JIS B 7755:2011 金属用シャルピー振り子式衝撃試験―計装化装置

JIS B 7755:2011 規格概要

この規格 B7755は、鉄鋼材料に関するVノッチ試験片による計装化シャルピー振り子式衝撃試験,並びにその計装化装置及び記録装置の必要条件について規定。

JISB7755 規格全文情報

規格番号
JIS B7755 
規格名称
金属用シャルピー振り子式衝撃試験―計装化装置
規格名称英語訳
Charpy pendulum impact test for metal -- Instrumentation
制定年月日
1993年10月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14556:2000(IDT)
国際規格分類

ICS

77.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1993-10-01 制定日, 2003-05-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2011-04-20 改正日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 7755:2011 PDF [16]
                                                                   B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.1 衝撃力の特性値・・・・[1]
  •  3.2 変位の特性値・・・・[2]
  •  3.3 衝撃エネルギーの特性値・・・・[2]
  •  4 記号・・・・[3]
  •  5 原理・・・・[3]
  •  6 試験装置・・・・[4]
  •  6.1 試験機・・・・[4]
  •  6.2 計装化装置及び校正・・・・[4]
  •  7 試験片・・・・[6]
  •  8 試験手順・・・・[6]
  •  9 試験結果の評価方法・・・・[6]
  •  9.1 一般・・・・[6]
  •  9.2 衝撃力-変位曲線の評価・・・・[6]
  •  9.3 衝撃力の特性値の決定・・・・[7]
  •  9.4 変位の特性値の決定・・・・[7]
  •  9.5 衝撃エネルギーの特性値の決定・・・・[7]
  •  9.6 延性破面率の決定・・・・[9]
  •  10 試験報告書・・・・[9]
  •  附属書A(参考)計装化衝撃刃形状及びそれから得られる衝撃力波形・・・・[11]
  •  附属書B(参考)2 mm衝撃刃の校正用支持ブロックの例・・・・[12]
  •  附属書C(参考)延性破面率の計算式・・・・[13]
  •  参考文献・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7755 pdf 1] ―――――

B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本試験機工業会
(JTM)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7755:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7755 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7755 : 2011
(ISO 14556 : 2000)

金属用シャルピー振り子式衝撃試験−計装化装置

Charpy pendulum impact test for metal-Instrumentation

序文

  この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 14556を基に,技術的内容を変更することなく作成
した日本工業規格(日本産業規格)であるが,Amendment 1:2006については,試験片の形状及びアンビル部の構成がJIS B
7722と異なり,かつ,国内での実施例もないことから,この規格からは除外した。

1 適用範囲

  この規格は,鉄鋼材料に関するVノッチ試験片による計装化シャルピー振り子式衝撃試験,並びにその
計装化装置及び記録装置の必要条件について規定する。
この規格は,受渡当事者間の協定によって他の金属材料に適用できる。
この試験は,試験体の破壊特性について多くの情報を提供する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14556:2000,Steel−Charpy V-notch pendulum impact test−Instrumented test method(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7722 シャルピー振子式衝撃試験−試験機の検証
注記 対応国際規格 : ISO 148-2,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 2: Verification
of test machines(MOD)
JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 148-1,Metallic materials−Charpy pendulum impact test−Part 1: Test method
(MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2242によるほか,次による。

3.1 衝撃力の特性値

    注記 衝撃力の特性値の単位は,ニュートン(N)で表す。
3.1.1
降伏衝撃力(general yield force),Fgy

――――― [JIS B 7755 pdf 3] ―――――

2
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
衝撃力−変位曲線の線形増加部から曲線増加部へ変化する点での衝撃力。
注記 ノッチ下全領域で降伏が生じる衝撃力の第一次近似を表している(9.3参照)。
3.1.2
最大衝撃力(maximum force),Fm
衝撃力−変位曲線中の最大衝撃力。
3.1.3
き裂発生時衝撃力(crack initiation force),Fiu
衝撃力−変位曲線の急激な低下の開始点の衝撃力。
注記 不安定き裂進展の開始を表す。
3.1.4
き裂進展停止時衝撃力(crack arrest force),Fa
不安定き裂進展の停止時点の衝撃力。

3.2 変位の特性値

    注記 変位の特性値の単位は,メートル(m)で表す。
3.2.1
降伏衝撃力時変位(general yield displacement),sgy
降伏衝撃力Fgyに対応する変位。
3.2.2
最大衝撃力時変位(displacement at maximum force),sm
最大衝撃力Fmに対応する変位。
3.2.3
き裂発生時変位(crack initiation displacement),siu
不安定き裂進展の開始時点での変位。
3.2.4
き裂進展停止時変位(crack arrest displacement),sa
不安定き裂進展の停止時点での変位。
3.2.5
全変位(total displacement),st
衝撃力−変位曲線の終局点での変位。

3.3 衝撃エネルギーの特性値

    注記 衝撃エネルギーの特性値の単位は,ジュール(J)で表す。
3.3.1
最大衝撃力時エネルギー(energy at maximum force),Wm
s=0からs=smまでの部分衝撃エネルギー。
3.3.2
き裂発生時エネルギー(crack initiation energy),Wiu
s=0からs=siuまでの部分衝撃エネルギー。
3.3.3
き裂停止時エネルギー(crack arrest energy),Wa
s=0からs=saまでの部分衝撃エネルギー。

――――― [JIS B 7755 pdf 4] ―――――

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B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
3.3.4
全衝撃エネルギー(total impact energy),Wt
s=0からs=stまでの衝撃力−変位曲線下面積から計算される試験片の破断までの吸収エネルギー。

4 記号

  この規格で用いる記号は,表1による(図2及び図3参照)。
表1−記号
記号 定義 単位記号
fg 出力周波数限界 Hz
F 力 N
Fa き裂進展停止時衝撃力 N
Fgy 降伏衝撃力 N
Fiu き裂発生時衝撃力 N
Fm 最大衝撃力 N
gn 重力加速度 m/s2
h 振り子打撃中心の落下高さ(JIS B 7722参照) m
KV JIS Z 2242の定義による吸収エネルギー J
m 振り子の有効重量に対応する有効質量(JIS B 7722参照) kg
s 変位 m
sa き裂進展停止時変位 m
sgy 降伏衝撃力時変位 m
siu き裂発生時変位 m
sm 最大衝撃力時変位 m
st 全変位 m
t 時間 s
t0 試験片の変形開始時間 s
tr 信号立上がり時間 s
v 衝撃速度 m/s
v0 ハンマの初期衝撃速度 m/s
vt 時間tでのハンマの衝撃速度 m/s
Wa き裂停止時エネルギー J
Wiu き裂発生時エネルギー J
Wm 最大衝撃力時エネルギー J
Wt 全衝撃エネルギー J

5 原理

5.1 この規格は,JIS Z 2242に従って実施する衝撃試験において,衝撃力及び試験片曲げ変位の計測に関
するものである。衝撃力−変位曲線下の面積は,試験片に吸収されたエネルギーを表す。
5.2 異なった鉄鋼材料及び異なった温度について得られる衝撃力−変位曲線は,曲線下の面積及び吸収エ
ネルギーが同一であったとしても,全く異なった形状になる。衝撃力−変位曲線は,試験片の破壊特性に
関する重要な情報を与える複数の特徴的な部分に分割できる。
注記 衝撃力−変位曲線から直接構造物の強度を計算することはできない。また,構造物内の材料の
最低許容使用温度を,この試験だけから直接決定することはできない。

――――― [JIS B 7755 pdf 5] ―――――

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JIS B 7755:2011の引用国際規格 ISO 一覧

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