この規格ページの目次
JIS Z 9020-1:2016 規格概要
この規格 Z9020-1は、管理図によるアプローチの要点及び考え方についての一般的な指針を示す。
JISZ9020-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z9020-1
- 規格名称
- 管理図―第1部 : 一般指針
- 規格名称英語訳
- Control charts -- Part 1:General guidelines
- 制定年月日
- 2011年1月20日
- 最新改正日
- 2016年12月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7870-1:2014(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 03.120.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2011-01-20 制定日, 2015-10-20 確認日, 2016-12-20 改正
- ページ
- JIS Z 9020-1:2016 PDF [18]
Z 9020-1 : 2016 (ISO 7870-1 : 2014)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号・・・・[7]
- 5 概念・・・・[7]
- 5.1 管理図・・・・[7]
- 5.2 工程の統計的管理・・・・[8]
- 5.3 工程の合否判定・・・・[8]
- 5.4 外乱によるドリフトをもつ工程の管理・・・・[8]
- 5.5 異常判定の誤りのリスク・・・・[8]
- 5.6 データの収集の設計・・・・[9]
- 5.7 計量値データ及び計数値データのための管理図・・・・[10]
- 6 管理図のタイプ・・・・[11]
- 7 工程の安定性のための管理図・・・・[11]
- 7.1 一般・・・・[11]
- 7.2 シューハート管理図及び関連する管理図リストの一部・・・・[12]
- 8 工程の合否判定のための管理図・・・・[14]
- 8.1 一般・・・・[14]
- 8.2 工程の合否判定用管理図(ISO 7870-3参照)・・・・[14]
- 8.3 修正された工程の合否判定用管理図(修正した限界をもつ。ISO 7870-3参照)・・・・[14]
- 9 工程調節・・・・[14]
- 参考文献・・・・[16]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 9020-1 pdf 1] ―――――
Z 9020-1 : 2016 (ISO 7870-1 : 2014)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 9020-1:2011は
改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 9020の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 9020-1 第1部 : 一般指針
JIS Z 9020-2 第2部 : シューハート管理図
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 9020-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 9020-1 : 2016
(ISO 7870-1 : 2014)
管理図−第1部 : 一般指針
Control charts-Part 1: General guidelines
序文
この規格は,2014年に第2版として発行されたISO 7870-1を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
全ての製造の工程,サービスの工程又は経営の工程は,多くの原因によるばらつきをもつ。その結果,
工程から得た観測値は一定ではない。工程がもつ特性を理解するためにこのばらつきを調査することは,
工程に是正処置をとるための基準を与えることになる。
管理図は,統計的工程管理(SPC)の基本的なツールであり,次の目的に利用可能な簡単なグラフ表示
による手法である。
a) 工程が安定しているか,すなわち,偶然原因による安定したシステムの範囲内で運用し,かつ,偶然
変動が把握できている場合に,“統計的管理状態”であるか否かを示す。
b) 工程の偶然変動の大きさを推定する。
c) 工程が安定状態を維持しているか否か,また,変動が小さくなっているか否かを判断するために,工
程の現状を表すサンプルから得た情報と,偶然変動を反映させた限界とを比較する。
d) 工程の成果を許容できない水準に落とし込む可能性がある変動の異常原因による影響を見つけ,調べ,
その変動を可能な限り減少させるか,又は除去する。
e) トレンド,連,周期などの変動パターンを検出することによって,工程の調節を支援する。
f) 工程が予測可能な安定状態であるか否かを判断する。その結果,工程が仕様書に適合するかどうかを
評価することを可能にする。
g) 工程が製品又はサービスの要求又は測定した特性に対する工程能力を満足することが期待できるかど
うかを判断する。
h) 統計的モデルを用いた予測による工程調節に対してある基準を提供する。
i) 計測システムの性能の評価を支援する。
管理図の大きな長所は,設計及び利用が簡単なことである。管理図は,製造又はサービスの作業者,技
術者,管理者及び経営者に対して工程の挙動をオンラインで知らせる。ただし,工程の状態を信頼でき,
かつ,効率的に示すものであるためには,管理対象とする工程に対する適切な管理図の選択,及び適切な
サンプリングのような計画の段階での注意が必要である。
この規格は,管理図の設計に対して有益となる一般的な概念を提供する。
――――― [JIS Z 9020-1 pdf 3] ―――――
2
Z 9020-1 : 2016 (ISO 7870-1 : 2014)
1 適用範囲
この規格は,管理図によるアプローチの要点及び考え方についての一般的な指針を示す。また,この規
格は,シューハート管理図,それに関連する管理図,工程の合否判定を重視する管理図,又はオンライン
での工程調節を重視する管理図を含む多種多様な管理図についても適用する。
この規格は,管理図に関する基本的な原理及び概念を示すものである。また,与えられた状況に対して
最適な管理図の選択を容易にするため,種々の管理図間の関連についても示す。ただし,この規格は,管
理図を用いた統計的管理の方法を規定するものではない。これらの手法は,この規格群の他の規格又はISO
7870規格群の他の規格で規定されている。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 7870-1:2014,Control charts−Part 1: General guidelines(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8101-1 統計−用語及び記号−第1部 : 一般統計用語及び確率で用いられる用語
注記 対応国際規格 : ISO 3534-1:2006,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 1: General statistical
terms and terms used in probability(IDT)
JIS Z 8101-2 統計−用語及び記号−第2部 : 統計の応用
注記 対応国際規格 : ISO 3534-2:2006,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 2: Applied statistics
(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8101-1及びJIS Z 8101-2によるほか,次による。
3.1
管理図(control chart)
連続したサンプルから計算した統計量の値を特定の順序で打点し,その値によって工程の管理を進め,
変動を低減し,維持管理するための管理限界(3.2)を含んだ図。
注記1 通常,時間順又はサンプル番号順に打点する。
注記2 測定値が最終製品又はサービスの特性と相関がある工程変数である場合,管理図は,有効に
機能する。
3.2
管理限界(線)(control limit)
工程特性の安定性の意図したレベルを定義する統計的数値。
注記1 管理図には,一つ又は二つの管理限界がある。
注記2 安定性とは,管理下の工程に対してだけでなく,目標値に対しても表している。
3.3
シューハート管理図(Shewhart control chart)
打点された値の変動が,主として,偶然原因又は異常原因のいずれに起因するのかを見分けることを意
――――― [JIS Z 9020-1 pdf 4] ―――――
3
Z 9020-1 : 2016 (ISO 7870-1 : 2014)
図した,シューハートの管理限界線(3.4)を用いた管理図(3.1)。
3.4
シューハートの管理限界(線)(Shewhart control limit)
偶発原因だけに起因する工程の変動から統計的に定義する管理限界(3.2)。
3.5
工程の合否判定用管理図(acceptance control chart)
主として,打点された値によって工程の変動が規格幅を満たすことを期待できるかどうかを評価するこ
とを意図した管理図(3.1)。
3.6
工程調節用管理図(process adjustment control chart)
工程の予測モデルを用い,変更を行わないのであれば工程の将来の状態を予測し打点するとともに,工
程の偏差を合格判定の限界内に維持できるように変更しなければならない量を求めるための管理図(3.1)。
3.7
計量値管理図(variables control chart)
打点された値が連続尺度のデータを表している管理図(3.1)。
3.8
計数値管理図(attribute control chart)
打点された値が数えられたデータ又は分類されたデータを表している管理図(3.1)。
3.9
c管理図(c chart)
サンプルの大きさが一定の場合に,ある事象の発生数を評価するための計数値管理図(3.8)。
注記 事象の発生数としては,ある分野では,不在者数又は売上げに貢献する顧客数のような計数値
がそれに当たる。品質管理の分野では,事象の発生数はしばしば不適合数として表され,一定
の大きさのサンプル又は一定量の材料と関連付けられる。例えば,織物の100 m2当たりのきず
の数,又は請求書100枚当たりの間違い数がそれに当たる。
3.10
u管理図(u chart)
サンプルの大きさが変動する場合に,単位当たりの発生数を評価するための計数値管理図(3.8)。
注記 発生数としては,ある分野では,不在者数又は売上げに貢献する顧客数のような計数値がそれ
に当たる。品質管理の分野では,発生数はしばしば不適合数として表され,変動するサンプル
の大きさは群の大きさ,又は材料の量の変動に関連付けられる。
3.11
np管理図(np chart)
群の大きさが一定の場合に,所与の分類項目に該当する単位の数を評価するための計数値管理図(3.8)。
注記 品質管理の分野では,通常,不適合品が分類項目となる。
3.12
p管理図(p chart)
比率又はパーセントで表した,サンプルにおける,総単位数当たりの,所与の分類項目に該当する単位
の数を評価するための計数値管理図(3.8)。
注記1 品質管理の分野では,通常,不適合品が分類項目となる。
――――― [JIS Z 9020-1 pdf 5] ―――――
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JIS Z 9020-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7870-1:2014(IDT)
JIS Z 9020-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.30 : 統計的方法の応用
JIS Z 9020-1:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8101-1:2015
- 統計―用語及び記号―第1部:一般統計用語及び確率で用いられる用語
- JISZ8101-2:2015
- 統計―用語及び記号―第2部:統計の応用