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7.2 宣言値から求める設計値
宣言値から設計値を算出する場合は,同じ統計的評価に基づいて,宣言
値を設計条件における値に換算して求める。宣言値に適用される統計的評価以外の別の統計的評価に基づ
く設計値を算出する方法についての資料を,附属書Dに示す。
7.3 測定値から求める設計値
測定値から設計値を算出する場合は,まず,すべての測定データを設計
条件における値に換算する。次に統計的に推定された一つの値を計算によって求める。附属書Dに適用可
能な統計についての国際規格 (ISO 3207, ISO 2602, ISO 2854) を示す。
7.4 表の値から求める設計値
標準化された表(附属書A)の値を用いて設計値を算出する場合,設計
条件がセット条件に一致するときに,設計値として使用することができる。
8. 適用データへの換算
8.1 総論
a) 5.1に示した方法による測定値から得られた換算係数を,附属書Aの値の代わりに使用してもよい。
b) 一つのセット条件 ( R1) からもう一つ別のセット条件 ( R2) への熱性能の換算は,次の式(1)及び
式(2)による。
攀 攀 攀 愀
2 R1
R (2)
Fr・Fm・Fn
8.2 温度の換算
温度換算率FTは,次の式(3)によって求める。
f T2T1
FT eT (3)
ここに, fT : 温度換算係数
T1 : 第1のセット条件の温度
T2 : 第2のセット条件の温度
8.3 水分の換算
水分換算率Fmは,次の式(4)又は式(5)によって求める。
a) 質量基準による含水率を用いた換算
fu u2u1
Fm e (4)
ここに, fu : 質量基準質量水分換算係数
u1 : 第1のセット条件の質量基準質量含水率
u2 : 第2のセット条件の質量基準質量含水率
b) 容積基準による含水率を用いた換算
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f
Fm e 1
(pdf 一覧ページ番号 )
ここに, f 姿 容積基準容積水分換算係数
第1のセット条件の容積基準容積含水率
第2のセット条件の容積基準容積含水率
8.4 経年変化による換算
a) 経年変化は,材料の種類,表面材,構造,発泡剤,材料の温度及び厚さによって異なる。与えられた
材料に関する経年変化の影響は,実験データによって実証された理論上のモデルから得られる。与え
られた材料に対し時間と経年変化の関係を示す簡単な法則はない。
b) 測定された熱伝導率又は熱抵抗が,既に,経年変化の影響を考慮に入れている場合には,換算する必
要はない。
c) 換算率Faを用いる場合は,関係する使用状態における製品の耐用年数の半分以上を経過した時点に相
――――― [JIS A 1480 pdf 6] ―――――
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当する熱性能の経年値を算出できるものでなければならない。
備考1. 耐用年数は,50年とすることが多い。
2. この規格には,経年変化の換算率Faを算出するための換算係数はない。
――――― [JIS A 1480 pdf 7] ―――――
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附属書A(規定) 換算係数
この附属書は,平均温度0℃30℃における温度及び水分の標準化された値の換算係数を規定する。
A.1 数値の使用 表に示された熱伝導率の中間の熱伝導率は,直線内挿法を使用して求める。
特に断りがない限り,換算係数は工場生産製品及び吹込み材料の両者に適用する。
熱伝導率の値は,識別のための数値として示すだけで,それ以外の目的をもたない。
A.2 温度の換算係数 表A.1から表A.12までの値は,0℃と30℃の間の平均温度に対して有効である。
表A.4の温度係数はCFC発泡剤によって発泡された材料だけに関するものである。これ以外の発泡剤を
使用した場合の温度換算係数は8.による測定で求めなければならない。
表A.1 人造鉱物繊維
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
バット,マット及び吹込み材料 0.035 0.004 6
0.040 0.005 6
0.045 0.006 2
0.050 0.006 9
ボード 0.032 0.003 8
0.034 0.004 3
0.036 0.004 8
0.038 0.005 3
硬質ボード 0.030 0.003 5
0.033 0.003 5
0.035 0.003 1
――――― [JIS A 1480 pdf 8] ―――――
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表A.2 ビーズ法ポリスチレンフォーム
厚さ 熱伝導率 換算係数
d fT
mm W/ (m・K) 1/K
d≦20 0.032 0.003 1
0.035 0.003 6
0.040 0.004 1
0.043 0.004 4
200.035 0.003 4
0.040 0.003 6
400.035 0.003 3
0.040 0.003 6
0.045 0.003 8
0.050 0.004 1
1000.035 0.003 2
0.040 0.003 4
0.053 0.003 7
表A.3 押出法ポリスチレンフォーム
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
スキンなし 0.025 0.004 6
0.030 0.004 5
0.040 0.004 5
スキンあり,又はスキンのない微細な 0.025 0.004 0
気泡製品 0.030 0.003 6
0.035 0.003 5
透水性のない外装材のあるもの 0.025 0.003 0
0.030 0.002 8
0.035 0.002 7
0.040 0.002 6
表A.4 硬質ポリウレタンフォーム
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
すべての製品 0.025 0.005 5
0.030 0.005 0
表A.5 フェノールフォーム
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
すべての製品 0.020 0.004 0
0.032 0.002 9
――――― [JIS A 1480 pdf 9] ―――――
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表A.6 ポリエチレンフォーム
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
すべての製品 0.040 0.004 1
表A.7 セルローズファイバー
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
すべての製品 0.040 0.006 1
表A.8 無機多孔質保温材
製品の種類 熱伝導率 換算係数
fT
W/ (m・K) 1/K
けい酸カルシウム保温材すべての製品 すべて 0.003 0
パーライト保温材すべての製品 すべて 0.003 3
A.3 水分の換算係数 表中のデータには,液体の水及び水蒸気の物質移動の効果は含まれていない。含水
率は,換算係数が有効な範囲を示す。
表A.9 人造鉱物繊維
製品の種類 含水率 換算係数
f
m3/m3 m3/m3
すべての製品 <0.15 4
表A.10 発泡プラスチック
製品の種類 含水率 換算係数
f
m3/m3 m3/m3
ビーズ法ポリスチレンフォーム <0.10 4
押出法ポリスチレンフォーム <0.10 2.5
硬質ポリウレタンフォーム <0.15 6
フェノールフォーム <0.15 5
ポリエチレンフォーム 0.0 −
表A.11 セルローズファイバ
製品の種類(かさ密度) 含水率 換算係数
u fu
kg/kg kg/kg
40kg/m3 <0.25 1.3
表A.12 無機多孔質保温材
製品の種類 含水率 換算係数
u f fu
m3/m3 kg/kg m3/m3 kg/kg
けい酸カルシウム保温材すべての製品 <0.25 10
パーライト保温材すべての製品 <0.04 0.8
――――― [JIS A 1480 pdf 10] ―――――
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JIS A 1480:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10456:1999(MOD)
JIS A 1480:2002の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 1480:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1412-1:2016
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第1部:保護熱板法(GHP法)
- JISA1412-2:1999
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第2部:熱流計法(HFM法)
- JISA1420:1999
- 建築用構成材の断熱性測定方法―校正熱箱法及び保護熱箱法