JIS X 6227:1997 90mmフレキシブルディスクカートリッジ―記憶容量10メガバイト | ページ 5

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X 6227: 1997 (ISO/IEC 13422 : 1994)
識別子マーク アドレス識別子
トラックアドレス セクタ番号 EDC
C 面 S
12バイト 3バイト 1バイト 1バイト 1バイト 1バイト 1バイト 2バイト
(00) (A1) * (FE) (00) ,(01) ,(80) (02)
又は (81)
図7 セクタ識別子

12.2.1 識別子マーク

 識別子マークの領域は,12 (00) バイト,3 (A1) *バイト及び1 (FE) バイトからなる
16バイトとする。

12.2.2 アドレス識別子

 アドレス識別子の領域は,6バイトとし,次による。
12.2.2.1 トラックアドレス トラックアドレスの領域は,2バイトとし,次による。
a) シリンダ番号 (C) の領域は,トラックアドレスの第1バイトとし,最外周のシリンダ000から最内周
のシリンダ254までの該当シリンダ番号を2進数で記録する。
b) 面番号(面)の領域は,トラックアドレスの第2バイトとし,ディスクの面番号を記録する。0面の
全トラックは (00) に設定し,1面の全トラックは (01) に設定する。欠陥セクタの場合,0面は (80) に
設定し,1面は (81) に設定する。
12.2.2.2 セクタ番号 (S) セクタ番号の領域は,アドレス識別子の第3バイトとし,第1セクタの01か
ら最後のセクタの39までの該当セクタ番号を2進数で記録する。
セクタ番号は,任意の順番で記録してもよい。
欠陥セクタが発生した場合,欠陥セクタにはセクタ番号39を付与し,この欠陥セクタを飛び越して良セ
クタにセクタ番号を順次付与する。
12.2.2.3 第4バイト 第4バイトは, (02) に設定する。
12.2.2.4 EDC EDCは,2バイトとし,識別子マークの第13バイトの (A1) *(12.2.1参照)からアドレス
識別子の第4バイト(12.2.2.3参照)までを用いて,11.13で規定する生成多項式によって生成する。EDC
で誤りを検出した場合,そのセクタは,欠陥セクタとする。欠陥セクタの取扱いは,JIS X 0605の規定に
よる。

12.3 識別子ギャップ

 識別子ギャップの領域は,初期設定時に22 (4E) バイトに設定し,重ね書きの繰返
しに対しては22 (4E) バイトでなくてもよい。

12.4 データブロック

 データブロックの領域は,図8に示す。
データマーク データ領域 EDC
12バイト 3バイト 1バイト512バイト 2バイト
(00) (A1) * (FB)
図8 データブロック

12.4.1 データマーク

 データマークの領域は,12 (00) バイト,3 (A1) *バイト及び1 (FB) バイトからなる
16バイトとする。

12.4.2 データ領域

 データ領域は,512バイトとする。
この領域に記録するデータが512バイト未満の場合,残りの領域は, (00) に設定する。

12.4.3 EDC

 EDCは,2バイトとし,データマークの (A1) *の最初のバイトからデータ領域の最終バイト
までを用いて,11.13で規定する生成多項式によって生成する。
EDCが誤っている場合,そのセクタは,欠陥セクタとする。欠陥セクタの取扱いは,JIS X 0605の規定

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による。

12.5 データブロックギャップ

 データブロックギャップの領域は,初期設定時に1 (4E) バイト及び13(消
去)バイトに設定し,重ね書きの繰返しに対しては1 (4E) バイト及び13(消去)バイトでなくてもよい。
データブロックギャップは,次のセクタ識別子に先行して,各データブロックの後に記録する。最終の
データブロックギャップは,インデックスギャップに先行する。
最終のデータブロックギャップの書込みは,インデックスパルスを検出しても行う。

13. サーボトラックの記録の一般的要求事項

13.1 概要

 セクタサーボ記録方式は,ディスク装置の磁気ヘッドのトラック位置を決める信号をセクタ
間にサーボデータとして記録する技術である。磁気ヘッドに対するトラックの位置決め情報は,各データ
トラックから1/2トラック離れた位置のサーボトラックに記録する。
13.は,サーボトラックの記録方式を規定し,14.は,トラックの配置(図10参照)を規定する。

13.2 記録方式

 サーボ識別信号 (SVID) は,図9で規定する2種類の磁束反転周波数で図10に示すとお
り交互のサーボトラックに記録する。サーボデータ信号 (SVDT) は,サーボトラックにf1及びf2の二つの
周波数で記録する。
SVDT信号は,14.2.2に示す。
単位 ftps
形式 SVID A SVID B SVDT
625 000及び
磁束反転周波数 250 000 125 000
1 250 000
図9 サーボ信号の磁束反転周波数
参考 サーボトラックの記録条件は,附属書Jに示す。

13.3 サーボトラック

13.3.1 トラック数

 サーボトラック数は,磁性層の有効領域に1面当たり264本とする。

13.3.2 トラック幅

 記録したサーボトラック幅は,0.059mm     mmとする。
003
.0004
.0
トラック幅の測定方法は,附属書CのC.2による。

13.3.3 トラック位置

13.3.3.1 公称位置 サーボトラック中心線の半径の公称値 (Rn) は,次の式によって算出する。
Rn=x−0.059n
ここに, Rn : トラック中心線の半径の公称値 (mm)
x : 0面の場合39.500mm,1面の場合38.000mm
n : サーボトラック番号−6.5+256.5
13.3.3.2 トラック位置の許容差 記録済みサーボトラックの中心線は,7.1.1の試験環境で,公称トラック
位置に対して±0.028mm以内とする。
13.3.3.3 サーボトラック間隔及びすきま幅 サーボトラック間隔及びすきま幅は,次による。
− 隣接するサーボトラックの中心線の間隔は,0.059mm±0.004mmとする。
− 半径方向に隣接する二つのサーボデータのすきま幅は,0.003mm以内とする。
− 0面と1面の同一番号のサーボトラックの間隔は,1.500mm±0.010mmとする。
隣接するサーボトラックの中心線及びすきま幅の測定方法は,附属書CのC.2による。
13.3.3.4 サーボトラック中心線の偏心 各サーボトラック中心線の半径方向の偏心は,0.005mm以下とす
る。

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13.3.4 トラック番号

 サーボトラック番号は,最外周トラック−6.5から最内周トラック+256.5まで順番
に付与する(図10参照)。

13.4 サーボデータの平均信号振幅

 磁気ヘッドが半径方向に隣接した2個のサーボデータの出力が等し
くなるトラックに位置したとき,トラック+0.5からトラック+254.5のサーボデータ信号振幅 (f1) の1周
分の平均値は,標準信号振幅 (SRAf1) に対して80%以下とし,標準信号振幅 (SRAf2) に対して30%以上と
する。

13.5 サーボデータの信号振幅の変動

 サーボデータの信号振幅の変動は,磁気ヘッドが半径方向に移動
する変位量を用いて表す。各セクタで半径方向に隣接する2個のサーボデータの出力が等しくなるトラッ
ク1周分(セクタ39個)を測定し,これをフーリエ変換 (FFT) し,1次偏心成分及び2次偏心成分を除
く高次偏心成分の合計を測定する。
この値は,±0.001 2mm以内とする。
測定方法は,附属書Kによる

14. サーボトラックの配置

 サーボトラックの配置は,図10に示すとおりとし,サーボトラック番号−6.5
からサーボトラック番号+256.5までのサーボトラックにサーボ信号を記録する。サーボ信号は,A形式の
サーボ識別子 (SVID A)又はB形式のサーボ識別子 (SVID B) 及びサーボデータ (SVDT) からなる。

――――― [JIS X 6227 pdf 23] ―――――

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図10 サーボトラックの配置

14.1 データトラックとサーボトラックとの偏差

 各セクタについて,半径方向に隣接する二つのサーボ
データの境界の中心線の半径と,これに続くデータトラックの中心線の半径との差は,0.003mm以下とす
る。
磁気ヘッドを半径方向に0.005mmを超えないピッチで移動しながら次のトラック半径を求め,次の式に
よって偏差を求める。
RS1+RS2
CD= Rd
2
ここに, CD : データトラックとサーボトラックとの偏差 (mm)
Rd : 一つのセクタのデータトラックの信号振幅の平均値が最大
となるデータトラックの半径 (mm)
RS1 : 同じセクタ上で,半径方向に隣接する二つのサーボデータの
出力が等しくなるトラックの半径 (mm)
RS2 : 次に続くセクタ上で,半径方向に隣接する二つのサーボデー

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タの出力が等しくなるトラックの半径 (mm)

14.2 サーボ領域のタイミング

 サーボ領域のタイミングは,図11に示す。
図11 サーボ領域のタイミング

14.2.1 サーボ識別子

 セクタ01のサーボ識別子の始点は,トラックの始点から48.5バイト長離れた位置
とし,セクタ02以降のサーボ識別子の始点は,それぞれ直前のセクタのサーボ識別子の始点から666.5バ
イト長とする。
A形式のサーボ識別子 (SVID A) は,12.5バイト長を記録し,B形式のサーボ識別子 (SVID B) は,12.5
バイト長を記録する。
SVID Aの記録は,最外周サーボトラック番号−6.5のサーボトラックとし,SVID Bの記録は,最外周サ
ーボトラックの次のサーボトラック番号−5.5とする。サーボトラック番号−4.5から+256.5までは,SVID
A及びSVID Bを繰り返し,記録する。
SVID A又はSVID Bを記録した後,1.5バイト長を消去する。
SVID A及びSVID Bの始点から78.5バイト長離れた位置をデータトラックの始点とする。
インデックスパルスは,どのトラックでも図12に示す基準線Cから0.35mmの位置で発生することとし,
その立ち上がり時点をトラックの始点とする。

――――― [JIS X 6227 pdf 25] ―――――

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  • ISO/IEC 13422:1994(IDT)

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