JIS B 2356-2:2021 油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手―エラストマシール又はエッジシールによるメートルねじポート及び継手端部―第2部:エラストマシール(タイプE)による継手端部

JIS B 2356-2:2021 規格概要

この規格 B2356-2は、JIS B 0205-2に規定するメートルねじをもつ高圧用(Sシリーズ)及び中圧用(Lシリーズ)の継手端部,並びにこれらに使用するエラストマシールの寸法,性能及び試験方法について規定。

JISB2356-2 規格全文情報

規格番号
JIS B2356-2 
規格名称
油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手―エラストマシール又はエッジシールによるメートルねじポート及び継手端部―第2部 : エラストマシール(タイプE)による継手端部
規格名称英語訳
Connections for general use and fluid power -- Ports and stud ends with ISO 261 threads with elastomeric or metal-to-metal sealing -- Part 2:Stud ends with elastomeric sealing (type E)
制定年月日
2000年8月20日
最新改正日
2021年5月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 9974-2:1996(IDT)
国際規格分類

ICS

23.100.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-08-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2021-05-20 改正
ページ
JIS B 2356-2:2021 PDF [13]
                                                                 B 2356-2 : 2021 (ISO 9974-2 : 1996)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 寸法・・・・[2]
  •  5 要求事項・・・・[3]
  •  6 エラストマシール・・・・[4]
  •  7 試験方法・・・・[5]
  •  8 呼び方・・・・[7]
  •  9 規格適合表示・・・・[8]
  •  附属書A(規定)ポート及び継手端部の試験成績書様式・・・・[9]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 2356-2 pdf 1] ―――――

           B 2356-2 : 2021 (ISO 9974-2 : 1996)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本フルードパワー工業会(JFPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて
日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本産業規格である。これによって,JIS B 2356-2:2000は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 2356規格群(油圧·空気圧用及び一般用途用金属製管継手−エラストマシール又はエッジシール
によるメートルねじポート及び継手端部)は,次に示す部で構成する。
JIS B 2356-1 第1部 : メートルねじポート
JIS B 2356-2 第2部 : エラストマシール(タイプE)による継手端部

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 2356-2 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 2356-2 : 2021
(ISO 9974-2 : 1996)

油圧·空気圧用及び一般用途用金属製管継手−エラストマシール又はエッジシールによるメートルねじポート及び継手端部−第2部 : エラストマシール(タイプE)による継手端部

Connections for general use and fluid power-Ports and stud endswith ISO 261 threads with elastomeric or metal-to-metal sealing-Part 2: Stud ends with elastomeric sealing (type E)

序文

  この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 9974-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 0205-2に規定するメートルねじをもつ高圧用(Sシリーズ)及び中圧用(Lシリーズ)
の継手端部,並びにこれらに使用するエラストマシールの寸法,性能及び試験方法について規定する。ま
た,継手端部及びエラストマシールの呼び方についても規定する。Eタイプシールの継手端部の最高使用
圧力は,Sシリーズは63 MPa,Lシリーズは25 MPaとする。
油圧応用分野での設計には,ISO 1179規格群,ISO 9974規格群及びISO 11926規格群の関連部分に従っ
たねじポート及び継手端部ではなく,ISO 6149規格群に従ったポート及び継手端部を使用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9974-2:1996,Connections for general use and fluid power−Ports and stud ends with ISO 261 threads
with elastomeric or metal-to-metal sealing−Part 2: Stud ends with elastomeric sealing (type E)(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧·空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部 : 全体系

――――― [JIS B 2356-2 pdf 3] ―――――

           2
B 2356-2 : 2021 (ISO 9974-2 : 1996)
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−
General plan
JIS B 0401-2 製品の幾何特性仕様(GPS)−長さに関わるサイズ公差のISOコード方式−第2部 : 穴
及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 286-2,Geometrical product specifications (GPS)−ISO code
system for tolerances on linear sizes−Part 2: Tables of standard tolerance classes and limit deviations
for holes and shafts
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部 : ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B及
びC
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 4759-1,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs
and nuts−Product grades A, B and C
JIS K 2001 工業用潤滑油−ISO粘度分類
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 3448:1992,Industrial liquid lubricants−ISO viscosity
classification
JIS K 6253-2 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第2部 : 国際ゴム硬さ(10 IRHD100
IRHD)
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 48-2,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination
of hardness−Part 2: Hardness between 10 IRHD and 100 IRHD
JIS K 6330-8 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第8部 : 衝撃圧力試験
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 6803:1994,Rubber or plastics hoses and hose assemblies−
Hydraulic pressure impulse test without flexing
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 6508-1,Metallic materials−Rockwell hardness test−Part
1: Test method

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。

4 寸法

  継手端部の寸法及び形状は,図1及び表1による。六角二面幅寸法の許容差は,JIS B 1021の部品等級
Cによる。

――――― [JIS B 2356-2 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
B 2356-2 : 2021 (ISO 9974-2 : 1996)
単位 mm
表面粗さ μm
図1−継手端部の形状
表1−継手端部の寸法
単位 mm
ねじ d5 d6 d7 d8 L4 L5 L6 L7 R1 R2 s W
(d1×P) Lシリーズ Sシリーズ
0 0.1
+ 0 0.3
+ 0.1 ±0.1 ±0.1
+
呼びa) 許容差b) 呼びa) 許容差b)
−0.2 0 ±0.2 最小
−0.2 0 0
+0.18
M10×1 4 0 − − 13.9 12 8.3 8 1.5 2 0.7 1 0.5 14 0.1
+0.18 +0.18
M12×1.5 6 0 4 0 16.9 14.5 9.7 12 2 3 1.2 1.2 0.5 17
+0.22 +0.18
M14×1.5 7 0 5 0 18.9 16.6 11.7 12 2 3 1.2 1.2 0.5 19
+0.22 +0.22
M16×1.5 9 0 7 0 21.9 19 13.7 12 2 3 1.2 1.2 0.5 22
+0.27 +0.22
M18×1.5 11 0 8 0 23.9 21 15.7 12 2.5 3 1.2 1.2 0.6 24
+0.22
M20×1.5 c) − − 10 0 25.9 23 17.7 14 2.5 3 1.2 1.2 0.6 27
+0.27 +0.27
M22×1.5 14 0 12 0 26.9 24.5 19.7 14 3 3 1.2 1.2 0.6 27
+0.27
M26×1.5 18 0 − − 31.9 29.3 23.8 16 3 3 1.2 1.2 0.6 32 0.2
+0.27
M27×2 − − 16 0 31.9 29.3 23.8 16 3 4 1.2 1.6 0.6 32
+0.33 +0.33
M33×2 23 0 20 0 39.9 36 29.6 18 3 4 1.6 1.6 0.8 41
+0.33 +0.33
M42×2 30 0 25 0 49.9 46 38.6 20 3 4 1.6 1.6 0.8 50
+0.39 +0.39
M48×2 36 0 32 0 54.9 51 44.5 22 3 4 1.6 1.6 0.8 55
注a) 最大呼び径。
注b) 許容差は,JIS B 0401-2のH13級による。
注c) 計測用にだけ適用する。

5 要求事項

5.1  最高使用圧力
低炭素鋼製の継手端部は,表2の最高使用圧力で使用できるように,設計しなければならない。

――――― [JIS B 2356-2 pdf 5] ―――――

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