この規格ページの目次
59
X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
14. 記録パターン
メインデータブロックの各8ビットバイトは,テープ上に10ビットパターンで表す。
各8ビットバイトについて記録する10ビットパターンは,附属書Dによって規定する。10ビットパター
ンのビットは,チャネルビットと呼ぶ。
14.1 記録データブロック
記録データブロックは,メインデータブロックの72個の8ビットバイトとそ
れに先行する10チャネルビットの同期フィールドからなる730個のチャネルビットで構成する。同期フィ
ールドのチャネルビットは,次のいずれかとする。
a) 0100010001
b) 1100010001
パターンa)は,Q'=−1,DC=0,Q=1に使用する。パターンb)は,Q'=1,DC=0,Q=1に使用する
(附属書D参照)。それ以前にパターンがなく,Q'の値がないとき,どちらのパターンを使用してもよい。
記録順序については,附属書Dを参照することとする。
正のアジマストラックでは,記録データブロックは,偶数G3サブグループから形成したメインデータ
ブロックを表す。同じフレームの負のアジマストラックで,記録データブロックは,対応する奇数G3サ
ブグループから形成したメインデータブロックを表す。記録メインデータブロックは,各トラックでその
ブロック番号順に記録する。
14.2 マージンブロック
このブロックの長さはチャネルビットパターン1100 1100···又は0011 0011···を
繰り返して構成する730個のチャネルビットとする。
15. トラックのフォーマット
15.1 トラックの内容
各トラックは,表4及び表5に示すとおり,二つのマージンゾーン,三つのATF
ゾーン,及び二つのメインデータゾーンで構成する。ATFゾーンは,スペーサブロック,及び正のアジマ
ストラック及び負のアジマストラックとで異なるATFブロックから構成する。
表4 トラックのフォーマット(負のアジマストラック)
ゾーン 内容 ブロック数
マージンゾーン1 マージンブロック 4
ATFゾーン1 スペーサブロック 1
ATF-Cブロック 2
スペーサブロック 2
メインデータゾーン1 記録済みデータブロック1224 224
ATFゾーン2 スペーサブロック 1
ATF-Cブロック 2
スペーサブロック 2
メインデータゾーン2 記録済みデータブロック225448 224
ATFゾーン3 スペーサブロック 1
ATF-Cブロック 2
スペーサブロック 2
マージンゾーン2 マージンブロック 4
――――― [JIS X 6146 pdf 66] ―――――
60
X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
表5 トラックのフォーマット(正のアジマストラック)
ゾーン 内容 ブロック数
マージンゾーン1 マージンブロック 4
ATFゾーン1 ATF-Aブロック 2
ATF-Bブロック 2
スペーサブロック 1
メインデータゾーン1 記録済みデータブロック1224 224
ATFゾーン2 ATF-Aブロック 2
ATF-Bブロック 2
スペーサブロック 1
メインデータゾーン2 記録済みデータブロック225448 224
ATFゾーン3 ATF-Aブロック 2
ATF-Bブロック 2
スペーサブロック 1
マージンゾーン2 マージンブロック 4
各トラックは,471ブロックからなる。
15.2 トラック位置精度
トラック236番目のブロックの中心は,テープ基準縁から4.460mm±0.021mm
の距離になければならない。トラックの中心線上にある236番目のブロックの中心は,234番目のブロッ
クの最初のビット及び239番目のブロックの最初のビットとの中間点とする。また,隣接する任意のトラ
ックの236番目のブロックの中心は,5.4 トラックの中心でトラック
に沿って0.5ブロックに相当する。
15.3 トラッキング法
トラッキングは,ATF(自動トラックファインディング)方式による。ATFブロ
ックは,表4及び表5に示すようにATFゾーン1,ATFゾーン2及びATFゾーン3の三つのゾーンに割り
当る。
ATFゾーンは,スペーサブロック及びATFブロックから構成する。
スペーサブロックは,チャネルビットパターン1010101010を繰り返して構成する730個のチャネルビッ
トとする。スペーサブロックは,正のアジマストラックでは,正のアジマスを記録し,負のアジマストラ
ックでは,負のアジマスを記録する。
ATFブロックは,チャネルビットパターン1000010000を繰り返して構成する730個のチャネルビット
とする。ATFブロックは,正のアジマスを記録する。
ATFブロックは,トラック間の位相関係をATF-A,ATF-B及びATF-Cで示す。トラックn上のATF-B
ブロック,トラックn−1上のATF-Cブロック及びトラックn−2上のATF-Aブロックは,位相内で記録
し,図40に示す。
――――― [JIS X 6146 pdf 67] ―――――
61
X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
図40 ATFブロックとスペーサブロックの割当て
16. テープのレイアウト
テープのレイアウトは,デバイス領域について最大256パーティションで構成
する。パーティションの構成は,次による。
− リファレンス領域
− システム領域
− データ領域
− EOD領域
− オプションデバイス領域
――――― [JIS X 6146 pdf 68] ―――――
62
X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
図41 テープのレイアウト
16.1 デバイス領域
この領域は,磁気テープ上の最初の領域で,PBOTからLBOTまでとする。この領
域は,情報交換用データの記録はできない。テープ基準縁に沿ってPBOTからリファレンス領域の最初の
記録トラックの最初のブロックの最初のビットまでの長さは,870mm±10mmとする。この領域は,スピ
ンアップゾーン,試験ゾーン及びガードゾーンの三つのゾーンから構成する。
デバイス領域の最初のゾーンは,スピンアップゾーンとする。スピンアップゾーンは,テープをテープ
装置にロードしたとき,ドラムに巻き取られる部分である。
スピンアップゾーンの後は,記録再生用の試験ゾーンが続かなければならない。これら二つのゾーンの
内容はこの規格では規定しない。
試験ゾーンは,最小6.2mmのガードゾーンが続かなければならない。ここに記録することは,禁止する。
16.2 リファレンス領域
リファレンス領域は,AFN1264のフレームで構成する。最初のフレームは,
LBOTに始まり,AFN1とする。リファレンス領域は,システムログを更新するときに物理的な基準とし
て使用する。これらのフレームの内容は,この規格では規定しない。情報交換では,無視する。
16.3 ガードバンド1
ガードバンド1は,公称長を24フレームでAFN265288とし,システムログを更
新するとき,位置誤差を吸収するために使用する。ガードバンド1は,絶対フレーム番号の不連続及び繰
返しが発生することがある。記録信号は,無視してもよい。これらのフレームの内容は,この規格では規
定しない。情報交換では無視する。
――――― [JIS X 6146 pdf 69] ―――――
63
X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
16.4 システム領域
システム領域は,システムプリアンブル,システムログ,システムポストアンブル,
ガードバンド2及びベンダグループプリアンブルで構成する。
16.4.1 システムプリアンブル
システムプリアンブルは,AFN289360の72個のシステムプリアンブル
フレームで構成する。システムプリアンブルの内容は,この規格では規定しない。データ交換時は,無視
する。
16.4.2 システムログ
システムログは,MICに記録することとし,テープ上にも記録してよい(16.4.2.2.2
及び18.参照)。
ベンダデータ情報を含むシステムログをテープ上にも記録する場合,図41に示すAFN361AFN540を
もつ180フレームとする。各パーティションは,48バイトをパーティション情報とし,システムログのパ
ーティション0に記録する。ベンダデータ情報を含むシステムログを図42に示す。
システムログをMICだけに記録する場合,180フレームの内容は規定しない。データ交換時は,無視す
る。18.は,MICへのシステムログの記録方法を規定する。
148 パーティション0情報 48バイト 12 288バイト 44 544バイト
4996 パーティション1情報 48バイト
··· ··· ···
12 24012 288 パーティション255情報 48バイト
12 28912 359 ボリューム情報 72バイト
2バイト
12 36012 361 システムログベンダデータタイプ番号
12 36244 544 システムログベンダデータ 32 182バイト
図42 ベンダデータ情報を含むシステムログ
テープが1パーティション構成の場合,パーティション1情報からパーティション255情報の12 240バ
イトは,0に設定する。テープが2パーティション以上で構成する場合,最終パーティションに続くパー
ティション情報は,0に設定する。
16.4.2.1 パーティション情報 パーティション情報は,図43に示す。
――――― [JIS X 6146 pdf 70] ―――――
次のページ PDF 71
JIS X 6146:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 18809:2000(IDT)
JIS X 6146:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6146:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称