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Z 1602 : 2003
表 1
寸法(6) m 質量(7) 容量(8)
天板・地板の辺の長さ 高さ
A H g L
238.0±2.0 349.0±2.0 1140±60 19.25±0.45
注(6) 寸法は,外のりを示す。
(7) ふた付き缶の質量を示す。
(8) 水を満注にした缶の容量を示す。
6. 材料
a) 金属板 金属板は,JIS G 3303 若しくはJIS G 3315 に規定する鋼板,又はJIS G 3303 に規定する原
板を用い,すず,ニッケル,クロムのうち1種類又は2種類以上をめっきした鋼板で,呼び厚さ0.32 mm
のものを用いる。
b) はんだ付け材 はんだ付け材は,JIS Z 3282 に規定するものを用いる。
c) 接着剤 接着剤は,内容物に対し適切な品質をもち,必要な耐久性をもつものとする。
d) 巻締め用密封材 巻締め用密封材は,内容物に対し適切な品質をもち,必要な耐久性をもつものとす
る。
e) 内面塗料 缶の内面に塗装を行う場合には,内容物に対し適切な品質をもつものとする。
f) 手環 手環に用いる鉄線は,JIS G 3532 に規定するものを用いる。
7. 試験
7.1 非危険物用18リットル缶の試験
7.1.1 気密試験 缶内にゲージ圧10 kPaの圧縮空気を送り込み,漏れの有無を調べた後,圧力を取り去
り,缶の変形の有無を調べる。
7.1.2 水圧試験 缶内に水を注入し,ゲージ圧40 kPaの水圧を加え,漏れの有無を調べる。
7.2 危険物用18リットル缶の試験
7.2.1 気密試験 缶内に,表2に規定する圧縮空気を送り込み,漏れの有無を調べる。
――――― [JIS Z 1602 pdf 6] ―――――
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Z 1602 : 2003
表2
危険物の区分 危険等級II及びIII
ゲージ圧 kPa 20
7.2.2 水圧試験 缶内に水を注入して,水圧を加え,漏れの有無を調べる。試験圧力(ゲージ圧)は,次
のうち,いずれか高い方の圧力以上とする。
a) 収納する危険物の55 ℃における蒸気圧に1.5を乗じた値から100 kPaを減じた圧力。
b) 100 kPaの圧力。
7.2.3 落下試験 落下試験は,液体用及び固体用缶について行い,表35に規定する高さから,コンクリ
ート又はこれと同程度の固く弾力性のない平滑な水平面上に落下させ,漏れの有無を調べる。
なお,充てん物及び充てん量,落下姿勢並びに落下高さは,次による。
a) 充てん物及び充てん量
1) 液体用 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質,又は水を容量の98 %以上
充てんする。
2) 固体用 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質を,容量の95 %以上充てん
する。
b) 落下姿勢 底面を下にした対面落下とする。
c) 落下高さ
1) 落下高さは,液体用又は固体を充てんする容器に対して,充てんする危険物又はこれと同等の物理
的性質をもつ代替物質を用いて試験を行う場合は,表3による。
表3
危険等級 II III
落下高さ m 1.2 0.8
2) 代替物質として,水を用いて試験を行う場合で,充てんする物質の比重が1.2以下の場合は,表4
による。
表 4
危険等級 II III
落下高さ m 1.2 0.8
3) 代替物質として,水を用いて試験を行う場合で,充てんする物質の比重が1.2を超える場合は,表5
による。
表 5
危険等級 II III
落下高さ m 比重×1.00 比重×0.67
備考 小数点第2位以下は切り上げとする。
7.2.4 積重ね試験 積重ね試験は液体用及び固体用について行い,液体用は内容積の98 %以上の水,固
体用は内容積の95 %以上の充てんされる物質と同等の物理的性質をもつ物質を充てんして,縦置きにし
て次の試験を行う。
積重ね条件 : 次の計算式によって算出した荷重を供試品の上部に均一に加えた状態で,24時間放置する。
W w 3( h/)
ここに, W : 供試品の上部に加える荷重 (N)
w : 容器1個当たりの内容物を含む重量 (N)
――――― [JIS Z 1602 pdf 7] ―――――
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Z 1602 : 2003
h : 供試品の高さ (m)
備考 (3−h)/hの小数点第1位以下は切り上げる。
7.3 手環取付け強度試験
天板を適切な方法で固定し,天板に取り付けた手環を手環つかみ金具を用い
て,垂直方向に600 Nの静荷重で引張り,手環取付けの外れの有無を調べる。
なお,手環つかみ金具は約6 cm幅の鋼板を曲げたものとする。
8. 検査
検査は,品質,構造,形状,寸法,質量及び容量について行い,3. 5. の規定に適合しなけれ
ばならない。
9. 表示
缶には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年月又はその略号
c) 危険物収納容器略号
――――― [JIS Z 1602 pdf 8] ―――――
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Z 1602 : 2003
関連規格 JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方
JIS Z 1602:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 55 : 包装及び物流 > 55.120 : 缶.ぶりき缶.チューブ
JIS Z 1602:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG3315:2017
- ティンフリースチール
- JISG3532:2011
- 鉄線
- JISZ1607:2003
- 金属板製ふた・口金
- JISZ3282:2017
- はんだ―化学成分及び形状