JISA8921 : 2001 土工機械-ミニショベル横転時保護構造(TOPS)-試験方法及び性能要求項目

JIS A 8921:2001の規格概要

この規格 A8921は、静的負荷による横転時保護構造(TOPS)の載荷特性を評価する一連の再現性ある試験方法及び代表的な供試品に対する性能要求項目について規定。

JISA8921 規格全文情報

規格番号
JIS A8921 
規格名称
土工機械-ミニショベル横転時保護構造(TOPS)-試験方法及び性能要求項目
制定年月日
2001/04/20
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

ISO 12117:1997(IDT)
国際規格分類

ICS

53.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木II:2019
改訂:履歴
  • 2001-04-20制定日
  • 2006-11-20確認日
  • 2011-10-20確認日
  • 2016-10-20確認日

A 8921 : 2001 (ISO 12117 : 1997)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

制定に当たっては,日本産業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本産業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 12117 : 1997, Earth-moving

machinery−Tip-over protection structure (TOPS) for compact excavators−Laboratory tests and performance

requirementsを基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS A 8921には,次に示す附属書がある。

附属書A(規定) JIS A 8921に規定するTOPSの試験報告書

附属書B(参考) TOPS-前後方向載荷試験

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日本産業規格 JIS

A 8921 : 2001

(ISO 12117 : 1997)

土工機械−ミニショベル横転時保護構造(TOPS)−試験方法及び性能要求項目

Earth-moving machinery−Tip-over protection structure (TOPS)for compact excavators−Laboratory tests and performance requirements

序文 この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 12117, Earth-moving machinery−Tip-over

protection structure (TOPS) for compact excavators−Laboratory tests and performance requirementsを翻訳し,技

術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本産業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲 この規格は,静的負荷による横転時保護構造(以下,TOPSという。)の載荷特性を評価す

る一連の再現性ある試験方法及び代表的な供試品に対する性能要求項目について規定する。

この規格は,JIS A 8308に規定する,スイング式のブームをもつ運転質量1000kg以上6000kg以下のミ

ニショベルに適用する。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 12117 :1997, Earth-moving machinery−Top-over protection structure (TOPS) for compact

excavators−Laboratory tests and performance requirements (IDT)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS A 8308 土工機械−基本的機種−用語

備考 ISO 6165 : 1997, Earth-moving machinery−Basic types−Vocabularyが,この規格と一致してい

る。

JIS A 8322 土工機械−寸法,性能及び容量の単位並びに測定の正確さ

備考 ISO 9248 : 1992, Earth-moving machinery−Units for dimensions, performance and capacities, and

their measurement accraciesが,この規格と一致している。

JIS A 8403-1 土工機械−油圧ショベル−第1部:用語及び仕様項目

備考 ISO 7135 : 1993, Earth-moving machinery−Hydraulic excavators−Terminology and commercial

specificationsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

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A 8921 : 2001 (ISO 12117 : 1997)

JIS A 8910 土工機械−転倒時保護構造−試験及び性能要求事項

備考 ISO 3164 : 1992, Earth-moving machinery−Laboratory evaluation of roll-over and falling-object

protective structures−Specifications for deflection-limiting volumeからの引用事項は,この規

格の該当事項と同等である。

JIS A 8911 土工機械−シートベルト及び取付部

備考 ISO 6683 : 1981及びAmendment 1 : 1990 to ISO 6683 : 1981, Earth-moving machinery−Seat belts

and seat belt anchoragesが,この規格と一致している。

JIS A 8922 土工機械−油圧ショベル−運転員保護ガードの試験及び性能要求事項

備考 ISO 10262 : 1998, Earth-moving machinery−Hydraulic−excavators̲Laboratory tests and

performance requirements for operator protective guardsが,この規格と一致している。

JIS B 1180 六角ボルト

備考 ISO 898-1 : 1988, Mechanical properties of fasteners−Part1 : Bolts,screws, and studsからの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 1181 六角ナット

備考 ISO 898-2 : 1992, Mechanical properties of fasteners−Part2 : Nuts with specified proof load values

−Coarse threadからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 2202 金属材料衝撃試験片

備考 ISO 148 : 1983, Steel−Charpy impact test (V-notch) からの引用事項は,この規格の該当事項と

同等である。

JIS Z 2242 金属材料衝撃試験方法

備考 ISO 148:1983,Steel−Charpy impact test (V-notch) からの引用事項は,この規格の該当事項と同

等である。

3. 定義 この規格で用いられる主な用語の定義は,次による。

3.1

横転時保護構造 [tip-over protective structure (TOPS) ] 機械が横転したときに,シートベルトシステ

ム (3.5) で支えられた運転員が押しつぶされる可能性を少なくすることを主要な目的とした構造物。

備考 この構造物には,これを旋回フレームに取り付けるための取付具など(サブフレーム,ブラケ

ット,マウンティング,ソケット,ボルト,ピン,サスペンション又は可とう性のショックア

ブソバなど)を含むが,旋回フレームと一体構造の取付座は含まれない。

3.1.1

キャブ式TOPS (cabin type TOPS) キャブを装着した機械用のTOPS。

3.1.2

キャノピ式TOPS (canopy type TOPS) キャノピを装着した機械用のTOPS。

備考 上記のいずれの方式のTOPSも,載荷部材と分離している場合もそうでない場合も,評価試験

では,TOPSの主要部材として一体として扱うよう設計する。

3.2

オペレータガード;OPG (operator protective guards) 油圧ショベルのオペレータを保護するためのト

ップガードとフロントガードとからなる装置(JIS A 8922参照)。

3.3

旋回フレーム (swing frame) ミニショベルの上部旋回体の主要構造部材で,その上にTOPSが直接

取り付けられるフレーム。

3.4

スイング式ブーム (swing-type boom) 上部旋回体に垂直軸回りに回転できるように取り付けられた

ブーム(JIS A 8403-1,付図12参照)。

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A 8921 : 2001 (ISO 12117 : 1997)

3.5

シートベルトシステム (seat belt system) シートベルト及びシートベルト取付部(JIS A 8911の定義

参照)。

3.6

ベッドプレート (bed plate) TOPSの試験のために,旋回フレームを取り付ける試験装置の堅固な部

分。

3.7

たわみ限界領域 [deflection-limiting volume (DLV)] 大柄の男性運転員が運転席に腰をかけ,通常の着

衣でヘルメットを着用した状態を箱形形状で近似させたもの(JIS A 8910 附属書付図1参照)。

3.8

代表的供試品 (representative specimen) 製造業者の仕様の範囲内にある,TOPS及びその取付金具並

びに機械フレーム(完成品又は部品)。

3.9

負荷分散装置 (load distribution device) 着力点におけるTOPS部材の局部的な貫入を防止するために

用いる装置。

3.10 着力点 (load application point) TOPSに対し試験荷重を負荷する点。

3.11 TOPSのたわみ量 (deflection of TOPS) 荷重を加えることによって生じるTOPS構造の動きで,着力

点において計測する。

3.12 仮想地面 [simulated ground plane (SGP) ] 横転などの後,機械がその上に静止すると仮定された平面。

3.13 側方仮想地面 [lateral simulated ground plane (LSGP) ] 機械が横転状態で止まる場合に対応する仮想

地面で,その(負荷を受ける頂部部材の)最外端点を通る垂直面を,最外端点を通る水平軸の周りにDLV

から遠ざかる方向に15°回転させた面(図1参照)。

なお,LSGPは,未載荷のTOPSに関して設定されるが,載荷によってTOPS部材が移動するに伴い,

垂直面に対して15°の角度を保ちつつ移動するものとする。

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JIS A 8921:2001の対応国際規格一覧

  • ISO 12117:1997(IDT)

JIS A 8921:2001の国際規格分類一覧

  • 53.100

JIS A 8921:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
A8308
土工機械-基本機種-用語
A8322
土工機械-寸法,性能及び容量の単位並びに測定の正確さ
A8403-1
土工機械-油圧ショベル-第1部:用語及び仕様項目
A8910
土工機械-転倒時保護構造-台上試験及び性能要求事項
A8911
土工機械-シートベルト及びその取付部-性能要求事項及び試験方法
A8922
土工機械-油圧ショベル-運転員保護ガードの試験及び性能要求事項
B1180
六角ボルト
B1181
六角ナット
Z2202
-
Z2242
金属材料のシャルピー衝撃試験方法