JIS B 7730:2017 ロックウェル硬さ試験―基準片の校正

JIS B 7730:2017 規格概要

この規格 B7730は、JIS B 7726に規定するロックウェル硬さ試験機の間接検証,試験機の日常の精度管理などに用いるA~H,K,N及びTスケールの硬さ基準片の校正方法について規定。

JISB7730 規格全文情報

規格番号
JIS B7730 
規格名称
ロックウェル硬さ試験―基準片の校正
規格名称英語訳
Rockwell hardness test -- Calibration of reference blocks
制定年月日
1962年9月1日
最新改正日
2017年8月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6508-3:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

19.060, 77.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
計測標準 2019
改訂:履歴
1962-09-01 制定日, 1965-10-01 確認日, 1968-11-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1975-02-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1980-02-01 改正日, 1986-07-01 確認日, 1991-05-01 確認日, 1993-07-01 改正日, 1997-11-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2010-08-20 改正日, 2015-10-20 確認日, 2017-08-21 改正
ページ
JIS B 7730:2017 PDF [18]
                                                                                   B 7730 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 基準片の製造方法及び形状・・・・[2]
  •  4.1 製造方法・・・・[2]
  •  4.2 形状及び寸法・・・・[2]
  •  5 校正用試験機・・・・[2]
  •  5.1 一般・・・・[2]
  •  5.2 試験力・・・・[2]
  •  5.3 ダイヤモンド圧子・・・・[2]
  •  5.4 球圧子の球・・・・[4]
  •  5.5 押込み深さ測定装置・・・・[4]
  •  5.6 試験条件・・・・[4]
  •  6 基準片の校正手順・・・・[4]
  •  7 基準片の硬さの均一性・・・・[5]
  •  8 表示・・・・[5]
  •  9 基準片の硬さ値の有効性・・・・[6]
  •  附属書A(参考)基準片の均一性・・・・[7]
  •  附属書B(参考)硬さ基準片の硬さ平均値の不確かさ・・・・[9]
  •  附属書C(規定)基準ダイヤモンド圧子の条件・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)校正用試験機の管理方法・・・・[14]
  •  参考文献・・・・[15]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7730 pdf 1] ―――――

B 7730 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本試験機工業会
(JTM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7730:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7730 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7730 : 2017

ロックウェル硬さ試験−基準片の校正

Rockwell hardness test-Calibration of reference blocks

序文

  この規格は,2015年に第3版として発行されたISO 6508-3を基とし,国内の実情を反映させるため技
術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 7726に規定するロックウェル硬さ試験機の間接検証,試験機の日常の精度管理など
に用いるAH,K,N及びTスケールの硬さ基準片(以下,基準片という。)の校正方法について規定す
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6508-3:2015,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part 3: Calibration of reference blocks
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
注記 対応国際規格 : ISO 4287,Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture: Profile
method−Terms, definitions and surface texture parameters
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機及び圧子の検証及び校正
注記 対応国際規格 : ISO 6508-2,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part 2: Verification and
calibration of testing machines and indenters
JIS B 7728 一軸試験機の検証に使用する力計の校正方法
注記 対応国際規格 : ISO 376,Metallic materials−Calibration of force-proving instruments used for the
verification of uniaxial testing machines
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法

――――― [JIS B 7730 pdf 3] ―――――

2
B 7730 : 2017
注記 対応国際規格 : ISO 6508-1,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part 1: Test method
JIS Z 8103 計測用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103による。

4 基準片の製造方法及び形状

4.1 製造方法

  基準片の製造方法は,次による。
a) 基準片の材料は,硬さ均一性を保たせることを考慮して選定する。
b) 基準片は,所定の硬さを得るために必要な熱処理を行い,硬さが均一で,経時変化が生じないような
製造方法とする。
c) 鋼製の基準片は,磁気を帯びていないようにする。
d) 基準片には,硬さ測定に有害なきずなどがあってはならない。

4.2 形状及び寸法

  基準片の形状及び寸法は,表1による。表面粗さの定義は,JIS B 0601による。また,平行度及び平面
度の定義は,JIS B 0621による。
基準片の使用面は,1平面だけとする。また,周縁から4 mm以上内側を使用範囲とする。
表1−基準片の形状及び寸法
厚さ 6 mm以上
平面度(使用面) 10 m以下
平行度(裏面に対する) 20 m/50 mm以下
表面粗さRaの 使用面 0.3 m
許容値 裏面 0.8 m
注記 基準片の厚さは,6 mm以上が望ましい。また,測定
くぼみ数の増加による硬さ変化の影響を最小限に抑
えるため,厚い基準片を用いることが望ましい。

5 校正用試験機

5.1 一般

  校正用試験機は,JIS B 7726の規定に適合し,更に5.25.6を満足しなければならない。また,直接検
証は12か月以内の間隔で行う。検証は(23±5) ℃で,国家標準にトレーサブルな機器を用いて行う。
注記 校正用試験機の管理方法を参考として附属書JAに示す。

5.2 試験力

  試験力の測定に用いる力計は,JIS B 7728の0.5級以上とし,初試験力の許容差は,呼び値に対して±
0.2 %とし,全試験力の許容差は,呼び値に対して±0.1 %とする。試験力を測定するときの圧子取付け軸
の位置は,基準の位置及び硬さ指示の位置とする。

5.3 ダイヤモンド圧子

  ダイヤモンド圧子は,12か月以内の周期で間接検証し,直接検証の周期は,5年以下とする。ダイヤモ
ンド圧子の形状測定は,等間隔の8断面以上について,次によって行う。

――――― [JIS B 7730 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 7730 : 2017
a) ダイヤモンド円すい(錐)部の円すい角は,中心軸を含む各断面で120°±0.17°とし,平均は,120°
±0.1°とする。
b) ダイヤモンド円すい部の母線の真直度は,0.4 mm当たり0.000 5 mm以下とする。
c) ダイヤモンド先端の球面部の半径は,中心軸を含む8断面以上で測定し,各断面の半径は,(0.200±
0.007) m,平均値は,(0.200±0.005) mとする。また,断面の部分円の輪郭度は,0.002 mm以下と
する。
注記 ダイヤモンド圧子の先端は,通常,完全な球形ではなく,測る場所によって半径が異なる。
圧子軸に対するダイヤモンドの結晶方位によって,先端の研磨されやすさが異なるため,中
央の圧子軸付近の面で表面がより平らになったり,とが(尖)ったりする。ダイヤモンド先
端の球面部(真球度)は,幅の異なる複数の測定領域を測定することで評価できる。この測
定領域は,圧子軸に対して垂直な線に沿って測定した幅によって制限がある。例えば,次の
領域を評価することができる。
・ 圧子軸から±80 μm
・ 圧子軸から±60 μm
・ 圧子軸から±40 μm
d) ダイヤモンドの円すい部の中心軸は,ホルダーの座面に対して90°±0.3°とする。
e) 円すい部と先端の球面部とは滑らかに正接していなければならない。両者の接続部に相当する圧子軸
から90 m110 mの領域は,測定から除外する。
f) ダイヤモンド圧子の硬さ特性は,基準圧子に対する3点の硬さ平均値の差で±0.4 HRとする。比較す
る硬さは,表2表5による。基準ダイヤモンド圧子の条件は,附属書Cによる。
表2−ロックウェルとロックウェルスーパーフィシャルスケール硬さ基準片(A,C,D及びN)
校正用圧子との比較に使用する硬さレベル
スケール 呼び硬さ 硬さレベル
HRC 23 2026
HRC 55 5258
HR45N 43 4046
HR15N 91 8894
表3−ロックウェルとロックウェルスーパーフィシャルスケール硬さ基準片(A,C,D及びN)
校正用圧子との比較に使用する代替硬さレベル
スケール 呼び硬さ 硬さレベル
HRC 25 2228
HRC 63 6065
HR30N 64 6069
HR15N 91 8894

――――― [JIS B 7730 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 7730:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6508-3:2015(MOD)

JIS B 7730:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7730:2017の関連規格と引用規格一覧