JIS B 8101:2021 蒸気タービンの一般仕様 | ページ 13

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B 8101 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
7.4.1 7.4.1 変更 我が国の釣合い試験方法
対応国際規格では,釣合い試験方法及び規
は“受渡当事者間の協議”
定値が追加になったが,試験方法及び規定
によることなので,IEC
値は,我が国では製造業者の社内規格に基
への提案はしない。
づくものであるため,“受渡当事者間の協
議による”に変更した。
7.4.2 7.4.2 変更 原子力発電所で行われる定格熱出力一定我が国の運転実態による
運転のように定格負荷を超えて運転することなので,IECへの提
案はしない。
場合もあるため,このJISでは,上限の回
転速度を“定格負荷(定格負荷を超えて運
転を行う場合にあっては,その最大の負
荷)を遮断したときに達する回転速度ま
で”と明確に規定した。
対応国際規格では,“タービン及び被駆動
機を組み合わせた危険速度は,定格速度の
94 %から,調速装置が機能しない状態で
100 %負荷を遮断したときに達する回転速
度までの範囲での運転に支障がないよう
に,定格速度から十分に離しておく。”と規
定していたが,今回の対応国際規格の改正
で,ISO 21940-31を引用した振動感度での
規定に変更になった。我が国において,振
動感度での規定は一般的ではないため,受
渡当事者間の協議によるものとした。
7.4.3 7.4.3 変更 我が国の製造業者の実績
対応国際規格では,過速度試験における試
によることなので,IEC
験回転速度を具体的に示していないため,
への提案はしない。
このJISでは,国内製造業者の実績を踏ま
え,旧規格と同じ定格速度の115 %以下と
することが望ましいと規定した。
7.4.4 7.4.4 追加 IECへの提案を検討す
対応国際規格では,タービン翼に関する規
る。
定はないが,大容量タービンにおける低圧
タービン翼の長大化に伴い,電力系統のじ
ょう乱に対する翼軸連成振動を考慮した
設計が必要なため,このJISでは追加した。
7.6 7.6 追加 IECへの提案を検討す
対応国際規格では,軸受油の戻り油の流れ
を直接監視するサイトグラス設置の規定る。
はないが,運転中の軸受などの健全性を把
握するために重要であるため,このJISで
は追加した。
対応国際規格では構造上困難な場合の規
定はないが,このJISでは軸流排気形ター
ビンのように,構造上困難な場合の取扱い
について明確にするため追加した。
7.8 7.8 変更 対応国際規格の規定に従うと表面温度は運転者にとって安全であ
70 ℃から80 ℃となり,運転者にとって安
る具体的な温度が提示で
全である温度としての絶対値の指定とはきないため,IECへの提
案はしない。
ならないことから,このJISでは購入者が
保温材の表面温度を指定するとし,温度を
規定しなかった。

――――― [JIS B 8101 pdf 61] ―――――

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B 8101 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
7.9 7.9 変更 我が国の法規などに基づ
対応国際規格では,溶接に関する情報が追
削除 くものなので,IECへは
加になり,附属書A(参考)を参照するこ
とになった。 提案しない。
我が国における蒸気タービンを構成する
溶接部においては,電気事業法第52 条に
基づく溶接事業者検査だけが規制対象で
あり,その他の溶接部は,製造業者の社内
基準に基づき,設計,施工及び管理が行わ
れていることから,附属書Aを削除した。
10.2 10.2 追加 IECへの提案を検討す
大容量機の場合,主軸受は金属温度(ホワ
る。
イトメタル部)で監視することが既に実施
されているので,この規定を追加した。
11.3.3 11.3.3 変更 我が国の実運転の状況に
対応国際規格では,速度及び負荷の調整範
囲について,−5 %+5 %と規定しているよるものなので,IECへ
は提案しない。
が,このJISでは,実運転の状態を考慮し
て,−6 %+6 %と規定した。
11.3.4 11.3.4 変更 対応国際規格では,表4の調速装置の速度
我が国の設備実態による
調定率及び不感帯特性について機械式のものなので,IECへは提
案しない。
記載が削除されたが,国内には稼働中の機
械式調速装置が多く存在することから,機
械式の記載を維持した。
対応国際規格では,表4の傾斜速度調定率
我が国の実運転の状況に
よるものなので,IECへ
について,電気−油圧式調速装置の定格出
力20 000 kW以上で,定格出力の0 %90 %は提案しない。
の範囲では3 %8 %と規定しているが,
実運転の状態を考慮して,旧規格のとおり
2 %10 %と規定した。
11.4.1.2 11.4.1.2 追加 IECへの提案を検討す
スラスト保護装置は,タービンの保護のた
めの重要なトリップ装置の一つであるこる。
とから,このJISでは追加した。
11.4.1.3 11.4.1.3 追加 我が国の実態によること
対応国際規格では,復水器真空度低下の項
目の記載がないが,真空度低下に対してなので,IECへの提案は
しない。
は,トリップ装置を設けるとともに,トリ
ップ設定値よりも高い真空度で警報も出
すのが一般的であることから,このJISで
は追加した。
11.4.1.4 11.4.1.4 変更 IECへの提案を検討す
対応国際規格では,非常調速装置の作動範
囲を定格速度の109 %111 %としている る。
が,109 %以下であっても,安全上問題はな
いため,このJISでは111 %以下と規定し
た。
11.5.1 11.5.1 追加 IECへの提案を検討す
対応国際規格では,小容量タービンに対す
る。
る扱いが記載されていないが,JISでは小
容量タービンに関する扱いも分かりやす
くするために,“小容量タービンの場合は,
これに準じる”との記載を追加した。

――――― [JIS B 8101 pdf 62] ―――――

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B 8101 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
11.5.2 11.5.2 追加 我が国の実態によること
対応国際規格では,タービン排気圧力計の
なので,IECへの提案は
記載がないが,このJISではタービンの排
気圧力と各ケーシング出口蒸気圧力とをしない。
区分し,分かりやすくしていることから,
タービンの排気圧力を項目として追加し
た。
IECへの提案を検討す
対応国際規格では,排気温度計の記載がな
る。
いが,排気温度もタービンの運転状態を監
視する上で重要な項目であることから,こ
のJISでは追加した。
11.5.3 11.5.3 変更 我が国の実態によること
対応国際規格では,電力計に関し,“タービ
なので,IECへの提案は
ン契約範囲外である場合が多い”との注意
しない。
書きがあるが,タービン契約範囲外である
か否かは技術的に意味がないことである
ため,このJISでは注意書きを記載しなか
った。
IECへの提案を検討す
対応国際規格では,軸位置計の記載がない
る。
が,この位置関係は,タービンの保安上重
要な項目の一つであることから,このJIS
では追加した。
11.5.4 11.5.4 変更 我が国の実態によること
対応国際規格では,復水器真空度を追加計
なので,IECへの提案は
器として記載しているが,このJISでは“タ
しない。
ービンの排気圧力”として標準計器の項目
で規定していることから削除した。
対応国際規格では,第1段後圧力が項目と
我が国の実態によること
なので,IECへの提案は
して記載されていないが,第1段後圧力も
タービン運転状態を監視する上で重要なしない。
項目の一つであることから,このJISでは
追加した。
13 13 変更 対応国際規格では,ISO 20816-1,及びISO
我が国の法規などに基づ
20816-2又はISO 10816-3に基づき,振動くものなので,IECへは
の評価を行うことが推奨された。 提案しない。
国内では,タービン振動は軸又は軸受の振
動の全振幅で評価する考えが定着してお
り,このJISではJESC T0003(2020)(発
電用蒸気タービン規程 : JEAC 3703-2020)
を参考にして運転の警報上限値を規定し
た。

――――― [JIS B 8101 pdf 63] ―――――

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B 8101 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
15.2 15.2 変更 例外規定については,次
対応国際規格では,大気圧以上の全ての部
回の改正時にIECへ提案
品について,1.5倍の水圧試験を実施する
する。
ことを規定している。しかし,“発電用火力
設備の技術基準の解釈”第5条において1.3
倍での水圧試験が規定されていることか
ら,今回の改正で1.3倍に変更した。また,
材料又は試験条件によっては,必ずしも
1.3倍の水圧試験を行うことが適切でない
場合もあるので,試験圧力又は試験方法に
ついては,受渡当事者間の協議によること
ができる例外規定を追加した。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS B 8101:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60045-1:2020(MOD)

JIS B 8101:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8101:2021の関連規格と引用規格一覧