JIS X 4157-2:2008 トピックマップ―第2部:データモデル | ページ 4

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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
性のデータ型が,常に文字列であることによる。

5.5 異形情報項目

  異形名は,対応する基底名よりも,ある文脈において,より適切なトピック名の代替形とする。異形名
の有効範囲は,あらゆる与えられた状況において,最も適切な異形名を定めるための唯一の根拠となる。
異形名は,文字列であってもよいし,どんな種類の情報資源であってもよい。
注記 トピックのラベルを選ぶとき,最も適切と考えられるトピック名が選ばれなければならない。
したがって,ある特定の文脈において表示するのに最も適切なトピック名の形式が選ばれなけ
ればならない。それは,基底名であってもよいし,その異形名の一つであってもよい。
図5に異形情報項目を示す。
図5−異形情報項目
異形情報項目は,異形名を表す。異形情報項目は,次の特性をもつ。
a) value]
文字列。データ型がIRIの場合,異形名である情報資源を参照する位置指定子。そうでなければ,
その文字列を異形名とする。
b) datatype]
位置指定子。異形名の値のデータ型を識別する位置指定子。
c) scope]
トピック情報項目の空でない集合。異形名がトピックのラベルとして好まれる文脈を表す有効範囲。
d) reifier]
トピック情報項目又はnull。nullでない場合,異形名を具体化するトピック。
e) item identifiers]
位置指定子の集合。異形名の項目識別子。
f) [parent]
情報項目。異形名が属するトピック名。
計算値 [variants]特性がこの異形情報項目を含むようなトピック名情報項目。
等価性規則
[value]特性,[datatype]特性,[scope]特性及び[parent]特性の値が等しい場合,異形情報項目は等しい。
制約 異形有効範囲
各々の異形情報項目の[scope]特性の値は,その[parent]特性の中のトピック名情報項目の[scope]特性の値
の正確な上位集合でなければならない。

5.6 出現情報項目

――――― [JIS X 4157-2 pdf 16] ―――――

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出現は,主題と情報資源との間の関係の表現とする。該当の主題は,出現を含むトピックによって表さ
れたものとする。情報資源は,トピックマップ内部の値又は外部の情報資源のどちらかであってよい。出
現は本質的に,特別な種類の関連とする。そこでは,関連への一つの参加者が情報資源でなければならな
い。出現型は,その型の出現によって結び付けられた主題と情報資源との間の関係の性質を記述する主題
とする。
すべての出現は,その中において主題と情報資源との間の関係が有効である文脈を定義する有効範囲を
もつ。
図6に出現情報項目を示す。
図6−出現情報項目
出現情報項目は,出現を表す。出現情報項目は,次の特性をもつ。
a) value]
文字列。データ型がIRIの場合,主題とつながる出現である情報資源を参照する位置指定子。そう
でなければ,その文字列を情報資源とする。
b) datatype]
位置指定子。出現の値のデータ型を識別する位置指定子。
c) scope]
トピック情報項目の集合。出現関係が有効と考えられる文脈を表す有効範囲。
d) type]
トピック情報項目。出現関係の性質を定義するトピック。
e) reifier]
トピック情報項目又はnull。nullでない場合,出現を具体化するトピック。
f) [item identifiers]
位置指定子の集合。出現の項目識別子。
g) parent]
情報項目。出現が属するトピック。
計算値 [occurrences]特性がこの出現情報項目を含むようなトピック情報項目。
等価性規則
[value]特性,[datatype]特性,[scope]特性,[type]特性及び[parent]特性の値が等しい場合,出現情報項目は
等しい。

5.7 関連情報項目

  関連は,1個以上の主題間の関係の表現とする。関連型は,その型の関連によって表現された関係の性

――――― [JIS X 4157-2 pdf 17] ―――――

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質を記述する主題とする。
関連役割は,関連によって表される関係への主題の関与を表現する。関連役割は,関連の中の二つの情
報,すなわち,関連に参加するトピックである関連役割を演じるものと,関連における関連役割を演じる
ものの関与の性質を記述する主題である関連役割型とを結合する。
例 関連の例として,Henrik Ibsenと演劇“Peer Gynt”との間の“著者と作品”の関係が考えられる。
この関係には,二つの役割が存在する。すなわち,Ibsenは,“著者”の役割を,“Peer Gynt”は,
“作品”の役割を演じる。
他の例として,“Hamlet”の,王Hamletと女王Gertrudeとの間の“親子”関係が考えられる。
この関係は,三つの役割をもつ。すなわち,Hamletは,“子”の役割を演じ,王は,“父”,女王
は,“母”の役割を演じる。
すべての関連は,その中において関連によって表される関係が有効と考えられる文脈を定義する有効範
囲をもつ。有効範囲は,それを演じるトピックに対する役割の割当てに適用する。すなわち,有効範囲は,
関連の中でトピックが役割を演じるということができる文脈を定義する。
図7に関連情報項目を示す。
図7−関連情報項目
関連情報項目は,関連を表す。関連情報項目は,次の特性をもつ。
a) type]
トピック情報項目。関連によって表された関係の性質を定義するトピック。
b) scope]
トピック情報項目の集合。関連が有効と考えられる文脈を表す有効範囲。
c) roles]
関連役割情報項目の空でない集合。この関係に参加するすべてのトピックの関連役割。
d) reifier]
トピック情報項目又はnull。nullでない場合,関連を具体化するトピック。
e) item identifiers]
位置指定子の集合。関連の項目識別子。

――――― [JIS X 4157-2 pdf 18] ―――――

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f) [parent]
情報項目。関連を含むトピックマップ。
計算値 [associations]特性がこの関連情報項目を含むようなトピックマップ情報項目。
等価性規則
[scope]特性,[type]特性及び[roles]特性の値が等しい場合,関連情報項目は等しい。

5.8 関連役割情報項目

    注記 用語“関連役割”の定義については,5.7を参照。
図8に関連役割情報項目を示す。
図8−関連役割情報項目
関連役割情報項目は,関連役割を表す。関連役割情報項目は,次の特性をもつ。
a) player]
トピック情報項目。関連において,この役割を演じるトピック。
b) type]
トピック情報項目。関連における関連役割を演じるもののかかわり方の性質を表すトピック。
c) reifier]
トピック情報項目又はnull。nullでない場合,関連役割を具体化するトピック。
d) item identifiers]
位置指定子の集合。この関連役割の項目識別子。
e) parent]
情報項目。関連役割が属する関連。
計算値 [roles]特性がこの関連役割情報項目を含むような関連情報項目。
等価性規則
[type]特性,[player]特性及び[parent]特性の値が等しい場合,関連役割情報項目は等しい。

6 併合

6.1 一般事項

  トピックマップ技術の中心的な操作は,併合とする。併合は,トピックマップの中の冗長なトピックマ
ップ構成物を削除するために,トピックマップに適用される処理とする。この箇条は,どのような状況に
おいて併合が起こらなければならないかを規定する。しかし,ここで与えられた規則は,すべての冗長な
情報がトピックマップから除去されることを保証するのには十分ではない。
任意の集合が互いに等しい二つの情報項目を含むということを引き起こすトピックマップへの任意の変
更の後には,二つの等しい情報項目が属する情報項目の型に対して,次に与えられる規則に従って,それ

――――― [JIS X 4157-2 pdf 19] ―――――

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らの二つの情報項目の併合が行われなければならない。

6.2 トピック情報項目の併合

  二つのトピック情報項目AとB(ただし,それらの[parent]特性は,同じトピックマップ情報項目を含ん
でいなければならない。)とを併合するための手続を,次に示す。 A及びBの両方が[reified]特性にnull
でない値をもち,それらが異なる場合は,エラーとする。
a) 新しいトピック情報項目Cを作成する。
b) が情報項目の[topics]特性,[scope]特性,[type]特性,[player]特性及び[reifier]特性のどこかに現れる
とき,AをCで置き換える。
c) について繰り返す。
d) の[topic names]特性に,AとBとの[topic names]特性の値の和集合を設定する。
e) の[occurrences]特性に,AとBとの[occurrences]特性の値の和集合を設定する。
f) Cの[subject identifiers]特性に,AとBとの[subject identifiers]特性の値の和集合を設定する。
g) の[subject locators]特性に,AとBとの[subject locators]特性の値の和集合を設定する。
h) の[item identifiers]特性に,AとBとの[item identifiers]特性の値の和集合を設定する。

6.3 トピック名情報項目の併合

  二つのトピック名情報項目AとBとを併合するための手順を,次に示す。
a) 新しいトピック名情報項目Cを作成する。
b) の[value]特性の値を,Cの[value]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮する必要
はない。
c) の[type]特性の値を,Cの[type]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮する必要
はない。
d) の[scope]特性の値を,Cの[scope]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮する必
要はない。
e) の[variants]特性に,AとBとの[variants]特性の和集合を設定する。
f) Aの[reifier]特性の値がnullでない場合は,Cの[reifier]特性に,Aの[reifier]特性の値を設定し,nullの
場合は,Bの[reifier]特性の値を設定する。AもBもnullでない値をもつ場合は,トピック情報項目を
併合しなければならず,併合されてできたトピック情報項目をCの[reifier]特性の値として設定する。
g) の[item identifiers]特性に,AとBとの[item identifiers]特性の値の和集合を設定する。
h) parent]特性の中のトピック情報項目の[topic names]特性から,A及びBを除去し,Cを追加する。

6.4 異形情報項目の併合

  二つの異形情報項目AとBとを併合するための手順を,次に示す。
a) 新しい異形情報項目Cを作成する。
b) の[value]特性の値を,Cの[value]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮する必要
はない。
c) の[datatype]特性の値を,Cの[datatype]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮す
る必要はない。
d) の[scope]特性の値を,Cの[scope]特性に設定する。Bの値は,Aの値と同じであって,考慮する必
要はない。
e) の[reifier]特性の値がnullでない場合は,Cの[reifier]特性に,Aの[reifier]特性の値を設定し,nullの
場合は,Bの[reifier]特性の値を設定する。AもBもnullでない値をもつ場合は,トピック情報項目を

――――― [JIS X 4157-2 pdf 20] ―――――

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JIS X 4157-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 13250-2:2006(IDT)

JIS X 4157-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 4157-2:2008の関連規格と引用規格一覧