JIS A 1906:2015 小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―一定揮発性有機化合物(VOC),及びホルムアルデヒドを除く他のカルボニル化合物濃度供給法による吸着速度測定 | ページ 6

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A 1906 : 2015
A1
6
現行規格(JIS A 1906:2015) 旧規格(JIS A 1906:2008) 改正理由
9
箇条番号 内容 箇条番号 内容
06
及び題名 及び題名
: 2
10 試験片 9 試験片
試験片の準備は,JIS A 1902-1,JIS A 1902-2,JIS A 9.1 一般 JIS A 1901と同様の記載
0 15
の準備 の準備
1902-3及びJIS A 1902-4による。試験片をチャンバー 方法とし,記載が重複し
試験の準備終了後,サンプルを運搬用の包装から取り
内に設置し,対象化学物質を含有した空気を供給した ている部分は削除した。
出し試験片を準備する。試験片を小形チャンバー内に
時点を試験開始とする。 設置し,試験対象化学物質を含有した空気を供給した
時点を試験開始とする。
a) 板,パネル,ボードなどの製品の試験片の選択 試
験片の切出し位置は,通常,板,パネル,ボード
などの製品の長手方向と平行になるような中央部
を選択する。また,切断面は表面と直角になるよ
うに切断する。切断面が器具で焼けないようにす
る。
b) ロール状製品の試験片の選択 ロールの包装を外
し,サンプル中央の適切な部分を選択する。この
とき試験片の一辺がサンプルの長手方向と平行に
なるように採取する。
c) 塗材などの製品の試験片の選択 塗材に関して
は,ガラス板,アルミニウム合金板などに塗布し
て試験片を準備する。
9.2 シール工程
試験片の表面で吸着,分解される試験対象化学物質を
測定する場合,端及び裏面をアルミニウムはくなどの
シール材を用いてシールする。試験片を基材に接着す
る場合は,接着剤の使用量,塗布方法及び試験片を基
材に接着するまでの待ち時間について適切な条件を選
択する。また,使用する接着剤は,試験性能に影響が
ないものを用いる。小口及び裏面をシールして測定す
る。シール工程の代わりに,2枚の試験片をはり合わせ
ることで裏面での吸着を防いでもよい。

――――― [JIS A 1906 pdf 26] ―――――

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A 1906 : 2015
現行規格(JIS A 1906:2015) 旧規格(JIS A 1906:2008) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
11.3 チャ 11.3.1 低減量の性能試験 10.1.3 小 JIS A 1905-1に倣い,追記
a) によって試験を開始した後に,事前に設定した時間
ンバー出 試験を開始した後に,事前に設定した時間に従い,11.4
形チャン に従って10.1.4によって空気捕集を開始する。 した。
口濃度を によって空気捕集を開始する。室内空気に面する単位
バー濃度 a) 低減量の性能試験 室内空気に面する単位面積当
測定する を測定す
面積当たりの試験建材が対象化学物質を空気中から除 たりの試験建材が試験対象化学物質を空気中から
時間 る時間
去する低減量を測定する。ただし,測定条件は,7.2に 除去する低減量を測定する。ただし,測定条件は,
よる。チャンバーを流れる積算空気流量及び空気の漏 6.1.2 a) 及びe) による。小形チャンバーを流れる積
れのないことを確かめ,空気捕集の間の出口流量が, 算空気流量及び空気の漏れのないことを確認し,
入口流量から空気捕集時の流量を差し引いた数値であ 空気捕集の間の出口流量が,入口流量から空気捕
ることを確認する。空気捕集は,通常,試験開始から1 集時の流量を差し引いた数値であることを確認す
日,3日,7日,(14±1) 日及び (28±2) 日経過後に採 る。空気捕集は,通常,試験開始から1日,3日,
取するものとし,追加の空気捕集を行ってもよい。 7日,(14±1) 日及び (28±2) 日経過後に採取する
試験の目的に応じて,これらの測定日数を選んでもよ ものとし,追加の空気捕集を行ってもよい。
い。持続性能のデータが必要な場合,空気捕集は試験 持続性能のデータが必要な場合,空気捕集は試験
開始から28日経過以降も採取する。持続性能が当初の 開始から28日経過以降も採取する。持続性能が当
1/2又はなくなった場合には,試験を終了してもよい。 初の1/2又は無くなった場合には,試験を終了して
VOCカルボニル化合物などの化学物質が放散する場 もよい。 d) から,11.3.1に移動し
合,JIS A 1901によって放散速度を確認する。 た。
b) 低減効果の持続性能(長期測定) 10.1.3 a) の測定
11.3.2 長期の低減効果の持続性能 を低減量の性能が当初の1/2となる時間を測定す
11.3.1の測定を低減量の性能が当初の1/2となる時間を る。低減効果が物理吸着,化学吸着,試験建材に
測定する。低減効果が物理吸着,化学吸着,試験建材 含有する化学物質との化学反応によって生じるこ
に含有する化学物質との化学反応によって生じること とが明らかなものについては,ガイドライン値の
が明らかなものについては,ガイドライン値の供給濃 供給濃度における飽和除去量を簡易に求めること
度における飽和除去量を簡易に求めることができる。 ができる。
11.3.3 低減効果への影響に対する性能 c) 低減効果への影響に対する性能 10.1.3 a) の低減
11.3.1の低減量の性能測定の条件に対し,各種環境因子 量の性能測定の条件に対し,各種環境因子を1種
を1種類だけ変動させて測定を各種環境要素ごとに行 類だけ変動させて測定を各種環境要素ごとに行
う。測定条件は,7.2による。 う。測定条件は6.1.4 a) 及びb) による。
d) 化学物質の発生量に対する性能 測定対象とする
試験対象化学物質以外の化学物質が放散する場
A1
合,JIS A 1901によって放散量又は放散速度を確認
906
する。
: 2
0 15
6

――――― [JIS A 1906 pdf 27] ―――――

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A 1906 : 2015
A1
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現行規格(JIS A 1906:2015) 旧規格(JIS A 1906:2008) 改正理由
9
箇条番号 内容 箇条番号 内容
06
及び題名 及び題名
: 2
11.4 空気 通常,VOCの捕集にはTenax TA吸着管などを,カル 10.1.4 空 捕集方法の詳細は,JIS A
通常,VOCの捕集にはTenax TA吸着管などを,カルボ
0 15
捕集 ボニル化合物の捕集にはDNPHカートリッジを使用す気捕集 ニル化合物の捕集にはDNPHカートリッジを使用す 1901参照として記載を省
る。空気捕集の方法は,JIS A 1901に準じる。ただし, 略し,また,JIS A 1965
る。試験空気を供給して8時間以上が経過した小形チ
捕集管は,JIS A 1962の6.1.1(サンプリングカートリ を追加した。
ャンバー内の温度及び相対湿度が定常状態であること
ッジ),JIS A 1965の6.1(サンプラ)及びJIS A 1966 を確認した後,捕集管を接続して1日後の小形チャン
の6.1(サンプラ)による。 バー濃度を測定すると同時に,トラベルブランクも測
定する。
以降,経過時間ごとの小形チャンバー濃度及びトラベ
ルブランクを測定する。
事前に小形チャンバー内の濃度を予測することが難し
い場合は,破過確認のため捕集管を二つ連結させる。
捕集管の破過の有無は式(5)によって判断する。求めた
値が95 %以上の場合は,試験対象化学物質は実質的に
前方の捕集管だけに吸着されたことになるので,破過
していないと判断できる。
C1
100 ≧ 95 (%) (5)
C1 2
捕集管はJIS A 1962の6.1.1及びJIS A 1966の6.1を参
照するとよい。
− − 10.2 低減 低減効果の持続性能について規定。 10.2は,附属書Aへ移動
効果の持 した。
続性能

――――― [JIS A 1906 pdf 28] ―――――

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A 1906 : 2015
現行規格(JIS A 1906:2015) 旧規格(JIS A 1906:2008) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
13 吸着速 12 吸着速
対象化学物質のチャンバーへの供給濃度及び出口濃度 JIS A 1905-1に倣い,式を
チャンバー入口濃度及び出口濃度を測定する。小形チ
度,積算吸を測定する。チャンバー換気量及び試験片の表面積か
度,積算吸ャンバー換気量(Q)及び試験片表面積(A)から吸着
一部変更し,記号の説明
着量及び ら単位面積当たりの吸着速度Fm[μg/(m2・h)]を算出す
着量及び 速度(ads)[μg/(m2・h)]を算出する。 を追記した。
換気量換 る。 換気量換 Ct )
(Cin, t Q
ads (7)
算値の算 in, t Q
out, t 算値の算 A
Fm (1)
出及び結 A 出方法 吸着速度及び経過時間から,積算吸着量(aaa)(μg/m2)
果の表現 ここに, Fm : 単位面積当たりの吸着速度[μg/(m2・h)] を算出する。
方法 ρin,t : 経過時間tにおける対象化学物質のチャ aaa adsiti (8)
ンバーへの供給濃度(μg/m3)
濃度低減が清浄空気による換気量の増大によって達成
ρout,t : 経過時間tにおける対象化学物質のチャ
されるときの換気量換算値(Qads)[m3/(h・m2)]を算出
ンバー出口濃度(μg/m3)
する。
Q : チャンバーの換気量(m3/h)
A : 試験片の表面積(m2) Cin, t
1 Q
Ct
濃度低減が清浄空気による換気量の増大によって達成 Qads (9)
A
されるとして,換気量換算値Fv,eq[m3/(h・m2)]を算出
する。
in,t
1Q
out,t
Fv,eq (2)
A
吸着速度及び経過時間から,積算吸着量ρAc(μg/m2)
を算出する。
Ac Fm,i ただし,
te,i te, i te, i 1 (3)
te, i
i
単位面積当たりの飽和除去量ρAa(μg/m2)は,積算吸
着量と同じになる。
Aa Ac (4)
附属書A 低減効果の持続性能 破過試験について規定。 − − ISO規格と整合させ,10.2
A1
(規定)低 を附属書(規定)とした。
90
減効果の
6 : 2
持続性能
0
破過試験
15
6

――――― [JIS A 1906 pdf 29] ―――――

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A 1906 : 2015
A1
6
現行規格(JIS A 1906:2015) 旧規格(JIS A 1906:2008) 改正理由
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
06
及び題名 及び題名
: 2
附属書B 品質保証及び品質管理システムについて規定。 ISO規格と整合させ,附
0 15
(規定)品 属書(規定)を追記した。
質保証及
び品質管
理システ

JIS A 1906:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16000-24:2009(MOD)

JIS A 1906:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1906:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1901:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
JISA1902-1:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
JISA1902-2:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
JISA1902-3:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
JISA1902-4:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
JISA1905-1:2015
小形チャンバー法による室内空気汚染濃度低減材の低減性能試験法―第1部:一定ホルムアルデヒド濃度供給法による吸着速度測定
JISA1962:2015
室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
JISA1965:2015
室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
JISA1966:2015
室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング
JISK0123:2018
ガスクロマトグラフィー質量分析通則
JISK0124:2011
高速液体クロマトグラフィー通則
JISK0557:1998
用水・排水の試験に用いる水
JISK8872:2008
ホルムアルデヒド液(試薬)
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態