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X 6149 : 2003 (ISO/IEC 18836 : 2001)
12.3 情報交換時の再生信号振幅
記録密度3 704 ftpmmで3 000磁束反転以上にわたる平均信号振幅は,
標準信号振幅の80130 %とする。
13. トラックの構成
13.1 概要
トラックパターンは,テープ走行方向と一対の二つのヘッドの回転軸との相対関係で形成す
る。この一対のヘッドの一つは,正のアジマス角をもち,他のヘッドは,負のアジマス角をもつ。記録の
方向は,テープ基準縁から離れる方向とする。トラックの位置及び寸法は,図45による。
テープ走行方向
C
B
ヘッド走査方向
E
F
トラック1 トラック2
A
トラック
中心線
負アジマス角
正アジマス角
A : トラック角
B : トラック幅
C : トラック間隔
E : トラック長
F : ガードバンド
図 45 トラックの位置及び寸法
13.2 トラック間隔
トラック間隔は,任意の隣接した二つのトラック間で,9.91 1.50
13.3 平均トラック間隔
平均トラック間隔は,任意の連続した60トラックの間隔の平均とし,その値は,
9.91 m 0.35 mとする。
13.4 トラック幅
トラック幅は,公称値 9.91
13.5 トラック角
トラック角は,テープ基準縁に対する角度とし,公称値4.902 5 °とする。
13.6 トラック長
トラック長は,73.438 mm ± 0.220 mmとする。
――――― [JIS X 6149 pdf 56] ―――――
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13.7 ガードバンド
テープ基準縁からトラックの記録開始までをガードバンドとし,その幅は,905
10
13.8 アジマス角
正のアジマス角は,20.009 ° ± 0.200 °とする。負のアジマス角は, 9.991 ° ± 0.200 °と
する。
13.9 トラックエッジの直線性
記録したトラックエッジは,6 涕鎖 の平行線の間になければな
らない。平行線は,テープ基準縁から公称トラック角で設定する。
14. テープの配置
14.1 概要
テープの配置は,図46による。テープは,1255個までのパーティションからなる。最初の
パーティションをパティーション0とし,昇順に番号を付ける。テープフォーマットの構成要素は,14.2
14.7で規定する。テープは,全体に消去ブロックを書込み消去する。テープをフォーマットするとき,
各パーティションは,PBOP,LBOP及びEODを含むこととする。
PBOT PEOT
リーダ 磁気テープ(記録面) リーダ
THL パーティション0パーティション1パーティションn
ホストデータ
ファイルマーク
LBOP セットマーク EOD
PBOP LEOP PEOP
図 46 テープの配置
14.2 テープ履歴ログ (THL)
HLは,パーティション番号を (FF) とする。THLの記録は,PBOTから
518 mm±10 mmの位置で開始する。THLは,50トラックのPBOPブロック及び50トラックのLBOPブロ
ックからなる。最初のPBOPブロックは,トラック1で始まり,最初のPBOPブロックのPIDを (00000000)
とする。THLの内容は,規定せず,情報交換時には無視する。100トラックのEODブロックが,最後のデ
ータトラックに続くこととする。
――――― [JIS X 6149 pdf 57] ―――――
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14.3 PBOP
すべてのパーティションは,PBOPで始まる。PBOPは,340トラックのPBOPブロックか
らなる。最初のPBOPトラックは,トラック1で始まる。すべてのPBOPブロックヘッダは,PID及びRwtstat
を除いて同じとする。最後の2トラックのRwtstatフィールドは,0011とする。PIDは,テープ上の位置
を示す。BIDは,(00000000) に設定する。
14.4 LBOP
LBOPは,PBOPに続いて記録し,460トラックのLBOPブロックからなる。すべてのLBOP
のBIDは,(00000000) に設定する。
14.5 データ領域
14.5.1 概要 データ領域は,LBOPに続いて記録し,データブロック,シャットダウンブロック及びギャ
ップブロックからなる。書込みを中止するとき,2個以上のギャップブロック,それに続く2個のシャッ
トダウンブロックを偶数番号トラックの終わりに書き込む。再び書込みを開始するとき,2個のシャット
ダウンブロックは,ギャップブロックで重ね書きする。ファイルマーク及びセットマークは,ホストから
の要求で記録する。データブロック又はショートファイルマークブロックは,誤りがあるとき,再書込み
してもよい。再書込み物理ブロックのブロックヘッダは,テープ上の位置を示すPIDを除いて元のブロッ
クヘッダと同じとする。 物理ブロックをテープ上に更に再書込みできるかは,DBIDフィールドによる。
ブロックは,繰り返し再書込みしてもよい。
14.5.2 ショートファイルマーク ショートファイルマークは,1個のショートファイルマークブロックか
らなる。
14.5.3 ロングファイルマーク ロングファイルマークは,2トラックのギャップブロック,それに続く2
トラックのロングファイルマークブロック及びそれに続く2トラック以上のギャップブロックからなる。
ロングファイルマークブロックの最初のトラックは,トラック1で始まる。すべてのロングファイルマー
クブロックのBIDは,同じとする。すべてのデータブロックは,RBCによって照合し,ロングファイルマ
ークを書き込む前に再書込みする。
14.5.4 セットマーク セットマークは,2トラックのギャップブロック,それに続く2トラックのセット
マークブロック及びそれに続く2トラック以上のギャップブロックからなる。セットマークブロックの最
初のトラックは,トラック1で始まる。すべてのセットマークブロックのBIDは,同じとする。すべての
データブロックは,RBCによって照合し,セットマークを書き込む前に再書込みする。
14.6 EOD
EODは,データ領域の直後に書き込む。EODは,2トラックのギャップブロック及びそれに
続く880トラックのEODブロックからなる。データ領域は,EODに重ね書きし,追記録してもよい。
14.7 PEOP
PEOPは,テープ上に記録しない。PEOPは,パーティションの終端で,パーティションの
データを次のパーティションに重ね書きしないようにする。PEOPのPIDは,LBOPブロックに記録する。
PIDがPEOPのPIDに一致したとき,すべてのホストデータの書込みが終了する。PEOPのPIDに続いて,
追加の32トラックを書き込む。このトラックの内容は,規定せず,情報交換時には無視する。
――――― [JIS X 6149 pdf 58] ―――――
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附属書A(規定)テープの光透過率の測定法
A.1 概要 この附属書は,テープの光透過率の測定装置及び測定法を示す。
光透過率は,測定装置に試験片を入れないときの計測値と入れたときの計測値の比を百分率(%)で表
す。
A.2 測定装置の構成 測定装置の構成は,次による。
− 光源
− 光検出部
− 測定用マスク
− 光学系
− 測定回路
A.2.1 光源 光源は,次のパラメータをもつ赤外線発光ダイオード(LED)を使用する。
波長 : 850 nm 50 nm
半値幅 : 50 nm
A.2.2 光検出部 光検出部は,平らなシリコンフォトダイオードを用い,閉回路で動作する。
A.2.3 測定用マスク 測定用マスクは,厚さを2 mmとし,孔の直径 (d) をフォトダイオードの受光領域
の80100 %の大きさに設定する。
表面は,黒のつや消しとする。
試験片は,マスクの孔を覆い,かつ,周りの光が漏れないようにマスクに固定する。
A.2.4 光学系(附属書A図1) 光は,マスクに垂直に入射し,光源からマスクまでの距離 (L) は,次
の式による。
L d
2tan
ここに, d : mm
α : 光軸上の最大光量に対して95 %以上の光量がある領域に設定
参考 附属書A図1は,原国際規格のとおりに機器の配置などを概念的に説明したものであり,定量
的な関係まで示すものではない。定量的関係については,上式が正しい。
A.2.5 仕上げ 装置全体は,つや消しの黒いケースで覆う。
A.2.6 測定回路(附属書A図2) 測定回路は,次による。
E : 出力電圧可変の定電圧電源
R : 電流制限用の抵抗器
LED : 赤外線発光ダイオード
Di : シリコンフォトダイオード
A : 演算増幅器
Rf0,Rf1 : 帰還用の抵抗器
S : 増幅率切替えスイッチ
V : 電圧計
LEDに流れる電流,すなわち,照射力は,供給電圧 (E) によって変化させる。
――――― [JIS X 6149 pdf 59] ―――――
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Diは,短絡回路モードで動作させる。
演算増幅器の出力電圧は,次による。
V0 Ik Rf
ここに, Ik : Diの短絡回路モードでの電流
出力電圧は,光量に比例する。
Rf0 及び Rf1 は,許容誤差1 %で,温度による抵抗変化の小さい抵抗器とする。これらの抵抗値の比は,
次の式による。
Rf0 1
Rf1 20
A.3 測定法 測定法は,次による。
− スイッチ (S) を位置 (0) に設定する。
− 試験片を取り付けないで,電圧計 (V) の指示がフルスケール (100 %) になるようにLEDの供給電圧
(E) を変化させる。
− リーダテープ又はトレーラテープをマスクに取り付ける。このとき電圧計は,60 %100 %を示さな
ければならない。
− 磁気テープの試験片をマスクに取り付ける。スイッチ (S) を位置 (1) に設定する。このときの電圧計
のフルスケールは,光透過率5 %を示す。
テープ シリコン
フォトダイオード
d
2α
光軸
LED
マスク
L
附属書A図 1 光学系の構成
――――― [JIS X 6149 pdf 60] ―――――
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JIS X 6149:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 18836:2001(IDT)
JIS X 6149:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6149:2003の関連規格と引用規格一覧
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