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JIS Z 8734:2000 規格概要
この規格 Z8734は、pc=400N・s/m×3(ここで,pは空気の密度,cは音の速さ)の特性インピーダンスとなる基準環境条件下において音源が放射する音響パワーレベルを求めるための直接法及び比較法について規定。
JISZ8734 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8734
- 規格名称
- 音響―音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法―残響室における精密測定方法
- 規格名称英語訳
- Acoustics -- Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure -- Precision methods for reverberation rooms
- 制定年月日
- 1988年3月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3741:1999(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.140.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1988-03-01 制定日, 1993-05-01 確認日, 2000-05-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS Z 8734:2000 PDF [40]
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8734 : 1988は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際規格と整合した日本工業規格(日本産業規格)とするため,ISO 3741 : 1999, Acoustics−Determination
of sound power levels of noise sources using sound pressure−Precision methods for reverberation roomsを基礎と
して用いた。
今回の改正の主な点は,次のとおりである。
− 原国際規格であるISO 3741に様式を一致させた。
− ISO 3741の改正に伴い,音響パワーレベルを,基準環境条件下の値として求めることにした。
− ISO 3741の改正に伴い,オクターブバンド音響パワーレベルは,1/3オクターブバンド音響パワーレ
ベルから計算によってだけ求めることにした。
− ISO 3741の改正に伴い,マイクロホン位置の数は最少6とした。
− ISO 3741にない旧規格の附属書3残響時間の測定方法を削除した。
− ISO 3741にない旧規格の附属書4残響室内の温度及び相対湿度の変化の残響時間に対する影響の補正
方法を削除した。
− ISO 3741に予定されている音響エネルギーレベルの測定方法を附属書(参考)として追加した。
JIS Z 8734には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 離散周波数成分を含む音の測定のための残響室の適性試験方法
附属書B(参考) 回転拡散板の設計指針
附属書C(参考) 100Hz未満の周波数成分を測定するための指針
附属書D(参考) 残響室の設計指針
附属書E(規定) 広帯域音の測定のための残響室の適性試験方法
附属書F(規定) 1/3オクターブバンド音響パワーレベルからオクターブバンド及びA特性音響パ
ワーレベルを求める方法
附属書1(参考) 表面音圧法による音源の音響パワーレベルの測定方法
附属書2(参考) 音響エネルギーレベルの測定方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8734 pdf 1] ―――――
(ISO 3741 : 1999)
pdf 目次
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[3]
- 1.1 一般事項・・・・[3]
- 1.2 騒音及び騒音源の種類・・・・[3]
- 2. 引用規格・・・・[3]
- 3. 定義・・・・[4]
- 3.1 残響室・・・・[4]
- 3.2 残響音場・・・・[4]
- 3.3 音圧・・・・[4]
- 3.4 平均2乗音圧・・・・[5]
- 3.5 音圧レベル・・・・[5]
- 3.5.1 時間平均音圧レベル・・・・[5]
- 3.5.2 測定時間・・・・[5]
- 3.6 音響パワー・・・・[5]
- 3.7 音響パワーレベル・・・・[5]
- 3.8 暗騒音・・・・[6]
- 3.9 基準音源・・・・[6]
- 3.10 残響時間・・・・[6]
- 3.11 対象周波数範囲・・・・[6]
- 3.12 吸音率・・・・[6]
- 3.13 等価吸音面積・・・・[6]
- 4. 測定の不確かさ・・・・[6]
- 5. 試験環境条件・・・・[8]
- 5.1 一般事項・・・・[8]
- 5.2 残響室の容積及び形状・・・・[8]
- 5.3 残響室の吸音特性・・・・[8]
- 5.4 暗騒音レベル・・・・[8]
- 5.5 気温,湿度及び気圧・・・・[8]
- 6. 測定器・・・・[9]
- 6.1 一般事項・・・・[9]
- 6.2 校正・・・・[9]
- 7. 測定対象音源の設置及び作動・・・・[9]
- 7.1 一般事項・・・・[9]
- 7.2 音源の設置位置・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8734 pdf 2] ―――――
(ISO 3741 : 1999)
pdf 目次
- 7.3 音源の設置・・・・[9]
- 7.3.1 手持ち形機器・・・・[10]
- 7.3.2 床置き形又は壁掛け形機器・・・・[10]
- 7.4 補助装置・・・・[10]
- 7.5 測定対象音源の作動・・・・[10]
- 8. 音圧レベルの測定及び音響パワーレベルの算出・・・・[11]
- 8.1 予備測定・・・・[11]
- 8.1.1 音源の設置・・・・[11]
- 8.1.2 マイクロホン位置・・・・[11]
- 8.1.3 音圧レベルの測定・・・・[11]
- 8.1.4 暗騒音の補正・・・・[12]
- 8.1.5 標準偏差の算出・・・・[12]
- 8.1.6 マイクロホン位置の追加・・・・[13]
- 8.1.7 音源位置の追加・・・・[13]
- 8.2 追加測定・・・・[14]
- 8.3 室内平均音圧レベルの算出・・・・[14]
- 8.4 音響パワーレベルの算出・・・・[14]
- 8.4.1 残響室の残響時間を用いて算出する方法(直接法)・・・・[14]
- 8.4.2 基準音源の音響パワーレベルと比較して算出する方法(比較法)・・・・[15]
- 8.5 オクターブバンド及び/又はA特性音響パワーレベルの算出・・・・[16]
- 9. 記録事項・・・・[16]
- 9.1 測定対象音源・・・・[16]
- 9.2 試験環境条件・・・・[16]
- 9.3 測定器・・・・[16]
- 9.4 測定結果・・・・[16]
- 10. 報告事項・・・・[16]
- 附属書A(規定)離散周波数成分を含む音の測定のための残響室の適性試験方法・・・・[17]
- A.1 序文・・・・[17]
- A.2 一般事項・・・・[17]
- A.3 測定器・・・・[17]
- A.4 半無響室におけるスピーカの周波数特性の測定・・・・[18]
- A.5 室内の平均音圧レベルの測定・・・・[19]
- A.6 標準偏差の算出・・・・[20]
- A.7 適性基準・・・・[20]
- A.8 複数の音源位置・・・・[20]
- 附属書B(参考) 回転拡散板の設計指針・・・・[21]
- 附属書C(参考) 100Hz未満の周波数成分を測定するための指針・・・・[22]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8734 pdf 3] ―――――
(ISO 3741 : 1999)
pdf 目次
- C.1 対象周波数範囲の拡張・・・・[22]
- C.2 本体の表2の追補・・・・[22]
- C.3 本体の表3の追補・・・・[22]
- C.4 本体の表5及び表6の追補・・・・[22]
- 附属書D(参考) 残響室の設計指針・・・・[23]
- D.1 一般事項・・・・[23]
- D.2 残響室の容積・・・・[23]
- D.3 残響室の形状及び拡散体・・・・[23]
- D.4 残響室の吸音特性・・・・[23]
- 附属書E(規定) 広帯域音の測定のための残響室の適性試験方法・・・・[24]
- E.1 序文・・・・[24]
- E.2 測定器・・・・[24]
- E.3 試験方法・・・・[24]
- E.4 標準偏差の算出・・・・[24]
- E.5 適性基準・・・・[24]
- 附属書F(規定・・・・[26]
- F.1 オクターブバンド音響パワーレベルの算出・・・・[26]
- F.2 A特性音響パワーレベルの算出・・・・[26]
- 参考文献・・・・[26]
- 附属書1(参考)・・・・[30]
- 1. 適用範囲・・・・[3]
- 2. 測定器・・・・[30]
- 3. 音圧レベルの測定及び音響パワーレベルの算出・・・・[30]
- 3.1 予備測定・・・・[30]
- 3.1.1 音源の設置・・・・[30]
- 3.1.2 マイクロホン位置・・・・[30]
- 3.1.3 音圧レベルの測定・・・・[30]
- 3.1.4 標準偏差の算出・・・・[30]
- 3.1.5 マイクロホン位置の追加・・・・[30]
- 3.1.6 音源位置の追加・・・・[30]
- 3.2 追加測定・・・・[30]
- 3.3 室内平均音圧レベルの算出・・・・[30]
- 3.4 音源の音響パワーレベルの算出・・・・[30]
- 3.4.1 残響室の残響時間を用いて算出する方法(直接法)・・・・[31]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8734 pdf 4] ―――――
(ISO 3741 : 1999) 目次(ISO 3741 : 1999)
- 3.4.2 基準音源の音響パワーレベルと比較して算出する方法(比較法)・・・・[31]
- 3.5 オクターブバンド及び/又はA特性音響パワーレベルの算出・・・・[31]
- 附属書2(参考) 音響エネルギーレベルの測定方法・・・・[32]
- 1. 適用範囲・・・・[3]
- 2. 定義・・・・[32]
- 2.1 単発音圧暴露レベル・・・・[32]
- 2.2 音響エネルギー・・・・[32]
- 2.3 音響エネルギーレベル・・・・[32]
- 3. 単発音圧暴露レベルの測定・・・・[32]
- 3.1 一般事項・・・・[32]
- 3.2 マイクロホン位置・・・・[32]
- 3.3 単発音圧暴露レベルの測定・・・・[32]
- 3.4 室内平均単発音圧暴露レベルの算出・・・・[32]
- 4. 音響エネルギーレベルの算出・・・・[33]
- 4.1 残響室の残響時間を用いて算出する方法(直接法)・・・・[33]
- 4.2 基準音源の音響パワーレベルと比較して算出する方法(比較法)・・・・[33]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8734 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8734:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3741:1999(IDT)
JIS Z 8734:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.01 : 音響測定及び雑音除去一般
JIS Z 8734:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1409:1998
- 残響室法吸音率の測定方法
- JISC1505:1988
- 精密騒音計
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器
- JISZ8733:2000
- 音響―音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法―反射面上の準自由音場における実用測定方法
- JISZ8736-1:1999
- 音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定
- JISZ8736-2:1999
- 音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第2部:スキャニングによる測定