JIS A 1429:2007 建築物の現場における給排水設備騒音の測定方法

JIS A 1429:2007 規格概要

この規格 A1429は、建築物に設置された給排水設備の作動によって,室内に発生する音の音圧レベルを測定する方法について規定。

JISA1429 規格全文情報

規格番号
JIS A1429 
規格名称
建築物の現場における給排水設備騒音の測定方法
規格名称英語訳
Field measurement of sound pressure level from appliances and equipment used in water supply and drainage installations in buildings
制定年月日
2007年10月3日
最新改正日
2019年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 16032:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

17.140.20, 91.120.20, 91.140.01
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
2007-10-03 制定日, 2014-04-25 改正日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS A 1429:2007 PDF [28]
                                                                                   A 1429 : 2007

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人建材試験センター(JTCCM)/財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16032:2004,Acoustics−
Measurement of sound pressure level from service equipment in buildings−Engineering methodを基礎として用い
た。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS A 1429には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)A特性及びC特性補正値
附属書B(規定)最大音圧レベル及び等価音圧レベル測定における測定対象機器の作動条件及び作動
サイクル
附属書1(参考)隅角部及び拡散音場に設定した測定点による音圧レベルの測定方法
附属書2(規定)残響時間の測定方法及び基準音源を用いた等価吸音面積レベルの測定方法
附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1429 pdf 1] ―――――

A 1429 : 2007

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 測定器・・・・[4]
  •  5. 試験方法・・・・[5]
  •  6. 測定手順・・・・[5]
  •  6.1 一般事項・・・・[5]
  •  6.2 室内均等に分布する測定点の設置方法・・・・[6]
  •  6.3 音圧レベルの測定方法・・・・[6]
  •  6.4 音圧レベルの室内平均値の算出方法・・・・[6]
  •  6.5 暗騒音の補正・・・・[6]
  •  6.6 オクターブバンド音圧レベルの標準化又は規準化・・・・[6]
  •  6.7 A特性及びC特性値の算出・・・・[7]
  •  6.8 部屋の中に存在する音源(追加の測定)・・・・[7]
  •  7. 残響時間又は等価吸音面積の測定・・・・[7]
  •  8. 暗騒音の補正・・・・[7]
  •  9. 測定精度・・・・[8]
  •  10. 測定報告・・・・[8]
  •  附属書A(規定)A特性及びC特性補正値・・・・[10]
  •  附属書B(規定)最大音圧レベル及び等価音圧レベル測定における測定対象機器の作動条件及び作動サイクル・・・・[11]
  •  附属書1(参考)隅角部及び拡散音場に設定した測定点による音圧レベルの測定方法・・・・[17]
  •  附属書2(規定)残響時間の測定方法及び基準音源を用いた等価吸音面積レベルの測定方法・・・・[19]
  •  附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[22]

――――― [JIS A 1429 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1429 : 2007

建築物の現場における給排水設備騒音の測定方法

Field measurement of sound pressure level from appliances and equipment used in water supply and drainage installations in buildings

序文

 この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 16032,Acoustics−Measurement of sound pressure
level from service equipment in buildings−Engineering methodを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,原国際
規格では建築設備一般が測定対象として示されているのに対し,日本工業規格(日本産業規格)の作成に当たっては給排水
設備だけを測定対象としているため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書3(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,建築物に設置された給排水設備の作動によって,室内に発生する音の音圧レ
ベルを測定する方法について規定する。この規格で対象とする給排水設備は,水栓,シャワー室,浴室,
流し台,便所,ポンプ,給湯器,気泡浴槽,ディスポーザ及び浄化槽である。
この方法は,例えば住居,ホテル,学校,事務所,病院などにおけるおよそ300 m3以下の容積の部屋に
適用できる。この規格は,容積の大きい講堂及びコンサートホールなどの大空間における測定には一般的
に適用できない。また,附属書Bでは給排水設備の作動条件及び作動サイクルを規定する。
給排水設備の作動によって室内に発生する音の音圧レベルは,供試設備の作動サイクル中のA特性最大
音圧レベル及び追補的にC特性最大音圧レベルとして,又はある特定時間内の等価音圧レベルとして測定
する。
参考 給排水設備の作動によって室内に発生する音とは,給排水設備が設置されている以外の他の室
に影響する主に設備機器の振動に起因したいわゆる固体伝搬音を対象としているが,この規格
の測定法は給排水設備が設置されている室内又は屋外の静ひつ性能を測定する場合にも用いて
よい。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 16032:2004,Acoustics−Measurement of sound pressure level from service equipment in buildings
−Engineering method (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1417 建築物の空気音遮断性能の測定方法
JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部 : 仕様

――――― [JIS A 1429 pdf 3] ―――――

2
A 1429 : 2007
備考 IEC 61672-1:2002,Electroacoustics−Sound level meters−Part 1: Specifications が,この規格と
一致している。
JIS C 1514 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
備考 IEC 61260:1995,Electroacoustics−Octave-band and fractional-octave-band filtersが,この規格と
一致している。
JIS C 1515 電気音響−音響校正器
備考 IEC 60942:2003,Electroacoustics−Sound calibratorsが,この規格と一致している。
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8732 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−無響室及び半無響室におけ
る精密測定方法
JIS Z 8734 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−残響室における精密測定方

JIS Z 8736-1 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第1部 : 離散
点による測定
ISO 3382 Acoustics−Measurement of the reverberation time of rooms with reference to other acoustical
parameters

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 L JIS C 1509-1に定義されている時間重み特性又は周波数重み
音圧レベル (sound pressure level)
特性によって測定された音圧の2乗p2(t) を基準音圧の2乗p02で除した値の対数をとって10倍したもの。
単位は,デシベル (dB),基準音圧p0は20 μPa。
3.2 平均音圧レベル (average sound pressure level) 単位は,デシベル (dB)。
n
1.0iL
10
i 1
L 10 log 10 (1)
n
ここに, Li : 平均されるi番目の測定点における音圧レベル (dB)
3.3 638 000 Hzの周波数範囲におけるオクターブバンドの値から算出されるA特性音圧レベル
(A-weighted sound pressure level calculated from octave-band values in the frequency range 63 Hz to 8 000
Hz) LA 単位は,デシベル (dB)。
n
Ai )
(1.0Li
LA 10 log 1010 (2)
i 1
ここに, Li : i番目の周波数のオクターブバンドにおける音圧レベル
Ai : i番目の周波数のオクターブバンドのA特性補正値(附属書
A参照)
Liの値は測定による。また,3.6に示すすべての値に適用される。
備考 この規格では,周波数重み特性Aを通した全帯域の音圧レベルの値もA特性音圧レベルLAと
する。我が国では,広く周波数重み特性Aを通して直接測定した値もA特性音圧レベルLAと
して用いられている。過去のデータと比較検討を容易にするために,この規格では,特に規準

――――― [JIS A 1429 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
A 1429 : 2007
化音圧レベル又は標準化音圧レベルの算出を必要としない場合は,この値も規定に加えた。
3.4 31.58 000 Hzの周波数範囲におけるオクターブバンドの値から算出されるC特性音圧レベル
(C-weighted sound pressure level calculated from octave-band values in the frequency range 31.5 Hz to 8 000
Hz) LC 単位は,デシベル (dB)。
n
(1.0 Li Ci )
LC 10 log10 10 (3)
i 1
ここに, Li : i番目の周波数のオクターブバンドにおける音圧レベル
Ci : i番目の周波数のオクターブバンドのC特性補正値(附属書
A参照)
Liの値は測定による。また,3.6に示すすべての値に適用される。
備考 この規格では,周波数重み特性Cを通した全帯域の音圧レベルの値もC特性音圧レベルLCと
する。我が国では,広く周波数重み特性Cを通した値もC特性音圧レベルLCとして用いられ
てきた。過去のデータと比較検討を容易にするために,この規格では,特に規準化音圧レベル
又は標準化音圧レベルの算出を必要としない場合は,この値も規定に加えた。
3.5 単発暴露音圧レベル (sound exposure level) E 単発音の単発暴露音圧レベルは,次の式によって
与えられる。単位は,デシベル (dB)。
2
1 p (t)
t t2
LE 10 log 10 2
dt (4)
t0 1 p0
ここに, p(t) : 瞬時音圧 (Pa)
t2t1 : 対象事象のすべての主要な音の部分を含んでいる十分に長
い継続時間 (s)
p0 : 基準音圧 (2×10−5 Pa)
t0 : 基準継続時間 (t0=1 s)
3.6 設備騒音の31.58 000 Hzの周波数帯域におけるオクターブの音圧レベル (service equipment sound
pressure level in octave-bands in the frequency range 31.5 Hz to 8 000 Hz) 次に,3.6.13.6.9にわたり,こ
の規格によって測定できるオクターブバンドの値を定義する。表1を参照。
3.6.1 LSmax 時間重み特性Sで測定したオクターブバンドにおける最大音圧レベル。
3.6.2 LSmax,nT 時間重み特性Sで測定し,残響時間0.5秒で標準化したオクターブバンドにおける最大
音圧レベル[3.8の式(5)]。
3.6.3 LSmax,n 時間重み特性Sで測定し,等価吸音面積10 m2で規準化したオクターブバンドにおける最
大音圧レベル[3.8の式(6)]。
3.6.4 LFmax 時間重み特性Fで測定したオクターブバンドにおける最大音圧レベル。
3.6.5 LFmax,nT 時間重み特性Fで測定し,残響時間0.5秒で標準化したオクターブバンドにおける最大
音圧レベル[3.8の式(5)]。
3.6.6 LFmax,n 時間重み特性Fで測定し,等価吸音面積10 m2で規準化したオクターブバンドにおける最
大音圧レベル[3.8の式(6)]。
3.6.7 Leq 等価音圧レベル。
3.6.8 Leq,nT 残響時間0.5秒で標準化したオクターブバンドにおける等価音圧レベル[3.8の式(5)]。
3.6.9 Leq,n 等価吸音面積10 m2で規準化したオクターブバンドにおける等価音圧レベル[3.8の式(6)]。

――――― [JIS A 1429 pdf 5] ―――――

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JIS A 1429:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16032:2004(MOD)

JIS A 1429:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1429:2007の関連規格と引用規格一覧