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附属書A(規定)光透過率の測定法
A.1 概要 この附属書は,テープの光透過率の測定装置及び測定法を規定する。
光透過率は,測定装置に試験片を入れないときを100とし,入れたときの比を百分率(%)で表す。
A.2 測定装置の構成 測定装置の構成は,次による。
− 光源
− 光検出部
− 測定用マスク
− 光学系
− 測定回路
A.2.1 光源 光源は,次のパラメータをもつ赤外線発光ダイオード(LED)を使用する。
波長 : 850 nm 50 nm
半値幅 : 50 nm
A.2.2 光検出部 光検出部は,平らなシリコンフォトダイオードを用い,閉回路で動作する。
A.2.3 測定用マスク 測定用マスクは,厚さを2mmとし,孔の直径(d)をフォトダイオードの受光領域
の80%100%の大きさに設定する。
表面は,黒のつや消しとする。
試験片は,マスクの孔を覆い,かつ,周りの光が漏れないようにマスクに固定する。
A.2.4 光学系(附属書A図1) 光は,マスクに垂直に入射し,光源からマスクまでの距離(L)は,次
の式による。
d
L 愀 愀
ここに, d : mm
α : 光軸上の最大光量に対して95%以上の光量がある領域
参考 附属書A図1は,機器などの配置を概念的に説明したものであり,定量的な関係まで示すもの
ではない。定量的関係については,上式が正しい。
A.2.5 仕上げ 装置全体は,つや消しの黒いケースで覆う。
A.2.6 測定回路(附属書A図2) 測定回路は,次による。
E : 出力電圧可変の定電圧電源
R : 電流制限用の抵抗器
LED : 赤外線発光ダイオード
Di : シリコンフォトダイオード
A : 演算増幅器
Rf0,Rf1 : 帰還用の抵抗器
S : 増幅率切替えスイッチ
V : 電圧計
LEDに流れる電流,すなわち,照射力は,供給電圧(E)によって変化する。
――――― [JIS X 6148 pdf 96] ―――――
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Diは,閉回路で動作する。
演算増幅器の出力は, V0 = Ik × Rf で与えられる。ここで,Ikは,Diの閉回路での電流とする。
出力電圧は,光の明るさに比例する。
Rf0 及び Rf1 は,許容誤差1%で,温度による抵抗変化の小さい抵抗器とする。これらの抵抗値の比は,
次の式による。
Rf0 1
R f1 20
A.3 測定法 測定法は,次による。
− スイッチ(S)を位置(0)に設定する。
− 試験片を取り付けないで,電圧計(V)の指示がフルスケール(100%)になるようにLED供給電圧
(E)を変化させる。
− リーダテープ又はトレーラテープをマスクに取り付ける。このときの電圧計は,60%100%を示す。
− 磁気テープの試験片をマスクに取り付ける。スイッチ(S)を位置(1)に設定する。このときの電圧
計のフルスケールは,光透過率5%を示す。
テープ シリコン
フォトダイオード
d
2α
光軸
LED
マスク
L
附属書A図 1 光学系の構成
Rf0
0
R
S
LED Rf1 1
E Di A
V
附属書A図 2 測定回路
――――― [JIS X 6148 pdf 97] ―――――
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附属書B(規定)信号対雑音比の測定法
信号対雑音比の測定は,分解能3 kHzのスぺクトラムアナライザを用いる。試験条件は,特に規定がな
い限り,本体10. による。
B.1 テープを交流消去する。
B.2 テープに記録密度3 436.4 ftpmm で記録する。その記録周波数を f1 で表す。
B.3 信号振幅の実効値は,読取りヘッドが最初にテープに接触して1 ms後から測定を開始し,1 msの時
間にわたってスぺクトラムアナライザを掃引して測定する。1回の掃引によって得た測定値を1回分の測
定値とし,8回分の測定値の平均値を求める。これをStapeとする。
これらの8回の掃引の際,周波数 f2 で全雑音レベルの実効値を測定する。ここで, f2 は,f1より2 MHz
低い周波数とする。1回の掃引によって得た測定値を1回分の測定値とし,100回分の測定値の平均値を求
める。これをNtotalとする。
B.4 周波数 f2 の再生系雑音レベルの実効値は,同じ1 msの時間にわたって,テープを巻き付けずにモー
タを回転させて測定する。1回の掃引によって得た測定値を1回分の測定値とし,8回分の測定値の平均値
を求める。これをNampとする。
B.5 信号対雑音比は,次による。
Stape
20 log dB
Ntape
ここに, テープ雑音 : N 2 2
tape Ntotal Namp
Namp
は,0.7未満とする。
Ntape
B.6 テープの信号対雑音比(SNRtape)は,B.3B.5を10回以上繰り返し測定した平均値とする。
B.7 二次基準テープについてもB.1B.6の測定を行い,二次基準テープの信号対雑音比SNRMSRTを求める。
供試テープの信号対雑音比は,次による。
(SNRtape SNRMSRT ) dB
――――― [JIS X 6148 pdf 98] ―――――
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附属書C(規定)記録レベルの公称値及び最大許容値の決定法(記録前条件)
記録レベルの公称値及び最大許容値の試験条件は,本体10. による。
C.1 記録レベルの公称値の決定法
C.1.1 信号振幅二次基準テープの記録密度4 581.9 ftpmmの信号を再生し,読み取った値を信号振幅二次基
準テープによって校正する。
C.1.2 交流消去した二次基準テープに,4 581.9 ftpmmの信号を記録電流が小さい値から徐々に増やしなが
ら記録し,読み取った値がC.1.1で求めた値と等しくなるまで記録電流を増やす。
C.1.3 交流消去した供試テープに対し,C.1.2で求めた記録電流で4 581.9 ftpmmの信号を記録する。読み
取った値を,記録密度4 581.9 ftpmmでの記録レベルの公称値とする。
C.1.4 記録密度763.7ftpmm,859.1ftpmm,981.8 ftpmm,1 145.5ftpmm,1 374.6ftpmm,1 718.2ftpmm,2
291.0ftpmm,3 436.4ftpmm及び4 581.9 ftpmmの値を求めるために,C.1.1 C.1.3を同様に繰り返す。
C.2 記録レベルの最大許容値の決定法
C.2.1 交流消去した二次基準テープに,記録密度4 581.9 ftpmmの信号を記録電流が小さい値から徐々に増
やしながら記録し,読み取った値がC.1.1で求めた校正後の値の120%になるまで記録電流を増やす。
C.2.2 交流消去した供試テープに対し,C.2.1で求めた記録電流で4 581.9 ftpmmの信号を記録する。読み
取った値を,記録密度4 581.9 ftpmmでの記録レベルの最大許容値とする。
C.2.3 記録密度763.7ftpmm,859.1ftpmm,981.8 ftpmm,1 145.5ftpmm,1 374.6ftpmm,1 718.2ftpmm,2
291.0ftpmm,3 436.4ftpmm及び4581.9 ftpmmの値を求めるために, C.2.1C.2.2を同様に繰り返す。
C.3 記録レベルの限界値 極端な記録レベルは,この規格を用いた記録システムの動作に支障を来すので,
互換性が得られる記録レベルの限界値を決める必要がある。限界値は,次による。
記録密度763.7ftpmm,859.1ftpmm,981.8 ftpmm,1 145.5ftpmm,1 374.6ftpmm,1 718.2ftpmm,2 291.0ftpmm,
3 436.4ftpmm及び4 581.9 ftpmmでは,記録レベルの最大許容値とする。
参考 互換性確保のために,記録レベルは,記録密度763.7ftpmm,859.1ftpmm,981.8 ftpmm,1
145.5ftpmm,1 374.6ftpmm,1 718.2ftpmm,2 291.0ftpmm,3 436.4ftpmm及び4 581.9 ftpmmで,
記録レベルの公称値を超えないことが望ましい。
――――― [JIS X 6148 pdf 99] ―――――
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附属書D(規定)16 ビットワードから18 チャネルビット
パターンへの変換
16ビットワードは,最上位ビットを左側とし,最下位ビットを右側とする。18チャネルビットパターン
は,最初に記録するビットを左側とし,最後に記録するビットを右側とする。
使用する記録装置は,記録信号の直流成分を0に近づける必要がある。すべての18チャネルビットパタ
ーンは,0直流平衡又は直流部とする。各18チャネルビットパターンは,DC(直流成分)を最小にする
ために,次の18チャネルビットパターンの二つの代替パターンのどちらかを選択するかを変調器に指示す
るインジケータQが含まれる。
Q' は,前のパターンの直流情報である。
Q は,現在のパターンの直流情報である。
ビットの変換表は,1 821ページにも及ぶため,次のURLによって入手できる。
http://www.iso.ch/isoiecxxxxtable.htm
変換表の最初を情報として次に示す。16ビット及び18チャネルビットパターンは,16進数で示す。
16ビット Q=0 Q Q=1 Q Q=2 Q Q=3 Q
バイト チャネル チャネル チャネル チャネル
ビット ビット ビット ビット
パターン パターン パターン パターン
(0000) (06A84) 2 (1EA97) 0 (3957B) 3 (21568) 1
(0001) (0A3D7) 3 (0A3DD) 3 (35C28) 2 (35C22) 2
(0002) (0A3D6) 1 (0A3DC) 1 (35C29) 0 (35C23) 0
(0003) (0A3D1) 3 (0A3D7) 3 (35C2E) 2 (35C28) 2
(0004) (0A3D0) 1 (0A3D6) 1 (35C2F) 0 (35C29) 0
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JIS X 6148:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6148:2004の関連規格と引用規格一覧
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