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JIS A 1906:2015 規格概要
この規格 A1906は、JIS A 1901に規定するチャンバーを用いて、建築物の室内空気中の揮発性有機化合物及びカルボニル化合物を吸着、分解などをすることによって、その汚染濃度を低減する性能をもつ建築材料の、濃度低減性能の測定方法について規定。紫外線及び可視光線の存在下において分解する触媒作用をもつ材料は、適用しない。
JISA1906 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1906
- 規格名称
- 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―一定揮発性有機化合物(VOC),及びホルムアルデヒドを除く他のカルボニル化合物濃度供給法による吸着速度測定
- 規格名称英語訳
- Performance test of sorptive building materials of reducing indoor air pollution with small chamber -- Measurement of adsorption flux with supplying constant concentration of contaminant air of VOC and aldehydes without formaldehyde
- 制定年月日
- 2008年2月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16000-24:2009(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.20, 71.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2008-02-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS A 1906:2015 PDF [30]
A 1906 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 4 記号及び単位・・・・[3]
- 5 測定原理・・・・[3]
- 6 器具・・・・[3]
- 7 試験条件・・・・[5]
- 7.1 低減量の性能試験全般・・・・[5]
- 7.2 低減量の性能試験・・・・[5]
- 7.3 低減効果への影響に対する性能・・・・[6]
- 8 試験条件の検証・・・・[6]
- 8.1 試験条件のモニタリング・・・・[6]
- 8.2 チャンバーの気密性・・・・[6]
- 8.3 チャンバー内の換気回数・・・・[6]
- 8.4 チャンバー内の換気性能係数・・・・[7]
- 8.5 回収率及びシンク効果・・・・[7]
- 9 チャンバーの準備・・・・[7]
- 10 試験片の準備・・・・[7]
- 11 測定方法・・・・[7]
- 11.1 バックグラウンド濃度及びトラベルブランク・・・・[7]
- 11.2 チャンバー内での試験片の位置・・・・[7]
- 11.3 チャンバー出口濃度を測定する時間・・・・[7]
- 11.4 空気捕集・・・・[8]
- 12 対象化学物質の分析・・・・[8]
- 13 吸着速度,積算吸着量及び換気量換算値の算出及び結果の表現方法・・・・[8]
- 14 報告書・・・・[9]
- 附属書A(規定)低減効果の持続性能 破過試験・・・・[11]
- 附属書B(規定)品質保証及び品質管理システム・・・・[14]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[16]
- 附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1906 pdf 1] ―――――
A 1906 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS A 1906:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 1906 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 1906 : 2015
小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法−一定揮発性有機化合物(VOC),及びホルムアルデヒドを除く他のカルボニル化合物濃度供給法による吸着速度測定
Performance test of sorptive building materials of reducing indoor airpollution with small chamber-Measurement of adsorption flux withsupplying constant concentration of contaminant air of VOC and aldehydeswithout formaldehyde
序文
この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 16000-24を基に改正した日本工業規格(日本産業規格)であるが,ISO
規格に規定のない試験条件,試験方法などを国内の事情を踏まえ規定として追加し,また,一部の技術的
内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書JBに
示す。
1 適用範囲
この規格は,JIS A 1901に規定するチャンバーを用いて,建築物の室内空気中の揮発性有機化合物(以
下,VOCという。)及びカルボニル化合物を吸着,分解などをすることによって,その汚染濃度を低減す
る性能をもつ建築材料の,濃度低減性能の測定方法について規定する。ただし,ホルムアルデヒドの濃度
低減性能の測定に関しては,JIS A 1905-1で規定する。
なお,この測定方法は建築用ボード類,壁紙,床材,塗材などに適用できる。ただし,紫外線及び可視
光線の存在下において分解する触媒作用をもつ材料は,適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16000-24:2009,Indoor air−Part 24: Performance test for evaluating the reduction of volatile
organic compound (except formaldehyde) oncentrations by sorptive building materials(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
――――― [JIS A 1906 pdf 3] ―――――
2
A 1906 : 2015
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散
測定方法−小形チャンバー法
注記 対応国際規格 : ISO 16000-9,Indoor air−Part 9: Determination of the emission of volatile organic
compounds from building products and furnishing−Emission test chamber method(MOD)
JIS A 1902-1 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第1部 : ボード類,壁紙及び床材
JIS A 1902-2 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第2部 : 接着剤
JIS A 1902-3 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第3部 : 塗料及び建築用仕上塗材
JIS A 1902-4 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第4部 : 断熱材
JIS A 1905-1 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法−第1部 : 一定ホル
ムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
JIS A 1962 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量
−ポンプサンプリング
注記 対応国際規格 : ISO 16000-3,Indoor air−Part 3: Determination of formaldehyde and other carbonyl
compounds in indoor air and test chamber air−Active sampling method(MOD)
JIS A 1965 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA吸着剤を用いたポンプ
サンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
注記 対応国際規格 : ISO 16000-6,Indoor air−Part 6: Determination of volatile organic compounds in
indoor and test chamber air by active sampling on Tenax TA sorbent, thermal desorption and gas
chromatography using MS or MS-FID(MOD)
JIS A 1966 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロ
マトグラフィーによるサンプリング及び分析−ポンプサンプリング
注記 対応国際規格 : ISO 16017-1,Indoor, ambient and workplace air−Sampling and analysis of volatile
organic compounds by sorbent tube/thermal desorption/capillary gas chromatography−Part 1:
Pumped sampling(MOD)
JIS K 0123 ガスクロマトグラフィー質量分析通則
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8872 ホルムアルデヒド液(試薬)
注記 対応国際規格 : ISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series
(MOD)
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 554,Standard atmospheres for conditioning and/or testing−Specifications
(MOD)
――――― [JIS A 1906 pdf 4] ―――――
3
A 1906 : 2015
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 1901及びJIS A 1905-1によるほか,次による。
対象化学物質は,VOC及びホルムアルデヒドを除く他のカルボニル化合物とする。
3.1
ガイドライン値(guideline concentration)
一般居住環境における厚生労働省の示す室内汚染物質濃度の許容限界推奨値。
例 ガイドライン値は,トルエンでは260 μg/m3,キシレンでは870 μg/m3,p-ジクロロベンゼンでは
240 μg/m3,エチルベンゼンでは3 800 μg/m3,スチレンでは220 μg/m3,テトラデカンでは330 μg/m3,
アセトアルデヒドでは48 μg/m3が厚生労働省によって示されている。
4 記号及び単位
この規格で用いる主な記号及び単位は,JIS A 1901及びJIS A 1905-1による。
5 測定原理
対象化学物質低減性能は,低減量の性能及び低減効果の持続性能を測定することによって求める。この
試験は,試験建材の初期低減性能及び持続性能の両方を評価することを意味している。
ガイドライン値程度の濃度の対象化学物質を含有する空気を試験建材を設置したチャンバーに導き,チ
ャンバーから排出される空気濃度の差異によって,試験建材の室内濃度低減性能を測定する。試験は定常
的な換気のある状況下で試験建材の濃度低減性能を半寿命(初期性能の1/2)となるまで測定する。この
試験では,吸着速度Fm及び半寿命までの積算吸着量ρAcを求める。積算吸着量ρAcは,破過試験から求め
た飽和除去量ρAaとして定義される。
試験建材の室内濃度の低減効果が28日を超えて持続する場合,対応する時間経過の間測定する代わりと
して,附属書Aに規定する方法で試験をしてもよい。
試験建材の対象化学物質低減性能は,主に対象化学物質濃度,物質伝達率,試験建材自身がもつ吸着特
性(吸着等温線,拡散抵抗など)によって決定される。それゆえ,低減性能試験は,対象化学物質濃度及
び試験建材のもつ物質伝達率の両方を規定すべきである。
注記 長期の対象化学物質低減性能は,飽和除去量ρAaで表される。必要であれば,補助的な指標と
して汚染物質除去性能の寿命tltで表す。
6 器具
6.1 一般
試験建材によって吸着,分解される対象化学物質の濃度低減性能を測定する場合に必要な器具は,主と
して次のとおりである。
− チャンバー
− 試験片のシール材
− 空気清浄装置
− 試験空気供給装置
− 温度・湿度制御装置
− 積算流量計
− 空気捕集装置
――――― [JIS A 1906 pdf 5] ―――――
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JIS A 1906:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16000-24:2009(MOD)
JIS A 1906:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1906:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1901:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
- JISA1902-1:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
- JISA1902-2:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
- JISA1902-3:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
- JISA1902-4:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
- JISA1905-1:2015
- 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―第1部:一定ホルムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
- JISA1962:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
- JISA1965:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
- JISA1966:2015
- 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング
- JISK0123:2018
- ガスクロマトグラフィー質量分析通則
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8872:2008
- ホルムアルデヒド液(試薬)
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態