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3) 零点設定装置を動作させ,零点を確認する。
4) 6.5.2に適合するか判断する。
b) デジタル表示のはかりにおける各零点設定装置の精度の試験方法は,次による。
1) 自動零点設定装置又は零トラッキング装置をもつ場合,その機能を切ることが可能ならば,機能を
切る。
2) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に零点を確認する。
3) 零点設定範囲内の試験荷重を負荷する。
4) 零点設定装置を動作させ,零点を確認する。自動零点設定装置又は零トラッキング装置をもち,そ
の機能を切ることができない場合,装置の作動範囲から外れる近傍の荷重を速やかに荷重受け部に
負荷させる。
5) 表示値(I)を確認する。
6) A.1.2によって器差(E)を算出し,6.5.2に適合するか判断する。
JA.2.1.2.7 風袋引き装置の精度
試験方法は,次のいずれかによる。
a) アナログ指示のはかりの風袋引き装置の精度の試験方法は,次による。
1) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に零点を確認する。
2) 任意の質量の風袋,又は試験荷重を負荷する。
3) 風袋引き装置を動作させ,零点を確認する。
4) 6.6.3に適合するか判断する。
b) デジタル表示のはかりにおける風袋引き装置の精度の試験方法は,次による。
1) 自動零点設定装置又は零トラッキング装置をもつ場合,その機能を切ることが可能ならば,機能を
切る。
2) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に零点を確認する。
3) 任意の質量の風袋,又は試験荷重を負荷する。
4) 風袋引き装置を動作させ,零点を確認する。自動零点設定装置又は零トラッキング装置をもち,そ
の機能を切ることができない場合,装置の作動範囲から外れる近傍の荷重を速やかに荷重受け部に
負荷させる。
5) 表示値(I)を確認する。
6) A.1.2によって器差(E)を算出し,6.6.3に適合するか判断する。
JA.2.2 型式承認表示がないはかりの構造に係る技術上の基準
JA.2.2.1 構造に係る技術上の基準
構造に係る技術上の基準は,箇条5箇条8(6.12,6.13.10及び6.17を除く。)及び9.1による。
JA.2.2.2 構造検定の方法
構造検定の方法は,目視及び附属書A,附属書B又は附属書JEによって行う。
JA.2.3 器差検定
JA.2.3.1 器差検定の方法
JA.2.3.1.1 一般
器差検定は,次の点に留意して行う。
a) A.1.1の基準分銅等を用い,JA.1.2によって器差の算出を行う。重力加速度の範囲又は値が表記され
たはかりの場合,JA.1.2 g) によって重力加速度の補正を行う。ただし,はかりを使用する場所で器差
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検定を実施する場合は,重力加速度の補正は不要である。
b) 分銅を載せ降ろしするときには,荷重を段階的に増加又は減少するように(器差検定中に表示が零に
ならないように)注意する。ただし,懸垂式はかりは異なった試験荷重をそれぞれ静かに載せる。
c) デジタル表示のはかりは,質量を負荷していない状態において,表示が零となる位置を基点として行
う。ただし,零点表示装置を同一の視野において視定することができるはかりは,その零点表示装置
によって零点が正しく設定されていることを示す位置を基点とする。
d) 荷重受け部のあるはかりは,荷重受け部のほぼ中央に基準分銅等を載せて行う。
e) 懸垂式はかりは,計量物を懸垂する部分に基準分銅等を正しく懸垂して行う。
f) ひょう量の20 %を超える初期零点設定装置をもつはかりは,初期零点設定装置の設定範囲の上限付近
に相当する質量を負荷した状態で,初期零点設定装置を作動させて行う。
JA.2.3.1.2 試験荷重
試験荷重は,最小測定量からひょう量までの間から少なくとも五つの異なった試験荷重を選定する。ま
た,次の試験荷重を含まなければならない。
a) ひょう量付近(ひょう量が2 tを超える懸垂式はかりは,2 tの荷重とする。)
b) 最小測定量
c) 検定公差が変わる荷重又はその近くの荷重
d) 多目量はかりの場合は,部分計量範囲のひょう量又はその近くの荷重
JA.2.3.1.3 試験方法(懸垂式はかりを除く。)
試験方法は,次による。
a) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に零点を確認する。ただし,JA.1.2 d) によって,自動零点設定装置
又は零トラッキング装置を作動させてもよい。
b) 荷重受け部に最小測定量に相当する試験荷重を負荷する。
c) 表示値(I)を確認する。
d) A.1.2によって器差(E)を算出し,検定公差に適合するか判断する。
e) 最小測定量からひょう量まで順次段階的に表示が零にならないように試験荷重を載せ,試験荷重ごと
にc) d) を繰り返す。
f) ひょう量から零点まで順次段階的に表示が零にならないように試験荷重を降ろし,試験荷重ごとにc)
d) を繰り返し,全ての荷重を降ろした後,零点を確認する。
JA.2.3.1.4 懸垂式はかりの試験方法
試験方法は,次による。
a) 試験荷重を懸垂する前に零点を確認する。ただし,JA.1.2 d) によって,自動零点設定装置又は零トラ
ッキング装置を作動させてもよい。
b) 最小測定量に相当する試験荷重を懸垂させ負荷する。
c) 表示値(I)を確認する。
d) A.1.2によって器差(E)を算出し,検定公差に適合するか判断する。
e) 最小測定量からひょう量まで異なる試験荷重をそれぞれ静かに懸垂させ,試験荷重ごとにc) d) を繰
り返す。
JA.2.3.2 使用場所における器差検定
はかりの使用場所の表記がされているはかりは,はかりの使用場所で器差検定を行う。
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JA.3 精度等級1級精度等級4級を除くはかりに関する検定
JA.3.1 一般
この箇条は,既に使用されている平成12年8月9日に施行された検則以前の基準で製造されているはか
りについて,修理等を行った後,検定を行う場合の基準及び方法について規定する。
JA.3.1.1 基準分銅及び実用基準分銅
器差検定に使用する基準分銅等は,JA.1.1による。
JA.3.1.2 器差の算出
器差の算出は,次による。
a) 自動指示はかりにおける器差の算出式は,次の式によって算出する。
E=I−L
ここに, E : 器差
I : はかりの表示値
L : 試験荷重
注記 上記の算出式では器差の判定ができない場合は,JA.1.2 e)のΔLのように追加荷重を行い,表
示値(I)をI+0.5e−ΔLの計量値に置き換える必要がある。
b) 荷重受け部が二つある手動指示はかりの器差の計算は,次のうち,いずれかで行う。
1) 度表によって釣り合いを読み取るはかりは,次の式によって算出する。
Δ n1 n2 2n0
E
2 n2nΔ
ここに, Δ : はかりに表記されている感量
n0 : 空掛けの状態で3回測定したときの静止点の平均値
n1 : ひょう量又はひょう量の1/4に相当する分銅を両方の荷重受
け部に載せたときの静止点の値
n2 : n1を求めたときの分銅を交換して,両方の荷重受け部に載せ
たときの静止点の値
nΔ : n2を求めたときの状態で,感量に相当する質量の分銅を一方
の荷重受け部に載せたときの静止点の値
2) 度表以外によって釣り合いを読み取るはかりは,両方の荷重受け部に質量が同じ分銅を載せたとき
の計量値と質量を負荷していないときの計量値との差を算出する。
JA.3.2 型式承認表示がある精度等級H級,M級及びO級のはかりの検定の方法
JA.3.2.1 検定公差
検定公差は,表JA.3による。
表JA.3−H級,M級及びO級のはかりの検定公差
検定公差 目量(e)で表した質量(m)
精度等級H級 精度等級M級 精度等級O級
±0.5 e 0±1 e 2000 ±1.5 e − 2000 0.01 % 10000 JA.3.2.2 個々に定める性能の技術上の基準
個々に定める性能の技術上の基準は,JA.3.2.2.1JA.3.2.2.3による。
JA.3.2.2.1 感じ
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a) アナログ指示のはかりは,5.8.2.1による。
b) デジタル表示のはかりは,5.8.2.2による。
JA.3.2.2.2 繰返し性
繰返し性は,5.6.1による。
JA.3.2.2.3 偏置荷重
はかりのそれぞれの偏った位置に荷重したときの表示値と載せ台の中央に載せて計ったときの表示値と
の差が,検定公差の絶対値を超えてはならない。
a) 荷重受け部が一つのはかり(セクションをもつはかりは除く。)は,ひょう量の1/4に相当する荷重を
適用する。
b) セクション(被計量物の及ぼす力の1対の作用点を含む鉛直平面をいう。)をもつはかりは,ひょう量
の1/2に相当する荷重を適用する。
JA.3.2.3 個々に定める性能の検定の方法
個々に定める性能の検定の方法は,JA.3.2.3.1JA.3.2.3.3によって行う。
JA.3.2.3.1 感じ
試験方法は,三つの異なる荷重(零付近又は使用範囲の下限,ひょう量の1/2,及びひょう量相当)に
おいて,次による。
a) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に零点を確認する。自動零点設定装置をもつ場合は,試験荷重を荷
重受け部に載せる前に装置を作動させてもよい。
b) 任意の質量の試験荷重を負荷する。
c) 表示値(I)を確認する。
d) 載せた荷重に対する目量に相当する分銅を荷重受け部の上方1 cm(落下させる分銅の質量が5 g以下
の場合にあっては約2 cm,1 kg以上の場合にあっては約5 mm)の位置から落下させる。
e) 表示値(I)を確認する。
f) 5.8.2.1又は5.8.2.2に適合するかを判断する。
g) 異なった荷重において,a) f) を繰り返す。
JA.3.2.3.2 繰返し性
試験方法は,次による。
a) 試験荷重を荷重受け部に載せる前に表示装置の零点を確認する。
b) ひょう量の約25 %の試験荷重(ひょう量が2 tを超える懸垂式はかりの場合は,2 tの試験荷重とする。)
を負荷する。
c) 表示値(I)を確認する。
d) ) c) を2回(計3回)繰り返す。
e) 全ての計量結果の間の差が5.6.1に適合するかを判断する。
JA.3.2.3.3 偏置荷重
試験方法は,はかりの載せ台の中央にJA.3.2.2.3の試験荷重を載せて計ったときの表示値を確認した後
に,次のいずれかによる(懸垂式はかりなどの荷重受け部の偏った位置への荷重がされない構造のはかり
を除く。)。
a) 荷重受け部の支持点が2点以下のはかりの試験方法は,次による。
1) 図JA.2の位置に試験荷重を負荷する。
2) 試験荷重は,JA.3.2.2.3による。
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3) 表示値(I)を確認する。
4) 表示値(I)と載せ台の中央に試験荷重を載せて計ったときの表示値との差が,JA.3.2.2.3に適合す
るかを判断する。
5) 1)4) を繰り返し,他の区分を試験する。
b) 荷重受け部の支持点が3点以上のはかりの試験方法は,次による。
1) 図JA.3の位置に試験荷重を負荷する。
2) 試験荷重は,JA.3.2.2.3による。
3) 表示値(I)を確認する。
4) 表示値(I)と載せ台の中央に試験荷重を載せて計ったときの表示値との差が,JA.3.2.2.3に適合す
るかを判断する。
5) 1)4) を繰り返し,他の区分を試験する。
図JA.2−支持点が2点以下の場合 図JA.3−支持点が3点以上の場合
c) セクションが2のはかりの試験方法は,次による。
1) 図JA.4の位置に試験荷重を負荷する。
2) 試験荷重は,JA.3.2.2.3による。
3) 表示値(I)を確認する。
4) 表示値(I)と載せ台の中央に試験荷重を載せて計ったときの表示値との差が,JA.3.2.2.3に適合す
るかを判断する。
5) 1)4) を繰り返し,他の区分を試験する。
d) セクションが3以上のはかりの試験方法は,次による。
1) 図JA.5の位置に試験荷重を負荷する。
2) 試験荷重は,JA.3.2.2.3による。
3) 表示値(I)を確認する。
4) 表示値(I)と載せ台の中央に試験荷重を載せて計ったときの表示値との差が,JA.3.2.2.3に適合す
るかを判断する。
5) 1)4) を繰り返し,他の区分を試験する。
図JA.4−セクションが2の場合 図JA.5−セクションが3以上の場合
――――― [JIS B 7611-2 pdf 135] ―――――
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JIS B 7611-2:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 76-1:2006(MOD)
JIS B 7611-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.100 : 力,重さ及び圧力の測定
JIS B 7611-2:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7609:2008
- 分銅
- JISB7612-1:2008
- 質量計用ロードセル―第1部:アナログロードセル
- JISB7612-2:2008
- 質量計用ロードセル―第2部:デジタルロードセル
- JISZ8103:2019
- 計測用語