この規格ページの目次
JIS Z 3940:2010 規格概要
この規格 Z3940は、手溶接,半自動溶接,自動溶接又は全自動溶接のアーク溶接時に発生する溶接ヒュームの発生量及び化学成分に関するデータシートについて規定。
JISZ3940 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3940
- 規格名称
- 溶接ヒュームのデータシート
- 規格名称英語訳
- Fume data sheets
- 制定年月日
- 2010年2月22日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 15011-4:2006(MOD), ISO 15011-4:2006/AMENDMENT 1:2008(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.100, 25.160.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2010-02-22 制定日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 3940:2010 PDF [27]
Z 3940 : 2010
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 データシート作成の手順・・・・[2]
- 5 試験条件・・・・[2]
- 5.1 一般的な試験条件・・・・[2]
- 5.2 被覆アーク溶接の試験条件・・・・[3]
- 5.3 ガスシールドアーク溶接の試験条件・・・・[4]
- 5.4 セルフシールドアーク溶接の試験条件・・・・[4]
- 6 溶接ヒュームのデータシート・・・・[5]
- 6.1 溶接ヒュームのデータシートの作成・・・・[5]
- 6.2 溶接ヒュームのデータシートの提供・・・・[5]
- 6.3 溶接ヒュームのデータシートの更新・・・・[6]
- 6.4 データの共有・・・・[6]
- 6.5 溶接ヒュームのデータシートの有効性・・・・[6]
- 附属書A(規定)溶接ヒュームのデータシート・・・・[7]
- 附属書B(規定)溶接ヒュームの主要成分・・・・[8]
- 附属書C(参考)溶接ヒュームのデータシートの例・・・・[9]
- 附属書D(参考)実績データの例・・・・[10]
- 附属書E(参考)溶接ヒュームのデータシートの任意選択項目・・・・[12]
- 附属書F(参考)溶接ヒュームのデータシートの例(任意選択項目)・・・・[14]
- 附属書G(参考)溶接ヒュームのキー成分・・・・[15]
- 附属書H(参考)溶接ヒュームのデータの利用について・・・・[16]
- 附属書I(参考)溶接材料分類方法の例・・・・[19]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[21]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 3940 pdf 1] ―――――
Z 3940 : 2010
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)及び財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 3940 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3940 : 2010
溶接ヒュームのデータシート
Fume data sheets
序文
この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 15011-4を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対
応国際規格には規定されていない試験条件(試験板の寸法,前処理及び空冷式トーチの使用)を追加する
とともに,構成及び技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,手溶接,半自動溶接,自動溶接又は全自動溶接のアーク溶接時に発生する溶接ヒュームの
発生量及び化学成分に関するデータシートについて規定する。
この規格で対象とする溶接方法は,次による。
− 被覆アーク溶接
− ソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤによるガスシールドアーク溶接
− セルフシールドアーク溶接
ただし,ティグ溶接及びサブマージアーク溶接は,対象としない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15011-4:2006,Health and safety in welding and allied processes−Laboratory method for sampling
fume and gases−Part 4: Fume data sheets及びAmendment 1:2008(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3920 溶接ヒューム分析方法
JIS Z 3930 アーク溶接のヒューム発生量測定方法
ISO/IEC Guide 98-3,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of uncertainty in
measurement (GUM:1995)
――――― [JIS Z 3940 pdf 3] ―――――
2
Z 3940 : 2010
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1及びJIS Z 3001-2によるほか,次による。
3.1
溶接ヒュームの主要成分(Principal components of a welding fume)
安全衛生上重要な溶接ヒュームの成分。
4 データシート作成の手順
データシート作成の手順は,次による。
a) 溶接ヒューム発生量の測定は,JIS Z 3930による。
なお,試験条件は箇条5による。
b) 溶接ヒュームの化学成分の分析方法は,JIS Z 3920による。このとき,主要成分を特定するために,
定性分析を行ってもよい。
c) 溶接ヒュームのデータシートの様式は,附属書Aによる。
d) 溶接方法及び溶接材料の種類ごとの溶接ヒュームの代表的な主要成分を附属書Bに示す。
e) 溶接ヒュームのデータシートの例を附属書Cに示す。
f) ISO/IEC Guide 98-3に準拠して,測定の不確かさを推定することが望ましい。
注記 試験機関の繰返し精度及び再現性に関する実績データの例を附属書Dに示す。
5 試験条件
5.1 一般的な試験条件
溶接ヒュームの測定に関する一般的な試験条件は,表1による。
表1−一般的な試験条件
項目 試験項目 試験条件
ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤについては,製品範囲の最小径,最大径及
び1.2 mm又はそれに近いワイヤ径について溶接ヒューム発生量を測定し,他の径に
溶接 ついては内挿法によって溶接ヒューム発生量を推定し,溶接ヒュームのデータシート
ワイヤ径 ヒューム の備考に“推定値”と記載するa)。その他の溶接材料・溶接方法については,製品範
及び棒径 発生量 囲の最小径及び最大径について溶接ヒューム発生量を測定し,他の径については内挿
法によって溶接ヒューム発生量を推定し,溶接ヒュームのデータシートの備考に“推
定値”と記載するa)。
化学成分 測定に用いたいずれかの径について溶接ヒュームの分析を行う。
被覆アーク溶接 表2による。
ガスシールド 表3による。
溶接電流 アーク溶接
溶接
セルフシールド 表5による。
ヒューム
アーク溶接
発生量
被覆アーク溶接 表2による。
及び
ガスシールド 表3による。
化学成分
アーク電圧 アーク溶接
セルフシールド 表5による。
アーク溶接
――――― [JIS Z 3940 pdf 4] ―――――
3
Z 3940 : 2010
表1−一般的な試験条件(続き)
項目 試験項目 試験条件
被覆アーク溶接 表2による。
ガスシールド 表3による。
極性 アーク溶接
セルフシールド 表5による。
アーク溶接
ガスの種類 ガスシールド 表3による。
及び流量 アーク溶接
溶接速度 製造業者が推奨する範囲内で,熟練した溶接技能者が推奨する溶接速度を使用する。
材質 軟鋼,低合金鋼,高合金鋼,鋳鉄及び肉盛用溶接材料の試験板に
は軟鋼を用いる。ニッケル合金,アルミニウム合金及び銅合金用
溶接材料の試験板には,できるだけ溶接金属に近い組成のものを
使用する。
寸法 必要なアーク発生時間を連続して溶着するのに適した寸法の試
溶接
験板を使用する。適切な寸法の回転する板又はパイプ上に溶接し
ヒューム
試験板 てもよい。
発生量
なお,開先を設けてはならない。また,高温になった溶接金属
及び
(ビード)の上に溶接してはならない。
化学成分
前処理 試験板の表面に油脂及び皮膜が付着していてはならない。さら
に,予熱なしで適正な溶接ができない溶接材料の場合,試験板の
温度は,製造業者又は溶接管理技術者が推奨する条件を使用する
ことが望ましい。
溶接材料に適切でない場合を除き,インバータ制御電源を使用する。その他の場合は
電源
製造業者が推奨する電源を使用する。
ガスシールド トーチ製造業者が推奨する標準径ノズル付きの水冷式又は空冷
アーク溶接 式トーチを使用する。
トーチ セルフシールド 水冷式又は空冷式トーチを使用する。
アーク溶接 なお,水冷式又は空冷式のガスシールドアーク溶接用トーチの
ノズルを外した状態で使用してもよい。
溶接姿勢は下向姿勢とする。ガスシールドアーク溶接及びセルフシールドアーク溶接
溶接姿勢
では,試験板に対するトーチ角度を90°とする。
注a) 内挿法によって溶接ヒューム発生量を推定する場合の試験条件については,溶接材料の径には要求があった
径を,溶接電流は製造業者が推奨する電流範囲の最大値の90 %を,他の試験条件にはそれに準じた推定値を
記載する。
5.2 被覆アーク溶接の試験条件
被覆アーク溶接の試験条件は,表1及び表2による。
表2−被覆アーク溶接の試験条件
項目 試験条件
溶接電流 製造業者が推奨する溶接電流範囲の最大値の90 %の値とする。
熟練した溶接技能者が設定する適正作業条件(例えばアーク長)を使用し,アーク電
圧を記録する。
アーク電圧
測定方法は,溶接棒ホルダに測定機器の導線の一端を取り付け,もう一方の導線の
端を試験体又はその近傍に取り付け,アーク電圧を測定する。
製造業者が推奨する極性とする。また,複数の極性が推奨されている場合は,通常に
極性
使用する極性とする。
――――― [JIS Z 3940 pdf 5] ―――――
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JIS Z 3940:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15011-4:2006(MOD)
- ISO 15011-4:2006/AMENDMENT 1:2008(MOD)
JIS Z 3940:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.10 : 溶接工程
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.100 : 職業安全.産業衛生
JIS Z 3940:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ3001-1:2018
- 溶接用語―第1部:一般
- JISZ3001-2:2018
- 溶接用語―第2部:溶接方法
- JISZ3920:2011
- 溶接ヒューム分析方法
- JISZ3930:2013
- アーク溶接のヒューム発生量測定方法及び分析用ヒューム採取方法