JIS B 7522:2018 繊維製巻尺 | ページ 2

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B 7522 : 2018
表2−目幅の許容差及び隣り合う二つの目盛の目幅の差
単位 mm
目量i i=1 1 目幅の許容差及び隣り合う ±0.3 ±0.6 ±0.9
二つの目盛の目幅の差
e) 盛り足し目盛を付ける場合は,先端部及び末端部を合わせて1 000 mm以下とする。
f) 目盛は,明確で,測定上支障がある目盛線の倒れ,目切れなどの欠点があってはならない。
g) 主な目盛線には,基点からの長さ又はその数値を表記しなければならない。

8 外観及び構造

  巻尺の外観及び構造は,次による。
a) 表示標識及び目盛線は,明確で,容易に消滅せず,脱落,誤記などの測定上支障のある欠点があって
はならない。
b) 目盛線を基点とする巻尺には,40 mm以上の先端余白を付ける。
c) 目盛線を基点とする巻尺には,呼び寸法に応じ表3に規定する長さの末端余白を付ける。
表3−末端余白の長さ
呼び寸法 長さ
3 m以下 30 mm以上
3 mを超え 5 m以下 50 mm以上
5 mを超えるもの 100 mm以上
d) 引き手及び端金具は,さびにくく,適正に取り付けられていなければならない。
e) 口皮を取り付ける場合には,測定に支障のない強さのものでなければならない。
f) ケース(テープを収めておくもの)は,テープの出し入れが円滑に行え,かつ,堅ろうでなければな
らない。

9 材料

  巻尺の材料は,ガラス繊維又は合成繊維を適用した非金属材料であって,通常の使用条件及び使用目的
において,箇条6を満足するものでなければならない。

10 測定方法

  測定方法は,次による。
a) 性能の測定方法は,表4による。ただし,これと同等以上の測定精度で測定できる器具を用いてもよ
い。

――――― [JIS B 7522 pdf 6] ―――――

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表4−性能の測定方法
項目 測定方法 測定器具
a) 長さの許容差 長さ標準器a)
巻尺を検査台上に水平に張り,巻尺の一部に表示されている張力の
測微鏡(目量が0.1 mm
±10 %のそれぞれの張力(張力が表記されていないものは,呼び寸
法が2 m以下で5 N,及び幅が50 mm以上のものについては50 N)以下のもの。)
をテープの軸線方向に加えた状態で,検査しようとする長さを長さ
標準器a) 及び測微鏡によって測定する(図2)。
b) 伸びの許容差 巻尺の一部に表示されている張力を加えたときの長さと,更に20 N
の追加張力を加えたときの長さとの差は,巻尺を検査台上に水平に
張り,それぞれの張力を加えた状態で,検査しようとする長さを長
さ標準器a) 及び測微鏡によって測定する(図2)。
c) 縮みの許容差 テープの任意の長さを温度(25±5)℃の水中に30分間以上浸した
後,巻尺を検査台上に水平に張り,巻尺の一部に表示されている張
力を加えた状態で,検査しようとする長さを長さ標準器a) 及び測微
鏡によって測定する(図2)。
注記 図2は,一例である。
注a) 長さ標準器とは,JIS Q 17025又は同等の国際規格に基づいて認定又は登録された校正機関が発行する不確か
さが表記された校正証明書をもつ長さ計をいう。
図2−測定方法(長さ,伸び及び縮みの許容差)
b) 長さの許容差の測定時の環境温度は(20±2)℃とする。ただし,式(1)及び式(2)によって器差の計算
をする場合は,(20±2)℃の範囲を超える測定環境温度でもよい。温度補正に必要となる標準器の熱
膨張係数(α),測定巻尺の熱膨張係数(β)は表5による。
E=L−(Q−e)+c (1)
ここに, E : 測定巻尺の器差
L : 測定巻尺の表示値
Q : 標準器の表示値
e : 標準器の補正値
c : 温度補正値
c=L(α−β)(20−t) (2)
ここに, α : 標準器の熱膨張係数
β : 測定巻尺の熱膨張係数
t : 測定環境温度(℃)

――――― [JIS B 7522 pdf 7] ―――――

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B 7522 : 2018
表5−温度補正に必要となる標準器及び測定巻尺の熱膨張係数
単位 1/℃
標準器又は巻尺の材料 標準器の熱膨張係数(α),測定巻尺の熱膨張係数(β)
鋼,鋳鋼 (11.511.8)×10−6
ステンレス鋼 SUS301 (14.016.9)×10−6
SUS420J2 (10.011.0)×10−6
ガラス複合材a) (5.05.6)×10−6
注a) ガラス繊維に合成樹脂材料を合成して処理したもの。

11 検査

  巻尺の形式検査は,性能,目盛,外観,構造及び材料について行い,箇条6箇条9の規定に適合した
ものを合格とする。
なお,製品検査は合理的な抜取検査方式とし,検査項目は受渡当事者間の協定による。

12 製品の呼び方

  巻尺の呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,等級及び呼び寸法による。
例1 JIS B 7522 1種1級 50 m
例2 繊維製巻尺 1種1級 50 m

13 表示

  この規格の全ての要求事項に適合した巻尺の一部に,次の事項を表示する。
a) 等級
b) 呼び寸法
c) 製造業者名又はその略号
d) 張力2)(呼び寸法が2 m以下で張力が5 Nである場合及び幅が50 mm以上で張力が50 Nである場合
を除く。)
注2) 単位は,国際単位系(SI)で表示する。

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