JIS Z 1701:2008 ゴムバンド | ページ 2

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Z 1701 : 2008
1 ゴムバンド
2 補助具
図2−折り径の測定方法の例(平面図)

7.5 引張試験

7.5.1  引張強さ及び切断時伸び
引張強さ及び切断時伸びは,JIS K 6251の7.2.2(引張強さ,切断時引張応力及び切断時伸びを求めるた
めの測定)によって,試験片が切断するまでの最大引張力及び切断時の伸びを測定する。
ダンベル状試験片の場合には,切断時伸びを求めるために,適切な方法によって切断時の標線間の距離
を測定する。リング状試験片の場合には,切断時伸びを求めるために,切断時のプーリ中心の移動距離と
つかみ具間との距離を測定する。プーリは,試料を引っ張りながら回転させることができる,有効径4.5 mm
25 mmのものとする。
7.5.2 所定伸び引張応力
所定伸び引張応力は,ダンベル状試験片の場合には,所定伸び引張応力を求めるために,適切な方法に
よって標線間距離が所定の距離に達したときの引張力を読み取る。リング状試験片の場合には,所定伸び
引張応力を求めるために,プーリの中心間距離 (I) が,式 (1) に達したときの引張力を読み取る(図3参
照)。
I=4L−πr (1)
ここに, I : プーリの中心間距離(mm)
L : リング状試験片の折り径
r : ローラの半径
図3−リング状試験片のプーリの中心間距離I
7.5.3 計算及び試験結果のまとめ方
計算及び試験結果のまとめ方は,次による。
a) 引張強さは,式 (2) 及び式 (3) によって算出し,試験片3本の平均値を,JIS Z 8401によって,丸め
幅0.1で表す。断面積は,幅寸法に厚さ寸法を乗じたものとする。
ダンベル状試験片
S Fm
T (2)
S
リング状試験片
S Fm
T (3)
2S

――――― [JIS Z 1701 pdf 6] ―――――

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Z 1701 : 2008
ここに, TS : 引張強さ(MPa)
Fm : 最大引張力(N)
S : 試験片の断面積(mm2)
b) 切断時伸びは,式 (4) 及び式 (5) によって算出し,試験片3本の平均値を,JIS Z 8401によって丸め
幅10で表す。
ダンベル状試験片
L1−L0
Eb 100 (4)
L0
ここに, Eb : 切断時伸び(%)
L0 : 標線間距離(mm)
L1 : 切断時の標線間距離(mm)
リング状試験片
I1−I0 I I2−I0
Eb 100 100 (5)
I0 I0
ここに, Eb : 切断時伸び(%)
I : 切断時のプーリの中心間距離(mm)
I0 : 試験片の初期の内周の1/2(mm)
I1 : 切断時の試験片の内周の1/2(mm)
I2 : プーリの円周の1/2(mm)
c) 所定伸び(300 %時)引張応力は,式 (6) 及び式 (7) によって算出し,試験片3本の平均値を,JIS Z
8401によって丸め幅0.01で表す。
ダンベル状試験片
300=F300
M (6)
S
リング状試験片
F300
M300 = (7)
2S
ここに, M300 : 300 %伸ばしたときにおける引張応力(MPa)
F300 : 伸び時における引張力(N)
S : 試験片の断面積(mm2)

7.6 永久伸び試験

  リング状試験片は,3本とし,移動できる二つのプーリをもった構造の試験機を使用して試験を行い,
表3に示す伸びを与え,そのまま10分間置いた後,急に緩め,緩めてから10分後の永久伸びを測定する。
また,試験片のもとの長さは,折り径 (L) とする。
永久伸びは,式 (8) によって算出し,試験結果は,3本の試験片によって得られた測定値の平均値を,
JIS Z 8401によって丸め幅1で表す。
表3−永久伸び試験における与える伸び
単位 %
種類 与える伸び
1種 400
2種 250

――――― [JIS Z 1701 pdf 7] ―――――

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Z 1701 : 2008
l1− l0
PS 100 (8)
l0
ここに, PS : 永久伸び(%)
l0 : 試験前の折り径(mm)
l1 : 試験後の折り径(mm)

7.7 熱老化試験

  7.2.1の試験片3本を用い,JIS K 6257の7.(促進老化試験A-2法)の規定によって,温度70 ℃±1 ℃,
試験時間は,連続 96時間促進老化させた後,7.5.1の試験を行い,引張強さ及び切断時伸びを測定し,そ
れぞれ処理前に対する残留率を求める。残留率は,式 (9) によって算出し,JIS Z 8401によって丸め幅1
で表す。
X1
AR = (9)
× 100
X0
ここに, AR : 加熱前の引張強さ,切断時伸びに対する加熱後の残留率(%)
X0 : 加熱前の引張強さ,切断時伸び
X1 : 加熱後の引張強さ,切断時伸び

8 検査

  ゴムバンドは,箇条7の試験を行い,箇条5及び箇条6に適合しなければならない。

9 包装及び表示

9.1 包装

  ゴムバンドの包装は,最小単位ごとに包装する。

9.2 表示

  ゴムバンドの表示は,最小包装単位ごとに見やすいところに,次の表示を行う。
a) 規格番号又は規格名称
b) 種類(ただし,2種だけ表示する。)
c) 呼び(番手)及び幅
表示方法の例 : 呼び(番手)16 幅1.10
d) 製造業者名又はその略号
e) 製造年月又はその略号
f) 正味質量
g) 取扱い上の注意事項 ゴムバンドは,温度,紫外線などによってその品質が低下しやすく,また,天
然ゴムを使用している製品においては,ゴムアレルギーを起こす場合があるため保存及び取扱いに当
たっては,その旨を表示する。
表示方法の例 : 1 直射日光及び高温場所は,避ける。
2 ゴムアレルギーの方は,発しん(疹),湿しん(疹)の恐れがありますので,肌
への直接の使用を避けて下さい。

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