JIS B 6501:1975 木材加工機械の試験方法通則

JIS B 6501:1975 規格概要

この規格 B6501は、木材加工機械の運転性能,静的精度,動的精度及び工作精度の試験を行う場合に共通する基本的事項(試験通則)並びに各試験方法について規定。

JISB6501 規格全文情報

規格番号
JIS B6501 
規格名称
木材加工機械の試験方法通則
規格名称英語訳
Test code for performance and accuracy of wood working machinery
制定年月日
1960年3月1日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

79.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1960-03-01 制定日, 1962-03-01 確認日, 1963-12-01 改正日, 1966-10-01 確認日, 1970-02-01 確認日, 1973-03-01 確認日, 1975-09-01 改正日, 1978-09-01 確認日, 1987-02-01 確認日, 1992-06-01 確認日, 1998-09-20 確認日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 6501:1975 PDF [20]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6501-1975

木材加工機械の試験方法通則

Test Code for Performance and Accuracy of Wood Working Machinery

1. 適用範囲 この規格は,木材加工機械(1)の運転性能,静的精度,動的精度及び工作精度の試験を行う
場合に共通する基本的事項(試験通則)並びに各試験方法について規定する。
注(1) 特殊な構造,又は特殊な用途に用いられる木材加工機械については,この規格に準ずる方法を
適用する。
備考 各種木材加工機械の試験及び検査は,この規格に規定する各要項の中からその木材加工機械の
目的及び性能に応じ具体的に項目を選定し,かつ検査規格においては許容値の規定を加えたう
え別の規格に定める。
引用規格,関連規格 : 18ページに示す。
2. 試験通則
2.1 試験は,原則として木材加工機械を製造する工場で行う。
2.2 試験は,木材加工機械の運転に必要な性能及び精度に影響を及ぼさないように,すえ付け及び調整
をした後に行う。
2.3 試験は,原則として木材加工機械を分解しないで行う。
2.4 試験は,その機械に取り付ける電動機,電装品及びその他の装置を装備し潤滑油,作動油などを適
切に満たした状態で行う。
2.5 試験は原則として木材加工機械を各部にわたって運転し,温度,潤滑などの状態がほぼ安定した後
に行う。
2.6 静的精度は,原則として木材加工機械に工作荷重のかかっていない状態で測定する。
2.7 個々の規格で同一の試験項目に対して,二つ以上の方法を規定してあるものでは,そのうちのいず
れか一つの方法による。
2.8 試験に使用する測定器具及びその精度は附属書に規定する。
2.9 この規格に規定する測定器具によれない場合には,精度がこれと同等以上と認められる器具で試験
を行ってもよい。
2.10 試験中に異常を認めたときは,その原因を調べてこれを調整したのち,原則として改ためて初めか
ら試験を行う。ただし,その調整がすでに行った試験結果に影響を及ぼさない項目は,試験を繰り返さな
くてもよい。
2.11 同一設計の木材加工機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他のも
のについては省略してもよい。
2.12 木材加工機械の構造上,その木材加工機械の規格において規定された方法によりにくい場合には,
この規格の要項に示す方法の中から選ぶ。

――――― [JIS B 6501 pdf 1] ―――――

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B 6501-1975
2.13 静的精度の検査に際して,木材加工機械の構造上,測定距離が基準より小さい場合には,規定の許
容値の数値を距離に比例して換算する。この場合,特に指定のない限り,換算した許容値の数値が0.005mm
未満の場合には0.005mmとする。
2.14 試験目的を同じくする静的精度試験の結果と工作精度試験の結果とが異なる場合には,工作精度試
験の結果を重視する。
3. 運転試験方法に関する要項
3.1 運転試験の目的及び項目 運転試験は,木材加工機械の運転に必要な性能を試験するのを目的とし,
機能試験,無負荷運転試験,負荷運転試験及び剛性試験の4項目とする。
3.2 機能試験方法 機能試験は各部を操作し,その作動の円滑さ及び機能の確実さを試験する。試験結
果の表示方法並びに試験事項及び方法は次による。
(1) 表示方法 機能の良否で表す。
(2) 試験事項及び方法

――――― [JIS B 6501 pdf 2] ―――――

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B 6501-1975
試験事項 番号 方法 代表的な適用例(参考)
1-11
始動,停止及び運転操 ホットプレスの熱盤の昇降。
適当な一つの速度で,始動,停止(制
作 丸のこ盤,かんな盤の主軸の回転。
動,逆転,寸行等を含む)を繰返し
主 送材車の運行。
作動させて,作動の円滑さと確実さ
運 とを試験する。
動 速度の変換操作 1-12 ベニヤレーススピンドルの回転。
速度を変換し,その操作装置の作動
木工旋盤の主軸の回転。.
の円滑さと指示の確実さとを試験す
る。
1-21
始動,停止及び運転操 スライサのナイフ取付け台,テーブル。
適当な一つの速度で,始動,停止(制
作 送材車のヘッドストック。
動,逆転,寸行等を含む)を繰返し
自動かんな盤の送り。
作動させて,作動の円滑さと確実さ
とを試験する。
送り速度の変換操作 1-22 ベニヤナイフ研削盤のテーブル送り速度。
送り速度を変換し,作動の円滑さと
指示の確実さとを試験する。 リッパ,自動かんな盤の送り速度。
帯のこ盤送りローラの回転速度。
送り量の変換操作 1-23 ベニヤレースかんな台の送り量。
送り量を変換し,作動の円滑さと指
示の確実さとを試験する。 送材車の歩出し量。
送 1-24
送り込み速度の変換操 ベニヤナイフ研削盤の機動送り込み。
送り込み速度を変換し,作動の円滑
り 作 さと指示の確実さとを試験する。

動 自動逆転の操作 1-25 ベニヤレースのかんな台の送り。
自動逆転位置の設定及び作動の円滑
さと確実さとを試験する。 レースチャージャの走行送り。
かんな刃研削盤のテーブル送り。
自動停止装置の操作 1-26 スライサテーブル昇降送り。
自動停止位置の設定及び作動の円滑
さと確実さとを試験する。 送材車ヘッドストックの自動停止装置。
手送りの操作 1-27 グルースプレッダのドクタロールの運動。
手送りの作動の円滑さと均一さとを
試験する。 木工ボール盤の主軸昇降。
テーブル帯のこ盤の定規。
1-31
機動送り及び早送り掛 ベニヤレースの歩出し送り機構。
機動送り及び早送りの掛け外し位置
け外しとその装置の操 の設定並びに作動の円滑さと確実さ
位 作 とを試験する。
置 1-32
自動位置決め装置の操 ダブルサイザのこ刃の位置決め,停止装置。
機動送りにおける位置決めのための
調 作 自動停止装置の指令位置の設定及び
整 作動の確実さを試験する。
運 1-33
位置調整及び締付けの スライサ原木の木づかみ装置。
機動又は手動による動きの作動の円
動 操作 滑さと均一さを試験する。 ラジアル丸のこ盤アームの旋回及び昇降。
テーブル帯のこ盤の定規の操作。
また,動きの任意の位置において締
付け,その確実さを試験する。
取 1-41
工具の取付け及び取外 ダブルサイザの丸のこ。
取付け及び取外しの確実さと円滑さ
付 し とを試験する。 かんな盤のかんな刃。
け ルータビット。
及 1-42
工作物の取付け及び取 ベニヤレース,角のみ盤,ダブテールマシン
取付け及び取外しの確実さと円滑さ
び 外し とを試験する。 の工作物取付け。


――――― [JIS B 6501 pdf 3] ―――――

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B 6501-1975
試験事項 番号 方法 代表的な適用例(参考)
電気装置 1-51 帯のこ盤,かんな盤,ベニヤレースの電気装
運転試験の前後に絶縁状態を試験す
る。 置。
安全装置 1-52 ベニヤレースかんな台の前進後退停止装置。
作業者の安全と機械防護機能の確実
さとを試験する。
潤滑装置 1-53 自動給油装置。
油密,油量の適正な配分など機能の
確実さを試験する。

油圧装置 1-54 帯のこ盤,ポットプレス,ベニヤレースの油
油密,圧力調整など機能の確実さを

試験する。 圧装置。

置 空気圧装置 1-55 帯のこ盤,ベニヤレース,ベニヤクリッパの
気密,圧力調整など機能の確実さを
試験する。 空気圧装置。
附属装置 1-56 機能の確実さを試験する。
その他 1-57 機能の確実さを試験する。 帯のこ盤の集じん装置。

――――― [JIS B 6501 pdf 4] ―――――

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B 6501-1975
3.3 無負荷運転試験方法 無負荷運転試験は,木材加工機械を所定の無負荷状態で運転し,その運転状
態(2),温度変化及び所要電力を試験する。試験結果の表示方法並びに試験事項及び測定方法は次による。
注(2) 運転状態とは,速度,行程の数及び長さ並びにそれらの表示との差,振動,騒音,潤滑,気密,
油密などの状態をいう。
(1) 表示方法 各部の運転状態,温度,所要電力などで表す。
(2) 試験事項及び測定方法
試験事項 番号 測定器具 測定方法 代表的な適用例(参考)
主軸速度 2-11 回転速度計 帯のこ盤ののこ車軸。
速度の各段階で,主軸回転速度を
ストロボスコープ 測定する。 ベニヤレース,ルータ,面取り
盤の主軸。
送り速度 2-21 回転速度計 自動ローラ帯のこ盤送りローラ
送りの各段階で,送り速度(送り
(送り量) 度数計とストップウォッチ量)を測定する。 の回転。
リッパのキャタピラ。
軸受の 2-31 棒状温度計,熱電対温度計,抵 丸のこ盤,.かんな盤の主軸受。
主軸の最低速度から始め,各段階
温度 抗温度計 帯のこ盤ののこ車軸軸受。
で運転し,引続き最高速度で運転
を継続し,軸受の温度を測定する。 ナイフグラインダといし軸軸受
け。
作動油 2-32 作動油の温度を測定する。 油圧式送材車の作動油。
の温度
温度
主軸頭,2-33 自動かんな盤の歯車箱。
主軸頭,歯車箱などの温度を測定
歯車箱 する。 スライサ,ベニヤレースの歯車
などの 箱。
温度
室温 2-34 木材加工機械周囲の室温を測定す
る。
所要電力 2-41 電力計 帯のこ盤ののこ車。
所定の運転条件により所要電力
電圧計 かんな盤のかんな胴。
(電力,電圧,電流)を測定する。
電流計と力率計 ベニヤレースの主軸。
また,運転の終わりに全運転の所
要電力を測定する。
振動 2-51 振動計,加速度計 官能試験又はJIS B 6003(工作
機械の振動検査方法)に準ずる。
騒音 2-61 指示騒音計 官能試験又はJIS B 6004(工作
機械の騒音レベル測定方法)に準
ずる。

――――― [JIS B 6501 pdf 5] ―――――

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