10
Z 8843 : 1998
図8 うねりの測定
9.1.4 エッジの反り幅(図9参照) あなの打抜き中及び次のローラー矯正工程中の応力は,特に長手方
向のマージンe1とe2が等しくなく,かつ,打抜き方向に平行な場合に,エッジの反りを発生させ,板をね
じることがある。
エッジの反り幅は,直線から凹面側の伸びたエッジまでの最大ずれhとして定義し,ミリメートル目盛
の十分な長さの直線定規を使って測定する。
エッジの最大許容差反り幅は,発注前に協議し決定するものとする。
図9 反り幅の測定
――――― [JIS Z 8843 pdf 11] ―――――
11
Z 8843 : 1998
9.1.5 あなの落丁(図10参照) パンチは,打抜き工程中に壊れることがあるし,十分な打抜きができ
ないこともある。落丁したあなの数は,打抜き板の全あな数の5%を超えてはならない。
多列パンチを使う場合,あなの打抜きパターンを完全にすることは困難である。工具の損傷を最小化す
るために5mm以下の径のパンチは,通常は,ピッチよりも大きい間隔をとる。しかし,この配列は,板
の両端で一列以上のあなの落丁となることが避けられない[不完全列;図10a) 参照]。
備考 多列パンチの場合,両端の落丁も5%に含める。
図10 多列パンチの場合のあなの落丁例
9.2 表面特性
9.2.1 表面仕上げ 打抜き工程中の機械作業において,打抜き板の小さな損傷は排除できない。これが使
用する際に有害であるなら,購入者は発注前に製造業者と協議するものとする。
9.2.2 清浄度 打抜き板は,通常は薄くオイル膜が付いた状態で供給する。積み重ねた後,オイルの過度
の染み出しがあってはならない。
脱脂した打抜き板,例えば,溶剤又は蒸気処理した打抜き板は,受渡当事者間で合意したうえで供給す
る。脱脂は,腐食に対する保護を施さない限り,低炭素鋼の板には不適当である。
9.3 コイル状の打抜き板 金属製のコイル状打抜き板は,板厚3mm未満に適用する。次の事項を除いて
6.の事項に従うこととする。
9.3.1 長さ コイルの長さは,発注前に協議し決定する。
9.3.2 幅 エッジ調整をしていないコイル状の打抜き板の板幅a1の許容差は,打抜き前の板材料に固有
の圧延許容差であることとする。
コイル状の打抜き板に対して,縦の二方向のエッジに沿って再切断する場合,板幅600mm以下の場合
は,板幅a1の許容差は±0.5mmを超えてはならない。板幅600mm以上の場合のa1の許容差は,発注前に
協議し決定することとする。
9.3.3 平面度 コイル状の打抜き板は,供給前にロール矯正することができない。コイル状にする前の打
抜き板の平面度の許容差は,発注前に合意することとする。
10. 表示 工業用板ふるいは,次の項目を表示する。
− あなの形状
− あなの呼び寸法
――――― [JIS Z 8843 pdf 12] ―――――
12
Z 8843 : 1998
− あなの配列及び配列の角度
− あなのピッチ
参考 上の表示項目は,附属書3(参考)のコードによる記述方法がある。
備考 購入者は,工業用板ふるいを発注するときに,板厚,板の形状及び寸法,要求する材料を明確
に述べる。
付表1 工業用板ふるいのあなの呼び寸法 (1250.5mm)
単位 mm
R10 R20 R40 R10 R20 R40 R10 R20 R40
125 125 125 18 18 2.5 2.5 2.5
118 17 2.36
112 112 16 16 16 2.24 2.24
106 15 2.12
100 100 100 14 14 2 2 2
95 13.2 1.9
90 90 12.5 12.5 12.5 1.8 1.8
85 11.8 1.7
80 80 80 11.2 11.2 1.6 1.6 1.6
75 10.6 1.5
71 71 10 10 10 1.4 1.4
67 9.5 1.32
63 63 63 9 9 1.25 1.25 1.25
60 8.5 1.18
56 56 8 8 8 1.12 1.12
53 7.5 1.06
50 50 50 7.1 7.1 1 1 1
47.5 6.7 0.95
45 45 6.3 6.3 6.3 0.9 0.9
42.5 6 0.85
40 40 40 5.6 5.6 0.8 0.8 0.8
37.5 5.3 0.75
35.5 35.5 5 5 5 0.71 0.71
33.5 4.75 0.67
31.5 31.5 31.5 4.5 4.5 0.63 0.63 0.63
30 4.25 0.6
28 28 4 4 4 0.56 0.56
26.5 3.75 0.53
25 25 25 3.55 3.55 0.5 0.5 0.5
23.6 3.35
22.4 22.4 3.15 3.15 3.15
21.2 3
20 20 20 2.8 2.8
19 2.65
備考 R10, R20, R40は,標準数の表示方法に従うものである。
――――― [JIS Z 8843 pdf 13] ―――――
13
Z 8843 : 1998
附属書1(規定) 板厚3mm以上の板ふるいのあなの
寸法許容差及びピッチの値
附属書1表1及び附属書1表2は,R10の系列のあなの寸法を表にし,製造又は提示されているあなと
ピッチの組合せを含めた例である。
附属書1表1 工業用板ふるいにおける60°千鳥配列の丸あなの打抜き例
単位 mm
あな 下記の開孔率近似値に対する呼びピッチ p
呼び寸法 平均値の許容差 58% 46% 35% 28% 23%
w w
125 ±3 160 − − − −
100 ±2.5 125 − − − −
80 ±2.1 100 − − − −
63 ±1.7 80 90 100 − −
50 ±1.4 63 71 80 − −
40 ±1.2 50 56 63 − −
31.5 ±1 40 45 50 − −
25 ±0.8 31.5 35.5 40 − −
20 ±0.6 25 28 31.5 − −
16 ±0.5 20 22.4 25 − −
12.5 ±0.4 16 18 20 22.4 −
10 ±0.35 − 14 16 18 −
8 ±0.3 − 11.2 12.5 14 16
6.3 ±0.25 − − 10 11.2 12.5
5 ±0.2 − − 8 9 10
4 ±0.15 − − − 7.1 8
3.15 ±0.15 − − − − 6.3
――――― [JIS Z 8843 pdf 14] ―――――
14
Z 8843 : 1998
附属書1表2 工業用板ふるいにおける角あなの打抜き例
単位 mm
あな 下記の開孔率近似値に対する呼びピッチ p
呼び寸法 平均値の許容差 64% 51% 39% 31% 25%
w w
125 ±3 160 − − − −
100 ±2.5 125 − − − −
80 ±2.1 100 − − − −
63 ±1.7 80 90 100 − −
50 ±1.4 63 71 80 − −
40 ±1.2 50 56 63 − −
31.5 ±1 40 45 50 − −
25 ±0.8 31.5 35.5 40 − −
20 ±0.6 25 28 31.5 − −
16 ±0.5 20 22.4 25 − −
12.5 ±0.4 16 18 20 − −
10 ±0.35 − 14 16 18 −
8 ±0.3 − 11.2 12.5 14 −
6.3 ±0.25 − − 10 11.2 −
5 ±0.2 − − − 9 10
4 ±0.15 − − − 7.1 8
3.15 ±0.15 − − − − 6.3
附属書1表3 ピッチの許容差の例
単位 mm
呼びピッチ 呼びピッチ
ピッチの平均値の許容差 ピッチの平均値の許容差
p p p p
160 ±2.9 28 ±0.7
125 ±2.4 25 ±0.7
100 ±2 22.5 ±0.6
90 ±1.8 20 ±0.5
80 ±1.7 18 ±0.5
71 ±1.5 16 ±0.45
63 ±1.4 14 ±0.4
56 ±1.3 12.5 ±0.35
50 ±1.2 11.2 ±0.35
45 ±1.1 10 ±0.3
40 ±1 9 ±0.25
35.5 ±0.8 8 ±0.25
31 ±0.8 7.1 ±0.2
6.3 ±0.2
備考 個々のピッチの許容範囲は,平均ピッチの許容差の2倍である。
――――― [JIS Z 8843 pdf 15] ―――――
次のページ PDF 16
JIS Z 8843:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10630:1994(MOD)
- ISO 2194:1991(MOD)
- ISO 7805-1:1984(MOD)
- ISO 7805-2:1987(MOD)
JIS Z 8843:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 19 : 試験 > 19.120 : 粒度分析.ふるい分け
JIS Z 8843:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7420:1997
- 限界プレーンゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7544:1994
- デプスマイクロメータ