JIS X 5214:2010 近距離通信用インタフェース及びプロトコル(NFCIP-1)―プロトコル試験方法 | ページ 6

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X 5214 : 2010 (ISO/IEC 23917 : 2005)
9.1.2 106 kb/sでの受動通信モードにおけるプロトコル活性化手順
次の手順に従ってLTを活性化する。
a) 106 kb/sでLTを受動通信モードに設定する。
b) 106 kb/sでDUTを受動通信モードに設定する。
c) 106 kb/sでDUTに活性化及びSDDを実行させる。
9.1.3 212 kb/s及び424 kb/sでの受動通信モードにおけるプロトコル活性化手順
212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度で,次の手順を繰り返す。
a) 選択した伝送速度でLTを受動通信モードに設定する。
b) 選択した伝送速度でDUTを受動通信モードに設定する。
c) 選択した伝送速度でDUTに活性化及びSDDを実行させる。
9.1.4 能動通信モードにおけるプロトコル活性化手順
106 kb/s,212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度で,次の手順を繰り返す。
a) 選択した伝送速度でLTを能動通信モードに設定する。
b) 選択した伝送速度でDUTを能動通信モードに設定する。
c) 選択した伝送速度でDUTに能動通信モード活性化手順を実行させる[JIS X 5211の12.3(能動通信モ
ードの活性化手順)参照]。

9.2 イニシエータのプロトコル試験方法リスト

  ここでは,イニシエータに必要なプロトコル試験方法をすべて記載する。
106 kb/sの受動通信モードにおけるイニシエータの初期化及びSDDの試験には,JIS X 6305-6のPCD試
験方法を適用する。
212 kb/s及び424 kb/sでの受動通信モードにおけるイニシエータの初期化及びSDDの試験には,表7の
試験方法を適用する。
表7−212 kb/s及び424 kb/sでの受動通信モードの活性化
試験方法 対応する要件
細分箇条 名称 規格 細分箇条
9.3.1 フレーム形式 JIS X 5211 11.2.2.2
9.3.2 212 kb/s及び424 kb/sにおけるSDD JIS X 5211 11.2.2.3
11.2.2.4
能動通信モードにおけるイニシエータの初期化の試験には,表8の試験方法を適用する。
表8−能動通信モードの活性化
試験方法 対応する要件
細分箇条 名称 規格 細分箇条
9.4.1 初期のRF衝突回避 JIS X 5211 11.1.1
9.4.2 時間ジッタn=0のときのRF衝突回避応答 JIS X 5211 11.1.2
イニシエータの伝送プロトコル試験には,表9の試験方法を適用する。

――――― [JIS X 5214 pdf 26] ―――――

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表9−イニシエータの伝送プロトコルの論理操作
試験方法 対応する要件
細分箇条 名称 規格 細分箇条
9.5.1 ATRRESの取扱方法 JIS X 5211 12.5.1.3
9.5.2 PSLRESの取扱方法 JIS X 5211 12.5.3.3
9.5.3 DEPRES情報PDUの取扱方法 JIS X 5211 12.6.1.2
9.5.4 複数情報リンクビットが1に設定された JIS X 5211 12.6.1.3
DEPRES情報PDUの取扱方法
9.5.5 タイムアウトビットが1に設定された JIS X 5211 12.6.1.3
DEPRES管理PDUの取扱方法
9.5.6 タイムアウトビットが0に設定された JIS X 5211 12.6.1.3
DEPRES管理PDUの取扱方法
9.5.7 DSLRESの取扱方法 JIS X 5211 12.7.1.3
9.5.8 RLSRESの取扱方法 JIS X 5211 12.7.2.3

9.3 212 kb/s及び424 kb/sでの受動通信モードにおける活性化

9.3.1  フレーム形式
この試験の目的は,212 kb/s及び424 kb/sにおけるDUTのフレーム形式が正しいかどうかを判断するこ
とにある(JIS X 5211の11.2.2.2参照)。
9.3.1.1 手順
212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度で,a) d)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 選択した伝送速度において9.1.3を実行する。
c) UTが有効なPOLREQを送るまで,LTは待機する。
d) フレーム属性がJIS X 5211の11.2.2.2と一致することを確認する。
9.3.1.2 試験成績書
試験成績書は,DUTが両方の伝送速度で正しく振る舞うかどうかを示さなければならない。
9.3.2 212 kb/s及び424 kb/sにおけるSDD
この試験の目的は,DUTによるPOLREQの取扱いが正しいかどうかを判断することにある(JIS X 5211
の11.2.2.3及び11.2.2.4参照)。
9.3.2.1 手順
212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度ですべてのTSN値について,a) f)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 選択したTSN及び伝送速度で9.1.3を実行する。
c) UTが有効なPOLREQを送るまで,LTは待機する。
d) 適切なタイムスロットにおいてLTはPOLRESを応答する。
e) UTにATRREQを送信させる。
f) LTはATRREQを受信する。
9.3.2.2 試験成績書
試験成績書は,DUTが両方の伝送速度及びすべてのTSN値で正しく振る舞うかどうかを示さなければ
ならない。

――――― [JIS X 5214 pdf 27] ―――――

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X 5214 : 2010 (ISO/IEC 23917 : 2005)

9.4 能動通信モードにおける活性化

9.4.1  初期のRF衝突回避
この試験の目的は,初期のRF衝突回避中におけるDUTの振る舞いを確認することにある[JIS X 5211
の11.1.1(初期RF衝突回避)参照]。
9.4.1.1 手順
106 kb/s,212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度で,a) h)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) T(の磁界発生アンテナ)は,RFフィールドを生成しなければならない(試験アセンブリの配置に
ついてはJIS X 5213参照)。
c) UTの磁界強度がHThreshold以上であることを確認する。
d) 選択した伝送速度で9.1.4を実行する。
e) Tは,RFを切断しなければならない。
f) DUTが有効なATRREQを送信するまでLTは待機する。
g) TがRFを切断してからDUTがRFを起動するまでの時間を測定する(JIS X 5211の11.1.1参照)。
h) 回のとり得るTRFWを検出するまで,a) g)の手順を繰り返す。
9.4.1.2 試験成績書
試験成績書は,DUTがすべての伝送速度で正しく振る舞うかどうかを示さなければならない。
9.4.2 時間ジッタn=0のときの応答RF衝突回避
この試験の目的は,時間ジッタn=0のときの応答RF衝突回避中のDUTの振る舞いを確認することに
ある(JIS X 5211の11.1.2参照)。
9.4.2.1 手順
106 kb/s,212 kb/s及び424 kb/sの伝送速度で,a) g)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 選択した伝送速度で9.1.4を実行する。
c) UTが有効なATRREQを送信するまでLTは待機する。
d) Tは有効なATRRESを応答する。
e) UTにTESTCOMMAND1を送信させる。
f) LTはTESTCOMMAND1を受信する。
g) TがRFを切断してからDUTがRFを起動するまでの時間がJIS X 5211の11.1.2に適合していること
を確認する。
9.4.2.2 試験成績書
試験成績書は,すべての伝送速度でタイミングが正しいかどうかを示さなければならない。

9.5 伝送プロトコルの論理操作

9.5.1  ATRRESの取扱方法
この試験の目的は,DUTによるATRRESの取扱いが正しいかどうかを判断することにある[JIS X 5211
の12.5.1.3(ATRREQ及びATRRESの取扱方法)参照]。
9.5.1.1 手順
すべての伝送速度,通信モード,プロトコル活性化手順の組合せで,a) c)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 106 kb/sの受動通信モードで9.1.2を,212 kb/s及び424 kb/sの受動通信モードで9.1.3を,すべての伝

――――― [JIS X 5214 pdf 28] ―――――

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X 5214 : 2010 (ISO/IEC 23917 : 2005)
送速度の能動通信モードで9.1.4を実行する。
c) シナリオ記述表I 1を実行する。
シナリオ記述表I 1−ATRRES
DUT LT
ATRREQ
ATRRES
TESTCOMMAND100
TESTRESPONSE100
TESTCOMMAND101
ATRREQ
ATRRES(~CRC)
ATRREQ
ATRRES
TESTCOMMAND100
9.5.1.2 試験成績書
試験成績書は,DUTがすべての伝送速度及び通信モードで正しく振る舞うかどうかを示さなければなら
ない。
9.5.2 PSLRESの取扱方法
この試験の目的は,DUTによるPSLRESの取扱いが正しいかどうかを判断することにある[JIS X 5211
の12.5.3.3(PSLREQ及びPSLRESの取扱方法)参照]。
9.5.2.1 手順
すべての伝送速度,通信モード,プロトコル活性化手順の組合せで,a) c)の手順を繰り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 106 kb/sの受動通信モードで9.1.2を,212 kb/s及び424 kb/sの受動通信モードで9.1.3を,すべての伝
送速度の能動通信モードで9.1.4を実行する。
c) シナリオ記述表I 2を実行する。
シナリオ記述表I 2−PSLRES
DUT LT
ATRREQ
ATRRES (変更可能なパラメタ)
PSLREQ
PSLRES
TESTCOMMAND100

――――― [JIS X 5214 pdf 29] ―――――

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X 5214 : 2010 (ISO/IEC 23917 : 2005)
ATRREQ
ATRRES(変更可能なパラメタ)
PSLREQ
PSLRES (~CRC)
PSLREQ
Mute
TESTCOMMAND100
9.5.2.2 試験成績書
試験成績書は,DUTがすべての伝送速度及び通信モードで正しく振る舞うかどうかを示さなければなら
ない。
9.5.3 DEPRES情報PDUの取扱方法
この試験の目的は,DEPRES情報PDUの取扱いが正しいかどうかを判断することにある[JIS X 5211
の12.6.1.2(PDU番号の取扱方法)参照]。
9.5.3.1 手順
すべての指定された伝送速度,通信モード,及びプロトコル活性化手順の組合せで,a) d)の手順を繰
り返す。
a) TをDUTの動作範囲に置く。
b) 106 kb/sの受動通信モードで9.1.2を,212 kb/s及び424 kb/sの受動通信モードで9.1.3を,すべての伝
送速度の能動通信モードで9.1.4を実行する。
c) シナリオ記述表I 3を実行する。
d) シナリオ記述表I 4を実行する。
シナリオ記述表I 3−DEPRES情報PDU,正しいトランザクション
DUT LT
TESTCOMMAND100
TESTRESPONSE100
TESTCOMMAND101
TESTRESPONSE101
TESTCOMMAND110
TESTRESPONSE110
TESTCOMMAND111
TESTRESPONSE111
TESTCOMMAND100

――――― [JIS X 5214 pdf 30] ―――――

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JIS X 5214:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 23917:2005(IDT)

JIS X 5214:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 5214:2010の関連規格と引用規格一覧