JIS A 4306:2016 エレベータ用緩衝器 | ページ 3

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A 4306 : 2016
d) 緩衝材の最小ストロークは,次の式によって計算する。
Lmin VS2 / 706.
ここに, Lmin : 最小ストローク(mm)
VS : 箇条10で規定する最大衝突速度(m/min)
e) 緩衝材のストロークは,次の式によって計算し,d) で求めた最小ストロークの値と比較する。
L L1L2
ここに, L : ストローク(mm)
L1 : b) の荷重を負荷し,荷重を完全に除去した30分後の緩衝
材の弾性体の部材自体の高さ(mm)
L2 : 荷重負荷時の緩衝材の弾性体の部材自体の高さ(mm)
f) 圧縮永久ひずみ率は,次の式によって計算する。
CS (L0 L2 )
L1 ) /(L0 100
ここに, CS : 圧縮永久ひずみ率(%)
L0 : 荷重負荷前の緩衝材の弾性体の部材自体の高さ(mm)
L1 : b) の荷重を負荷し,荷重を完全に除去した30分後の緩衝
材の弾性体の部材自体の高さ(mm)
L2 : 荷重負荷時の緩衝材の弾性体の部材自体の高さ(mm)

8.4 構造試験

  箇条7に規定する構造に適合しているか否かを構造図,外形図などによって確認する。

9 検査

9.1 検査方法

  検査は,形式検査とし,箇条8に規定した計算又は試験を行い,箇条6及び箇条7に適合したものを合
格とする。
なお,検査に用いる値は,試験結果に対して測定機器の精度を含めたものとする。

9.2 検査成績書

9.2.1  ばね緩衝器の場合
形式検査成績書には少なくとも次の情報を含む。
a) 緩衝器の形式
b) 製造業者名及びその住所
c) 規格番号及び年号
d) 検査成績書番号及び作成日
e) 試験日及び試験場所
f) 緩衝器の種類
g) 適用質量の最大値及び最小値
h) 最大衝突速度
i) ばねの仕様(線径,外径又は中心径,自由高さ,密着高さ,有効巻数,使用材料,ばね定数など)
j) 8.1による計算結果(ストローク及び密着条件)
9.2.2 油入緩衝器の場合
形式検査成績書には少なくとも次の情報を含む。
a) 緩衝器の形式

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A 4306 : 2016
b) 製造業者名及びその住所
c) 規格番号及び年号
d) 検査成績書番号及び作成日
e) 試験日及び試験場所
f) 緩衝器の種類
g) 適用質量の最大値及び最小値
h) 最大衝突速度
i) 試験に使用した油の仕様(JIS K 2001によるISO粘度グレード番号など緩衝器の性能を満足するため
に必要な油の情報)
j) 構造及び作動機構を示す構造図及び外形図
k) 試験条件及び試験結果(落下距離,ストローク,衝突速度,減速開始速度,平均減速度など)
l) 使用した測定機器及びその精度の一覧
9.2.3 緩衝材の場合
形式検査成績書には,少なくとも次の情報を含む。
a) 緩衝器の形式
b) 製造業者名及びその住所
c) 規格番号及び年号
d) 検査成績書番号及び作成日
e) 試験日及び試験場所
f) 緩衝器の種類
g) 適用質量の最大値及び最小値
h) 最大衝突速度
i) 使用材料及び製品寿命に関する情報
j) 試験結果(緩衝材の弾性体の部材自体の高さ,圧縮荷重及びそのときの緩衝材の弾性体の部材自体の
高さ,試験後の緩衝材の弾性体の部材自体の高さなど)
k) 使用した測定機器及びその精度の一覧

10 表示

  緩衝器には,少なくとも次の事項を見やすい箇所に,容易に消えない方法で表示しなければならない。
a) 規格番号及び年号
b) 緩衝器の製造業者名又はその略号
c) 緩衝器の形式
d) 油の形式及び名称(油入緩衝器の場合)
e) 緩衝器のストローク(ばね緩衝器及び緩衝材の場合は,ストロークの最大値)
f) 適用質量の最大値及び最小値
g) 最大衝突速度
h) 使用材料(緩衝材の場合)
i) 製造年月(緩衝材の場合)
j) 交換期限(緩衝材の場合)

JIS A 4306:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 4306:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7507:2016
ノギス
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISB7516:2005
金属製直尺
JISB7522:2018
繊維製巻尺
JISK2001:1993
工業用潤滑油―ISO粘度分類