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A 8920 : 2009 (ISO 3449 : 2005)
6.3.3 構造部材
FOPS構造部材及びこれを機械に取り付けるのに使用する材料は,−20 °C又は−30 °Cにおいて,表1
に規定するシャルピーVノッチ衝撃 (CVN) 試験値に適合するか,又はこれらと同等以上の性能をもつも
のとする。
注記 シャルピーVノッチ衝撃試験による評価は,元来,鋼材のじん(靱)性についての品質管理上
のチェックのためのものであって,表示された温度は必ずしも直接に使用条件に関係するもの
ではない。
試験片は,ロールの圧延方向にとり,FOPSとして成形又は溶接する前の板材,管材,形鋼などからと
らなければならない。管又は形鋼の試験片は,最長寸法の中央部から採り,溶接部を含んではならない。
JIS Z 2242参照。
表1−最小シャルピーVノッチ衝撃強度
試験片寸法 エネルギー値
−30 ℃ −20 ℃ b)
mm J J
10×10 a) 11 27.5
10× 9 10 25
10× 8 9.5 24
10× 7.5 a) 9.5 24
10× 7 9 22.5
10× 6.7 8.5 21
10× 6 8 20
10× 5 a) 7.5 19
10× 4 7 17.5
10× 3.3 6 15
10× 3 6 15
10× 2.5 a) 5.5 14
注a) 推奨寸法を示す。試験片の寸法は,材料の許容する範囲で推奨寸法の最大寸法を下回ってはならない。
b) −20 ℃におけるエネルギー要求値は,−30 ℃における規定値の2.5倍とする。
なお,衝撃エネルギー強度には,その他の,例えば,ロール方向,降伏点,粒塊形成,溶接といった要因
も影響する。鋼材の選定に当たってはこれらのことも考慮しなくてはならない。
7 表示
すべてのFOPSにラベルを取り付けなければならない,構造物がFOPS及びROPSの性能要求事項の双
方を満たす場合には,ROPSに関する表示はJIS A 8910によらなければならない。
ラベルは,半永久的なもので,構造物に半永久的に取り付けられなければならない。ラベル及びその内
容は読みやすい大きさでなければならない。
ラベルは構造上の容易に見ることのできる位置に取り付け,耐候性がなければならない。
ラベルは,最小限次の情報を与えなければならない。
a) OPSの製造業者名又は組立業者名及び住所
b) OPSの識別番号(ある場合は)
c) 保護構造が取り付けられるよう設計されている機械の製造業者名及び型式又は製造識別番号
d) 保護構造が満たしているすべての性能要求事項及びそれを満足しているレベルを規定している国際規
格番号(国の規制を含めてもよい。)
――――― [JIS A 8920 pdf 11] ―――――
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e) OPSの製造年(機械の附属品の場合は本体とは別に。)
f) FOPS/ROPSラベル組合せの場合は,a) c) の事項は必ず含むものとする。
g) 製造業者は,適切と思われる指示事項をラベルに記載してもよい(例えば,取付け,修理又は交換に
関する情報)。
8 試験結果の報告
試験報告は,試験結果を含まなければならない。報告書の様式に関しては,附属書Aによる。
――――― [JIS A 8920 pdf 12] ―――――
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附属書A
(規定)
試験報告書の様式
序文
この附属書は,試験報告書の様式について規定する。
A.1 識別
A.1.1 機械
形式
製造業者名
型式
製品識別番号
機械車体部品番号
A.1.2 FOPS
製造業者名
型式
製造番号(可能な場合)
FOPS(ROPSを含んでもよい)部品番号
A.2 試験機関の提供する情報
A.2.1 試験重錘に関する記述
試験した衝撃保護レベル :
質量 : kg
落下試験高さ : m
試験重錘寸法(又は図示)
打撃位置に関する記述でDLVに対する位置を示す。
A.2.2 写真
試験重錘及び試験前の試験全景写真
必要に応じ,試験後のFOPS頂部及び底部を示す写真
A.2.3 試験結果
A.2.3.1 衝撃試験
試験重錘でFOPSのいかなる部分もDLVに侵入せず,また,FOPSの貫通もない試験重錘のエネルギ
ー : J
A.2.3.2 材料基準
試験は ℃におけるFOPS及び機械フレームで実施した,又は,
FOPS及びROPS(又はFOPS上部覆い)の金属製構造部材に対するシャルピーVノッチ衝撃強度の証明
ボルト及びナット(6.3.2参照)に対する強度クラスの要求の確認(6.3.2参照) :
――――― [JIS A 8920 pdf 13] ―――――
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A.3 結論
この試験でJIS A 8920(レベルI又はII)の最小性能要求事項を,満足している。
試験日 :
試験機関の名称及び住所 :
試験者署名 :
報告書作成日 :
参考文献
[1] JIS A 8922 土工機械−油圧ショベル−運転員保護ガードの試験及び性能要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 10262, Earth-moving machinery−Hydraulic excavators−Laboratory tests and
performance requirements for operator protective guards (IDT)
JIS A 8920:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3449:2005(IDT)
JIS A 8920:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8920:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8308:2003
- 土工機械―基本機種―用語
- JISA8910:2012
- 土工機械―転倒時保護構造―台上試験及び性能要求事項
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1052:1998
- 鋼製ナットの機械的性質
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法