JIS B 7755:2011 金属用シャルピー振り子式衝撃試験―計装化装置 | ページ 3

                                                                                              9
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
図3−衝撃力の特性値の決定

9.6 延性破面率の決定

  衝撃力−変位曲線又は衝撃力−時間曲線の経過中に,衝撃力の急激な降下がない場合(図2のタイプF
の曲線)には,破壊面における延性破壊面の比率は全破壊面の100 %としてよい。衝撃力の急激な降下が
生じる場合には,降下量は他の衝撃力の特性値に関連し,附属書Cに示す式の一つを用いて求める延性破
面率を近似値としてもよい。

10 試験報告書

  試験報告書に記載する情報は,次による。
a) 規格番号(JIS B 7755)
b) 試験片の寸法
c) 試験片の識別番号(等級,製造番号)
d) サンプリングの方向及び位置
e) 衝撃刃の刃先半径
f) 試験機の識別番号及び定格エネルギー
g) 摂氏単位での試験温度
h) IS Z 2242によるジュール単位での有効吸収エネルギーKV
試験片を破断することなく試験機から取り除くことができた場合は,試験結果は括弧付で表し,ま
た試験片は“未破断”と記載する。
i) 9.2による衝撃力−変位曲線のタイプ

――――― [JIS B 7755 pdf 11] ―――――

10
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
衝撃力−変位曲線が図2に示すタイプAタイプFに当てはめることができない場合は,その曲線
の概略を記載する。
j) 衝撃力−変位曲線を評価する場合は,9.3,9.4及び9.5に従って求める衝撃力,変位及び衝撃エネルギ
ーの特性値
k) 必要であれば,破壊面の延性破面率の評価値及び使用した式

――――― [JIS B 7755 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
附属書A
(参考)
計装化衝撃刃形状及びそれから得られる衝撃力波形
単位 mm
1 : 電気抵抗線形ひずみゲージ
図A.1−ひずみゲージを装着した衝撃刃の例

――――― [JIS B 7755 pdf 13] ―――――

12
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
附属書B
(参考)
2 mm衝撃刃の校正用支持ブロックの例
単位 mm
表面粗さ単位
注記 最小硬さ=56 HRC
図B.1

――――― [JIS B 7755 pdf 14] ―――――

                                                                                             13
B 7755 : 2011 (ISO 14556 : 2000)
附属書C
(参考)
延性破面率の計算式
延性破面率Dの近似値(20 %程度)の計算は,次のいずれかの式による。
Fiu Fa
D 1 100 % (C.1)
Fm
Fiu Fa
D 1 100 % (C.2)
Fm Fm Fyg
Fiu Fa
D 1 100 % (C.3)
Fm K Fm Fyg
ここに,K 1/2
Fgy
2
Fm Fiu Fa
D 1 100 % (C.4)
3 Fm Fm
注記 これらの式は,様々な研究機関によって,また異なった延性範囲について作成されたものであ
る(参考文献[5]参照)。
使用する式の選択は,種々の経験に基づくことが望ましい。例えば,式(C.3)は,幾つかの圧
力容器用鋼に適用できる。

――――― [JIS B 7755 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS B 7755:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14556:2000(IDT)

JIS B 7755:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7755:2011の関連規格と引用規格一覧