JIS X 4346:1999 情報処理技術―マルチメディア・ハイパメディア情報符号化―第6部:拡張対話型応用

JIS X 4346:1999 規格概要

この規格 X4346は、拡張対話型マルチメディア応用を交換する際の最終形式符号化表現及び意味を規定。応用は,計算機能(データ処理),拡張された通信機能(サーバ,ローカルデバイスなどの外部環境とのやりとり)などを総合することによって,JIS X 4345によって実現される応用を拡張する。

JISX4346 規格全文情報

規格番号
JIS X4346 
規格名称
情報処理技術―マルチメディア・ハイパメディア情報符号化―第6部 : 拡張対話型応用
規格名称英語訳
Information technology -- Coding of multimedia and hypermedia information -- Part 6:Support for enhanced interactive applications
制定年月日
1999年11月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 13522-6:1998(IDT)
国際規格分類

ICS

35.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-11-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 4346:1999 PDF [107]
X 4346 : 1999 (ISO/IEC 13522-6 : 1998)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS X 4346には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) ASN.1表記法
附属書B(規定) テキスト表記法
附属書C(規定) MHEG-5 API
附属書D(参考) 基本操作とMHEG-5 AP1演算との対応付け
附属書E(参考) MHEG-6アプレットとWorld Wide Webアプレットとの関係
附属書F(参考) 主な特徴
附属書G(参考) 知的財産権

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS X 4346 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 4346 : 1999
(ISO/IEC 13522-6 : 1998)

情報処理技術ーマルチメディア・ハイパメデイア情報符号化−第6部 : 拡張対話型応用

Information technology−Coding of multimedia andhypermedia information−Part 6 : Support for enhanced interactive applications

序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO/IEC 13522-6, Information technology−Coding of
multimedia and hypermedia information−Part 6 : Support for enhanced interactive applicationsを翻訳し,技術的
内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲
1.1 適用範囲の背景 この一群の規格“マルチメディア・ハイパメディア情報符号化”は,マルチメデ
ィア・ハイパメディア情報オブジェクト(MHEGオブジェクト)の符号化表現を規定する。この規定によ
ってMHEGオブジェクトは,ローカルエリアネットワーク,広域な通信又は放送ネットワーク,記憶媒体
を通じて,複数のサービス及び応用内,更にこれらをまたがって,最終形式の単位で交換される。MHEG
オブジェクトは,マルチメディアスクリプト言語を用いて設計されたマルチメディア応用のソースプログ
ラムを入力として,計算機ツールによって作り出される。この意味合いからすると,MHEGスクリプト(言
い換えればプログラム)クラスは,他のMHEGクラスと相補いあって,スクリプト言語で広く利用されて
いる機能を表現する。スクリプト(プログラム)オブジェクトは,より強力な制御機構を表現し,MHEG
操作オブジェクト及びリンクオブジェクトだけで表現できる範囲を超えて,MHEGオブジェクト間のより
複雑な関係を記述できる。更に,スクリプト(プログラム)オブジェクトは,実行時環境が提供してくれ
る外界との対話サービスをも表現する。
JIS X 4345は,情報交換と利用のための基本レベルの応用におけるMHEGオブジェクトクラスを定義す
る。これは,対話的な広帯域サービスを実現するアダプタ(セットトップユニット)など,最小限の端末
で動作することを意図している。
JIS X 4345は,開かれた方法でプログラムオブジェクトの符号化表現を定義する。
これは,プログラムオブジェクトが標準化されたか否かを問わず,プログラムコードをカプセル化する
ことを可能とする。
JIS X 4345は,応用領域で定義されている符号化形式であれば,どの符号化されたプログラムであって
も,プログラムオブジェクトが内蔵又は参照することを可能とする。

――――― [JIS X 4346 pdf 2] ―――――

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X 4346 : 1999 (ISO/IEC 13522-6 : 1998)
1.2 この規格の適用範囲 この規格は,拡張対話型マルチメディア応用を交換する際の最終形式符号化
表現及び意味を定義する。
これらの応用は,計算機能(データ処理),拡張された通信機能(サーバ,ローカルデバイスなどの外部
環境とのやりとり)などを総合することによって,JIS X 4345によって実現される応用を拡張する。
これらの応用は,放送形式,クライアントサーバ形式,又は会話形式 (peer-to-peer) などの,どのよう
な通信環境においても利用することができる。しかし,主な対象は,対話型検索(クライアントサーバ)
応用である。これらは,下りチャネルにおける実時間映像音声を伴う非対称データ交換を含む限られた資
源のセットトップユニットで動作する。
この規格で定義する符号化表現は,JIS X 4345によって定義される符号化表現を特殊化する。特に,こ
の規格は,MHEG-5の交換プログラム (Interchanged Program) クラスにおけるOriginalContent属性のため
の符号化表現を定義する。加えてこの規格は,アプレット (Applet) クラスを定義する。アプレットクラス
は,交換プログラムのサブクラスであっては,エンジンからの委託によって自身の表示及び対話を管理す
る能力をもつ。
この符号化表現は,次の性質をもつ。
− JIS X 4345で定義されたものと両立できる。
− JIS X 4345で示された最小限の資源制約と同じ条件のセットトップユニットで実行するのに適してい
る。
この規格は,次の事項を規定する。
− MHEG-5の交換プログラムクラスにおけるOriginalContent属性のための交換様式
− 符号化表現の意味
− アプレットクラスの符号化表現及び意味
− JIS X 4345によるMHEG-5エンジンの振る舞いに対する意味の拡張
− JIS X 4345によるMHEG-5交換様式の意味の制約
− 交換プログラムオブジェクトのコードからMHEG-5エンジンの出力機能を呼び出すMHEG-5 API
− MHEG-5エンジン実行モデルと,プログラム内容交換様式の基礎になる実行モデルとの間の協調動作
の要件
MHEGエンジンは,MHEGオブジェクトを扱い,解釈し,出力するシステム又は応用の構成要素で
ある。この規格は,MHEG-6符号化表現の意味を規定する。これらの意味は,MHEG-6エンジンの振
る舞いに関する最小限の要件として規定する。
この規格は,マルチメディア・ハイパメディアの情報を交換するすべての応用に適用できる。
2. 引用規格及び参照仕様
2.1 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
備考 ISO/IEC 646 : 1991, Information technology−ISO 7-bitcoded character set for information
interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0221 国際符号化文字集合 (UCS) −第1部 体系及び基本
備考 ISO/IEC 10646-1 : 1993, Information Technology−Universal Multiple−Octet Coded Character Set
(UCS) −Part 1 : Architecture and Basic Multilingual Planeがこの規格と一致している。

――――― [JIS X 4346 pdf 3] ―――――

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X 4346 : 1999 (ISO/IEC 13522-6 : 1998)
JIS X 4345 情報処理技術−マルチメディア・ハイパメディア情報符号化−第5部 基本レベル対話
型応用
備考 ISO/IEC 13522-5 : 1997, Information Technlogy−Coding of multimedia and hypermedia
information−Part 5 : Support for Base-level interactive applicationsがこの規格と一致してい
る。
JIS X 5605-1 : 1998 情報技術−抽象構文記法1 (ASN.1) 仕様−第1部 : 基本記法の仕様
備考 ISO/IEC 8824-1 : 1995, ITU-T Recommendation X.680 (1994), Information Technology−Abstract
Notation One (ASN.1) : Specification of basic notationからの引用事項は,この規格の該当事
項と同等である。
JIS X 5606-1 : 1998 情報技術−ASN.1 符号化規則−第1部 : 基本符号化規則 (BER),標準符号化規
則 (CER) 及び識別符号化規則 (DER) の仕様
備考 ISO/IEC 8825-1 : 1995, ITU-T Recommendation X.690 (1994), Information technology−ASN.1
encoding rules : Specification of Basic Encoding Rules (BER), Canonical Encoding Rules (CER)
and Distinguished Encoding Rules (DER) からの引用事項は,この規格の該当事項と同等で
ある。
2.2 参照仕様 ここでは,原国際規格発行の時点で有効であった参照仕様を示す。これらの参照仕様は,
この規格でその一部分だけを参照して用いる。参照仕様そのものは,それ以上のものではない。特に,こ
こに示してあるからといって,国際規格であることにはならない。
a) indholm, Tim and Yellin, Frank (September 1996), The Java Virtual machine specification. ISBN :
0-201-63452-X, Addison-Wesley Publishing Co. : Reading, Massachusetts.
b) osling, James, Yellin, Frank and the Java team (May 1996), The Java Application Programming Interface,
Volume 1 : Core Packages. ISBN : 0-201-63453-8, Addison-Wesley Publishing Co. : Reading, Massachusetts.
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS X 4345によるほか,次による。
3.1 アプレット (applet)ホストの枠組みの中でだけ実行することができる自律したプログラム。
3.2 JVM命令語で書かれ,MHEG-6応用の一部として交
アプリケーションクラス (application class)
換対象となるJavaのクラス。
3.3 API (application programming interface) 応用ソフトウエアからプログラム言語の機能を通してソ
フトウエアサービスを利用するためのインタフェース。
3.4 属性 (attribute) オブジェクトと値との対応。名前と型とが付与され,クラスのインタフェースの
一部として宣言される。属性には,次のものがある。
a) HEG-5属性(JIS X 4345参照)
b) VMクラスの属性(2.2参照)
3.5 クラス (class)交換対象となる一群の情報オブジェクトに共通するデータ(属性)及び振る舞いを
抽象化した定義。クラスには,次のものがある。
a) HEG-5クラス(JIS X 4345参照)
b) VMクラス(2.2参照)
3.6 例外 (exception) 演算要求の実行中に例外的な条件が生じた場合に発生する信号。特に,JVM例
外がある[2.2a)参照]。

――――― [JIS X 4346 pdf 4] ―――――

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X 4346 : 1999 (ISO/IEC 13522-6 : 1998)
3.7 ハイパメディア (hypermedia) 明示的なリンクを介しての,モノメディア及びマルチメディアの情
報へのアクセスを伴う場合の形容詞。
3.8 実体 (instance) 指定されたクラスの属性及び振る舞いをもつオブジェクト。
3.9 インタフェース (interface)クライアントがオブジェクトに対して要求できる一群の演算の記述。
a) PI
b) VMインタフェース[2.2b)参照]
3.10 JVM (Java Virtual Machine) 2.2a)の参照仕様で定義された抽象機械。MHEG-6交換プログラムオ
ブジェクトのOriginalContent属性に対して,その交換用表現及び実行モデルとして用いる。
3.11 メソッド (method) クラスで定義されている演算。特に,JVMメソッド[2.2a)参照]がある。
3.12 MHEG-5 API MHEG-6交換プログラムオブジェクトのOriginalContentに使う命令バイト語から,
MHEG-5オブジェクトの属性にアクセスしたりその振る舞いを制御したりするためのAPI。
3.13 MHEG-5交換プログラムオブジェクト (MHEG-5 InterchangedProgram object) 命令列をなす解
釈実行語又は機械語として表現された処理単位を駆動する手段を与えるMHEG-5オブジェクト。
3.14 MHEG-5オブジェクト (MHEG-5 object) MHEG-5クラスの実体の命令語表現。
3.15 MHEG-6 この規格に適合していることを示す形容詞。
3.16 MHEG-6アプレットオブジェクト (MHEG-6 Applet object) 8.に規定するアプレットクラスの実
体。
3.17 MHEG-6応用 (MHEG-6 application) MHEG-5交換プログラムオブジェクトのOriginalContent属
性となっているプログラム及びMHEG-5オブジェクトの交換を含んだ応用。単独の応用のこともあれば,
他の応用の一部となっていることもあり,この規格での規定に従った表現をもつ。
3.18 MHEG-6エンジン (MHEG-6 engine) この規格の規定に従って,MHEG-6オブジェクト(JVMプ
ログラムを含む。)を解釈実行するプロセス又はプロセス群。
3.19 MHEG-6交換プログラムオブジェクト (MHEG-6 Interchanged Program object) この規格に適合
するMHEG-5交換プログラムオブジェクト。
3.20 MHEG-6オブジェクト (MHEG-6 object) 7.に規定する意味拡張に適合したMHEG-5オブジェク
ト,又は8.に規定するアプレットクラスのオブジェクト。
3.21 MHEG-6プロファイル (MHEG-6 profile) この規格に対するプロファイル。
3.22 MHEG-6プログラム (MHEG-6 program) MHEG-6交換プログラムオブジェクトの
OriginalContent属性に直接書かれるか,そこから参照されるかしているJVMクラスの一覧。
複数の表現媒体を扱う場合の形容詞。
3.23 マルチメディア (multimedia)
3.24 マルチメディア・ハイパメディア応用 (multimedia and hypermedia application) マルチメディア
情報を表現し,利用者がその上を対話的に行き来できる機能を備えた応用。
利用者にマルチメディア情報の表現を供する応用。
3.25 マルチメディア応用 (multimedia application)
3.26 演算 (operation) オブジェクトが提供し,オブジェクトに対して要求することのできるサービス。
インタフェースの中で,その名前,引数及び返却値の型を指定するシグネチャ,並びにその駆動中に発生
し得る例外の一覧が宣言してある。
3.27 プログラム (program)計算機での振る舞いを表現した2進命令語列。適切な計算機環境下で走ら
せることによって,その振る舞いが実現する。
3.28 プログラム交換様式 (program content interchange format) MHEG-6交換プログラムオブジェクト
のOriginalContent属性(IncludedContent型である場合)に対する構文及び符号化様式(12.1参照)

――――― [JIS X 4346 pdf 5] ―――――

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JIS X 4346:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 13522-6:1998(IDT)

JIS X 4346:1999の国際規格 ICS 分類一覧

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