JIS A 8971:2008 屋根工事用足場及び施工方法 | ページ 10

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作業範囲 妻面・開口部墜落防護工
1.7 m
作業範囲 移設
作業範囲
墜落防護さく(柵)
外部足場
図A.15−作業範囲
A.3.8 妻面・開口部墜落防護工
屋根妻面及び開口部からの人の墜落及び転落並びに物の飛来及び落下を防止するために設置する(図
A.16参照)。標準的な設置方法を次に規定する。
a) 装備機材などを組み合わせる。
b) 墜落防護さく(柵)を設置する場合を除いて,つま先板を組み合わせる。
c) 取付部が十分な強度をもっていることを確認して取り付ける。
妻面・開口部墜落防護工
[墜落防護さく(柵)]
(二段手すり)
(手すり枠)
(つま先板)
外部足場
図A.16−妻面・開口部墜落防護工の例
A.3.9 兼用ネット
標準的な設置方法を次に規定する。
a) スレートなどの踏抜きのおそれのある屋根及び開口部で,足場などを設けた場合であっても,人の墜
落及び転落並びに物の飛来及び落下を防止するため,水平又は屋根の下面に沿って兼用ネットを設け
る。
b) その他の設置方法は,A.2.4による。

――――― [JIS A 8971 pdf 46] ―――――

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A.3.10 親綱
足場の組立及び解体並びに足場間の移動など,人の墜落及び転落のおそれのある場合は,安全帯の取付
設備として屋根面に設置する(図A.17及び図A.18参照)。材料が合成繊維の場合の標準的な設置方法を次
に規定する。
a) 取り付け位置は,軒先,妻側端及び開口部より1.7 m以上内側とし,衝撃荷重が作用したときの親綱
及び安全帯ロープの伸びなどを考慮する。
b) グリップより上方での作業をしない。
c) 墜落防護さく(柵)の取付部とすることができる。
d) その他の設置方法は,A.2.5による。
グリップ
親綱
グリップ 取付位置
親綱 1.7 m以上
1.7 m以上
a) 切妻屋根の場合 b) 寄せ棟屋根の場合
図A.17−縦方向に設けた例
取付位置 取付位置
最大10 m
1.7 m以上
最大10 m
1.7 m以上
親綱
1.7 m以上 親綱
1.7 m以上
a) 切妻屋根の場合 b) 寄せ棟屋根の場合
図A.18−水平方向に設けた例
A.3.11 く(躯)体取付形の足場
標準的な設置方法は,A.2.6による。
A.4 共通する留意事項
a) 規格本体で規定していないものを使用する場合は,日本工業規格(日本産業規格),労働安全衛生規則などに該当する
ものを使用し,十分な強度をもったものを用いる。

――――― [JIS A 8971 pdf 47] ―――――

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b) 曲がり,へこみ,き(亀)裂等の損傷,破損,腐食,作動不良,取付け不良などの異常があるものは,
使用してはならない。
c) 取付け及び設置の状態について,屋根工事用足場及び施工方法の知識をもつ者(例えば,仮設安全監
理者など)が,点検表によって点検しなければならない。
d) 人の墜落及び転落並びに物の飛来及び落下などによって衝撃を受けた足場及び装備機材は廃棄する。
e) 安全帯の取付設備の性能をもっていない箇所には,安全帯を取り付けてはならない。

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