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A 1904 : 2015
− シール工程の有無
− 対象SVOCの空気捕集に関する情報(使用した捕集管,空気捕集量,マイクロチャンバーに入れて
からの空気捕集時間の長さ,回数など)
− マイクロチャンバーの材質,寸法,及び形状(附属書記載の方法を逸脱した場合)
− 不活性処理の有無
− 試験直前のマイクロチャンバー回収率及び方法(附属書記載の方法を逸脱した場合)
− 分析方法(附属書記載の方法を逸脱した場合)
f) 測定機器 使用した器具及び方法に関する情報(マイクロチャンバー,シール材,空気清浄装置,温
度・湿度制御装置,流量計,チャンバー加熱装置,空気捕集ポンプ,分析装置など。)
g) 品質管理・品質保証
− 対象SVOCのバックグラウンド捕集量及びトラベルブランク
− 対象SVOCの回収率データ
− 対象SVOCの操作ブランク及び捕集管ブランク
− 測定回数
− 複数回空気捕集を行った場合は,その個々の分析結果
− 温度,相対湿度及び換気回数の精度
− 品質保証の報告
――――― [JIS A 1904 pdf 11] ―――――
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A 1904 : 2015
附属書A
(規定)
品質保証及び品質管理システム
A.1 一般
建築材料からの準揮発性有機化合物(SVOC)に対するマイクロチャンバー試験は,QAPP(品質保証計
画)に沿って実施しなければならない。QAPPは,品質保証計画の記述,データの品質目標及び許容基準,
QA/QC(品質保証/品質管理)の取組み内容及び活動に対する監査項目を含んでいる。
A.2 品質保証計画の説明
要約には,試験される建築材料,試験方法及びこの品質保証計画に関する責任者を記載する。実験計画
には,QAPPが実施されるために必要な事項を含むことが望ましい。
A.3 データの品質目標及び許容基準
この項目は,測定される各々のパラメータに要求される精度,精確さなどについて規定する。
A.4 QA/QCの取組み内容
QAPPで規定することができるQA/QCは,例えば,機器の適切な操作法及び測定値が保証できる管理記
録体制を含む。QC活動は,全ての作業工程に必要なフィードバックが与えられるために,標準化された
方法でこれらに関わる担当者によって実行される。例えば,次のような活動がある。
a) 事業導入時に行うもの
1) 作業工程及びプロジェクトで使用される全ての機器に対するマニュアルの整備。
2) VOC用吸着管のQCバリデーション。
b) 日常的に行うもの
1) 作業工程及びプロジェクトで使用される全ての機器に対するマニュアルの整備。
2) 試験体の受入れ,保管,処分などの記録。
3) 材料試験に関する詳細な記録。例えば,使用チャンバー,使用温湿度制御装置,分析機器類のID
番号など。
4) VOC用吸着管のエージングの記録。
5) 分析に用いた標準液の調製記録。
6) チャンバーシステムの正常な運転に関する日常記録(例えば,管理図など)。
7) 分析装置キャリブレーションの記録。
8) システムブランクの測定。
9) 吸着管のQC確認。
10) 全てのサンプルに添加される内標準物質の回収率の適宜モニタリング又は,QCチェックサンプル
の測定。
11) 二重測定の実施。
12) 文書の保管位置に電子ログを移設すること及び電子データとして保管されたデータの内容。
c) 定期的に行うもの
――――― [JIS A 1904 pdf 12] ―――――
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A 1904 : 2015
1) 機器チャンバーシステムの保守及び修理の記録。
2) 分析装置の定期的な保守点検,校正及び記録。
A.5 QA/QCの監査
QA/QCプログラムは,QAPPのコンプライアンスを評価するため,QA監査員による定期的な監査を含
む。
――――― [JIS A 1904 pdf 13] ―――――
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A 1904 : 2015
附属書B
(規定)
マイクロチャンバー法の標準的試験条件
この附属書は,マイクロチャンバー形状の例及び標準的試験条件を規定するものである。
これらは,今後集積される新たな知見及びそれらに基づく国際的な評価作業の進捗に伴い,将来必要が
あれば変更されるべきものである。
B.1 マイクロチャンバー形状
マイクロチャンバー形状の例を図B.1に示す。
単位 mm
図B.1−マイクロチャンバー形状の例(不活性処理の施されたガラス製)
B.2 放散試験
放散試験時の換気量(Q)は,(15±1.5)mL/minを標準とし各条件を表B.1に示す。
表B.1−放散試験時標準条件
試験片のシール確認用入口流量 30 mL/min
放散試験時マイクロチャンバー入口流量 20 mL/min
放散試験時ポンプ吸引流量 15 mL/min
B.3 加熱脱着試験
加熱脱着の標準条件を表B.2に示す。
――――― [JIS A 1904 pdf 14] ―――――
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A 1904 : 2015
表B.2−加熱脱着試験時標準条件
マイクロチャンバー供給流量 90 mL/min
ポンプ吸引流量 60 L/min
使用不活性ガス ヘリウム又は窒素
――――― [JIS A 1904 pdf 15] ―――――
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JIS A 1904:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16000-25:2011(MOD)
JIS A 1904:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1904:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1901:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態