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B 0642 : 2010
更又は限定
f) 会社に関連する情報及び要求事項
− 会社名
− 会社組織の部門又は他の部門の識別
− 品質要求に関する担当者
− 仕様書の版,日付など
− 別の関連した品質保証についての要求事項
――――― [JIS B 0642 pdf 31] ―――――
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B 0642 : 2010
附属書C
(参考)
GPSマトリックスとの関係
GPSマトリックスの詳細は,ISO/TR 14638[製品の幾何特性仕様(GPS)−マスタープラン]を参照す
る。
C.1 規格及びその利用についての情報
この規格は,使用者に測定器のJIS及びISO規格の利用における基本的な理解を与えることを意図して
いる。これは,個々の測定器についての規格に多数の反復表記を避けるために,測定器に関連して使用さ
れる一般的な概念を定義し,提示している。この規格は,製造業者が測定器の特性の仕様を評価し提示す
るための案内書となることを意図している。
個々の測定器についての規格を読んで利用するときに,この規格を手元に置くことが望ましい。
C.2 GPSマトリックスにおける位置付け
この規格は,図C.1に示すようにGPS基本規格のうち,すべての規格チェーンのリンク番号5及び6に
関係する。
GPS共通規格
GPS基本規格
リンク番号a) 1 2 3 4 5 6
サイズ
距離
半径
角度
G
データムに無関係な線の形状
P
データムに関係する線の形状
S
データムに無関係な表面の形状
原
データムに関係する表面の形状
理
姿勢
規
位置
格
円周振れ
全振れ
データム
粗さ曲線
うねり曲線
断面曲線
表面欠陥
エッジ
注a) リンク番号の意味は,次による。
1 : 製品の文書指示−コード化 2 : 公差の定義−理論的定義及び数値
3 : 実形体の定義−特性又はパラメータ 4 : 部品の偏差の評価−公差限界との比較
5 : 測定器への要求事項 6 : 校正にかかわる要求事項−測定標準
図C.1−GPSマトリックス
――――― [JIS B 0642 pdf 32] ―――――
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B 0642 : 2010
C.3 関連規格
関連規格は,図C.1に示す規格チェーンに含まれる規格である。
――――― [JIS B 0642 pdf 33] ―――――
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B 0642 : 2010
附属書JA
(参考)
浮動ゼロの表現方法
JA.1 固定ゼロ及び浮動ゼロ
本体で用いている固定ゼロは,“任意の一点での指示誤差をゼロとして,他の点での指示誤差を表す”表
現方法である。また,浮動ゼロは,“測定範囲内の任意の部分を使って,ある測定長さ(指示の区間)を測
定したときの,その測定長さにおける指示誤差を表す”表現方法である。この附属書では,表2の固定ゼ
ロの表現から,浮動ゼロの表現を求める方法について説明する。
JA.2 固定ゼロでの基準点の移動
表JA.1−測定器による指示誤差の例(指示長さ0 mmの点を基準点とした固定ゼロ表現)
基準点 指示長さ(mm)
の位置 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(mm) 指示誤差(μm)
0 0 7 11 8 16 16 24 21 7 2 −7
注記 この表のデータは,表2の1行目と同一である。
表JA.1は,測定器の指示長さが0 mmの点を基準点,すなわち,指示誤差が0 μmの点としたときの指
示長さ010 mmのそれぞれの点での指示誤差を示した表である。
この表から,任意の点を基準点とした固定ゼロの表現を得ることができる。例えば,指示長さが6 mm
の点を基準点とすると,6 mmの点での指示誤差を0 μmとするために,測定範囲内のすべての点の指示誤
差に(−24)を加える必要がある。その結果,指示長さ6 mmの点を基準点とした固定ゼロ表現,表JA.2
を得る。
表JA.2−測定器による指示誤差の例(指示長さ6 mmの点を基準点とした固定ゼロ表現)
基準点 指示長さ(mm)
の位置 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(mm) 指示誤差(μm)
6 −24 −17 −13 −16 −8 −8 0 −3 −17 −22 −31
注記 この表のデータは,表2の2行目と同一である。
JA.3 固定ゼロから浮動ゼロへの変換
基準点を010 mmまで変化させたときに,測定長さを横軸にとり,そのときの測定長さにおける指示
誤差を記入する。例えば,表JA.1の中で,測定長さ3 mmは,指示長さ0と3との間,1と4との間,···,
7と10との間の8か所の測定から得られる。したがって,測定長さ3 mmについては8通りの誤差が得ら
れる。
この手順をすべての基準点に適用すると,表JA.3が得られる。
表JA.3の測定長さを横軸にとり,縦軸に指示誤差をプロットすると,図JA.1が得られる。
――――― [JIS B 0642 pdf 34] ―――――
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B 0642 : 2010
表JA.3−浮動ゼロによる測定長さに対応する指示誤差
測定長さ(mm)
基準点 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
(mm) 指示誤差(μm)
0 7 11 8 16 16 24 21 7 2 −7
1 4 1 9 9 17 14 0 −5 −14
2 −3 5 5 13 10 −4 −9 −18
3 8 8 16 13 −1 −6 −15
4 0 8 5 −9 −14 −23
5 8 5 −9 −14 −23
6 −3 −17 −22 −31
7 −14 −19 −28
8 −5 −14
9 −9
10
図JA.1−浮動ゼロでの指示誤差表示
――――― [JIS B 0642 pdf 35] ―――――
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JIS B 0642:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14978:2006(MOD)
JIS B 0642:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 0642:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0021:1998
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
- JISB0022:1984
- 幾何公差のためのデータム
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISB0680:2007
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
- JISZ8103:2019
- 計測用語