JIS B 0420-2:2020 製品の幾何特性仕様(GPS)―寸法の公差表示方式―第2部:長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法

JIS B 0420-2:2020 規格概要

この規格 B0420-2は、長さ又は角度に関わるサイズ以外に,+-公差を適用するときに生じる曖昧さを避けるために,+-公差の代わりに用いる幾何公差の適用について規定。

JISB0420-2 規格全文情報

規格番号
JIS B0420-2 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)―寸法の公差表示方式―第2部 : 長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法
規格名称英語訳
Geometrical product specifications (GPS) -- Dimensional tolerancing -- Part 2:Dimensions other than linear or angular sizes
制定年月日
2020年3月23日
最新改正日
2020年3月23日
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対応国際規格

ISO

ISO 14405-2:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

17.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-03-23 制定
ページ
JIS B 0420-2:2020 PDF [23]
                                                                                 B 0420-2 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 寸法及び関連する公差指示の原理及び規則・・・・[3]
  •  5 図面に使用する寸法の単位・・・・[4]
  •  6 長さ又は角度に関わるサイズに対する公差の指示・・・・[4]
  •  7 曖昧な+-公差及び曖昧でない幾何公差の図示例・・・・[4]
  •  7.1 一般・・・・[4]
  •  7.2 外殻形体間の直線距離・・・・[5]
  •  7.3 外殻形体と誘導形体との間の直線距離・・・・[7]
  •  7.4 誘導形体間の直線距離・・・・[7]
  •  7.5 半径・・・・[8]
  •  7.6 平たんではない外殻形体間の直線距離・・・・[8]
  •  7.7 二方向の直線距離・・・・[9]
  •  8 角度公差方式・・・・[9]
  •  8.1 外殻形体間の角度距離・・・・[9]
  •  8.2 外殻形体と誘導形体との間の角度距離・・・・[11]
附属書A(参考)長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法に
+−公差を適用することによる曖昧さの例 12
  •  附属書B(参考)GPSマトリックスモデルとの関係・・・・[19]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[21]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0420-2 pdf 1] ―――――

B 0420-2 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産
業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0420の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0420-1 第1部 : 長さに関わるサイズ
JIS B 0420-2 第2部 : 長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法
JIS B 0420-3 第3部 : 角度に関わるサイズ

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0420-2 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 0420-2 : 2020

製品の幾何特性仕様(GPS)−寸法の公差表示方式−第2部 : 長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法

Geometrical product specifications (GPS)-Dimensional tolerancing- Part 2: Dimensions other than linear or angular sizes

序文

  この規格は,2018年に第2版として発行されたISO 14405-2を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
附属書Bにこの規格とGPSマトリックスとの関係を示す。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,長さ又は角度に関わるサイズ以外に,+−公差を適用するときに生じる曖昧さを避けるた
めに,+−公差の代わりに用いる幾何公差の適用について規定する。
寸法の公差表示は,+−公差方式又は幾何公差方式で指示することが可能である。
長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法に+−公差を適用することによる曖昧さの例(個々の公差及び
普通公差が,例えば,JIS B 0405及びISO 8062-3に従う場合)は,附属書A参照。
注記1 この規格に示す図は,単に説明文を例示しているだけであって,実際の使用を反映している
わけではない。したがって,図は関係する基本的事項だけを説明するために単純化している。
注記2 サイズ公差(サイズ形体の寸法の公差を意味する。)の指示については,次の規格を参照。
− 長さに関わるサイズについては,JIS B 0420-1
− 角度に関わるサイズについては,JIS B 0420-3
− くさび形体については,JIS B 0615-1及びJIS B 0615-2
− 円すいについては,JIS B 0028
注記3 幾何公差に関する規定については,JIS B 0021による。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14405-2:2018,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional tolerancing−Part 2:
Dimensions other than linear or angular sizes(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

――――― [JIS B 0420-2 pdf 3] ―――――

2
B 0420-2 : 2020

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
注記 対応国際規格 : ISO/DIS 1101:1996,Geometrical product specifications (GPS)−Geometrical
tolerancing−Tolerances of form, orientation, location and run-out
JIS B 0024 製品の幾何特性仕様(GPS)−基本原則−GPS指示に関わる概念,原則及び規則
注記 対応国際規格 : ISO 8015,Geometrical product specifications (GPS)−Fundamentals−Concepts,
principles and rules
JIS B 0051 製図−部品のエッジ−用語及び指示方法
注記 対応国際規格 : ISO 13715:2000,Technical drawings−Edges of undefined shape−Vocabulary and
indications
JIS B 0420-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−寸法の公差表示方式−第1部 : 長さに関わるサイズ
注記 対応国際規格 : ISO 14405-1:2010,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional
tolerancing−Part 1: Linear sizes
JIS B 0420-3 製品の幾何特性仕様(GPS)−寸法の公差表示方式−第3部 : 角度に関わるサイズ
注記 対応国際規格 : ISO 14405-3:2016,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional
tolerancing−Part 3: Angular sizes
JIS B 0615-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−くさび形体−第1部 : 角度及び勾配の基準値
注記 対応国際規格 : ISO 2538-1:2014,Geometrical product specifications (GPS)−Wedges−Part 1:
Series of angles and slopes
JIS B 0615-2 製品の幾何特性仕様(GPS)−くさび形体−第2部 : 寸法及び公差の指示方法
注記 対応国際規格 : ISO 2538-2:2014,Geometrical product specifications (GPS)−Wedges−Part 2:
Dimensioning and tolerancing
JIS Z 8317-1 製図−寸法及び公差の記入方法−第1部 : 一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 129-1:2018,Technical product documentation (TPD)−Presentation of
dimensions and tolerances−Part 1: General principles
ISO 17450-1,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts−Part 1: Model for geometrical
specification and verification
ISO 17450-2,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts−Part 2: Basic tenets,
specifications, operators, uncertainties and ambiguities
ISO 17450-3,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts−Part 3: Toleranced features

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0021,JIS B 0024,JIS B 0051,JIS B 0420-1,JIS B 0420-3,
JIS Z 8317-1,ISO 17450-1,ISO 17450-2及びISO 17450-3によるほか,次による。
なお,この規格で使用する用語“図面”は,加工物の二次元図面,3Dモデル及び他の表示と同義語とし
て用いる。

――――― [JIS B 0420-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 0420-2 : 2020
3.1
+−(プラスマイナス)公差,プラスマイナス公差(±tolerancing)
寸法及び許容差,許容限界サイズ,又は片側許容サイズの指示による公差。
注記 +−の記号は,許容差が常に基準サイズについて対称であることを意味しているとは限らない。
3.2
長さに関わるサイズ(linear size)
サイズ形体の特性を表現する長さの単位をもつもの。
注記 JIS B 0420-1参照。
3.3
角度に関わるサイズ(angular size)
サイズ形体の特性を表現する角度の単位をもつもの。
注記 JIS B 0420-3参照。
3.4
距離(distance)
サイズ形体とはみなすことができない二つの幾何形体(点,線及び/又は面)間の寸法。
注記1 これは,二つの外殻形体の間,一つの外殻形体と一つの誘導形体との間,又は二つの誘導形
体の間の寸法。二つの外殻形体の間の距離の具体例は,図1及び図2参照。一つの外殻形体
と一つの誘導形体との間の距離の具体例は,図3参照。二つの誘導形体の間の距離の具体例
は,図4参照。
注記2 直線距離と角度距離とがある。
3.4.1
直線距離(linear distance)
長さの単位で表された距離。
3.4.2
角度距離(angular distance)
角度の単位で表された距離。

4 寸法及び関連する公差指示の原理及び規則

  JIS B 0420-1及びJIS B 0420-3に規定する+−公差指示に関する一般的な規則及び原理は,機械製図の
公差方式の基本であり,この規格にも適用する。他の全ての例は,特別な規則を適用する。
単位指示の規則については,箇条5を参照。
長さ又は角度に関わるサイズ以外の寸法に関して,+−公差の要件は,実際の加工物に適用したときに
曖昧になる(仕様上の曖昧さをもつ)ので,+−公差形式の使用は推奨しない(附属書A参照)。
仕様上の曖昧さは,JIS B 0420-1に規定する長さに関わるサイズ又はJIS B 0420-3に規定する角度に関
わるサイズのサイズ公差を適用するときだけ避けることが可能となる。仕様上の曖昧さを避けるために,
表1に示す場合には幾何公差を用いなければならない。
M)を指示しない
そのほか,特に指定がない限り,例えば,JIS B 0023に規定する最大実体公差方式(○
限り,機械製図における公差は,同一形体に対する他の要件とは無関係な独立した要件である。これは,
独立の原則と呼ばれる(JIS B 0024参照)。
加工物の図示モデルには,幾つかの形式の寸法が存在する(表1参照)。

――――― [JIS B 0420-2 pdf 5] ―――――

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JIS B 0420-2:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14405-2:2018(MOD)

JIS B 0420-2:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0420-2:2020の関連規格と引用規格一覧