この規格ページの目次
- 7.8 ケースの開口部周辺の内部構造
- 7.9 ケースのその他の外形
- 7.10 中心孔
- 7.11 スタッキングリブ
- 7.12 ケースの柔軟性
- 7.12.1 要求事項
- 7.12.2 試験方法
- 7.13 リール
- 7.13.1 ロック機構
- 7.13.2 リールの回転軸
- 7.13.3 金属接合部
- 7.13.4 歯形リム
- 7.13.5 リールのハブ
- 7.13.6 相対位置
- 7.13.7 歯形リムの形状
- 7.14 リーダブロック
- 7.15 リーダブロックへのテープの取付け
- 7.16 ラッチング機構
- 7.17 テープの巻き方
- 7.18 テープの巻き張力
- 7.19 テープの巻きの円周
- 7.20 慣性モーメント
- JIS X 6123:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 6123:1996の国際規格 ICS 分類一覧
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
7.8 ケースの開口部周辺の内部構造
(図7及び図11) ケース開口部周辺の内部構造は,図7及び図11に示すとおりとし,その位置,寸法及び角部の丸みは,次による。l30= 3.30mm±0.25mm
l31=18.40mm±0.25mm
r6= 1.50mm±0.25mm
r7= 1.50mm±0.25mm
ケースの傾斜の角度は,半径r6で規定する円の接線とケースの側面との角度とし,その値は,次による。
40°00′±30′
7.9 ケースのその他の外形
(図8) ケースのその他の外形の寸法,底面と上面の丸みの半径及び底面の切欠き角は,次による。l32=113.2mm±0.3mm
l33= 26.00mm±0.25mm
r8=145.50mm±0.25mm
r9=145.50mm±0.25mm
30°00′±30′
7.10 中心孔
(図7) 中心孔は,ケースの底面に設け,その中心の位置は,基準面Bからの距離l29及び基準面Aからの距離l34とし,次による。l34=61.00mm±0.25mm
中心孔の直径は,次による。
0.20.1
d1 435.mm
図7に示す部分の二つの接線と中心孔の中心とが形成する角度 ( ‰ 次による。
燿 16°00′±30′
7.11 スタッキングリブ
(図6及び図7) 二つの平行なスタッキングリブを底面に設け,その寸法は,次による。l35= 5.00mm±0.25mm
l36= 1.00mm±0.16mm
l37=74.50mm±0.25mm
スタッキングリブの位置は,次による。
l38=31.00mm±0.25mm
l39= 7.50mm±0.32mm
l40=79.50mm±0.25mm
7.12 ケースの柔軟性
ケースの上面及び底面(図3参照)の柔軟性は,直角に力Fを加えたときのたわ
み量とする。
7.12.1 要求事項
たわみ量は,次の要求事項を満たさなければならない。
ケースの上面のたわみ量 : 0.025 6F≦d≦0.38+0.054F
ケースの底面のたわみ量 : 0.022 8F≦d≦0.38+0.040F
ここに, d : たわみ量
F : 4.5N≦F≦54.0N
――――― [JIS X 6123 pdf 16] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
7.12.2 試験方法
ケースの柔軟性の試験は,万能試験機を使用して圧縮モードで行う。適切なロードセル
を使用してケースの上面及び底面の測定点に,半径10mm±1mmの点加重をかけて,たわみ量dを測定す
る。測定点の位置は,図5,図7及び次による。
I65 : 公称値86.9mm
l66 : 公称値54.5mm
7.13 リール
(図12及び図13) ケースに組み込まれたリールを図12及び図13に示し,図12は装着していないときの寸法を示し,図13は装着したときの寸法を示す。図12及び図13は,スタッキングリブを省略している。
7.13.1 ロック機構
(図13) ロック機構は,ロック状態で次の要求事項を満たさなければならない。ただし,この規格では,ロック機構の実装方法を規定しない。− ロック機構の傾斜の分解能は,6°以下とする。
− テープの繰出し方向に,0.32N・mのトルクを加えたとき,10°を超えて回転してはならない。
ロック機構のボタンの材料は,二硫化モリブデンを (2±1) %含むナイロン6/6とする。
ボタンの寸法及び角度は,次による。
d9= 2.0mm±0.5mm
d10=10.0mm±0.2mm
15°±2°
7.13.2 リールの回転軸
リールの回転軸は,平面P(図14及び7.13.7参照)に直角でl29及びl34によって
規定した中心孔の中心を通らなければならない。
7.13.3 金属接合部
(図12) ケースの裏面側のリールには,磁性特性をもつステンレス鋼[SUS410又はSUS416 (JIS G 4304) 参照]の金属接合部を挿入する。この金属接合部は,300Nの引張り張力に耐えることとし,その寸法は,次による。
20
.020
d2=35.00mm± .1 mm
d3=11.15mm±0.05mm
e1= 1.51mm±0.10mm
直径d3で規定する金属接合部の内側は,0.15mm以内の精度でリールの回転軸と同心でなければならな
い。
金属接合部の表面は,平面Pに0.15mm以内の精度で平行でなければならない。
7.13.4 歯形リム
歯形リムは,中心孔から操作ができ,かつ,リールに設ける。その寸法及びリムの傾き
角は,次による。
50
.000
d4=36.00mm± .0 mm
d5=41.00mm±0.25mm
11°3′±5′
7.13.5 リールのハブ
リールのハブの直径は,次による。
0.02.0
d6 500.mm mm
ハブの寸法は,ハブの表面で測定し,次による。
20
.010
l41 13.05mm .0 mm
角部の丸みの半径は,次による。
r10≦0.08mm
――――― [JIS X 6123 pdf 17] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
ハブは,次の要求事項を満たさなければならない。
− ハブの表面の平面度は,0.04mm以内とする
− リムのピッチ線である平面P(7.13.7参照)とハブの表面との傾きは,0.07mm以内とする。
− 直径d6の軸に直角な二つの断面をとり,それぞれの直径の差と二つの断面間の距離との比率は,0.003
8以下とする。
− ハブの表面に沿った幅の変動率は,0.025mm/mm以下とする。
− 歯形リムの歯のピッチ線(7.13.7参照)に直角な円筒の変形の総計は,全円周にわたり0.2mm以下と
する。
7.13.6 相対位置
7.13.6.1 カートリッジが未装着の場合(図12)
− ロック機構のボタンの先端から基準面Cまでの距離は,次による。
40
.190
l42 .190mm .0 mm
− 金属接合部の底面から基準面Cまでの距離は,次による。
0.15.0
l43 4.0mm mm
7.13.6.2 カートリッジが未装着又は装着のいずれかの場合(図12及び図13)
− 金属接合部の底面から平面Pまでの距離は,次による。
l44=2.27mm±0.12mm
− リールのフランジ内側から平面Pまでの距離は,次による。
l45=0.65mm±0.09mm
7.13.6.3 カートリッジが装着の場合(図13)
− ロック機構のボタンの先端から基準面Cまでの距離は,次による。
l46=8.1mm±0.2mm
− ロック機構のボタンをl42の位置からl46の位置に移動させるのに要する力は,12.25N以下とする。
− テープの中心から基準面Cまでの距離は,次による。
l47 : 公称値12.25mm
− 基準面Cから平面P(7.13.7参照)までの距離は,次による。
l60=5.04mm±0.20mm
7.13.7 歯形リムの形状
(図14) 歯形リムの歯は,60個からなり,その角度は,次によるその公差は,累積してはならない。6°0′±5′
ピッチ径d5の歯形の寸法及び角度は,次による。
l48 : 公称値4mm
l49 : 公称値2mm
公称値30°
ピッチ線は,l49で規定する円周とし,このピッチ線を平面Pとする。
歯底の半径は,次による。
r11≦0.25mm
歯先の半径は,次による。
0.10mm≦r12≦0.30mm
――――― [JIS X 6123 pdf 18] ―――――
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7.14 リーダブロック
(図15) リーダブロックの寸法及び角部の丸みの半径,直径及び角度は,次による。l50=31.80mm±0.04mm
l51= 6.8mm±0.1mm
l52=21.8mm±0.2mm
06
.008
l53=10.93mm .0 mm
l54= 5.46mm±0.10mm
l55= 6.00mm±0.25mm
0.02.0
l56=16.5mm mm
l57= 5.2mm±0.2mm
r13=25.00mm±0.25mm
r14= 1.4mm±0.2mm
r15= 5.50mm±0.25mm
d7= 7.0mm±0.2mm
d8= 4.0mm±0.2mm
90°±2°
-30
8°
-30
44°
7.15 リーダブロックへのテープの取付け
(図16) テープをリーダブロックに取り付けるための円筒形の挿入部品は,テープの全幅を巻き付けることができ,かつ,リーダブロックの表面から突き出てはならない。
領域Zでのテープの下側の縁(図16参照)は,リーダブロックの端と0.12mm以内で平行とし,テープ
に張力を加えたときの距離は,次による。
l58=1.90mm±0.26mm
テープをリーダブロックに取り付けたとき,リーダブロックの表面からのテープ先端の突き出し量は,
次による。
l59≦2.5mm
図16に示す角度 ープに10Nの力を加えたとき,リーダブロックとテープとは,結合を維持しな
ければならない。
38°±2°
7.16 ラッチング機構
(図17) この規格では,リーダブロックの位置及び引出し力を規定する。ただし,リーダブロックへのラッチング機構の実装方法は,規定しない。リーダブロックをケース内にラッチしているとき,l51及びl54(図15参照)で規定する交点は,l17及び
l18(図5参照)で規定する二つの直線の交点を中心とした直径0.5mm以下の円内になければならない。
リーダブロックとこれに結合しているテープとをカートリッジから引き出すのに要する力は,次の要求
事項を満たさなければならない。
− 2.0N7.5Nの範囲とする。
− 引き出すのに要する力の最大値と移動した距離との積は,1.3N・mm未満とする。
――――― [JIS X 6123 pdf 19] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
リーダブロックをケースに挿入するのに要する力を測定する場合,その角度及び引張り速度は,引
出しに要する力を測定するときと同じとする。試験方法は,次による。
引出し点から,角度 図17参照)でリーダブロックを引っ張ることができる万能試験機にカートリッ
ジを取り付ける。リーダブロックの引出し点は,l17及びl18の交点とする。引張り速度は,10mm/minとし,
カートリッジ内に存在する引張りピンによって揺動する状態で,リーダブロックを引っ張る。力が最初に
0.5Nを超える点と引張り力が最大となる点との距離を測定する。直径d7及び直径d8(図15参照)にかん
(嵌)合するピンを用いて測定する。
挿入力,すなわち,リーダブロックをカートリッジのラッチ位置に押し込む力は,角度 定したと
き,12N以下とする。
48°±3°
7.17 テープの巻き方
テープは,カートリッジを上から見たとき,リールに記録面を内側にして反時計
方向に巻かなければならない。
7.18 テープの巻き張力
テープの巻き張力は,2.2N±0.3Nとする。
7.19 テープの巻きの円周
リールに巻かれたテープの外側の円周は,280mm307mmとする。
7.20 慣性モーメント
慣性モーメントは,ハブ付きのリールにテープを巻いた状態で軸のまわりを自由
に回転できるトルクと,この軸に関する角速度との比とし,その値は,次による。
− テープの巻きの円周が280mm以上289mm未満のとき,145×10-6kg・m2180×10-6kg・m2とする。
− テープの巻きの円周が289mm以上298mm未満のとき,160×10-6kg・m2195×10-6kg・m2とする。
− テープの巻きの円周が298mm以上307mm以下のとき,180×10-6kg・m2216×10-6kg・m2とする。
− 空リールのとき,33.00×10-6kg・m2±3.63×10-6kg・m2とする。
試験方法は,次による。
慣性試験機にリールを載せて振動させる。振動周期は,ユニバーサルカウンタで計測する。
振動時間から回転の慣性値に変換する。
――――― [JIS X 6123 pdf 20] ―――――
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JIS X 6123:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 9661:1994(IDT)
JIS X 6123:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ