JIS B 7520:1981 指示マイクロメータ

JIS B 7520:1981 規格概要

この規格 B7520は、マイクロメータ部の目量0.01mm,作動範囲25mm,インジケータ部の目量0.002mm以下,指示範囲が原則として±0.02mmの指示マイクロメータのうち,最大測定長100mm以下のものについて規定。

JISB7520 規格全文情報

規格番号
JIS B7520 
規格名称
指示マイクロメータ
規格名称英語訳
Indicating micrometers
制定年月日
1960年11月1日
最新改正日
2016年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械計測 2021
改訂:履歴
1960-11-01 制定日, 1963-12-01 確認日, 1966-11-01 確認日, 1969-12-01 確認日, 1972-12-01 確認日, 1975-12-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-01-01 改正日, 1981-02-15 改正日, 1986-10-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1997-02-20 確認日, 2002-06-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 7520:1981 PDF [9]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7520-1981

指示マイクロメータ

Indicating Micrometers

1. 適用範囲 この規格は,マイクロメータ部の目量0.01mm,作動範囲25mm,インジケータ部の目量
0.002mm以下,指示範囲が原則として±0.02mmの指示マイクロメータ(以下,マイクロメータという。)
のうち,最大測定長100mm以下のものについて規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,重力単位系によるもので参考とし
て併記したものである。
引用規格 :
JIS B 7430 オプチカルフラット
JIS B 7431 オプチカルパラレル
JIS B 7506 ブロックゲージ
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS H 5501 超硬合金
JIS Z 8103 計測用語
関連規格 : JIS B 7502 外側マイクロメータ
JIS B 7504 マイクロメータヘッド
2. 用語の意味 この規格で用いる用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)によるほか,次による。
(1) 指示マイクロメータ 測定面に対して垂直な方向に微動できるアンビルを備え,アンビルの微動量を
読み取ることができるインジケータ部を内蔵する外側マイクロメータ。
(2) インジケータ部 アンビルの微動量を拡大機構を用いて指針と目盛により読み取ることができる部分。
(3) 器差 マイクロメータの読みから示すべき真の値を引いた値。
(4) スピンドルの送り誤差 最小測定長を基点,最大測定長を終点とするスピンドルの作動範囲内におけ
る,マイクロメータの読みと真の値との差のうち,最大値と最小値との差。
(5) 総合誤差 マイクロメータを用いた測定において種々の要因によって生じる誤差のすべてを含めた総
合的な誤差。
3. 主要部の名称 マイクロメータの主要部の名称は,図1による。

――――― [JIS B 7520 pdf 1] ―――――

2
B 7520-1981
図1 主要部の名称
備考 この図は,単に名称を示すものであって,形状・構造の基準を示すものではない。
4. 測定範囲 マイクロメータの測定範囲の種類は,表1による。
表1 測定範囲の種類
単位 mm
0 25
25 50
測定範囲
50 75
75100
5. 性能 マイクロメータの性能は,次による。
(1) マイクロメータの性能は,表2による。
表2 性能
測定面の 測定面の平行度 測定力 測定力の
器差 スピンド インジケ インジケ クランプによる誤差
平面度赤 オプチカル ブロックゲ ルの送り ータの指 ータの指 ばらつき 測定面のインジケー
色干渉し パラレルを ージを使用 誤差 示のばら 示誤差 平行度 タの指示
まの本数使用した場 した場合 つき

本 N [{gf}] N [{gf}]
515
2
1 1 (3) 1.5 ±2 3 0.4 ±0.6 510 0.3 (1) 0.5
[{204}]
1530
備考1. この表の値は,20℃におけるものとする。
2. 平行度の場合における括弧内の数値は,測定面の平行度を示す数値に相当する干渉しまの概数であって,ス
ピンドルの軸線に対して30度以下の角度から観測した場合の数である。
(2) マイクロメータの総合誤差 表2の各性能項目の許容値を満足しているマイクロメータの総合誤差は,
表3に示す値以下である。ただし,標準状態に近い環境下で金属及びそれと同等な材質の品物を測定
した場合とする。
表3 総合誤差
最大測定長 総合誤差
mm
50以下 ±3
50を超え 100以下 ±4

――――― [JIS B 7520 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
B 7520-1981
6. 目盛数字 マイクロメータのスリーブ及びシンブルの目盛数字は,特に指定がない限り表4による。
表4 目盛数字の種類
番号 項目 区分 記入目盛数字
0 25 0 5 10 15 20 25
スリーブの 測定範囲 25 50 25 30 35 40 45 50
1
目盛数字 mm 50 75 50 55 60 65 70 75
75100 75 80 85 90 95 100
シンブルの
2 − 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
目盛数字

――――― [JIS B 7520 pdf 3] ―――――

4
B 7520-1981
7. 形状・寸法 マイクロメータの主要部の形状・寸法は,特に指定がない限り表5による。
表5 主要部の形状・寸法
単位 mm
番号 項目 図 記事
スリーブの目盛形式及
1 図の例は,測定範
び目盛線の太さ
囲025の場合を
示す。
シンブルの目盛線
の太さcは,スリ
シンブルの目盛形式,目
2 ーブの基準線の太
幅及び目盛線の太さ
さaに等しいこと
が望ましい。
シンブル端部の傾斜角
及びシンブルの目盛面
3
端部からスリーブの目
盛面までの距離
アンビルの後退量
4 アンビルの後退量 fは,指針の零位
置を起点とする。
目盛板には,図の
目盛板の目盛形式,目盛
ように目量を表示
線の幅と長さ及び指針
5 すること。
の幅並びに指針と目盛
図は,目量0.002
線との重なり長さ
の場合を示す。
8. 外観及び機能 マイクロメータの外観及び機能は,次による。
(1) 各部の塗装及びめっきは強固で,容易に色あせ,脱落又はさびを生じないこと。

――――― [JIS B 7520 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
B 7520-1981
(2) 各部の形状及び仕上状態,並びに刻印,目盛などに欠点がないこと。
備考 スリーブ及びシンブルの目盛面はつやけしで,刻印は黒色にすることが望ましい。
(3) 測定面には,使用上有害なきず及びかえりのないこと。
(4) 普通の使用状態の温度及び湿度の変化に対して,実用上差し支えのあるくるいを生じないこと。
(5) スピンドルのねじ部のはめあい状態は良好であって,スピンドルは,作動範囲全域にわたって滑らか
に,かつ,緩みなく作動すること。
(6) アンビルは,緩みなく円滑に作動すること。
(7) シンブルとスリーブとのすきまは均一で,回転によって生じるシンブルの振れは,目視によって認め
られないこと。
(8) スピンドルの軸線とアンビルの軸線とは,実用上差し支えない程度に一致していること。
(9) マイクロメータの基点の調整は容易確実であって,スリーブの目盛線とシンブルの端面とは,読み取
りに差し支えない程度に一致していること。
(10) スピンドルは,クランプにより簡単確実に固定できること。
(11) 指針と目盛板とのすきまは,指針の先端部で1mm以下であり,指針の回転中,すきまは一様である
こと。
(12) 限界指針は,簡単確実に調節でき,測定中容易に動かないこと。
9. 材料及び硬さ マイクロメータの主要部の材料及び硬さは,表6による。
表6 材料及び硬さ
番号 項目 材料 硬さ 硬さの測定箇所
JIS H 5501(超硬合金)に規定するD種2号, 測定面から約
1 測定面 JIS G 4404(合金工具鋼鋼材)に規定するSKS 3又は
Hv 700以上 1mmの位置の
機械的性質がこれらと同程度のもの 円筒面上
JIS G 4404に規定するSKS 3又は機械的性質がこれと
Hv 700以上
同程度のもの
2 アンビル
JIS G 4303(ステンレス鋼棒)に規定するSUS 420 J2
Hv 530以上
又は機械的性質がこれと同程度のもの
JIS G 4404に規定するSKS 3又は機械的性質がこれと ねじ部又はその
Hv 700以上
スピンドルの 同程度のもの 付近の円筒面上
3
ねじ部 JIS G 4303に規定するSUS 420 J2又は機械的性質がこ
Hv 530以上
れと同程度のもの
JIS G 5101(炭素鋼鋳鋼品)のSC 42,
4 フレーム JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)のS 45 C又は機−
械的性質がこれらと同程度のもの
スピンドルのお JIS G 4051に規定するS 25 CS 45 C又は機械的性質
5 ねじにはまり合 がこれと同程度のもの −
うねじ部
10. 測定方法 指示マイクロメータの性能の測定方法は,表7による。

――――― [JIS B 7520 pdf 5] ―――――

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JIS B 7520:1981の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7520:1981の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7430:1977
オプチカルフラット
JISB7431:1977
オプチカルパラレル
JISB7506:2004
ブロックゲージ
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4404:2015
合金工具鋼鋼材
JISG5101:1991
炭素鋼鋳鋼品
JISH5501:1996
超硬合金
JISZ8103:2019
計測用語