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Z 9098 : 2016
附属書C
(規定)
高潮避難誘導標識システム
C.1 高潮避難誘導標識システムの目的及び提供方法
高潮が発生したときに影響を受ける地域の人々に警告し,速やかに避難誘導するために高潮避難誘導標
識システムが必要である。
高潮避難誘導標識システムは,注意標識,避難情報標識,避難誘導標識及び避難場所標識をシームレス
デザインの考え方に基づき,途切れることなく提供しなければならない。
なお,この附属書に規定する高潮避難誘導標識システムは,JIS Z 9097に規定する津波避難誘導標識シ
ステムに基づく。
C.2 高潮避難誘導標識システムの構成
途切れることのない高潮避難誘導標識システムの概要を,図C.1に示す。
注意標識 避難情報標識 避難誘導標識 避難場所標識
高潮が発生 避難経路を記載した避難 高潮避難場所まで避難誘 この場所又は建物が高潮
する危険の 案内の標識など避難に関 導標識を途切れることな に対して安全な避難場所
ある地域に 連した情報を記載した標 く設置する。 であることを目につきや
高潮注意標 識を必要に応じて設置す すい場所に設置する。
識を設置す る。
る。
図C.1−高潮避難誘導標識システムの概要
――――― [JIS Z 9098 pdf 21] ―――――
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C.3 高潮注意標識の記載内容
高潮注意標識の記載内容は,次による。
a) 高潮注意標識には,JIS Z 8210の6.3.9“津波注意(津波危険地帯)”の注意図記号(表1参照)を記
載する。
b) 高潮注意標識には,“高潮注意”などの補助表示を記載し,外国語(対応英語など)を併記することが
望ましい。
高潮注意標識の記載例を,図C.2に示す。
・高潮注意の図記号(必須)
・高潮に注意することを記載(補助表示)
・英語併記の例
図C.2−高潮注意標識の記載例
――――― [JIS Z 9098 pdf 22] ―――――
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C.4 高潮避難情報標識の記載内容
高潮避難情報標識には,次の項目を記載することが望ましい。
a) 避難場所の位置
b) 現在地(この部分に色彩を用いる場合は,赤で表示する。)
c) その他必要とされる防災・救急設備備品などの所在等
高潮避難情報標識の記載例を,図C.3に示す。
a) 高潮避難情報標識(避難案内の市街図)
b) 高潮避難情報標識(避難案内の近接図) c) 高潮避難情報標識(想定・実績浸水深)
図C.3−高潮避難情報標識の記載例
――――― [JIS Z 9098 pdf 23] ―――――
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C.5 高潮避難誘導標識の記載内容
高潮避難誘導標識には,避難方向を示す矢印図記号(JIS Z 8210の6.4.9“矢印”)(表G.1参照),避難
場所を表す図記号(JIS Z 8210の6.1.6“津波避難場所”,6.1.7“津波避難ビル”など),並びに災害種別一
般図記号(JIS Z 8210の6.5.3“津波/高潮”)(表1及び図C.7参照)を記載する。また,当該避難場所が,
その他の災害からの避難にも適している場合には,その災害種別一般図記号も記載する(図2参照)。
なお,高潮避難誘導標識に記載する補助表示は,避難場所の名称及び避難場所までの距離を記載し,外
国語(対応英語など)を併記することが望ましい。
高潮避難誘導標識の記載例を,図C.4に示す。
・方向矢印(必須)
・避難場所までの距離(方向矢印の直近に配置)
・避難場所を表す図記号(必須)
津波避難場所図記号を用いた例(津波避難ビルの場合もある。)
・災害種別一般図記号(必須)
当該避難場所に適した災害種類の図記号を記載
・避難場所であることを記載(避難場所の名称記載例)
・外国語併記が望ましい(英語併記の例)
a) 例1
・方向矢印(必須)
・避難場所までの距離(方向矢印の直近に配置)
・避難場所を表す図記号(必須)
津波避難場所図記号を用いた例(津波避難ビルの場合もある。)
・災害種別一般図記号(必須)
当該避難場所に適した災害種類の図記号を記載
・避難場所であることを記載(避難場所の名称記載例)
・外国語併記が望ましい(英語併記の例)
b) 例2
図C.4−高潮避難誘導標識の記載例
――――― [JIS Z 9098 pdf 24] ―――――
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C.6 高潮避難場所標識の記載内容
高潮避難場所標識には,避難場所を表す図記号(JIS Z 8210の6.1.6“津波避難場所”,6.1.7“津波避難
ビル”など),災害種別一般図記号(JIS Z 8210の6.5.3“津波/高潮”)(表1及び図C.7参照),並びに当
該避難場所に適しているその他の災害の災害種別一般図記号を記載する(適不適表示を行う場合は,当該
避難場所には適さない災害種別一般図記号も記載する。)。
なお,高潮避難場所標識には,避難場所の名称を記載し,外国語(対応英語など)を併記することが望
ましい。また,適不適表示を行うことが望ましい。
注記 高潮避難場所標識には,海抜及び想定浸水深を記載してもよい。
高潮避難場所標識の記載例を,図C.5に示す。
・避難場所を表す図記号(必須)
津波避難場所図記号を用いた例(津波避難ビルの場
合もある。)
・災害種別一般図記号(必須)
・適不適表示マーク(適しているものに“○”を,
不適には“×”を示す。)
・避難場所であることを記載(避難場所の名称記載例)
・外国語併記が望ましい(英語併記の例)
図C.5−高潮避難場所標識の記載例
C.7 高潮避難誘導標識システムに用いる図記号
C.7.1 高潮避難誘導標識システムに用いる注意図記号
高潮避難誘導標識システムに用いる注意図記号は,JIS Z 8210の6.3.9“津波注意(津波危険地帯)”(図
C.6参照)とする。
図C.6−高潮避難誘導標識システムに用いる注意図記号
――――― [JIS Z 9098 pdf 25] ―――――
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JIS Z 9098:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.20 : 特定設備に使用するための図記号
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.10 : 公共案内用図記号.標識.プレート.ラベル
JIS Z 9098:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8210:2017
- 案内用図記号
- JISZ9097:2014
- 津波避難誘導標識システム
- JISZ9103:2018
- 図記号―安全色及び安全標識―安全色の色度座標の範囲及び測定方法