JIS B 0420-1:2016 製品の幾何特性仕様(GPS)―寸法の公差表示方式―第1部:長さに関わるサイズ | ページ 2

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B 0420-1 : 2016
a) サイズ形体の図事例(内側及び外側)
b) 測得形体
図2−円筒に関連するサイズ形体の例
3.3
上の許容サイズ,ULS(upper limit of size)
サイズ形体(3.2)において,許容できる最大のサイズ。
3.4
下の許容サイズ,LLS(lower limit of size)
サイズ形体(3.2)において,許容できる最小のサイズ。
3.5
標準指定演算子(default specification operator)
標準指定演算だけの組合せで表記した演算子。
注記1 標準指定演算子は,次のいずれかである。
− ISO規格で規定したISO標準指定演算子
− JISで規定したJIS標準指定演算子
− 社内の規格·文書で規定した社内標準指定演算子
− 上記の三つの演算子のうちの一つが図示された図示標準指定演算子
注記2 ISOの基本的なGPS指定を図面に用いる場合に,標準指定演算子を適用する。
注記3 公差は,サイズ(3.8)に関するISOの基本的なGPS指定によって,上の許容差及び/又は
下の許容差,上の許容サイズ及び/又は下の許容サイズ(表4参照),又は指定条件(3.1)
なしでJIS B 0401-1に従いISO公差クラスによって指示する。
注記4 サイズに関するISO標準指定演算子は,この規格による(5.2参照)。
注記5 この用語の定義及び注記1は,ISO 17450-2と同じであるが,この規格では,ISO 17450-2の

――――― [JIS B 0420-1 pdf 6] ―――――

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B 0420-1 : 2016
注記2及び例を含んでいない。また,この規格では,新たに注記2注記4を追加している。
3.6
図示標準GPS指定演算子(drawing-specific default GPS specification operator)
図示する場合に限り適用でき,かつ標準指定演算だけを含んだ技術文書(図面)が要求する指定演算子。
注記1 図示標準GPS仕様又は独自の社内標準GPS仕様を使うことで,標準GPS仕様を変更するこ
とができる。図示標準GPS仕様及び独自の社内標準GPS仕様は,直接的か,文書(例えば,
地方,国内又は社内の規格)参照の形のいずれかによって指示する。
注記2 サイズ(3.8)に関する図示標準指定演算子は,表題欄の付近に指示する(5.3参照)。
3.7
特別指定演算子(special specification operator)
一つ以上の特別指定演算を含む指定演算子。
注記1 特別指定演算子は,GPS指定で定義する。
注記2 特別指定演算子は,完全な形体に対する指定演算子又は部分的な形体に対する指定演算子と
なる場合がある。
例 軸に対して指定した30±0.1 は,指定演算の中の一つである最小外接当てはめ円筒が標準指定
演算ではないため,特別指定演算子である(6.2.2参照)。
3.8
サイズ(size)
図示形体,又は当てはめ形体で定義できるサイズ形体(3.2)の固有特性。
注記1 この規格では,サイズは,円筒の直径又は相対する平行二平面間の距離のいずれかに相当す
る(“直径”及び“距離”は,“サイズ”と同じ意味である)。
注記2 サイズには,角度(例えば,円すいの角度)及び長さ(例えば,円筒の直径)がある。この
規格では,長さに関わるサイズだけを扱う。
3.9
サイズ特性(size characteristic)
サイズ(3.8)に関連し,測得形体で定義される特性。
注記1 サイズは,複数のサイズ特性によって評価できる(例えば,2点間直径又は測得形体につい
ての当てはめ形体の直径)。
注記2 この規格で使用する用語“測得”は,文字どおり“測って得られた”という意味で,いわゆ
る“測定結果”と同義である。
3.10
局部サイズ(local size)
長さに関わる局部サイズ(local linear size)
サイズ形体(3.2)の周り及び/又はそれに沿った一般的な評価結果を定義上もったサイズ特性(3.9)。
注記1 与えられた形体には,無数の局部サイズがある。
注記2 この規格では,“局部サイズ”を“長さに関わる局部サイズ”の代わりに用いる。
注記3 図3に局部サイズの例を示す。これらの例は,順位サイズ(3.11.2.2)を考慮しない。
3.10.1
2点間サイズ(two-point size)
サイズ形体(3.2)から得られた相対する2点間の距離を表したもの。局部サイズの中の一つ。

――――― [JIS B 0420-1 pdf 7] ―――――

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注記1 円筒から得られた2点間サイズを,“2点間直径”という。JIS B 0672-2では,これを“測得
円筒の局部直径”と規定している。
注記2 二つの相対する平面から得られた2点間サイズを,“2点間距離”という。ISO 14660-2では,
これを“二つの平行な測得表面の局部サイズ”として定義している。
3.10.2
断面サイズ(section size)
測得形体の特定の横断面を表したもの。局部サイズ(3.10)の中の一つ。
注記1 断面サイズは,完全な公差付きサイズ形体(3.2)の局部サイズ(3.10)である。
注記2 横断面は,直接全体サイズ(3.11.1)を定義するために用いたものと同じ判定基準で定義する。
注記3 円筒に対応する測得形体については,無数の横断面を定義することが可能であり,特定の当
てはめ判定基準によって当てはめ円の直径が決定できる。これが断面サイズである。
3.10.3
部分サイズ(portion size)
測得形体の一部分を表したもの。局部サイズ(3.10)の中の一つ。
注記 部分サイズは,完全な公差付きサイズ形体(3.2)の局部サイズ(3.10)である。
3.10.4
球サイズ(spherical size)
最大内接球の直径を表したもの。局部サイズの中の一つ[図3 c) 参照]。
注記 この局部サイズは,球によって定義されて,“円筒”及び“相対する平行二平面”の2種類のサ
イズ形体に適用する。

――――― [JIS B 0420-1 pdf 8] ―――――

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a) 内側形体又は外側形体のいずれか,及び円筒又は
相対する二平面のいずれかとみなす測得形体
b) 2点間サイズ
c) 球サイズ
d) 最大内接判定基準(他の基準も適用可能)をもつ
直接全体サイズから得られた断面サイズ
注記 長さLの測得形体部だけから得られる。
e) 最大内接判定基準(他の基準も適用可能)をもつ
直接全体サイズから得られた部分サイズ
d サイズ[図3 b)]
L 円筒部の長さ
P 位置
Sd 最大内接球の直径
図3−局部サイズの例

――――― [JIS B 0420-1 pdf 9] ―――――

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B 0420-1 : 2016
3.11
全体サイズ(global size)
長さに関わる全体サイズ(global linear size)
公差付きサイズ形体(3.2)の周り及びそれに沿った固有の評価結果をもつサイズ特性(3.9)。
3.11.1
直接全体サイズ(direct global size)
長さに関わる直接全体サイズ(direct global linear size)
サイズ形体(3.2)と同じ幾何学的な種類の当てはめ形体のサイズ(3.8)。全体サイズの中の一つ。
注記1 完全な公差付き形体の異なった長さに関わる直接全体サイズを,図4に示す。
注記2 異なる判定基準を当てはめ演算に用いてもよい。その場合,選択された判定基準によって,
異なる結果となる。この規格に記載される当てはめ判定基準は,全最小二乗法,最大内接法
及び最小外接法である。
3.11.1.1
最小二乗サイズ(least-squares size)
全最小二乗判定基準をもつ測得形体から確立された当てはめ形体のサイズ(3.8)。全体サイズの中の一
つ。
注記 この規格では,“全最小二乗(total least squares)”を“最小二乗(least squares)”という。なぜ
なら,例えば,直線を当てはめる“全最小二乗法”は,当てはめようとする直線に対する法線
方向の偏差の二乗和を最小化する方法であるが,最小化する前に人為的に設定した対象物の方
向が,直線の方向とほぼ平行であるので,“最小二乗法”の適用結果とほぼ同一の結果が得られ
る。
なお,最小二乗法は,当てはめようとする直線に対する縦軸方向の偏差の二乗和を最小化す
る方法である。
3.11.1.2
最大内接サイズ(maximum inscribed size)
最大内接判定基準による測得形体に対応する当てはめ形体のサイズ(3.8)。全体サイズの中の一つ。
3.11.1.3
最小外接サイズ(minimum circumscribed size)
最小外接判定基準による測得形体に対応する当てはめ形体のサイズ(3.8)。全体サイズの中の一つ。
3.11.2
間接全体サイズ(indirect global size)
長さに関わる間接全体サイズ(indirect global linear size)
順位サイズ(3.11.2.2)又は算出サイズ(3.11.2.1)。
注記 間接全体サイズは,例えば,測得円筒面における一組の2点間サイズの値の平均である。

――――― [JIS B 0420-1 pdf 10] ―――――

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  • ISO 14405-1:2010(MOD)

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