEROを設定する。
2.3 ビット10 (System)
a) 意味 無視する。
b) 設定値 ZEROを設定する。
――――― [JIS X 0609 pdf 70] ―――――
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JIS X 0609:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 0609:1998の関連規格と引用規格一覧
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- 規格名称