JIS B 8356-7:2006 油圧用フィルタ性能評価方法―第7部:差圧―流量特性試験

JIS B 8356-7:2006 規格概要

この規格 B8356-7は、フィルタ製造業者及び使用者間における油圧用フィルタの差圧-流量特性を評価するための共通する手順について規定。

JISB8356-7 規格全文情報

規格番号
JIS B8356-7 
規格名称
油圧用フィルタ性能評価方法―第7部 : 差圧―流量特性試験
規格名称英語訳
Hydraulic fluid power -- Filters -- Evaluation of filter performance -- Part 7:Evaluation of differential pressure versus flow characteristics
制定年月日
2000年2月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3968:2001(IDT)
国際規格分類

ICS

23.100.60
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
2000-02-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2006-10-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8356-7:2006 PDF [11]
                                                                  B 8356-7 : 2006 (ISO 3968 : 2001)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル
ードパワー工業会(JFPA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 8356-7:2000は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3968:2001,Hydraulic fluid power−
Filters−Evaluation of differential pressure versus flow characteristicsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 8356の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8356-1 第1部 : フィルタエレメントの性能確認手順
JIS B 8356-2 第2部 : フィルタエレメントの組立完全性試験及びファーストバブルポイントの測定
JIS B 8356-3 第3部 : フィルタエレメントのつぶれ又は破裂試験
JIS B 8356-4 第4部 : フィルタエレメントの材料の作動油適合試験
JIS B 8356-5 第5部 : フィルタエレメントの端末荷重試験
JIS B 8356-6 第6部 : フィルタエレメントの流れ疲労特性試験
JIS B 8356-7 第7部 : 差圧−流量特性試験
JIS B 8356-8 第8部 : フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパステスト法)
JIS B 8356-9 第9部 : フィルタの要求性能一覧

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8356-7 pdf 1] ―――――

B 8356-7 : 2006 (ISO 3968 : 2001)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 記号・・・・[2]
  •  4.1 文字記号・・・・[2]
  •  4.2 図記号・・・・[2]
  •  5. 試験装置・・・・[2]
  •  5.1 概要・・・・[2]
  •  5.2 油圧ポンプ・・・・[2]
  •  5.3 油タンク・・・・[3]
  •  5.4 温度制御・・・・[3]
  •  5.5 フラッシング用フィルタ・・・・[3]
  •  5.6 サンプリング用バルブ・・・・[3]
  •  5.7 フィルタの設置・・・・[3]
  •  5.8 試験流体・・・・[4]
  •  6. 測定・・・・[4]
  •  6.1 圧力測定・・・・[4]
  •  6.2 温度測定・・・・[5]
  •  6.3 動粘度測定・・・・[5]
  •  6.4 流量測定・・・・[5]
  •  6.5 流体清浄度測定・・・・[5]
  •  6.6 測定機器精度及び試験条件・・・・[5]
  •  7. 試験方法・・・・[5]
  •  7.1 配管補正・・・・[5]
  •  7.2 試験回路の清浄度・・・・[5]
  •  7.3 フィルタハウジング特性・・・・[5]
  •  7.4 フィルタアッセンブリ特性・・・・[6]
  •  7.5 フィルタエレメント特性・・・・[6]
  •  7.6 バイパス弁特性・・・・[6]
  •  8. 結果の表記・・・・[7]
  •  9. 規格準拠表示・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8356-7 pdf 2] ―――――

1
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8356-7 : 2006
(ISO 3968 : 2001)

油圧用フィルタ性能評価方法−第7部 : 差圧−流量特性試験

Hydraulic fluid power-Filters-Evaluation of filter performance- Part 7: Evaluation of differential pressure versus flow characteristics

序文

 この規格は,2001年に第2版として発行されたISO 3968,Hydraulic fluid power−Filters−Evaluation
of differential pressure versus flow characteristicsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく
作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1. 適用範囲

 この規格は,フィルタ製造業者及び使用者間における油圧用フィルタの差圧−流量特性を
評価するための共通する手順について規定する。ここでいう油圧用フィルタとは,フィルタアッセンブリ
の関連部品であるハウジング,フィルタエレメント及びハウジング内蔵バルブである。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 3968:2001,Hydraulic fluid power−Filters−Evaluation of differential pressure versus flow
characteristics (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部 : 図記号
備考 ISO 1219-1,Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−Part 1:
Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格の該
当事項と同等である。
JIS B 8356-8 油圧用フィルタ性能評価方法−第8部 : フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパ
ステスト法)
備考 ISO 16889,Hydraulic fluid power filters−Multi-pass method for evaluating filtration performance
of a filter elementが,この規格と一致している。
JIS B 9933 油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示
備考 ISO 4406,Hydraulic fluid power−Fluids−Method for coding the level of contamination by solid
particlesが,この規格と一致している。
JIS B 9936 油圧−微粒子分析−運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法

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2
B 8356-7 : 2006 (ISO 3968 : 2001)
備考 ISO 4021,Hydraulic fluid power−Particulate contamination analysis−Extraction of fluid samples
from lines of an operating systemが,この規格と一致している。
JIS K 2001 工業用潤滑油−ISO粘度分類
備考 ISO 3448,Industrial liquid lubricants−ISO viscosity classificationからの引用事項は,この規格
の該当事項と同等である。
JIS K 2283 原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
備考 ISO 2909,Petroleum products−Calculation of viscosity index from kinematic viscosity及びISO
3104,Petroleum products−Transparent and opaque liquids−Determination of kinematic viscosity
and calculation of dynamic viscosityからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
3.1 フィルタ定格流量 (filter rated flow rate) 規定の動粘度における,製造業者の推奨する流量。
3.2 粘度指数 (viscosity index) 流体の温度に対する粘度変化を示す経験的指標。
備考 温度に対する粘度変化が小さいとき,この指数は大きくなる。
3.3 差圧 (differential pressure) 指定された条件における,供試体の入口側と出口側との圧力差。

4. 記号

4.1 文字記号

 この規格では,次の文字記号を用いる。
a) v : 試験流量
b) R : フィルタ定格流量
c) : 静圧
d) 1 : フィルタ入口側の静圧
e) 2 : フィルタ出口側の静圧
f) p : 差圧 (p=p1−p2)
g) : 配管内径

4.2 図記号

 この規格に用いる図記号は,JIS B 0125-1による。

5. 試験装置

5.1 概要

 試験装置は,油圧ポンプ,油タンク,フラッシング用フィルタ,供試フィルタ及び必要な場
合は,熱交換器,そして圧力,流量,温度及び流体の清浄度(6.5参照)を測定するためのすべての装置で
構成される。図1に代表的な試験装置の回路図を示す。JIS B 8356-8に準拠した試験装置も,この試験に
適応できる。試験装置は,汚染物質が試験中に停滞し,再流出するような箇所がないように構成しなけれ
ばならない。
油タンクに半分つ(漬)かったリターンフィルタを試験するときは,図1の供試フィルタの下流に位置
する試験設備[流量計,熱交換器(圧力調整用バルブは必要ない。)]は供試フィルタの上流に設置する。

5.2 油圧ポンプ

 試験に必要な最大流量と同等又はそれ以上の定格流量の油圧ポンプを用いる。吐出し
圧力は,供試フィルタとフラッシング用フィルタとを含め,試験装置全体に必要な流量を供給するのに十
分なものとする。試験装置は,流量を0(ゼロ)から最大値まで連続的に変化する機能をもつ。圧力脈動
は,要求精度で圧力を読み取れるように減衰しなければならない。

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B 8356-7 : 2006 (ISO 3968 : 2001)
7 7
8
11 10 9
≧5D ≧10D ≧5D ≧10D
6
12
3
5
1
2
4
1 油タンク 7 圧力計
2 可変容量形ポンプ 8 差圧計
3 フラッシング用フィルタ 9 流量計
4 サンプリング用バルブ 10 圧力調整用バルブ
5 温度計 11 熱交換器
6 供試フィルタ 12 流量調整用バルブ
図 1 フィルタアッセンブリの差圧−流量特性試験回路例

5.3 油タンク

 底部が円すいで試験における最大試験流量(L/min)の12倍の容量(L)のある油タン
クを使用する。空気の混入(例えば,戻り配管は,油面の下に設置する。)及びじんあいの侵入を最小限に
抑えるように設計する。

5.4 温度制御

 供試フィルタの上流側温度を,表1に示す精度で制御できるように熱交換器を用いる。

5.5 フラッシング用フィルタ

 汚染物質によって供試フィルタの差圧が増加しないように,供試フィル
タよりろ過比(JIS B 8356-8参照)の大きなフラッシング用フィルタを用いる。

5.6 サンプリング用バルブ

 流体清浄度評価のために,JIS B 9936に準拠したサンプリング用バルブを
回路に取り付ける。サンプル箇所でオンラインモニタの接続,又はオフライン分析用流体サンプルの採取
が可能である。

5.7 フィルタの設置

 正規の取付方向で試験装置に供試フィルタを取り付ける。適切なサイズのユニオ
ン継手を用いて供試フィルタを接続する。供試フィルタと圧力測定点との間には,ユニオンと同じ内径の
パイプを用いる。

――――― [JIS B 8356-7 pdf 5] ―――――

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JIS B 8356-7:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3968:2001(IDT)

JIS B 8356-7:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8356-7:2006の関連規格と引用規格一覧