JIS Z 4336:2010 放射性ヨウ素サンプラ | ページ 2

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この場合,接続部から漏えいがないように注意しなければならない。
なお,構造上,試験が行えないサンプラについては,受渡当事者間の協定によって省略することができ
る。
VP0 1 P5
Q ln
1013. 5 P0
ここに, Q : 漏えい量(L/min)
V : 密閉した流路内の体積(L)
P0 : 時刻0における流路内の圧力と大気圧との差(kPa)
P5 : 5分後における流路内の圧力と大気圧との差(kPa)
7.2.5 電源電圧の変動に対する安定性試験
電源電圧を定格電圧値の88 %及び110 %にした場合の流量計の指示値を読み取る。7.2.2で求めた定格電
圧値における流量計の指示値を基準値とし,各電圧における指示値から基準値を差し引いた値の基準値に
対する百分率を求める。

8 検査

8.1 一般

  サンプラの検査は,形式検査1) と受渡検査2) とに区分し,検査の項目は,8.2及び8.3とする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査の方式は,受渡当事者間の協定による。
注1) 製品の品質が,設計で示したすべての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。

8.2 形式検査

  形式検査は,次の項目とし,箇条7によって試験を行い,箇条5の規定に適合したものを合格とする。
a) 定格吸引流量
b) 流量計の指示誤差
c) 気密性
d) 電源電圧の変動に対する安定性

8.3 受渡検査

  受渡検査は,次の項目のほか,受渡当事者間の協定によって定める項目について行い,箇条5の規定に
適合したものを合格とする。
a) 定格吸引流量
b) 流量計の指示誤差
c) 気密性

9 表示

  サンプラには,見やすい箇所に容易に消えにくい方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 規格名称及び規格番号
b) 分類
c) 製造番号

――――― [JIS Z 4336 pdf 6] ―――――

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d) 定格電源電圧
e) 定格電源周波数
f) 製造業者名又はその略号
g) 製造年月日

10 取扱説明書

  サンプラには,少なくとも次の内容を記載した取扱説明書を添付しなければならない。
a) 分類
b) 用いるろ材の種類及び装着数量
c) 定格吸引流量
d) 吸引流量範囲(流量調節用バルブを装備したサンプラの場合)
e) 圧力計表示範囲(圧力計を装備したサンプラの場合)
f) 圧力変動による指示値補正が必要な場合,流量計の指示値補正曲線(圧力計を装備したサンプラの場
合)
g) 取扱上の注意事項
h) その他必要な事項

――――― [JIS Z 4336 pdf 7] ―――――

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附属書A
(規定)
ヨウ素捕集用ろ材
A.1 適用範囲
この附属書は,空気中に浮遊する放射性ヨウ素の放射能濃度を測定するため,放射性ヨウ素サンプラに
装着して,放射性ヨウ素の捕集を目的とする,ヨウ素捕集用ろ材(以下,ろ材という。)について規定する。
A.2 分類
ろ材の分類は,次による。
a) 活性炭充てん形 活性炭(粒状炭,破砕炭など)を円筒形の容器に充てんし,容器の平板面にろ紙な
どを装備して活性炭の脱落を防止したもので,寸法によって,I形及びII形に分類する。
b) ろ紙形 活性炭(粒状炭,破砕炭など)を繊維に含浸させ,活性炭の脱落防止のため表裏に保護紙を
は(貼)り付けたろ紙形状のもの。
c) 織布形 繊維状の活性炭を織布状としたもの。
A.3 外観及び構造
A.3.1 外観
外観は,次による。
a) きず,き裂,汚れ,異物の付着などがないものとする。
b) ひずみ及びゆがみのないものとする。
A.3.2 構造
構造は,次による。
a) 活性炭の漏えい,脱落のないものとする。
b) 活性炭充てん形の場合,活性炭と容器との間に有意なすき間がないように充てんする。
A.4 材質
材質は,次による。
a) 耐熱温度80 ℃以上の材料を用いる。
b) ヨウ化メチル(CH3I)などの有機ヨウ素に対する捕集効率を向上させるため,活性炭にトリエチレン
ジアミン(以下,TEDAという。)などを添加してもよい。
c) 廃棄物として焼却処理する場合,有害物質を出さないものとする。
d) 活性炭充てん形に用いる活性炭は,10メッシュ50メッシュのものを90 %以上含むものとする。
e) 活性炭充てん形の容器には,ヨウ素及びヨウ素化合物と反応を起こさず,また,捕集した放射能の測
定に影響を及ぼさない材料を選定する。
A.5 性能
ろ材の性能は,A.7によって試験したとき,表A.1の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS Z 4336 pdf 8] ―――――

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表A.1−ろ材の性能
分類 ヨウ素捕集効率(%) 圧力損失(kPa)
活性炭充てん形 90以上 12以下
ろ紙形 −a) 12以下
織布形 50以上 12以下
注a) ろ紙形のヨウ素捕集効率については規定しない。
A.6 寸法
ろ材の寸法は,表A.2の規定に適合しなければならない。
表A.2−ろ材の寸法
単位 mm
分類 開口部径 外径 厚さ
活性炭充てん形 I形 47.0±1.0 60.3±0.7 20.5±1.0
活性炭充てん形 II形 61.0±1.0 76.0±1.0 30.0±1.0
ろ紙形 −a) 外径±1.5 −a)
織布形 −a) 外径±1.5 −a)
注a) ろ紙形,織布形は,製造業者の公称する外径値に対する許容差以外は規定し
ない。
A.7 試験
A.7.1 試験条件
A.7.1.1 共通試験条件
試験条件は,表2の共通試験条件による。標準試験条件で行えない場合は,必要に応じて基準条件にお
ける温度及び気圧を補正し,基準条件における指示値とする。
A.7.1.2 試験用気体
試験用気体は,大気に131Iで標識された気体状ヨウ化メチルを混合した気体とする。
A.7.1.3 試験用気体条件
A.7.1.2に規定する試験用気体の温度及び湿度は,表A.3に示す条件とする。
表A.3−試験用気体条件
項目 標準条件
温度 ℃ 25±5
相対湿度 % 80±10
A.7.2 試験方法
A.7.2.1 一般
試験条件のうち,ある項目の条件を変化させて試験する場合には,その項目以外の条件は,表2に規定
する標準試験条件の範囲とする。
A.7.2.2 ヨウ素捕集効率試験
ヨウ素捕集効率試験には,CH3131I発生部,温湿度調整部,ろ材保持具,流量計及び吸引部で構成する試
験装置を用い,次の条件で行う。ただし,必要に応じてミキサ,131Iモニタ,除湿器などの装置を付加し

――――― [JIS Z 4336 pdf 9] ―――――

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てもよい。図A.1に試験装置の構成及び配列を例示する。
a) ろ材保持具に試験用ろ材,及びバックアップ用ろ材を直列に装着し,A.7.1.2に示す試験用気体を通気
速度0.4 m/s以上となるよう吸引する。吸引(捕集)時間は30分間とする。
注記1 活性炭充てん形の通気速度は,開口部面積に対するものとする。
注記2 バックアップ用ろ材は,試験用ろ材を通過したヨウ化メチルをできるだけ捕集するため
に,TEDAを添加したろ材を3個以上装着するとよい。
131I放射能測定器を用いて,試験用ろ材及びバックアップ用ろ材に捕集された放射能を測定する。
b)
c) 次の式を用いて,ヨウ素捕集効率を求める。
N1
F 100
N1 N2
ここに, F : 捕集効率(%)
N1 : 試験用ろ材に捕集された放射能(Bq)
N2 : バックアップ用ろ材に捕集された放射能(Bq)
A.7.2.3 圧力損失試験
圧力損失試験は,JIS K 0901に規定する方法によって行う。ただし,通気速度は,0.4 m/sとする。
A.8 検査
A.8.1 一般
ろ材の検査は,形式検査1) と受渡検査2) とに区分し,検査の項目は,A.8.2及びA.8.3とする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査の方式は,受渡当事者間の協定による。
注1) 製品の品質が,設計で示したすべての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。
A.8.2 形式検査
形式検査は,次の項目とし,A.7によって試験を行い,A.5の規定に適合したものを合格とする。
a) ヨウ素捕集効率
b) 圧力損失
A.8.3 受渡検査
受渡検査は,次の項目のほか,受渡当事者間の協定によって定める項目について行い,A.7の試験方法
及び目視によって試験したとき,A.3,A.5及びA.6の規定に適合したものを合格とする。
a) 外観
b) 寸法
c) 圧力損失
A.9 包装の表示
包装には,次の事項を表示しなければならない。
a) 分類
b) 製造番号又はロット番号
c) 製造業者名又はその略号
d) EDAなどの添加の有無及び添加量

――――― [JIS Z 4336 pdf 10] ―――――

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JIS Z 4336:2010の関連規格と引用規格一覧