JIS A 1430:2009 建築物の外周壁部材及び外周壁の空気音遮断性能の測定方法 | ページ 7

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うに設定する。
JB.4.3 スピーカの位置
音源スピーカは,室内で均一な音圧分布が得られるように,また,対象とする外周壁に対して音源スピ
ーカから直接音が入射しないように配慮し,通常,室の4隅のうち,外周壁側の2隅を除いた残りの隅の
一つに,音の放射面が隅の方に向くように設置する。
JB.4.4 音源室内の平均音圧レベルの測定方法
測定対象外周壁内側表面から垂直方向に0.52.0 mの範囲で,壁面,床面及び天井面から0.5 m以上離
れた範囲の空間内に,互いに0.5 m以上離れ,一様に分布する5点の測定点を設定し,マイクロホンの向
きを通常上向きに設置する。
移動マイクロホンを用いるときは,移動周期を15 秒以上とし,音圧レベルの平均化時間は,マイクロ
ホンの移動周期以上,かつ,30 秒以上とし,移動周期の整数倍とする。
JB.4.5 建物外部の音圧レベル測定方法
建築物外部の音圧レベルの測定点は4か所とし,測定対象外周壁前面25 cmの距離の外周壁に平行な面
内で一様に分布する位置とする。マイクロホンの向きは,外周壁に垂直方向とし,外周壁側に向ける。
JB.4.6 暗騒音の影響の補正
5.7d)による。
JB.4.7 内外音圧レベル差の算出
JB.4.4によって求められた音源室内の音圧レベルL1,i及びJB.4.5によって求められた建築物外部の音圧
レベルL2,iによって,式(JB.1)を用いて内外音圧レベル差Dpsを算出する。
注記 内外音圧レベル差は,小数点以下2けた目をJIS Z 8401によって丸め,小数点以下1けたまで
表す。
JB.5 結果の表示
箇条7による。
JB.6 試験報告書
箇条8による。

――――― [JIS A 1430 pdf 31] ―――――

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附属書JC
(参考)
基準音源を用いた等価吸音面積の測定方法

序文

  この附属書は,本体及び附属書に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JC.1 一般
この附属書は,建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定のときに必要となる受音室の等価吸音面積
のレベル表示値を,基準音源を用いて測定する方法を記述する。
JC.2 用語及び定義
この附属書で用いる主な用語及び定義は,箇条3によるほか,次による。
JC.2.1
基準音源
JIS A 1417の附属書1の1.3に規定する要件を満たす音源で,5.3に規定する測定周波数帯域ごとの音響
パワーレベルが校正されているもの。
注記 基準音源の音響パワーレベルの校正は,JIS Z 8732,JIS Z 8734又はJIS Z 8736-1に規定する精
密級の測定方法によって行う。音響パワーレベルの校正は定期的に行う必要がある。
JC.2.2
等価吸音面積のレベル表示値 Labs
等価吸音面積の基準の面積に対する比の常用対数の10倍で,式 (JC.1) で表される[単位はデシベル
(dB)]。
A
Labs 10 log10 (JC.1)
a0
ここに, A : 等価吸音面積 (m2)
a0 : 基準の面積 (m2)
JC.3 測定方法
JC.3.1 一般事項
本体の規定による測定に合わせて,オクターブバンド又は1/3オクターブバンドごとに,受音室内で基
準音源を作動させたときの室内平均音圧レベルを,次の方法で測定する。
JC.3.2 測定周波数範囲
5.3による。
JC.3.3 基準音源の設置
全指向性をもつ基準音源を使用するときには,受音室内で壁,床,天井などの面,家具などの反射物か
ら1 m以上離れた位置に設置する。床置形の基準音源を使用するときには,壁,家具などの反射物から1 m
以上離して床上に設置する。
JC.3.4 室内平均音圧レベルの測定
次のいずれかの方法によって,基準音源を作動させたときの受音室内の室内平均音圧レベルを測定する。

――――― [JIS A 1430 pdf 32] ―――――

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JC.3.4.1 固定マイクロホン法
基準音源から1 m以上離れ,かつ,室境界,拡散体などから0.5 m以上離れた空間内に,互いに0.7 m
以上離れた5点以上の測定点を,空間的に均一に分布させる。
JC.3.4.2 移動マイクロホン法
0.7 m以上の回転半径をもつマイクロホン移動装置を用いて,測定を行う。そのとき,基準音源から1 m
以上離れ,かつ,室境界,拡散体などから0.5 m以上離れた空間内で,マイクロホンを連続的に回転させ
る。その回転面は,床面に対して傾斜させ,また,各壁面に対しても10°以上の角度となるようにする。
回転周期は15秒以上とする。
JC.3.4.3 平均化時間
5.7c)による。
JC.3.5 等価吸音面積の算出
JC.3.5.1 固定マイクロホン法によるとき
測定周波数帯域ごとに,すべての測定点において測定された音圧レベルのエネルギー平均値Lを,式
(JC.2)によって計算する。
n
1 L / 10
L 10 log 10 10 i (JC.2)
ni 1
ここに, Li : i番目の固定測定点における音圧レベルの測定値 (dB)
n : 固定測定点の数
計算された室内平均音圧レベルL及び基準音源の音響パワーレベルの校正値Lwから,測定周波数帯域ご
とに,式 (JC.3) によって等価吸音面積のレベル表示値Labsを算出し,式 (JC.4) によって等価吸音面積を
求める。
Sr
Labs LW L 10 log 10
1 6 (JC.3)
8V
A 10Labs / 10
(JC.4)
ここに, Sr : 受音室の室内総表面積 (m2)
λ : 測定周波数帯域の中心周波数の音の波長 (m)
V : 受音室の容積 (m3)
A : 等価吸音面積 (m2)
JC.3.5.2 移動マイクロホン法によるとき
マイクロホンを移動することによって測定された室内平均音圧レベルL及び基準音源の音響パワーレベ
ルの校正値Lwから,測定周波数帯域ごとに,式 (JC.3) によって等価吸音面積のレベル表示値Labsを算出
する。
注記 等価吸音面積のレベル表示値は,小数点以下2けた目をJIS Z 8401によって丸め,小数点以下
1けたまで表す。また,Labsを等価吸音面積レベルと呼ぶことがある。

――――― [JIS A 1430 pdf 33] ―――――

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関連規格 JIS A 1417 建築物の空気音遮断性能の測定方法
JIS A 1520 建具の遮音試験方法
JIS Z 8732 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−無響室及び半無響室
における精密測定方法
JIS Z 8734 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−残響室における精密
測定方法
JIS Z 8736-1 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第1
部 : 離散点による測定

――――― [JIS A 1430 pdf 34] ―――――

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(参考)
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JISと対応する国際規格との対比表
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JIS A 1430 : 2009 建築物の外周壁部材及び外周壁の空気音遮断性能の測定方法 ISO 140-5 : 1998,Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of
building elements−Part 5: Field measurements of airborne sound insulation of
faade elements and faades
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇
国際規 条ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
1 適用範囲 建築物の外周壁部材及び外周 1 JISとほぼ同じ。 変更 JISは,本体ではスピーカをISO規格本体がスピーカ法と道路
壁全体の空気遮断性能を測定 用いる測定方法だけを規定 交通騒音を用いる方法,更に部材
するための,部材法及び全体法 し,ISO規格の本体に規定 法と全体法と混在してあり,理解
の測定方法について規定。 しにくい規定であったため,道路
の,道路交通騒音による測定
方法を附属書JAで規定。 交通騒音による方法を附属書に分
けた構成とし,単純,かつ,明快
な規格とした。
追加 全体法による音圧レベル差 JIS A 1520,JIS A 1417などに規定
の定義に,外周壁前面1 mのの測定と整合させるため。次回
場合を追加。 ISO規格改正時の提案を検討す
る。
2 引用規格
3 用語及び 主な用語(9用語)の定義を規 3 主な用語(10用語)変更 JISは,ISO規格の1用語 1の(V)参照。
定義 定。 の定義を規定。 (3.7)を本体から削除し附属
書JAで規定。
3.7 内外音圧レベル差 JISとほぼ同じ。 追加 外周壁前面1 mの場合の音圧1の(V)参照。
3.8 標準化音圧レベル差 レベル差を追加
3.9 規準化音圧レベル差
4 測定装置 測定装置の一般事項及びスピ 4 JISと同じ。 一致
ーカについて規定。
5 測定方法 測定方法 5 スピーカによる測
定方法

――――― [JIS A 1430 pdf 35] ―――――

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JIS A 1430:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 140-5:1998(MOD)

JIS A 1430:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1430:2009の関連規格と引用規格一覧