JIS B 7544:1994 規格概要
この規格 B7544は、目量0.01mm又は最小表示量が0.001mmで,スピンドルのねじのピッチが0.5mmの一般用デプスマイクロメータのうち,最大測定長300mm以下のもについて規定。
JISB7544 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7544
- 規格名称
- デプスマイクロメータ
- 規格名称英語訳
- Depth micrometers
- 制定年月日
- 1981年3月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 機械計測 2021
- 改訂:履歴
- 1981-03-01 制定日, 1986-10-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1994-07-01 改正日, 1999-10-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7544:1994 PDF [10]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7544-1994
デプスマイクロメータ
Depth micrometers
1. 適用範囲 この規格は,目量0.01mm又は最小表示量が0.001mmで,スピンドルのねじのピッチが
0.5mmの一般用デプスマイクロメータ(1)(以下,マイクロメータという。)のうち,最大測定長300mm以
下のものについて規定する。
なお,替えスピンドル(2)については,附属書に規定する。
注(1) 機械式及び電子式ディジタル表示を附属するものを含む。
(2) 替えスピンドルは,ロッドと呼ばれることもある。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7430 オプチカルフラット
JIS B 7431 オプチカルパラレル
JIS B 7506 ブロックゲージ
JIS B 7513 精密定盤
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS H 5501 超硬合金
JIS Z 8103 計測用語
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
(1) デプスマイクロメータ 測定の基準となる平たんな面をもつベースと,その基準面に直交する軸線方
向に移動するスピンドル並びにスピンドルの動きを示す目盛をもつスリーブ及びシンブルを備えてい
て,被測定物の深さ又は高さに対応したベース基準面と測定面との距離を読み取ることができる測定
器。
なお,ディジタル表示をもつものについては,機械式及び電子式のものがある。
(2) 器差 マイクロメータの読みから真の値を引いた値。
(3) スピンドルの送り誤差 最小測定長を基点,最終測定長を終点とするスピンドルの作動範囲内におけ
るマイクロメータの読みと,真の値との差のうち最大値と最小値との差。
(4) 機械式ディジタル表示 スピンドルの移動量を歯車などで機械的に拡大し,回転数字車によって表す
数値表示。
(5) 電子式ディジタル表示 スピンドルの移動量を電気的に検出し,これを電子回路によって計数して表
す数値表示。
――――― [JIS B 7544 pdf 1] ―――――
2
B 7544-1994
3. 名称 マイクロメータの主要部の名称は,図1による。
図1 主要部の名称
備考 この図は,単に名称を示すものであって,設計の詳細を示すものではない。
4. 測定範囲 マイクロメータの測定範囲及び替えスピンドルの本数は,表1による。
表1 測定範囲及び替えスピンドルの本数
測定範囲 mm 替えスピンドルの本数
0 25 1(3)
0 50 2
0 75 3
0100 4
0150 6
0200 8
0300 12
注(3) 測定範囲025mmのマイクロメータには
替えスピンドルがなく,スピンドルねじ部
と一体のものがある。
5. 性能 マイクロメータの性能は,表2による。
表2 マイクロメータの性能
測定範囲 測定面の 基準面の基準面と測定 器差 スピンドル 測定力 測定力の
平面度 平面度 面との平行度 の送り誤差 ばらつき
mm N N
25以下 0.6 2 5 ±4 4 515 3
25を超え 50以下 ±5
50を超え 100以下 6 ±6
100を超え 150以下 7 ±7
150を超え 200以下 8 ±8
200を超え 250以下 9 ±9
250を超え 300以下 10 ±10
備考1. この表の値は,20℃におけるものとする。
2. 電子式ディジタル表示のものは,表示されている末尾のけたのところで数字の一つ分の不確
かさによる誤差は,器差及びスピンドルの送り誤差に含まれていない。
6. 目盛
6.1 目盛数字 スリーブ及びシンブルの目盛数字は,特に指定のない限り,表3の例による。
――――― [JIS B 7544 pdf 2] ―――――
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B 7544-1994
表3 目盛数字の記入例
番号 項目 記入目盛数字
1 スリーブの目盛数字 25 20 15 10 5 0
2 シンブルの目盛数字 0 45 40 35 30 25 20 15 10 5
備考 電子式ディジタル表示のものでは,この限りではない。
6.2 目盛形式 スリーブ及びシンブルの目盛形式は,特に指定のない限り,表4の例による。
表4 目盛形式例
番号 項目 備考
1 スリーブ 図2
2 シンブル 図3
図2 スリーブ 図3 シンブル
備考 電子式ディジタル表示のものでは,この限りではない。
6.3 基準線及び目盛線の太さ スリーブの基準線の太さ及びシンブルの目盛線の太さは,特に指定のな
い限り,表5による。
表5 目盛線の太さ
単位 mm
番号 項目 太さ 太さむら
1 スリーブの基準線 0.080.20 0.03以下
2 シンブルの目盛線
6.4 シンブルの目幅 シンブルの隣り合う目盛線の間隔は,0.8mm以上とする。
6.5 電子式ディジタル表示の文字 マイクロメータの電子式ディジタル表示の文字の高さは,4mm以上
とする。
7. 形状・寸法 マイクロメータの主要部の形状及び寸法は,次による。
(1) シンブル端部の傾斜角は,20以下とする(図4参照)。
(2) シンブルの目盛面端部からスリーブの目盛面までの距離は,0.4mmとする(図4参照)。
(3) ベース及びスピンドルの寸法は,図5による。
――――― [JIS B 7544 pdf 3] ―――――
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B 7544-1994
図4 シンブル端部の傾斜角 図5 ベース及びスピンドル
及びシンブルの目盛面 の寸法
端部からスリーブの目
盛面までの距擁
8. 構造及び機能 マイクロメータの構造及び機能は,次による。
(1) ねじ部のはめあいは良好であって,作動範囲全域にわたり滑らかで,かつ,緩みなく作動すること。
(2) マイクロメータのねじ部のはめあいは,摩耗したとき,容易かつ確実に調整できること。
(3) スピンドルは,クランプによって確実に固定できること。
なお,クランプした場合のマイクロメータの読みの変化は,2 下であること。
(4) ラチェットストップ又はフリクションストップは,滑らかに回転すること。
(5) スリーブの目盛とシンブルの端部とは,読取りに差し支えない程度に一致していること。
(6) マイクロメータの目盛基点は,確実に調整できること。
(7) 替えスピンドルの差し替えは容易であって,無理なく確実に固定できること。
(8) 機械式及び電子式ディジタルの表示値は,確実に調整できること。
(9) 電子式ディジタル表示のものは,シンブルを許容値を超える速度で回転させたり,電圧低下によって
誤った表示を示すときに,その値が誤りであることを明示する機能をもつこと。
――――― [JIS B 7544 pdf 4] ―――――
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B 7544-1994
9. 材料及び硬さ マイクロメータの主要部の材料及び硬さは,表6による。ただし,材料については,
機械的性質が同等以上であればこの限りではない。
表6 材料及び硬さ
番号 項目 材料 硬さ 硬さの測定箇所
1 測定面 JIS H 5501のD種2号, 700HV以上 測定面から約1mm離れた円筒面上
JIS G 4401のSK25,
JIS G 4404のSKS3
2 ベースの基準面 JIS G 4401のSK25, 600HV以上 基準面から約1mm離れた側面上
JIS G 4404のSKS3
3 スピンドルのねじ部 JIS G 4404のSKS3 700HV以上 ねじ部又はその付近の円筒面上
JIS G 4303のSUS420J2 530HV以上
4 JIS G 4051のS25CS45C
スピンドルのおねじ − −
にはまり合うねじ部
10. 性能の測定方法 マイクロメータの性能の測定方法は,表7による。ただし,これと同等以上の測定
精度で測定できればこの限りではない。
表7 性能の測定方法
番号 性能 測定方法 図 測定用具 備考
1 測定面の 測定面にオプチカル JIS B 7430に規
平面度 フラット又はオプチ 定する1級又は2
カルパラレルを密着 級のオプチカル
させ,白色光による フラット,JIS B
赤色干渉しまの数を 7431に規定する
読み取る。 1級のオプチカ
ルパラレル
2 基準面の 基準面にオプチカル JIS B 7430に規 赤色干渉しまの
平面度 フラットを密着さ 定する1級又は2 1本は,0.3
せ,白色光による赤 級のオプチカル 仮定する。
色干渉しまの数を読 フラット
み取る。
3 基準面と 精密定盤上に長さの JIS B 7506に規
測定面と 等しい一対のブロッ 定する0級又は1
の平行度 クゲージを定置し, 級のブロックゲ
これにマイクロメー ージ又はこれと
タの基準面を密着さ 同等以上のゲー
せる。 ジ
次に,その精密定 JIS B 7513に規
盤とマイクロメータ 定する0級又は1
の測定面の4隅との 級の精密定盤又
間に順次ブロックゲ はこれと同等以
ージを挟み,マイク 上の定盤
ロメータのラチェッ
トを回して,それぞ
れの読みを取り,そ
の最大差を求める。
――――― [JIS B 7544 pdf 5] ―――――
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JIS B 7544:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器