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A 8910 : 2012 (ISO 3471 : 2008)
A 二つの接線B及びCがなす角の二等分線 I 湾曲した形状の部材と頂部平たん部材との交差
B Dに平行で湾曲したROPS構造部材の外側の面を通る接線 部
C ROPS上部構造部材の頂部の投影 LDD 荷重分布器具
D 湾曲した形状のROPS構造部材が隣接する部材と交差する L[W] LAPを決定するためのROPSの長さ又は幅
2点を結ぶ線 LAP 着力点
F 荷重 S ソケット
H 荷重負荷領域の範囲(高さ) Y 長さLの端から下ろした垂直面が湾曲した形状
の部材の内面と交差する部位
注記1 AとBとのなす角は,AとCとのなす角と等しい。
注記2 LAP及びLDDの詳細については,図1の例を参照。
注記3 湾曲した形状のHについては,箇条4及び6.4.3参照。
図3−湾曲した形状又は折れ曲がり形状のROPS構造部材の例
――――― [JIS A 8910 pdf 11] ―――――
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A 8910 : 2012 (ISO 3471 : 2008)
BP DLVの境界面
E ROPS上部構造部材の上下方向中央
F 荷重
L ROPSの長さ
LDD 荷重分布器具
S ソケット
W ROPSの幅
注記 LAP及びLDD詳細については図1参照。
図4−1柱式ROPSの例
――――― [JIS A 8910 pdf 12] ―――――
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A 8910 : 2012 (ISO 3471 : 2008)
BP DLV境界面 PLC 機械の前後方向中心線に並行
E ROPS上部構造部材の上下方向中央 S ソケット
F 荷重 W ROPSの幅
LDD 荷重分布器具
注記1 荷重分布器具(LDD)は,着力点(LAP)におけるROPS部材の局部的な貫入を防止する。ソケット
(S)は,指定された位置に集中荷重を拘束することなく与える。図1にLAP及びLDDの詳細を示す。
注記2 典型的ではあるが,要求ではなく,この配置はどのROPSにも適用できる。
図5−前後方向荷重
a 側方荷重を負荷するROPSの頂部部材 d 左記の垂線cを含み,機械の前後方向中心線に平行な垂直面
b 部材aを端から見たときの最外端点 LSGP 側方仮想地面
c 部材を端から見たときの最外端b点を通る垂線
図6−側方仮想地面(LSGP)の決定
――――― [JIS A 8910 pdf 13] ―――――
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A 8910 : 2012 (ISO 3471 : 2008)
5 試験方法及び試験設備
5.1 一般事項
ROPSは,側方荷重,垂直荷重及び前後方向荷重に耐え,かつ,側方エネルギーを吸収することが要求
される。側方,垂直及び前後方向の負荷のもとでROPSのたわみ量には制限が設けられている。
5.2 計測装置
質量,荷重及びたわみ量の計測システムは,JIS A 8322に規定する正確さをもつものとする。ただし,
荷重及びたわみ量の測定精度は,最大値の±5 %とする。
5.3 試験設備
試験設備は,代表的供試品をベッドプレートに固定し,表1に示す数式によって決まる側方負荷,垂直
荷重及び前後方向荷重をかけるのに適したものとする。
表1−荷重及びエネルギー要求
機械の質量 側方荷重 側方負荷エネルギー 垂直荷重 前後方向荷重
m F U F F
(kg) (N) (J) (N) (N)
1) 履帯式土工機械 : ブルドーザ,ローダ,パイプレーヤ及びトレンチャ
7004 630 70 000 (m/10 000)1.2 19.61 m 56 000 (m/10 000)1.2
m>59 500 10 m 2.03 m 8m
2) グレーダ
7002 140 70 000 (m/10 000)1.1 19.61 m 56 000 (m/10 000)1.1
m>38 010 8m 2.09 m 6.4 m
3) 車輪式土工機械 : ブルドーザ,ローダ,パイプレーヤ,ランドフィルコンパクタ,スキッドステアローダ,バックホウローダ
及びトレンチャ
700100 000 60 000 (m/10 000)1.2 19.61m 48 000 (m/10 000)1.2
m>38 010 10m 2.37 m 8m
4) 連節式土工機械のけん引部分(駆動部) : 自走式スクレーパ,車体屈折式ダンパ(重ダンプトラック)
7001 010 95 000 (m/10 000)1.2 19.61m 76 000 (m/10 000)1.2
m<32 160 12m 2.68m 9.6m
5) ローラa)
70010 000 50 000 (m/10 000)1.2 19.61m 40 000 (m/10 000)1.2
m>53 780 7m 1.45m 5.6m
6) 固定フレーム式ダンパ−ROPSだけb)
7001 750 85 000 (m/10 000)1.2 68 000 (m/10 000)1.2
22 540413 500 (m/10 000)0.2
58 960m>111 660 6m 1.19m 4.8m
――――― [JIS A 8910 pdf 14] ―――――
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A 8910 : 2012 (ISO 3471 : 2008)
表1−荷重及びエネルギー要求(続き)
機械の質量 側方荷重 側方負荷エネルギー 垂直荷重 前後方向荷重
m F U F F
(kg) (N) (J) (N) (N)
7) 固定フレーム式ダンパ−荷台だけc)
70010 000 60 000 (m/10 000)1.2 48 000 (m/10 000)1.2
21 610420 000 (m/10 000)0.2
93 900m>113 860 6m 0.68m 4.8m
8) 固定フレーム式ダンパ−ROPSと荷台との組合せd)
70010 000 36 000 (m/10 000)1.2 288 800 (m/10 000)1.2
21 610252 000 (m/10 000)0.2
93 900m>113 860 3.6m 0.41m 2.9m
注a) 転倒時には機械から放出される非固定のバラストは,質量mには含めない。
b) 質量mは,荷台及び積載質量を含まない機械の質量とする。
c) 質量mは,機械及び荷台の質量を含むが,積載質量は含まない。荷重を負荷する荷台部分はDLVの垂直投影
を完全に覆わなくてはならない。荷台の運転席覆い部分に負荷する側方荷重及び垂直荷重は,ROPS単独の場
合と同じ位置に負荷しなければならない。前後方向荷重は運転員に向かって最大の変位を生じる面に負荷しな
ければならない。
d) 質量mは,機械及び荷台の質量を含むが,積載質量は含まない。ROPS及び/又は荷台への側方,前後方向又
は垂直負荷は,この組合せの両方の部材に対して同時に負荷する必要はない。6種の負荷の順序に関する制約
として,部材に対する垂直負荷は側方負荷の次としなければならず,前後方向負荷は垂直負荷の次としなけれ
ばならない(図12及び図13参照)。
5.4 代表的供試品のベッドプレートへの取付け
5.4.1 ROPSは,実機と同様に機械フレームに取り付けなければならない。この評価には完成機を使用す
る必要はない。しかし,機械フレームとこれに取り付けられたROPSの供試品は,機械転倒時にエネルギ
ーを吸収し得るフレーム部分を含み,運用状態の実機の構造様式を代表するものでなければならない。窓,
パネル,扉,その他の通常取り外しできる全ての非構造部品は,ROPSの評価結果に影響を与えないよう
取り除いておく。ROPSと一体でないキャブは,評価用の設定としては必要ない。
ROPS又はFOPSの実物試験のために機械フレーム全体を使用することが実際的でないときは,フレー
ムを部分的に使用してもよい。部分的なフレームは,複製品でもよいが,本来のフレームの強度及び剛性
をできるだけ再現したものでなければならない。
試験の際に,破損することなく,ROPSを通じて機械フレームに伝わる負荷エネルギーを吸収できるよ
う,機械フレームの剛性及び強度を評価して,機械フレームの最小限の部分又は所要の複製品を決定しな
ければならない。
代表的供試品は,十分な剛性のベッドプレートに取り付けて,機械の完成フレームと少なくとも同等の
剛性としなければならない。
部分フレーム又は複製品を使用する場合は,各試験の際に機械フレームの剛性及び強度を評価しなけれ
ばならない。製造業者は,その評価の写しを保存しなければならない。
5.4.2 代表的供試品は,試験中におけるベッドプレートにつなぐ部材の変形が経験的に最小に止まるよう
に,ベッドプレートに固定しなければならない。また,代表的供試品は,最初の取付けによる以外は,ベ
――――― [JIS A 8910 pdf 15] ―――――
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JIS A 8910:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3471:2008(IDT)
JIS A 8910:2012の国際規格 ICS 分類一覧
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- 規格番号
- 規格名称
- JISA8308:2003
- 土工機械―基本機種―用語
- JISA8318:2001
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