JIS B 0682-1:2017 製品の幾何特性仕様(GPS)―真円度―第1部:用語及びパラメータ

JIS B 0682-1:2017 規格概要

この規格 B0682-1は、真円度に関する用語及びパラメータについて規定。

JISB0682-1 規格全文情報

規格番号
JIS B0682-1 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)―真円度―第1部 : 用語及びパラメータ
規格名称英語訳
Geometrical product specifications (GPS) -- Roundness -- Part 1:Vocabulary and parameters of roundness
制定年月日
2017年2月20日
最新改正日
2017年2月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 12181-1:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.17, 17.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械計測 2021, 製図 2020
改訂:履歴
2017-02-20 制定
ページ
JIS B 0682-1:2017 PDF [15]
                                                                                 B 0682-1 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  附属書A(参考)用語,パラメータ及びそれらの記号の一覧表・・・・[7]
  •  附属書B(参考)GPSマトリックス・・・・[9]
  •  参考文献・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0682-1 pdf 1] ―――――

B 0682-1 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0682の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0682-1 第1部 : 用語及びパラメータ
JIS B 0682-2 第2部 : 仕様オペレータ

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0682-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0682-1 : 2017

製品の幾何特性仕様(GPS)−真円度−第1部 : 用語及びパラメータ

Geometrical product specifications (GPS)-Roundness- Part 1: Vocabulary and parameters of roundness

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 12181-1を基とし,関連する他の日本工業規格(日本産業規格)との
整合を図るために,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
この規格は,製品の幾何特性仕様(GPS)規格の一つであり,GPS基本規格に属し,データムに無関係
な線の形状の規格チェーンのリンク番号2に関係する。
用語,パラメータ及びそれらの記号の一覧表を,附属書Aに示す。
この規格と他の規格及びGPSマトリックスとの詳細な関係を,附属書Bに示す。

1 適用範囲

  この規格は,真円度に関する用語及びパラメータについて規定する。
注記1 この規格は,球上の1周の断面(見かけ上の直径が最大となる)にも適用することができる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12181-1:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Roundness−Part 1: Vocabulary and
parameters of roundness(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
JIS B 0634 製品の幾何特性仕様(GPS)−フィルタ処理−線形の輪郭曲線フィルタ : ガウシアンフィ
ルタ
注記 対応国際規格 : ISO 16610-21:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Filtration−Part 21:
Linear profile filters: Gaussian filters(IDT)
JIS B 0672-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−形体−第1部 : 一般用語及び定義

――――― [JIS B 0682-1 pdf 3] ―――――

2
B 0682-1 : 2017
注記1 対応国際規格 : ISO 14660-1:1999,Geometrical Product Specifications (GPS)−Geometrical
features−Part 1: General terms and definitions(IDT)
注記2 ISO 14660-1:1999は廃止され,ISO 17450-1:2011,Geometrical product specifications (GPS)−
General concepts−Part 1: Model for geometrical specification and verificationに置き換えられた。
JIS B 0672-2 製品の幾何特性仕様(GPS)−形体−第2部 : 円筒及び円すいの測得中心線,測得中心
面並びに測得形体の局部寸法
注記 対応国際規格 : ISO 14660-2:1999,Geometrical Product Specifications (GPS)−Geometrical
features−Part 2: Extracted median line of a cylinder and a cone, extracted median surface, local size
of an extracted feature(IDT)

3 用語及び定義

  真円度の幾何特性に関する主な用語及び定義は,JIS B 0672-1,JIS B 0672-2及びJIS B 0021によるほか,
次による。
3.1 一般用語
3.1.1
真円度に関連するパラメータ(parameters of roundness deviation)
基準円に依存した真円度曲線から導かれる幾何特性。
3.1.2
円筒の中心軸直線(axis of cylindrical feature)
外殻形体としての円筒を特徴付ける中心線。
注記1 円筒には,柱面(空間閉曲線の各点を通り定直線に平行な直線の作る曲面)又は回転面(平
面上の曲線を同一平面上の直線の周りに回転してできる曲面)がある。
注記2 測得データに最小二乗法などで当てはめた円筒の軸直線を求め,その軸直線に直角な断面の
輪郭を測定するという手順は現実的ではない。一般に真円度測定機などを用いた半径法では,
測定される円筒部品の倒れをできる限り小さくした後に測定を実施する。中心軸直線とは,
この事前操作において求める円筒の軸直線をいう。
3.1.3
円筒横断面(roundness plane)
円筒の中心軸直線に垂直な形体全域に広がる平面。
3.2 曲線に関する用語
3.2.1
測得真円度曲線(extracted circumferential line)
実表面と円筒横断面との交線を表現する(真円度)測定デジタルデータセット。
注記 測得真円度曲線の測得の規定は,JIS B 0682-2による。測得真円度曲線は,JIS B 0672-1で規定
する測得外殻形体の一つである。
3.2.2
真円度曲線(roundness profile)
測得真円度曲線にローパスフィルタを適用したデータセット。
注記1 この規格に規定した概念及びパラメータは,真円度曲線に対して適用できる。
注記2 真円度曲線は,閉じた(1周の)曲線である。

――――― [JIS B 0682-1 pdf 4] ―――――

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B 0682-1 : 2017
3.2.3
真円度曲線の偏差(local roundness deviation)
基準円から真円度曲線の各データまでの法線方向の距離(図1及び図2参照)。
注記1 基準円については3.3.1を参照。
注記2 基準円に対して実体側に存在するデータ点の距離を負とする。
注記3 真円度曲線の偏差は,各データ点の基準円に対する偏差のデータセットである。
1 基準円
a 正の偏差
b 負の偏差
図1−内側形体の真円度曲線の偏差

――――― [JIS B 0682-1 pdf 5] ―――――

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  • ISO 12181-1:2011(MOD)

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