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b) 図 1 に示すように載荷スパンは,試験体の長さ方向に 200 mm とし,直ちに試験体表面を上にして直
径約 30 mm の鋼製支持棒に密着するように載せる(5)。
c) スパン中央全幅に支持棒と平行に直径約 30 mm の鋼製加圧棒を載せ(5),これを介して荷重速度約 50
N/s で均一に載荷し,有効数字 3 けたに丸めたものを曲げ破壊荷重とする。
注(5) 桟がわらを支持する鋼製支持棒及び荷重を加える鋼製加圧棒が桟がわら全面に密着しない場合
は,幅 15 mm で適切な厚さの硬質ゴム板を桟がわらの面との間に挿入する。
単位 mm
図 1 桟がわらの曲げ破壊荷重試験
7.4 吸水率試験 吸水率試験は,次の方法によって質量を測定し,吸水率を算出する。
なお,質量は感度 5 g 以上の精度で測定する。
a) 試験体を常温の清水中に 24 時間以上浸せきし,取り出した後手早く湿布でふき,直ちに吸水時の質量
(W1)を測定する。
b) 試験体を炉内温度 105±5 ℃の乾燥機に入れ,24 時間以上乾燥させた後直ちに乾燥時の質量(W0)を
測定する。
c) 吸水率(W)を,次の式によって吸水率を小数点以下 2 けた目を四捨五入して小数点以下1けた目ま
で算出する。
W1W0
W= ×100
W0
ここに, W : 吸水率(%)
W1 : 吸水時の質量(g)
W0 : 乾燥時の質量(g)
7.5 透水性試験 透水性試験は,次による。
a) 試験体の表面を上にして水平に置き,その中央部に図 2 に示すように内径約 35 mm,高さ約 300 mm
のガラス製,アクリル樹脂製などの管を立て,管と試験体の接する部分をシーリング材などを用いて
シールする。
b) 管の底から 250 mm の高さ(6)まで水を入れ,そのままの状態で 24 時間静置した後,試験体裏側のぬ
――――― [JIS A 5402 pdf 6] ―――――
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A 5402 : 2002
れ又は水滴の有無を観察する。
注(6) 試験体面に凹凸がある場合は,図 3 に示すように試験体の凹部からの高さが 250 mm になるよ
うにする。
単位 mm 単位 mm
図 2 平形の場合 図 3 波形の場合
7.6 耐凍結融解試験 耐凍結融解試験は,JIS A 1435 の気中凍結水中融解法に準じる。ただし,試験条
件は,次による。
a) 試験体を常温の清水中に 48 時間浸せきした後,凍結融解試験装置の槽内に設置し,20±2 ℃の気中
で約 2 時間凍結,10±2℃の水中で約 1 時間の融解を行う。
b) 約 3 時間を1サイクルとする凍結融解操作を所定の回数繰り返し(7),目視によって試験体の外観の変
化の有無を観察する。
注(7) 繰返し回数は,20 回を標準とし,それ以上については受渡当事者間の協議による。
7.7 耐候性試験 耐候性試験は,JIS A 1415 の暴露試験方法に準じる。ただし,試験条件は,次による。
a) JIS A 1415 の 6.3(オープンフレームカーボンアークランプによる暴露試験方法)に規定するオープン
フレームカーボンアークランプ(WSA)暴露試験方法によって行う。
b) 2 000 時間照射した後,試験体を取り出して 24 時間静置し,試験体表面のひび割れや膨れ,はがれ,
変退色など外観の変化の有無を観察する。
7.8 耐衝撃性試験 耐衝撃性試験は,JIS A 1408 の衝撃試験による。ただし,試験条件は,次による。
a) 支持方法は,対辺単純支持(8),スパンは 200 mm,おもりは W2500 区分の球形おもり,落下高さは
30 cm とする。
b) 試験体を支持装置で支持して堅固な床などの上に水平に置き,試験体のほぼ中央の鉛直上から自然落
下させ,試験体表面のはがれ,及び裏面の膨れ,き裂などの破壊状況を観察する。
注(8) ただし,全面密着しない場合は,せっこう,セメントペーストなどによってキャッピングし密
着させる。
8. 検査 及び 5. の規定に
検査は、JIS Z 9015-0 の計数値検査に対する抜取検査手順に基づいて行い,4.
適合しなければならない。
備考 透水性,凍結融解性及び耐候性の検査は,原料やプレスセメントがわらの品質,形状及び寸法
――――― [JIS A 5402 pdf 7] ―――――
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A 5402 : 2002
に影響を及ぼす生産条件を変更したときに行う。
9. 製品の呼び方 プレスセメントがわらの呼び方は,プレスセメントがわらの厚さ,形状,ふき枚数,
塗装及び特徴の順とする。ただし,呼び方は,必要のない部分を除いてもよい。
例 プレスセメントがわら/厚さ/形状/ふき枚数/塗装/特徴
プレスセメントがわら/12/平 S 桟がわら/36/無塗装
プレスセメントがわら/12/S 形桟がわら/40/塗装/右山
プレスセメントがわら/10/平板桟がわら/33
プレスセメントがわら/12/波形桟がわら/30
10. 表示 プレスセメントがわらには,表面又は裏面に製造業者名又はその略号を表示しなければならな
い。
なお,1 荷口ごとに成形年月日又は,その略号を明記しなければならない。
――――― [JIS A 5402 pdf 8] ―――――
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A 5402 : 2002
付図 1 平形桟がわら
付図 2 平 S 桟がわら
――――― [JIS A 5402 pdf 9] ―――――
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A 5402 : 2002
付図 3 和形桟がわら
付図 4 S 形桟がわら
――――― [JIS A 5402 pdf 10] ―――――
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JIS A 5402:2002の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5402:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1408:2017
- 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
- JISA1415:2013
- 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
- JISA1435:2013
- 建築用外装材料の凍結融解試験方法
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISZ9015-0:1999
- 計数値検査に対する抜取検査手順―第0部:JIS Z 9015抜取検査システム序論